「開成町 瀬戸屋敷のひなまつり」


chirosukeは神奈川県の開成町に行ってまいりました。

松戸から開成駅まで電車で片道約2時間20分かかります。
松戸から千代田線で代々木上原まで行き、小田急線に乗り換えます。
箱根まで行けちゃう時間であります。

目的は、瀬戸屋敷で開催されている雛祭りを観るためです。
ここの雛祭りは、一般公開されている「ありがり郷瀬戸屋敷」に沢山のお雛様と吊るし飾りが見事らしいです。

「瀬戸屋敷ひなまつり」
期間:令和6年2月17日(土)~3月3日(日)
時間:10:00~17:00
入館料:500円

開成駅に着きました。
曇り空で肌寒いです。

駅の外観。
周囲は住宅街ですが、すぐ近くにマックスバリュがありました。

開成駅からは無料のシャトルバスがでていました。
1時間に1本です。
chirosuke達が到着した時間帯にはバスが無かったので、先にお昼をとることにしました。

開成駅西口から徒歩2分の中華料理店「氷花餃子 開成店」 でお昼ご飯をいただきました。

・氷花餃子(6個) 660円 (税込)

店名にもなっている餃子はとてもおいしかったです。

・担々麺  1,045円 (税込)

Sちゃんが注文した担々麺。
程よい辛さでおいしかったそうです。

・五目あんかけ焼きそば 968円 (税込)

chirosukeは五目あんかけ焼きそば。
スープも付いていておいしい~!
ごちそうさまでした。

駅前に戻りシャトルバスに乗車しました。
瀬戸屋敷まで、シャトルバスで約10分です。

瀬戸屋敷の入口で入館料500円を払います。

こういうイベントって有料(少額で良い)で良いとchirosukeは思います。
無料っていうのはお財布にはありがたいけど、シャトルバスも無料だし、文化財としてお屋敷を守っていくのにオカネは必要だと思うから。
タダより高いもんは無いね~。

領収書になっています。

縁側がある日本家屋。
良い感じです。

あしがり郷「瀬戸屋敷」がある「金井島」地区は、水路を活用した水田と畑が広がっています。
大きな屋敷林に囲まれたお屋敷が、名主職を代々務めてきた瀬戸家です。

あしがり郷 瀬戸屋敷HP

築300年屋敷が、持ち主のご好意で町に寄贈されたそうです。
その後復元等を経て平成17年5月に「あしがり郷瀬戸屋敷」として一般公開されるようになったのですって。
瀬戸屋敷は古民家見学もできますが、さまざまな用途にも活用できるように積極的に開放しているそうです。

いよいよ中に入ります。

雛祭りは、平成15年度に町婦人会の主催行事として始まり、瀬戸屋敷が開園した平成17年度から瀬戸屋敷年中行事のひとつとして実施されているとのこと。
年々来園者が増え、平成19年度には来場者が4万人に迫るまでになったそうです。

入口の左側がお座敷です。
ちっちゃなお人形さんがお出迎えです。

吊るし飾りがすごい!
華やかなピンクはchirosukeの好きな色です。
何となく赤ちゃんのメリーを思い出しました・・・。

吊るし飾りもいろいろ。

いやん、かわいい~!

お雛様です。
立派な飾りです。

瀬戸家は代々金井島村の名主職を務めてきた家柄で、江戸時代から瀬戸家に伝えられてきた雛人形があります。
他に当主の奥さんの姉妹の雛人形等もいつしか揃えて飾る風習になったのだそう。
雛の節句には何組もの雛人形が一緒に飾られます。

この雛段の道具類には大久保氏(小田原藩主)の紋が入っています。
瀬戸家のご先祖が輿入れの時に持参したものといわれている貴重なものなのだそう。
【大久保氏の紋の入った道具類】
・書見台(伊勢物語が書かれています。)・貝合わせ
・手あぶり ・碁盤 ・将棋盤 ・膳部 ・茶道具

江戸時代から受け継がれているお雛様なんですね。
格調高い雰囲気です。

お雛様。
お屋敷が広いと飾る場所もたくさんだぁ。

御殿付きの雛飾り。
華やかです。

吊るし飾りも半端ないです!
美しい~!

