映画 「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章 天命篇」


chirosukeは、TOHOシネマズ上野で「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章 天命篇」を観てまいりました。

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章「天命篇」
監督: 羽原信義
原作: 西崎義展
シリーズ構成: 福井晴敏
制作総指揮: 西崎彰司
副監督: 小林誠
音楽: 宮川彬良

2018年 日本
配給:松竹メディア事業部
上映時間: 97分

http://yamato2202.net/

上映期間: 2018年1月27日~
料金:1,600円均一 

「キャスト」
古代進:小野大輔
森雪:桑島法子
島大介:鈴村健一
真田志郎:大塚芳忠
徳川彦左衛門:麦人
佐渡酒造:千葉繁
山本玲:田中理恵
新見薫:久川綾
南部康雄:赤羽根健治
相原義一:國分和人
太田健二郎:千葉優輝
アナライザー:チョー
佐渡酒造:千葉繁
桂木透子:甲斐田裕子
加藤三郎:細谷佳正
篠原弘樹:平川大輔
土方竜:石塚運昇
斉藤始:東地宏樹
永倉志織:雨谷和砂
西条未来:森谷里美
ゴーランド:山路和弘
ノル:比上孝浩
ザバイバル:屋良有作
クラウス・キーマン:神谷浩史
サーベラー:甲斐田裕子
ズォーダー:手塚秀彰
ミル:内山昂輝
テレサ:神田沙也加
デスラー:山寺宏一

chirosukeの感想は・・・
おかえりなさい!デスラー総統!
両手をグーでお出迎えいたしました。

「天命篇」は第11~14話の計4話で構成されています。
第11話 「デスラーの挑戦!」 
第12話 「驚異の白色彗星帝国・ヤマト強行突破!」
第13話 「テレザート上陸作戦・敵ミサイル艦隊を叩け!」
第14話 「ザバイバル猛攻・テレサを発見せよ」

久しぶりです、デスラー砲!
ガミラスの旧体制派の艦隊が残っていたなんて~!
どうかガトランティスをボコにしてほしいchirosukeであります。

そして・・・桂木透子さん、やはりガトランティスのスパイでしたね。
エレベーターですれ違った時の古代くんとキーマンの短いやり取りは良い感じです!
山本玲ちゃん、アンタはいつも「家政婦は見た」状態でドアの後ろにいるんだね。
このスパイ容疑が確定したときのキーマンにchirosukeはドキドキでありました。
桂木とサーベラーは、オリジナルの「サーベラー」のコピーである「純粋体」とか言ってましたが、chirosukeはもう何が何だか・・・であります。
古代アケーリアス文明と絡んでガトランティス人って難しい。

今回、ガトランティス人にも「心がある」ことが解りました。
心がある敵と闘うのは難しいです。
古代くん、波動砲を撃つのを躊躇うんじゃないっ!

反射衛星砲の制御衛星を発見したキーマンの「お仕置きだ」にはchirosukeは両手をグーであります。
この時ばかりは心の中で「存分に、兵長!」と叫んでおりました。
反射衛星砲のお仕置きって言ったら、アレしか無いですよね。(ブーメラン・・・)

テレザート星での、斎藤さん率いる空間騎兵隊の交戦にはchirosukeは目が点です。
良いんだ、中途半端なSF考証なんか無くったってヤマトは強いんだ!

テレサがchirosukeのイメージしていた姿より、くりくりお目目のアイドル顔だったのには、ちょっと涙目になりました。
テレサはやっばり松本零士さん風の切れ長お目目の美少女であってほしかったかなぁ。
そんなテレサの予言?によるとヤマトとデスラーは「縁」で結ばれているのでしょうか。
そうなると今後の展開がもっともっと気になりますね。

第四章「天命篇」先着入場者プレゼントは2週目分を貰えました。
「複製」キャラ原画 /メカ設定線画/「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」キャラ・メカ設定線画です。
2週目は・・・「デスラー&桂木透子&さらば宇宙戦艦ヤマト<新造戦艦 艦内>」でした!

第五章「煉獄篇」は、2018年5月25日~全国で公開予定です。
「私は屈辱を忘れない男だ・・・」
ますます深まる「ヤマト愛」にデスラーがどう動くのかも相まって、とても楽しみなchirosukeであります。

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「生賴範義 展 THE ILLUSTRATOR」


chirosukeは上野の森美術館に「生賴範義展」を観に行ってまいりました。
最終日の午前中でしたが、入場に10分くらい並びました。
会場内は結構混雑していました。

「生賴範義 展 THE ILLUSTRATOR」

http://ohrai.net/

会場:上野の森美術館 本館1F/本館2F ギャラリー
会期:1月6日 (土) 〜 2月4日 (日)
※会期中無休
開館時間 10:00〜17:00
*最終入館は閉館30分前まで
入場料:一般 1,600円

生賴範義(おおらいのりよし)(1935−2015)さんは、日本のイラストレイターです。
油絵風の画法が特徴で、スター・ウォーズやゴジラのポスターで知られる、世界的に有名な人です。
たくさんの書籍や雑誌の表紙絵を描かれ、映画のポスター等でも多くの名作があります。

会場は一部撮影可でした。
まずは文庫本のタワーにびっくり!
生賴範義さんが表紙絵を手掛けられた文庫本タワーは壮観です。
昭和の時代にSFと怪獣とファンタジーが好きだった人ならば、絶対どれか一冊は読んだことがあるはずです。
chirosukeも数冊は読んでいました。

小松左京さんの本も沢山あります。
chirosukeは「復活の日」が大好きでした。
小松左京さんが1964年に書き下ろしで発表したSF小説です。
1980年6月に映画公開されました。
これ、本も映画のポスターも生賴さんなんだぁ。
本で感動して、映画館でボロ泣きした少女chirosukeでありました。
細菌兵器の未知のウィルスで世界が滅亡して、南極にいた人だけが助かって、核ミサイルが爆発して、草刈正雄とオリビア・ハッセーが再会して・・・ああなんて懐かしいの!

