夕食は1Fの日本食レストラン「日本料理 湯河原 華暦(かこう)」でいただきます。
総席数:134席
漆黒と金箔の“琳派モダン”を極めた 壮麗な日本料理レストラン。
「The Premium Dinner~Royal Collection~」を予約していました。
旬の食材や高級食材をふんだんに使った料理長こだわりのコースとのこと。
2014年1月17日~2024年3月14日
ひとり 24,200円 (税込)
ホテル自体が個人では予約できないし、せっかくの機会です。
このレストランで一番お高いコースをチョイス、庶民chirosukeの会員制リゾートの浪費の美学であります。
普段の食生活は「ごはん・おかず・おやつ」と雑把なchirosukeでありますが、どんなお料理をいただけるのか楽しみ~!
「※レストランをご利用の際は、服装を整えてお越しください」との案内がありました。
ドレスコードほどのものでは無いですが、温泉旅館と違って素足にスリッパ、館内着ではダメよということでありましょう。
chirosukeとSちゃん、普通のお洋服を着ております。
ライトアップされた中庭(水庭)が見えるテーブルに通していただきました。
本日のお献立です。
飲み物は日本酒「冷酒」をお願いしました。
スタッフさんのお勧めの銘柄は1合税込で4,000円以上する純米大吟醸でした。
さすがにchirosuke涙目・・・。
それでもせっかくの「The Premium Dinner~Royal Collection~」ですもの、約半分の身請け額の純米大吟醸をお願いしました。
お料理に合うお酒であれば良いです。
器が良い感じです。
蓋を取ると・・・ふかひれでっかい!
ふかひれが入った餡じゃない、でっかいふかひれと餡です。
甘鯛もふかひれもすごくおいしい~。
おいしいとしか言葉でません。
美しいお料理です。
百合根が甘い!
海老も甘い!
塩でいただくとなんておいしいの・・・。
石のような器も熱々でした。
これを煮物というのですね・・・。
chirosukeの知っているお料理では無いことは確か。
おいしいです。
トラフグ!
chirosukeがこのコースを選んだ理由のひとつに「ふぐの薄造り」があったからです。
特に河豚が好きというわけでも無いし、こんな高級食材には普段ご縁が無いchirosukeです。
そんなchirosukeですが、河豚の薄造りには大事な思い出があるのです。
数十年前、初めてお勤めした会社の宴会での出来事です。
当時大阪では有名なふぐ料理専門店に連れて行ってもらったchirosukeは、まだ世間知らずのお嬢ちゃんでした。
お料理はふぐちりのコースで、最初にきれいな絵皿に盛られたフグの薄造りが一人一皿ずつ運ばれてきました。
大阪ではふぐ刺しのことを「てっさ」と言います。
絵皿に薄くきれいに並んだ河豚のお刺身、chirosukeは初めて見ました。
そしてchirosukeはこんなに薄いから食べちゃえ、とばかりにお箸でガーッとお刺身を寄せてポン酢に付けてほぼ一口で食べてしまったのでした。
その時chirosukeの隣に座っていた上司の課長が、周りの人には何も言わずにお店の人を呼んで「この子にもう一皿同じものを持って来て」と頼んだのでした。
chirosukeはもう食べてしまったのに何でかな?ときょとんとしていました。
再度出てきた「てっさ」を前に課長は優しく教えてくれたのでした。
「これはなぁ、いかに河豚を薄く切ってきれいに皿に並べるか、料理人の腕の見せ所なんや。透けている皿の模様を楽しみながら、一枚ずつ剥がすように食べるんやで。その方が絶対おいしいから」
そして課長に言われた通り、薄いお刺身を1切れずつゆっくりいただきました。
「そうそう、おいしいやろ」と課長は笑っていました。
仕事もまだ半人前、学校を出たばかりの社会経験も常識も無いchirosukeでしたが、その時とても大切なことを教えてもらったんだと思いました。
優しかった課長は、その後九州に転勤になり、何も恩返しができずchirosukeは世間知らずのままその会社を退職しました。
あれから数十年、chirosukeは別の会社に勤めて、いろいろ好き勝手に生きてきました。
今でも「てっさ」の事を思い出すと、何て恥ずかしいことをしたもんだ・・・と反省します。
同時に「この子にもう一皿同じものを持って来て」と頼んでくださった優しい課長の声を思い出します。
N課長、人生にとってとても大切なことを教えてくださってありがとうございました。
虎ふぐの薄造り、一切れずつゆっくりいただきます。
おいしいです!
初めていただきました。
おいしい。
虎ふぐ唐揚げ
熱々の唐揚げです。
スタッフさんの「骨が多いので気を付けて。手でどうぞ。」に救われました。
担当のスタッフさん、とても感じのいい方でお料理がさらに楽しい時間になりました。
「握り寿司」
これはメニューにありません。
スタッフさんが「Royal Collectionのコースを選んでいただきありがとうございます。料理長からのお礼のお料理です。」と・・・!
鮪と貝の握りです。
葉っぱの飾りも素敵だし、何よりおいしいです。
メニューに無いというのも織り込み済の演出かも知れませんが、粋です。
chirosuke達は嬉しかったです!
料理長さん、ありがとうです。
お肉、すごくおいしいです。
雪椿という新潟県魚沼産のお米です。
驚いたのがご飯を炊く水も魚沼から取り寄せているのですって!
スタッフさんの説明によると・・・その土地のお米を、その土地の水で炊くことが一番らしい・・・!
chirosuke、恐れ入りました。
炊きあがったご飯はつやつやです。
ご飯、おいしすぎる!
chirosukeのお約束、お釜にはひと粒たりともご飯は残っていません。
お城のかたちのモナカです。
おいしいお料理でお腹いっぱいです。
「The Premium Dinner~Royal Collection~」素晴らしいコースでした。
そして、担当のスタッフさんの丁寧な説明と明るい笑顔が素晴らしかったです。
楽しい食事で心もいっぱいになりました。
料理長さん、スタッフさんありがとう!
ごちそうさまでした。
お部屋に戻ったら、カワウソはレストランに連れていけなかったのでちょっと拗ねていました。
chirosukeは寝る前にお部屋のジャグジーバスに入りました。
ジャグジャグのお風呂、心地よかったです。
広くてふかふかのお布団で早めに眠りについた良い子たちでありました。
chirosuke湯河原に行く 「エクシブ湯河原離宮 2日目朝食(ボールルーム朝食ブッフェ)編」(2024年3月) に続きます~!