手作りのつるし雛は8,000個以上展示されているそうですよ。

地元の蔵から発見された、江戸時代の享保(1716~1736)の頃の雛人形も展示されているそうです。

お雛様って時代を超えて素晴らしいです。
コドモchirosukeはお雛さまを持っていなかったので憧れでありました。

コドモchirosukeよ案ずるな。
オトナchirosukeはいろんな場所に沢山のお雛様を見にいっているよ。
お人形を愛でる気持ちがあれば大丈夫!

2階に続く階段を登ると・・・。

吊るし飾りに彩られた白打掛が良い感じです。

花もきれいです。

お内裏様とお雛様もいろいろです。

1階の土間には大吊るし雛が飾られています。
直径1.5m、高さ2.4mの迫力の大きさです。

隣には光る竹のオブジェ。
中に小さな雛たちが飾られています。

主屋に続く渡り廊下です。

竹の中にもお人形が・・・!
かわいいぞ。

時代によって衣装や髪型が違っていますね。

中庭の景色です。
茅葺の屋根、風情があります。

主屋の広間にもたくさんのお人形が飾られています。
こちらは五月人形。
端午の節句のお祝いです。

勇ましさもある愛らしさです。

これ全部うさぎさんです!
着物が全部違っています。

「新発想の節句雛」だそうです。

かわいいんだけど・・・chirosukeはエイリアンみたいだと思いました。

池の中にもお雛様が・・・!

かわいい~!
椿とお雛様、良い感じです。

あしがり郷瀬戸屋敷には300年を経てなお、表門の薬医門、水車、土蔵、囲炉裏、井戸などがそのまま残っています。
施設としては、奥(オク)・玄関(ゲンカン)・広間(ヒロマ)・女部屋(オンナベヤ)・四畳(ヨジョウ)・お寝間(オネマ)・茶の間(チャノマ)・お勝手(オカッテ)・釜戸(ヘッツイ)・土間(ドマ)・味噌部屋(ミソベヤ)・庭(ニワ)があります。

「あの頃の日本」が人の手に寄って守られてきたのですね。

chirosukeたちは瀬戸屋敷から徒歩数分のところにある瀬戸酒造さんに行きました。
畑が続く景色はのどかです。

瀬戸酒造店さんは、慶応元年(1865 年)創業、神奈川県開成町の酒蔵です。
1980 年に自家醸造を中断していましたが、2018 年から醸造を再開されたそうです。

https://setosyuzo.ashigarigo.com/

古くて新しい感じ。
商品名やラベルもモダンでおしゃれなものがあります。

スタッフさんお勧めの日本酒を身請けしました。

・純米 坂田錦(720ml) 1,650円 (税込)

・かくかくしかじか(720ml) 2,200円 (税込)

瀬戸屋敷に戻って、シャトルバスで開成駅に向かいました。
ちょっと遠かったけど、瀬戸屋敷の雛祭りは楽しかったです。

雛人形を始め、人形には子供たちの健やかな成長の願いが込められています。
もともと子供の身代わり、形代として誕生した人形はどこか不思議な魅力に満ちていると思います。
愛される玩具として、またお守り、魔除けとして、時には身代りとなったお人形たち。
華やかに飾られたお人形達は美しく、たとえ古びて傷みがあっても誇らしげに見えます。

人に愛でられるのがお人形の役目です。
お雛様を見ていると、その目は優しく深く、長の年月を経て、時代の移り変わりを見てきたかのようでした。
人の世とは別の、お人形の世界があるような不思議な感覚でした。

お雛祭りは女の子の成長を祈念して祝う日であるとともに、積年を経て傷んだり古くなったりして一旦役割を終えたお人形達が、かつての愛でられた記憶を思い出して喜ぶような、おめでたい日でもありますように!

皇居三の丸尚蔵館 開館記念展 「皇室のみやび―受け継ぐ美―」


chirosukeは皇居三の丸尚蔵館に 「皇室のみやび―受け継ぐ美―」を観に行ってまいりました。

皇居三の丸尚蔵館(こうきょさんのまるしょうぞうかん)は、東京都千代田区千代田の皇居東御苑内にあり、1993年(平成5年)11月に開館しました。
chirosukeが伊藤若冲の「動植綵絵」を初めて観たのもここです。

2019年から収蔵庫と展示室を拡張するために建て替え工事が始まり、2023年11月3日に建て替えられた第I期棟が開館しました。
2026年(令和8年)に旧館跡地に第II期棟が完成して全面的に再開館する予定だそうです。
chirosukeが行った時も、まだ周囲では工事が進んでいました。