あの時代の日本SF文学、日本SF映画って骨太でした。
SFにはセンス・オブ・ワンダーがありました。
そのSFのイメージを絵や形にして見せてくれたひとりが、生賴範義さんだったのですね。

マイクル・クライトンのジュラシックパークの原作本です。
これもchirosukeは夢中で読んだ記憶があります。
この恐ろしい恐竜たちも生賴さんでしたぁ~!

生賴さんは1980年、SF雑誌に発表した「スターウォーズ」のイメージ画が、制作者のジョージ・ルーカスの目に留まり、その続編ポスター用イラストを正式に依頼されたそうです。
そして作成した「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」の国際版ポスターのイラストで海外でも名を知られるようになりました。
スターウォーズのポスターを日本人が描いていたなんてchirosuke驚きであります。

会場には生賴さんのイラストレータ-全貌が、多数のイラスト作品や油彩画によって紹介されていました。
歴史小説や戦国武将の人物画なども描かれていて、もうchirosuke世代は生賴範義さんが描かれた絵が刷り込まれています。
織田信長にしても、伊達政宗にしても、宮本武蔵や戦時下の軍人たちまで、生賴さんの絵そのものが人物として存在しています。
なんて幅広い仕事をされたんでしょうか。

「SFアドベンチャー」のカバーに描かれた女性たちにもchirosukeは感動しました。
伝説を具現化したような惜しげもない裸体にはエロチックさはかけらもなく、それでもカッコよく美しく逞しい。
実在した女性もそうでない女性も、圧倒的な想像力で存在している。

生賴さんの作品の膨大な数、多様性は好き嫌いを超えてすごい才能です。
これはイラストという芸術です。
絵という媒体でchirosukeに訴えかけてくるし、それは時代を映すメディアのひとつです。
chirosukeは、画家とイラストレイターと漫画家の境界が解らなくなりました。

決してchirosukeの好きな絵ではありませんが、コドモchirosukeの時代からずっとSFやファンタジーの世界を彩ってくれた素晴らしいイラストたちでした。
生賴範義展、センス・オブ・ワンダーに溢れた世界があったこと、今も続いていることを感じることができた展覧会でした。

図録は完売でした。
chirosukeは今回はグッズの身請けは無しです。
最終日に観に行けて良かったです。
お誘いしてくれたSちゃん、ありがとうでした。

ジュリー・テイモア 「夏の夜の夢」 Blu-ray


chirosukeが注文していたジュリー・テイモア演出の「夏の夜の夢」Blu-rayが届きました。
有名なシェイクスピアの「真夏の夜の夢」も演劇少女のお約束であります。

「夏の夜の夢」
原作:W.シェイクスピア 
演出:ジュリー・テイモア 
音楽:エリオット・ゴールデンサール 
撮影:ロドリゴ・プリエト
振付:ブライアン・ブルックス

キャスト
パック:キャサリン・ハンター
オーベロン:デビッド・ヘアウッド
ティターニア:ティナ・ベンコ
アセンズ公シーシアス公爵:ロジャー・クラーク
アマゾン国女王ヒポリタ:オクウィ・オクポクワシリ
イジアス:ロバート・ラングドン・ロイド
ハーミア:リリー・イングラート
ディミートリアス:ザック・アップルマン
ライサンダー:ジェイク・ホロウィッツ
ヘレナ:マンディ・マスデン
ボトム:マックス・カセラ
クインス:ジョー・グラファシ
フルート:ザッカリー・インファンテ
スターヴリング:ウィリアム・ユーマンス
スナウト:ジェイコブ ・ミン=トレント
スナッグ:ブレンダン・アヴェレット
ほか

2014年、ニューヨーク・ブルックリンにある「Theatre for a New Audience(TFANA)」で上演された舞台「夏の夜の夢」の映像版です。

ジュリー・テイモアさんは、アメリカの舞台演出家・映画監督です。
ブロードウェイ・ミュージカルの「ライオン・キング」の演出でトニー賞を受賞されたことはchirosukeも知っていました。
「ライオン・キング」に関してはchirosukeはいろいろと思うところもある作品です。
個人的には内容が「ジャングル大帝」そっくりやん・・・と思っているし、もちろん某劇団の日本公演も観ておりません。
ただ、昔ニュース映像で観たブロードウェイの映像、巨大なパペットや不思議な被りものの動物たちが動き回る幻想的な舞台美術には感動しました。 

「夏の夜の夢」という面白くて不思議で愛に溢れた物語を、どう演出したのかchirosukeは興味がありました。
舞台は前評判も高く、チケットは即完売となった話題作だったそうです。
何より妖精パックを演じているのがキャサリン・ハンターさん!
これは必見です。

「夏の夜の夢」chirosukeの感想は・・・
すごく面白かったです。
キャサリン・ハンターさんすごい!
chirosukeが今まで観たキャサリン・ハンターさんは、イギリスを代表する大女優さんでありながら「おっさん」でした。
NODA・MAP 「THE BEE」英語バージョンでは、だんだん壊れていくサラリーマンのおっさん役でした。
(NODA・MAP 「THE BEE」英語バージョンについては2012年3月3日のブログをみてね)
同じくNODA・MAP「表に出ろいっ!」English version”One Green Bottle”でも、ハゲヅラを被ったおっさん役でした。
(NODA・MAP「表に出ろいっ!」English version”One Green Bottle”については2017年11月5日のブログをみてね)
おっさんにしか見えない大女優さんの演技に、chirosukeは感動しました。

そのおっさんキャサリン・ハンターさんがこの舞台では「妖精パック」にしか見えない!
しかもchirosukeが今まで観てきたどんなパックよりパックでした!
いたずら好きで、かわいくて、小さくて、うっかりもので、不気味で、愛らしい!
このパックが観られただけでBlu-ray身請けして良かったと思うchirosukeです。

舞台の映像化というより、元々映像化を意識していた造りです。
不思議で美しくて恐ろしい妖精の世界が、とても耽美な雰囲気です。
結婚を控えたアテネ公シーシアスとアマゾン国のヒポリタ。
そして、親に背いて許婚との結婚を拒否し恋人のライサンダーと森へと駈落ちをする若い娘ハーミア。
彼女を追う許婚のディミートリアスと彼に恋するヘレナ。
この二組の人間の恋人たちに加えて喧嘩中の妖精王オーベロンと女王タイターニアが登場します。
芝居の稽古のために森へやってきた6人の職人たち、そしていたずらな妖精パックの大失敗によって、もう何が何やらの恋のドタバタが巻き起こります。
夏至の夜、妖精たちと人間たちの面白くも耽美な物語が幻想的に演じられとても楽しいです。

演劇少女だったchirosukeは劇団の研修生だった時、「真夏の夜の夢」の一場面をお稽古で演じたことがあります。
演じたい役を自己申告できたのですが、まず女子がやりたがったのはパックでした。
小柄で機敏な雰囲気のパックを演じたのは、小柄で機敏な女子でした。
次に人気だったのがかわいい愛されキャラのハーミア役。
これも競争率が高かったです。
で、小柄で機敏でもなかったchirosukeがやりたかったのが、ディミートリアスに片思いし、自虐的で毒いっぱいのヘレナ役でした。
chirosukeはなんでみんなハーミアなんかやりたいんだろう・・・絶対ヘレナの方が好き!でした。

そんなchirosukeでしたが、この舞台のヘレナ役さんはすごかったです。
すらっとしたヘレナは小柄なハーミアと取っ組み合いまで演じます。
そして、パックが間違って処方した「惚れ薬」で自分を失った恋人たちはハーミアをボコボコにします。
これはchirosuke大笑いしました。
なんて斬新~!

「夏の夜の夢」はとても美しくエロチックで、ドタバタで楽しい舞台でした。
最後は全員がそれぞれ愛する人と結ばれて大団円です。

芝居の締めのパックの口上がchirosukeは大好きです。
【われら役者は影法師、皆様がたのお目がもしお気に召さずば ただ夢を見たと思ってお許しを。
つたない芝居でありますが、夢にすぎないものですが、皆様がたが大目に見、おとがめなくば身のはげみ。
私パックは 正直者、さいわいにして皆様のお叱りなくば私も はげみますゆえ、皆様も見ていてやってくださいまし。
それでは、おやすみなさいまし。皆様、お手を願います。パックがお礼を申します。】

ジュリー・テイモアの「夏の夜の夢」は素晴らしい舞台でした。
そして、キャサリン・ハンターさん恐るべし妖精パックでありました。

映画 「劇場版 マジンガーZ INFINITY」


chirosukeは「劇場版 マジンガーZ INFINITY」を観てまいりました。

「劇場版 マジンガーZ INFINITY」

http://www.mazinger-z.jp/

監督:志水淳児
原作:永井豪
脚本:小沢高広
キャラクターデザイン:飯島弘也
メカニックデザイン:柳瀬敬之
制作:東映アニメーション

キャスト(声の出演)
兜甲児:森久保祥太郎
弓さやか:茅野愛衣
リサ:上坂すみれ
剣鉄也:関俊彦
炎ジュン:小清水亜美
兜シロー:花江夏樹
ボス:高木渉
ムチャ:山口勝平
ヌケ:菊池正美
弓玄之助:森田順平
のっそり博士:島田敏
せわし博士:塩屋浩三
統合軍司令:石丸博也
列車内アナウンス:松島みのり
マジンガールズ(ブルー):オカリナ
マジンガールズ(ピンク):ゆいP
マジンガールズ(オレンジ):田所あずさ
マジンガールズ(グリーン):伊藤美来
あしゅら男爵(男性):宮迫博之
あしゅら男爵(女性):朴ろ美
ブロッケン伯爵 :藤原啓治
Dr.ヘル :石塚運昇
みさと:植田佳奈
みさとの娘:本渡楓

2018年 日本
配給:東映
上映時間:95分

あの「マジンガーZ」の劇場版アニメです。
♪そ~らに~そびえる~くろがねの~しろ~♪ の「マジンガーZ」です。
1972年に永井豪さん原作で「週刊少年ジャンプ」で連載された「マジンガーZ」です。
搭乗型巨大ロボットの元祖となった「マジンガーZ」です。
兜甲児が「パイルダーオン!」の「マジンガーZ」です。

30年以上の時を経て劇場アニメ化されました。
「超合金マジンガーZ」も持っていなかったコドモchirosukeでありますが、まさか30年以上も経ってから映画館に「マジンガーZ」を観に行くことになるなんて・・・!