令和5年11月3日~令和6年6月23日まで、4期に分けて皇室ゆかりの多種多様な品々が紹介されています。
chirosukeが行ったのは第2期前期です。

今回、Sちゃんがチケットを取ってくれたのですが、「動植綵絵」が展示されていると思って行きましたが勘違いでした。
国宝・伊藤若冲の「動植綵絵」は全30幅のうち12幅を第1期と第4期に分けて公開されます。
またの機会にしましょう。

皇居三の丸尚蔵館 開館記念展「皇室のみやび―受け継ぐ美―」

https://pr-shozokan.nich.go.jp/miyabi/

会期:令和5年(2023)11月3日(金・祝)〜令和6年(2024)6月23日(日)
●第1期:「三の丸尚蔵館の国宝」 令和5年(2023)11月3日(金・祝)〜12月24日(日)
●第2期:「近代皇室を彩る技と美」 令和6年(2024)1月4日(木)〜3月3日(日)
●第3期:「近世の御所を飾った品々」 令和6年(2024)3月12日(火)〜5月12日(日)
●第4期:「三の丸尚蔵館の名品」 令和6年(2024)5月21日(火)〜6月23日(日)
※各期で会期中、一部展示替えあり

休館日:月曜日(ただし月曜が祝日または休日の場合は開館し、翌平日休館)
開館時間:午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料:一般1,000円
作品点数:第1期:4件(14点)、第2期:約60件(100点)、第3期:約35件(43点)、第4期:約13件(27点)


場所は地下鉄各線の大手町駅(C13a出口)から徒歩約5分です。
日時指定のチケットで、入門にあたり手荷物検査が行われました。
並んで、スタッフさんにバッグ(リュック)の中を見せます。
検査は一般参賀よりずっとユルイ感じですが、これはやらなくてはならないのでありましょう。


出来たての展示室は広々として、とても見やすかったです。
展示品を覆うガラスは透明度が高く、ガラスを通して向こうの展示物もきれいに見えました。

「皇室のみやび―受け継ぐ美―」、chirosukeの感想は・・・
作品点数は少なかったですが、さすが皇室、良いもの沢山持っているなと思いました。

館内はほぼ写真撮影可能でした。

展示室に入ってすぐ、ばばーん!と大きい絵が有りました。
横山大観っぽいなぁと思っていたら、やはり横山大観でした。

「日出処日本」横山大観 昭和15年(1940)

縦2メートル半弱、横4メートル半という特大の画面であります。
富士山と太陽、皇室って感じ。

「金魚」明治時代 瑪瑙

chirosukeは金魚好き。
この二匹の金魚はとても美しいくて愛らしいです。
瑪瑙(メノウ)の金魚。

メノウは微細な石英の結晶が集まってできた石で 、岩の空洞や割れ目に入り込んだ地下水から形成されるそうです。

「雁置物」加納晴雲 大正14年(1925)

「赤枝珊瑚樹置物」 明治時代

サンゴ類の中でも最も珍重されるモモイロサンゴの原木を採取したものだそうです。

写真左 「七宝藤図花瓶」 並河靖之 明治~大正時代

この花瓶は初公開作品なのです。
有線七宝の並河靖之さんの作です。

写真右 「色絵四季花卉図花瓶」 青磁会社 明治13年

葉鶏頭、菊、ビワ、カリンが描かれています。
菊花紋章があります。

「七宝藍地花鳥図花瓶」七宝会社 明治22年(1889)

明治宮殿に飾られていたそうです。
宮殿・・・chirosukeは遠い目をしてしまいました。

「百寿花瓶」 鈴木長吉 明治27年(1894)

一対の銀製花瓶。
それぞれの胴部には様々な字体で、長寿を意味する「寿」の文字を100文字の百寿として表されているとのことです。
とてもおめでたい花瓶であります。

「色絵金彩菊貼付香炉」十二代沈寿官 明治26年(1893)

写真中央が香炉。
何だかすごい香炉です。
すごいけど、chirosukeはもらっても困る・・・。
(誰もくれまいよ・・・chirosukeよ!)