「劇場版 マジンガーZ INFINITY」chirosukeの感想は・・・
懐かしさで両手をグーにするくらい面白かったです。
テーマ曲は水木一郎さんがあの主題歌を新録してました。
chirosuke涙目であります。

72~74年に放送されたテレビアニメから10年後の世界が舞台です。
映像の端々に「永井豪」さんへのオマージュというか遊びゴコロが垣間見えました。
(車のナンバープレートとか、冷奴とか・・・)

設定が現代ではなく、当時の物語の10年後ですから、何もかもが「古き良きアニメ世代」です。
悪の科学者Dr.ヘル率いる「悪者:機械獣」たちが大暴れです。
完全な「悪」と「正義」がとってもわかりやすい~。
あしゅら男爵やブロッケン伯爵も元気いっぱいです。

「悪」の定義が絶対です。
何に対する悪なのか、悪の軍団の目的とは?
そんなことは考えなくて良いのよ、だって「悪の科学者」なんだもの。
夢のエネルギー・光子力を狙う地下帝国の首領がDr.ヘルだもん。
そいつらの目的は「世界征服」なんだから「悪」に決まってる!
何のための世界征服かなんてどうでも良いのよ、世界を征服するなんてとっても悪いことだもん。
だから「正義」のために「悪」に立ち向かう「マジンガーZ」をchirosukeは応援するんだ!
気分はすっかりコドモchirosukeであります。

プールが真っ二つに裂け、そこからマジンガーZが現れるとchirosukeのココロもパイルダー・オン!でありました。
ロケットパ~ンチ!
ブレストファイアー!
甲児くん、必殺技をずっと叫んで闘っていました。
音声認識なんだって・・・。
そして、パイルダーオンができるからパイルダーオフもできて当然だとchirosukeはとっても納得しちゃいました。

ボスロボットのへっぽこお笑いシーンや、マジンガールズの登場に意味を求めちゃダメです。
あの時代の適当なユルさが良い感じ、細かいSF考証なんか必要ないです。
お色気シーンは必要ね、だって永井豪ちゃんワールドなんですもの。
chirosuke、マジンガールズはキューティーハニーかと思っちゃいました・・・。

荒唐無稽で夢いっぱいだったあの時代、程よい「ええ加減さ」と、有無を言わさない勧善懲悪がとても直球です。
今だったら「え?いいの?」とちょっと心配になるくらいの設定が、あの時代の良さでもあったのですね。
「ええ加減さ」がだんだん許されなくなっているように感じることも多い今日この頃です。
弓さやかの「次はうまくやります!」に両手をグーです。
chirosukeのお約束「ちゃんとやります!」同様、この台詞で窮地を乗り切れたら・・・。

劇場を出た時には「無敵の力は ぼくらのために 正義の心を パイルダー・オン」されていたchirosukeでありました。

映画「西遊記 ヒーロー・イズ・バック」


chirosukeは中国産の3DCGアニメーション映画「西遊記 ヒーロー・イズ・バック」を観てまいりました。

「西遊記之大聖帰来Monkey
King: Hero Is Back」

http://saiyuki-movie.jp/

監督:ティエン・シャオポン
日本語吹き替え制作/監修:宮崎吾朗

キャスト(声の出演/日本語吹き替え)
孫悟空/斉天大聖:咲野俊介
リュウアー:羽村仁成
混沌:子安武人
お師匠さま:麦人
猪八戒/天蓬元帥:遠藤純一
女妖怪:園崎未恵

2015年 中国
配給:HIGH BROW CINEMA
上映時間:88分

観る前は正直不安でした。
中国アニメって初めてだし、「西遊記」は知ってるけど面白いのかなぁ。
この作品は2015年に中国で公開され、国産アニメとして歴代1位の興行収入(日本円で約192億円)をたたき出す大ヒットだったそうです。

chirosukeの感想は・・・
つっこみどころは多々あるものの、面白かったです。
日本語吹き替えで、声優さんがきちんと演技されているので良かった~。
(話題作りのために中途半端なタレントや役者を起用していないということですね)

誤解の無いように書いておきますが、演技力のあるベテラン俳優や魅力的なタレントさんが、「声優」の仕事をきちんとできるかというとそうでもないのが現実だとchirosukeは思います。
もちろん声優としても素晴らしい演技を聞かせてくれる方もいますが、「声優」のスキルは舞台や映像での演技とはベツモノだと思います。
今回の日本語吹き替えキャストは皆すごく良かったです。

chirosukeの知っている「西遊記」とは別のお話しでした。
三蔵法師も出てこないし、天竺にも行きません。

天界で暴れまわって、お釈迦様に500年間封印された孫悟空が、ひょんな偶然から目覚めたものの本来の力を発揮できずにいます。
自信を失った孫悟空が、それでも子どもを連れ去る妖怪たちに立ち向かっていく姿が描かれています。
長安の町に暮らす孤児の少年リュウアーが健気ですごい強運です。
ご都合主義と言えばそういう展開なんだけど、全体を通して観ると面白かったです。
いろいろと規制も多いと思われる中国アニメですが、エンタメに徹している点は良い感じです。
chirosukeは以前観た「京劇西遊記」を思い出しました。
(「京劇西遊記」については2015年6月20日のブログをみてね)

リュウアーが崩れた岩の下敷きになって、力の無い小さな腕が突き出ているラストでchirosukeは「うわ・・・中国、容赦ない。結構残酷ぅ・・!」と衝撃を受けたのですが、エンドロールで安心!

chirosukeはアニメの技術的な部分は疎いのですが、良く動く勢いのある絵でした。
風にはためく衣装の生地の質感や、ラスボスのオオサンショウウオ?の量感は乏しく残念でしたが、これ中国国産なんでしょ?
アニメーター残酷物語と言われる日本のアニメ制作現場を考えると、日本のアニメ制作側が危機感を持つには十分な出来栄えの「西遊記」だったと思います。

エンドロールでは「宮崎吾朗」の名前を見つけて何でこの名前が?のchirosukeでしたが、日本語吹き替え版の監修を「コクリコ坂から」の宮崎吾朗監督が担当されていたそうです。
吾朗ちゃん、コクリコ坂よりずっといい仕事されていたと思うchirosukeでありました。

「ア・ラ・カンパーニュ」のケーキセット


chirosukeは「ア・ラ・カンパーニュ」でケーキセットをいただきました。

「ア・ラ・カンパーニュ」は1991年に神戸で生まれたパティスリーです。
北千住マルイの4Fにあるカフェは、南仏プロヴァンスのイメージで土壁、テラコッタ、古木、アンティーク家具等で演出された明るい店内です。

旬のフルーツを中心にした見た目もきれいなおいしいケーキがたくさんです。
ケーキセットは無くて、飲み物とケーキを別々に注文しました。

・ブレンドコーヒー 486円
・アッサムティー 594円
・タルト・メリメロ 702円
・タルト・ペルリエ 594円
(すべて税込)

メリメロは新鮮な季節のフルーツをたっぷり使用した贅沢なタルトです。
chirosukeはフルーツがたくさん乗っかったケーキに心が動きます。

ペルリエは、しっかり焼き込んだタルト生地にブルーベリーソースとライム風味のチーズクリームを合わせたブルーベリーのタルトです。
どっちのケーキもすごくおいしかったです。

chirosukeはアッサムティーを頼んだのですが、カフェオレボウルで紅茶が出てきたのでびっくり!
プロヴァンスでは紅茶もカップでは無くてカフェオレボウルでいただくのかなぁ。
おいしい紅茶でしたが、アッサムはミルクティーがおいしいのでchirosukeはミルクを入れていただきました。
すると、これは・・・お椀に入ったお味噌汁みたい。
頭では「おいしいミルクティー」なんですが、ココロが「お味噌汁だね・・・」でいつもの単純chirosuke脳でありました。

明るい雰囲気の店内でいただくおいしいケーキと紅茶、ごちそうさまでした。

「GREEN GRILL グリーングリル」のランチ


chirosukeは「グリーングリル」でランチをいただきました。
以前から気になっていたお店ですが、いつも満席でなかなか機会がありませんでした。

「グリーングリル」は、「野菜の力と大地の恵み」をコンセプトに、全国から仕入れた新鮮なこだわり野菜を、素材の力を生かした調理をしているそうです。
お昼に何を食そうかとウロウロしていて、この時期はお肉やお魚より野菜が一番お高いという結論に達し、じゃあ野菜を食べようと決めたchirosukeとSちゃんであります。
(単純な理由だな・・・chirosukeよ!)

注文したお料理の野菜がとても大きくカットされていて鮮やかな色合いでした。
普段写真撮影が適当なchirosukeでありますが、今回は「なんちゃってインスタ映え」を狙って野菜をアップで撮って見たら・・・なんてキレイ!

「16種野菜とタンドリーチキンプレート」1,280円(税込)

16種類の野菜がとても彩り良く盛り付けられています。
素材そのものを活かした大き目カットです。
ディップソースを付けなくても、野菜の味がしっかりしていました。

タンドリーチキンもおいしいです。
パンとスムージーがついています。

「350gのベジタブル鍋」 1,380円(税込)

季節の野菜の鍋です。
とてもあっさりです。
味付けは特になくて、こちらも野菜本来のしっかりした味でした。

サラダとスムージー、雑穀ごはんがついています。
雑穀ごはんはほんのり甘味があっておいしいです。

「グリーングリル」のランチはとてもおいしくて、野菜の味をしっかり味わうことができました。
彩り良い野菜たちが盛り付けられたお料理は、目にも美しくておいしいです。
楽しんで味わうことができました。

このお店の農園カレーも人気でした。
やっぱり雑穀ゴハンです。
めっちゃおいしそうでした。

おいしい野菜料理、ごちそうさまでした。

舞台「秘密の花園」 東京芸術劇場 Roots vol.5


chirosukeは東京芸術劇場 Roots vol.5「「秘密の花園」を観てまいりました。

「Roots」というのは現代演劇のルーツと言える1960年代~70年代の優れた戯曲を、現代演劇界で活躍している若い演出家で上演するという、東京芸術劇場のシリーズ企画です。

東京芸術劇場 Roots vol.5
「秘密の花園」

http://www.geigeki.jp/performance/theater153/

2018年1月14日(日) 14:00~
上演時間:2時間30分
一幕 60分
休憩 15分
二幕 75分

東京芸術劇場 シアターイースト
座席は 全席指定 A列(最前列 中央ブロック) (6,500円)

作:唐十郎
演出:福原充則
出演
いちよ/もろは:寺島しのぶ
アキヨシ:柄本佑
かじか:玉置玲央
千賀:川面千晶
医師:三土幸敏
女:和田瑠子
殿:池田鉄洋
大貫:田口トモロヲ
中年男:福原充則

chirosukeの感想は・・・
唐十郎さんの世界に溢れた素晴らしい舞台でした。
「秘密の花園」は1982年11月に下北沢・本多劇場の杮落し公演として、唐十郎が書き下ろした戯曲です。
評価が高くアングラの傑作といわれ、唐さんの伝説的な舞台と言われてきました。

演劇少女chirosukeは、この本多劇場の公演をテレビの舞台中継で観ています。
なんだか良くわからないけど、シュールで不思議な抒情に満ちた唐さんの世界に夢中になりました。
本多劇場の杮落しで本水を使い、新しい舞台を水浸しにしたという評判は聞いていました。
唐さんってすごいなぁ、本多劇場ってやるなぁと東京に憧れを抱いていたchirosukeは思ったものです。