「猿置物」高村光雲 大正12年(1923)

これもとっても高村光雲という感じです。
きりりと引き締まった顔は「猿」です。
chirosukeが良く言う「おサルさん」ではありませんね。

「菊花形燭台」 鈴木長吉 明治27年(1894)

蜜蝋と松脂を煮合わせたもので原型を作る蝋型鋳造によって、菊の花弁を一枚ずつ作り上げているそうです。
すごく優雅な形です。
chirosukeは燭台にも驚きましたが、この展覧会で作品を覆っているガラスの透明度が高いのがわかりますね~。
この燭台は四方がガラスで覆われていますが、そのガラスを通して数メートル先の横山大観の作品がはっきり見えています。
もちろん大観の絵もガラスで保護されています。

作品を写真撮影しても殆どこちらの姿は写り込みません。
すごいなぁ。

写真左上 「ジャポン製蒔絵菓子器」明治時代
写真右上 「色絵菊花図花瓶」薩摩焼 江戸時代後期~明治時代初期
写真左下 「日傘」
写真右下 「七宝唐花文花盛器」濤川惣助 明治22年

「ジャポン製蒔絵菓子器」は、乾燥させた果物のジャボンの皮に蒔絵を施し、菓子器にしたものだそう!
果実の皮に蒔絵!
chirosukeはびっくりです。
この菓子器はとてもきれいで、ころんとした丸い形が良い感じです。

「七宝唐花文花盛器」は濤川惣助さんの作品。
無線七宝の技術と美しさに感動します。

展示会場を出た後、chirosukeは唐突に「竹取物語」でかぐや姫が求婚者たちに求めた5つの宝物を思い出しました。
「龍の頸の玉」「仏の御石の鉢」「蓬莱の玉の枝」「火鼠の皮衣」「燕の子安貝」

皇室への献上品が殆どですが、ここに展示されているのは現実にはあり得ないそんな「宝物」みたいだな・・・。

尚蔵館の外は、寒いけど晴天でした。
これは「同心番所」です。

同心と言えば「隠密同心心得の錠」でありましょう。
「死して屍拾う者なし」ですね。
(あれはTV番組の大江戸捜査網だから・・・chirosukeよ!)

chirosukeは「死して屍拾う者なし」と2回繰り返して小声で呟いておりました。
となりでSちゃんは「これは隠密じゃないから」とクールな対応です。

「百人番所」
横に長い造りで約45mあるとのこと。
隠密同心が100人も!

(だから・・・隠密じゃない! 警備の詰め所だ、chirosukeよ!)

「大手門渡櫓」の鯱(しゃち)です。
戦災で消失した旧大手門渡櫓の屋根に飾られていたそうです。

皇居はとても美しく整備されていて、適度な緊張感も漂っています。
第4期:「三の丸尚蔵館の名品」 令和6年(2024)5月~の「動植綵絵」も観に来たいと思います。

尚蔵館の前にある売店で「菊花饅頭」を身請けしました。
お店の方によると、ここでしか買えない大人気のお饅頭で、午後には売り切れてしまうとのこと。
chirosukeは思わず「ひとつください!」です。

・菊華饅頭(6個入)  900円 (税込)

おいしいお饅頭、濃いめの煎茶でいただこうと思います。

特別展「癒やしの日本美術 ―ほのぼの若冲・なごみの土牛―」 山種美術館


chirosukeは 山種美術館に「癒やしの日本美術 ―ほのぼの若冲・なごみの土牛―」を観に行ってまいりました。

特別展「癒やしの日本美術 ―ほのぼの若冲・なごみの土牛―」
会期:2023年12月2日(土)~2024年2月4日(日)
会場:山種美術館
開館時間:午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日[1/8(月・祝)は開館、1/9(火)は休館
入館料:一般1400円

https://www.yamatane-museum.jp/exh/2023/healing.html

山種美術館は初めてです。

JR恵比寿駅から徒歩10分です。
途中にはおしゃれなケーキ屋さん等があって、chirosukeが入るには結構ハードルが高かったです。
おいしそうなチーズケーキ屋さんには、身請け額に臆して入れずじまいでした。

特別展「癒やしの日本美術 ―ほのぼの若冲・なごみの土牛―」chirosukeの感想は・・・
本当に癒されました~!