その後1985年大阪にできた近鉄小劇場の杮落しは「劇団第七病棟」に唐十郎さんが書き下ろした「ビニールの城」でした。
「ビニールの城」でも、舞台は大きい水槽から流れ出す水で水浸しになりました・・・。
(chirosukeはビニールの城を近鉄衝小劇場で観ています)
唐さんは「新しい劇場に『水をさす』劇作家」と言われるようになりました。

chirosukeは映像で観た「秘密の花園」の初演がとても好きでDVDを身請けしています。
初演のキャストは、いちよ/もろは:緑魔子 アキヨシ:柄本明 大貫:清水紘治 でした。
役者さんの魅力が一杯で、緑魔子さんの怪しいくらいの美しさ、初々しかった柄本明さん、どこまでも自虐的でカッコいい清水紘治さんの演技にchirosukeはドキドキしたものです。

今回、アキヨシ役を柄本明さんの息子の柄本佑さんが演じるというのですから、chirosukeは時代の流れをひしひしと感じつつも楽しみでした。
柄本祐さん、どうしてもお父さんと比べてしまいましたが素晴らしいアキヨシだったと思います。

日暮里にある古びたアパートの一室を舞台に繰り広げられる、プラトニックな愛の物語です。
プラトニックをどう定義するかでしょうが、不思議なエロティシズムに溢れたプラトニックな愛でした。
この部屋に暮らすキャバレーのホステス「いちよ」と、ポン引きの夫「大貫」、この夫婦のところに2年間通いつめ半分居候している「アキヨシ」との奇妙な三角関係が描かれています。

アキヨシにいちよが聞かせる物語にchirosukeは泣けました。
ふたりは「生まれる前の港で、契りを交わした」というのです。
寺島しのぶさんが二役で演じる「いちよ」とアキヨシの姉「もろは」が凄い。
何が凄いって演じ分けと、だんだん二人が一人になっていくみたいな恐ろしい融合感が凄いです。
どっちがいちよ?もろは?
いえ最初からいたのは一人じゃないの?
どっちがいたの?
死んだのはどっち?死んでいないのはどっち?
chirosuke頭がぐるぐるであります。
唐戯曲、相変わらず難解でリリカル!

chirosukeはセンターブロックの最前列の席でした。
休憩から戻るとシートの上にビニールシートが置いてありました。
劇場スタッフさんが「少し水がかかるかも知れませんので・・・」と説明。
chirosukeは心の中で「やったぁ~!水だよ水!」と両手をグーであります。

演出は初演とほぼ同じでした。
土砂降りの雨が嵐になり洪水になり、アパートの一室に水がざばざば流れ込んできます。
そしてボート!
部屋の中にボートが出現し、アキヨシが乗り込み、ポン引きの大貫は「乗せてくれとは言いません。ただこのボートのヘチに掴まらせてください」とchirosukeが記憶していた「ヘチ」という言葉が嬉しかったです。
水ですよ、水!
本水っていいなぁ。
水しぶきをビニールシートで避けながらもしっかり濡れてしまう最前列、最高でありました!

「かじか」を演じた玉置玲央さん。
テレビで何度か観たことはありましたが、クールな風貌からは想像し難い、血まみれでエキセントリックではっちゃけたエネルギッシュな演技にchirosukeは両手をグーです。
これってあの時代のアングラの熱でありましょう。
49段式の自転車にまたがって「秘密の花園」に向かって洪水の中を漕ぎ出すシーンは迫力でした。

舞台に何度も流れる曲は初演と同じ「ブラームスの弦楽六重奏曲第1番」です。
水に呑み込まれたアパートからアキヨシといちよはボートで船出をするのですが、プラトニックで屈折した愛の行き場所はこの世には無いのだなと思い、とても切なくなりました。
もはや、「いちよ」か「もろは」かchirosukeにはわからないけど、寺島しのぶさんの台詞がただただ美しく、ラストchirosukeはボロ泣きしてしまったのでした。

「その港には、幾人もの子どもたちが列をつくっていました。
海は蜂蜜色にとろけて、横づけした船の帆は、お母さんのように温かい風にふくらんでおりました。
・・・・」

「秘密の花園」素晴らしい舞台でした。
パンフレット 1,000円(税込) も身請けしました。
コンパクトですが稽古場写真もあって見応え充分です。
東京芸術劇場Roots企画、 東京万歳であります!

舞台「近松心中物語」


chirosukeはシス・カンパニーの舞台「近松心中物語」を観てまいりました。

「近松心中物語」

2018年1月13日(土) 18:30~
上演時間:約2時間30分
一幕 64分
休憩 15分
二幕 68分
新国立劇場 中劇場
座席は 2F 3列(最後列 中央ブロック)(7,000円)⇒招待券

作:秋元松代
演出:いのうえひでのり
出演
亀屋忠兵衛:堤 真一
遊女梅川:宮沢りえ
傘屋与兵衛:池田成志
傘屋お亀:小池栄子
丹波屋八右衛門:市川猿弥
亀屋後家妙閑:立石涼子
槌屋平三郎:小野武彦
傘屋お今:銀粉蝶

今回のチケットは何と「招待券」でした。
某プレイガイドの観劇モニター募集にダメ元で申し込んだら当選してびっくりのchirosukeであります。
土曜の夜公演だったのでラッキーでした。
座席は劇場に行くまで解らなかったのですがA席で、2Fの最後列でした。
無料なので納得でしょう。

chirosukeはこの演目を21年前、蜷川さん演出で観ています。
1997年9月近鉄劇場で、その時のキャストは、忠兵衛:坂東八十助、梅川:高橋惠子、与兵衛:大石継太、お亀:寺島しのぶ でした。
そのチケットも雑誌の懸賞に応募して当選したタダ券でした。
めったに応募自体しないchirosukeが時を経て2回も同じ演目を無料で観劇するなんて、不思議な感慨があります。