この展覧会、大好きな若冲を観たかったのもありますが、今回chirosukeが一番観たかったのがこのかわいい犬たち、長沢芦雪の「菊花子犬図」であります!
この絵だけ写真撮影可でした。

「菊花子犬図」 18世紀(江戸時代) 長沢芦雪  個人蔵

恐るべし、「個人蔵」!
どんな「個人」がこんな絵を所蔵しているのでありましょう。

誰かが、「師匠の円山応挙が描いた犬は賢そうだけど、弟子の長沢芦雪の描いた犬は賢く無さそう」と言ったそうです。
これはchirosukeも「解る!」と両手をグーでした。
どっちもかわいいのですが、今日は「賢く無さそう」なワンコを観たいぞ!

めっちゃかわいい!
コロコロ犬ビームであります。

芦雪の犬たちを「賢く無さそう」と評したのは最高の誉め言葉だとchirosukeは思います。
黄色い野菊が咲く野原で戯れる雑種の仔犬の愛らしさは、そこに存在するだけの束の間の姿が最強なのです。
観ていて涙目になりそうな無邪気な姿です。

他には、伊藤若冲 「伏見人形図」 山種美術館蔵、奥村土牛の「枇杷と少女」 1930(昭和5年)山種美術館蔵が心に残りました。
上村松園の描く女性のたおやかさにも感動しました。

お約束のミュージアムショップでは、クリアファイル、ポストカード、一筆箋を身請けしました。

・A4クリアファイル 菊花子犬図 350円 (税別)

・ポストカード 菊花子犬図・鴨雛 各100円 (税別)

・一筆箋 竹内栖鳳「鴨雛」 380円 (税別)

竹内栖鳳の描く動物も好きです。
「鴨雛」の犬とは別の愛らしさにやられます。

「賢そうに見えない犬たち」、最高でありました!
chirosukeは、仔犬は全部「お利巧さん」だと思っていますが・・・。

お昼ご飯は、九十九ラーメン恵比寿本店でとんこつラーメンをいただきました。

辛もやしと刻みネギがテーブルに置いてあって良い感じです。

・九十九とんこつラーメン(細麺) 870円 (税込)

おいしいラーメン、ごちそうさまでした。
今度恵比寿に来た時は、臆せずチーズケーキ専門店でケーキを身請けしたいと思います。

2023年に観た舞台と映画のランキングです


chirosukeの年末のお約束、2023年に観た舞台と映画のランキングを、Excel表にしてみました。
(2022年分は2022年12月30日のブログをみてね)

今年観た舞台3本、映画12本、美術展15回でありました。
去年は舞台3本、映画19本、美術展20回でしたから、映画、美術展ともに減っています。
舞台も以前に比べたら少ないままです。

コロナが5類に変更となり、娯楽は復活してきたと思います。
しかし、開演直前での公演中止や観客が入った後の中止発表などもたまにあるようです。
劇場の灯が消えることはありませんが、2.5次元物が多く、chirosukeが好きな演目は少なかったです。

コロナ禍で人がひそやかに暮している時も、桜は咲きました。
日本には四季があって、季節ごとに花は咲きます。
chirosukeもできる限り自然の美しさに触れました。

3月・・・松戸市 坂川沿いの河津桜
3月・・・松戸神社のソメイヨシノ
3月・・・夙川公園の桜並木
4月・・・忍野八海の桜
4月・・・えんざん桃源郷ひな飾りと桃の花まつり
7月・・・入谷の朝顔市
9月・・・仙石原のすすき草原
11月・・・那須塩原の紅葉

松戸は自然が多く、近場でも美しい景色を見ることができます。
今年は大阪の実家に数回帰省したり、温泉に度々出かけたりで菜の花や薔薇や紫陽花等を見に行けませんでした。
塩山の桃の花祭りは桃の開花が早く行った時は終わりかけ・・・。
那須塩原の紅葉も色づきが遅く、タイミングが合いませんでした。
自然相手は難しいです。

◆旅行◆
今年も温泉も含め旅行は沢山いきました。
大阪の実家への帰省も5回あり、毎月どこかに行っているような頻度で、chirosukeは遊びまわっておりました。
旅行も表にまとめてみました。

今年も軽井沢のアンシェントホテルには2回行きました。
1月のシーズンオフ1泊目はchirosuke達の貸切状態でした。
GWは3泊して軽井沢を満喫しました。

天龍峡には片道5時間かけて行きましたが、行ったかいがありました。
飯田市の味噌蔵元の甘酒や味噌は大変おいしかったです。

塩原温泉の「湯の花荘」がとても気に入って紅葉の時季にも行きました。
「殺生石」を見に行って、コドモchirosukeが感じていた「理不尽な物語」に向き合えました。