今回のいのうえひでのりさん演出の「近松心中物語」、chirosukeの感想は・・・
すばらしい舞台でした。
chirosuke後半はボロ泣きでありました。
元禄時代の大阪新町の廓を舞台にした2組の男女の物語です。

舞台装置の美しさと場面転換がすごいです。
格子戸が高く組まれた遊郭の桟には、たくさんの赤い風車がついています。
怪しくて美しいです。
盆が回ったり、遊郭のセットが反転すると格子戸そのものが忠兵衛や与兵衛の店になったり、大胆で柔軟な場面転換でした。

梅川を演じた宮沢りえさんは、とても美しいです。
冒頭の太夫の迫力美はすごい!
梅川は、遊女の格付けの中でも最低ランクの見世女郎なんですが、決して品を失わず、儚い雰囲気が良く出ていました。

堤さん演じる忠兵衛は、どうしようもなく生真面目、廓に出入りしたことも無かったのですが、ふとしたことから梅川に出会いお互い一目で恋に落ちます。
それからの忠兵衛は梅川一筋・・・。
身の上を金銭で売買され、意に沿わぬ相手に身請けされようとする梅川を、何とか自分のものにしたいと思いつめ、とうとう御用金に手を出す場面の緊張感と「追われる身」になった現実にchirosukeは泣けました。
それに気づいた梅川の、別の意味での絶望と覚悟にも・・・。

切羽詰まった忠兵衛が「これは身請けの金やぁ~」と御用金の小判をばらまくシーンでは20年前も今回もchirosukeはボロ泣きです。
chirosukeがブログ内で良く使う「身請け」という表現は、その時の忠兵衛の台詞から来ています。

世間知らずのぼんぼんが遊女に入れ込んで公金横領、あげく二人で逃避行の果ての心中もの。
親兄弟、親類縁者に多大な迷惑・・・ではありません。
そんな下世話な話じゃないのよ、これはもう「純愛」です。
どうしようもなく出会ってしまった二人の男女の覚悟、添い遂げるためには「心中」という手段を選ばざるを得なかった時代の恋が、舞台上では本当に切なく美しく描かれています。
chirosukeは舞台の美しさに泣けてしまいます。

解り切っていたことですが、公金横領が発覚して追っ手に追われて逃げる忠兵衛と梅川には悲劇しかありません。
ともに死ぬことを選ぶ二人ですが、忠兵衛と過ごした数日間が何より幸せだったという梅川の言葉にchirosukeは泣けてしようが無い。
雪の中での心中の場面は、怖ろしいまでに美しく哀しいです。

一方、もう一組の男女は、忠兵衛に50両を貸した傘屋与兵衛(池田成志)とその妻、お亀(小池栄子)です。
この二人の存在は、忠兵衛&梅川に対して笑いどころがいっぱいです。
うだつの上がらない婿養子の与兵衛と、世間知らずな箱入り娘で育った若い妻のお亀。
お亀はそれでもそんな夫を好きでたまらないんですね。
小池栄子さんの演技はすごく良かったです。
巧い!

与兵衛が忠兵衛に貸した50両は、与兵衛が独断で店の金に手をつけたものです。
貸した忠兵衛が罪人となりそれがもとで傘屋にも累が及びます。
結果、与兵衛もまた追い詰められて家を追い出されます。
義母のお今(銀粉蝶)が、この与兵衛を罵りながらも、こっそりお金を渡す場面でもchirosukeは涙目です。

お亀は、こうなったら心中しようと言いだし家出をして、曾根崎心中の地、蜆川に与兵衛を連れてくるのですがこのシーンは笑えます。
お亀は、当時流行っていた「心中」に憧れていているだけ・・・。
与兵衛は心中する気なんてさらさら無いのに、お亀の勢いに巻き込まれるという優秀不断さ。
成り行きでお亀が命を絶った後に、自分は死にきれずに生き残ってしまうんです。
なんておバカな夫婦なんだろう、可笑しくって笑っちゃうんですが同時に泣けてくるんです。
蜷川演出の時は「美しいから泣ける」と言われていましたが、いのうえ演出では「人間の業に泣ける」感じがしました。

お亀が世間知らずな若さゆえに「心中」に憧れ、また同時に夫に対する一途な愛も感じさせる小池栄子さんの演技は、本当に素晴らしいと思いました。
そして池田成志さん演じる与兵衛の優柔不断な生き様はとても滑稽です。
ふらふらしていてもどこかでもがき苦しみ、必死にあがいている姿は魅力的で憎めなかったです。
必死になっても死にきれない人間の業は、どうしようもなく哀しくもありました。
乞食坊主となりこの世を流浪しながら孤独に生きながらえる与兵衛は、心中の生き残りの罪を背負い、罰を受けているのでしょう。
できればその罪さえ、許されることを願わずにいられないchirosukeであります。

いのうえひでのりさん演出は、もっと派手なのかなぁと思っていましたが、chirosukeが観た蜷川演出と大きく違っていたようには感じませんでした。
どうしても比較しちゃう部分はありますが、どちらも素晴らしい「近松心中物語」です。
舞台のブログでchirosukeは何度か書いている言葉ですが、「名作でも上演されなければただのノスタルジー」です。
20年前に観た舞台を、今また別の演出、キャストで観て感動し涙を流すことができることは嬉しいことです。
舞台が生き物だと思う瞬間です。

劇場の奥行きを活かした、美しいラストには感動しました。
カーテンコールまで計算された粋な演出だったと思います。
雪道の果てにある新町の廓の賑わいは、一瞬の華やぎでありましょう。
忠兵衛も梅川も与兵衛もお亀も、そこに帰っていくのですね・・・。

chirosukeは江戸川乱歩の言葉「うつし世はゆめ よるの夢こそまこと」を思い出して、拍手をしながら泣いてしまったのでありました。
「近松心中物語」素晴らしい舞台でした。

パンフレット 1,000円(税込)も身請けしました。
招待券が当たったこと、本当に良かったです。
某プレイガイドよ、ありがとうです。
帰り道、chirosukeは心の中で何度も「これは身請けの金やぁ~」とつぶやいておりました。

映画「劇場版「進撃の巨人」Season2~覚醒の咆哮~」


chirosukeは、TOHOシネマズ 上野で本日公開の映画「劇場版「進撃の巨人」Season2~覚醒の咆哮~」を観てまいりました。

「劇場版「進撃の巨人」Season2~覚醒の咆哮~」

http://shingeki.tv/movie_season2/

総監督:荒木哲郎
監督:肥塚正史
原作:諫山創
シリーズ構成:小林靖子
キャラクターデザイン:浅野恭司
アニメーション制作:WIT STUDIO

キャスト(声の出演)
エレン・イェーガー:梶裕貴
ミカサ・アッカーマン:石川由依
アルミン・アルレルト:井上麻里奈
コニー・スプリンガー:下野紘
サシャ・ブラウス:小林ゆう
クリスタ・レンズ:三上枝織
ユミル:藤田咲
ライナー・ブラウン:細谷佳正
ベルトルト・フーバー:橋詰知久
ジャン・キルシュタイン:谷山紀章
アニ・レオンハート:嶋村侑
ハンネス:津田健次郎
ハンジ・ゾエ:朴ろ美
エルヴィン・スミス:小野大輔
リヴァイ:神谷浩史
獣の巨人:子安武人

2018年 日本
配給:ポニーキャニオン
上映時間:120分

週替わりで入場者プレゼントがあります。
今回は「浅野恭司描きおろしコースター」です。
肥塚正史監督のサインがプリントされたコースターが、2種類の中から先着でランダムに配布されます。

今週はエレンとリヴァイ兵長でしたが、もらった袋の中をそっと見てみるとリヴァイ兵長でありました!
アンニュイな表情で、いつものティーカップの持ち方も良い感じです。
chirosuke、よっしゃあ~!であります。

今回の劇場版は2017年4~6月に放送されたテレビアニメ「進撃の巨人」の第2期(第26~37話)をまとめた総集編です。
chirosukeの感想は・・・
テレビシリーズをchirosukeは全部観ているので内容は解っているんですが、大スクリーンで観ると迫力です。
両手をグーにしながら時々涙目でとても楽しめました!
うまく編集しているなぁ。

コニー・スプリンガーの故郷の村の惨状、そこで出会った巨人の姿、発した言葉にはchirosukeも「ええええっ!!」でした。
コニーの衝撃と心中を思うと涙がでます。
壁は壊されていなかった。
巨人はどこからやってきたのか?

ウトガルド城の巨人の襲撃と力尽きて行く兵士たち、ユミルの「ニシンの缶詰め」シーンはさらっと流していましたが、その後のユミルの葛藤と活躍にchirosukeは涙目で両手をグーでした。
クリスタ(本当はヒストリア)危機一髪の時にギリギリ間に合ったミカサと、沢山の調査兵団の兵士たちの立体機動シーンは心に残る名場面のひとつです。
毎度のミカサの精一杯の言語力の低さにも恐れ入ってしまったchirosukeです。

そしてライナー、ベルトルト!
アンタたちどうしたんだ!!
もうchirosukeは衝撃でクラクラします。
攫われたエレンを奪還すべく104期の面々がベルトルトに語りかけるシーンも最高です。
ここは泣けます。
ベルトルトにも泣けます・・・。
どんな理由があるんだろう、どんな秘密を抱えて生きてきたんだろう。
そしてどこに帰ろうとしているのか。

アルミンの「嘘」が結果としてエレン奪還のきっかけになるのですが、アルミンの雄弁さはすごい。
ベルトルトと対峙する場面でアルミンが考えに考えた時の台詞
「何を捨てればいい?僕の命と・・・他に何を捨て去れば変えられる!?他に何を・・・」
その後アニの拷問をベルトルトに囁き始めるのですが、その時のアルミンのニヤリとした表情にchirosukeはぞくっとしました。
以前のアルミンの台詞「何も捨てることが出来ない人には、何も変えることが出来ない。化け物を凌ぐために必要なら、人間性さえ捨てる。きっとアニはそれが出来る。何の為かはわからないけど。でも、それが出来るものが勝つ!」を思い出して、chirosukeは泣きました。
アルミン、今大切なものを捨てたんだな・・・。
それができる者はきっと勝つ!

ライナー、ベルトルト、ユミル、クリスタ・・・それぞれの抱える過去と業のようなものが少しずつ明らかになっていきます。
獣の巨人の禍々しさ、エルヴィン団長の真意などダークな部分も見え始めてきました。
壁とは何か、巨人とは何者か。
エレンに覚醒したのは「座標?」なんだろうか。
座標ってなに?
劇場版、エンドロールの最期まで見逃さないでね。

謎が謎を呼び、すごい勢いで伏線が回収されていく予感のTVアニメ第3期は2018年7月から放送スタートです。
chirosuke、ますます期待する「進撃の巨人」であります。
最後に・・・ハンネスさんさようなら・・・。

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ほうろうって・・・

優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!

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