「坐忘」にも2回行きました。
洞窟風呂と茶料理は最高です。
お友達にも紹介できて良かったです。

宮城県では「こけし村」でこけしの奥深さに驚きました。
「蔵王キツネ村」でホッキョクシロギツネの赤ちゃんを抱っこできたことは嬉しかったです。

水上温泉の「尚文」では夏のごちそう「鮎づくし」のお料理で、夕食に鮎をひとり4匹いただきました。
また夏に行きたいと思います。

「山形座瀧波」のエンタメ感いっぱいのおもてなしには感動しました。
是非リピートしたいお宿です。

忍野八海は雨でしたが景色は美しかったです。
またリベンジしたい場所です。

福島の「里の湯」の貸切風呂には感動しかありません。
また会津の「三五八」はお料理に欠かせないものとなりました。

◆舞台◆
chirosukeは楽しみのために、お仕事の合間の時間とお金をやりくりして劇場に行きます。
毎回ですが「きらいなものをきらいというより、好きなものを好きだと言おう」がモットーのブログなので、今回も★マークで振り返ってみました。
公演数は少ないですが、2023年舞台ランキング表です。

chirosukeの「良かった舞台」の定義は「同じチケット代でもう一度同じ舞台を観たいか?」です。
★の数で記載しました。
(チケット料金は割引・リセール等実際に購入した金額で記載しています。手数料や送料等は入っていません。)
★★★・・・無理しても観たい(チケット代を何とか工面してでも時間作って観たい)
★★・・・機会があれば観たい(お金と時間に少し余裕があれば観たい)
★・・・余裕あれば観たい(たまたまお金もあって暇ならば観たい)

ウクライナの戦争は終わりが見えず、心が痛いです。
観たいバレエの来日公演はほとんどありませんでした。
マリインスキー劇場やボリショイのバレエを再び喜んで観ることができる日が来るのでしょうか。
世界のあちこちで起きている分断と紛争に、芸術はなりを潜めざるを得ないのかもです。

チケットを取っていた「マチルダ」が、帰省と重なり観られなかったことは残念です。
そして「ファインディング・ネバーランド」は間違いなく名作です。

◆映画◆
2023年映画ランキング表です。
chirosukeの「良かった映画」の定義は「通常料金で満足できたか」です。
こちらも★の数で記載です。
★★★・・・通常料金でも満足(これは絶対映画館で観ないと損)
★★・・・割引デー(1,000円程度)なら納得(映画館で観る価値はあり)
★・・・TVで充分(わざわざ映画でなくても・・・)

映画は楽しめる作品が多かったです。

「かがみの孤城」では原作の素晴らしさが際立つ演出で良かったと思います。

「鬼滅の刃」は大スクリーンの迫力と声優さんの力量に泣きました。

「バビロン」は退廃的で豪華でやり切れない作品ですが、chirosukeは大好きです。
なぜこの作品より「あっち」の作品がアカデミー賞をとったのか・・・。
アカデミー賞という権威に疑問符がいっぱいです。

「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」でハリソン・フォードが臆せずに演じた「老い」には共感できました。
chirosukeにとって永遠のジョーンズ博士でありました。

「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」には泣きました。
深い・・・本当に深いテーマです。
これをしっかりエンタメで見せてくれるのは素晴らしい!

「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」は凄い作品だと思います。
娯楽だもの、こんな世界観が良いじゃないか!

◆美術展◆
美術展は展示内容がバラエティに富んでいるので今回もランク付けは無しです。
例年通り、一覧表だけ作成しました。
(チケット料金は割引適用後、特典付きチケットの場合はその料金で記載しています)

コロナをきっかけに美術館は行きたい時に気軽に行ける場所では無くなりました。
日時指定のチケットが通常化してきました。

軽井沢に新しくできた安東美術館には2回行きました。
藤田嗣治だけの美術館。
作品ももちろん素晴らしいですが、この美術館をつくられた安東夫妻の心意気に感動します。

「ヒグチユウコ展」はとても素晴らしく、chirosukeの「大好き」が広がりました。
ぬいぐるみの「ニャンコ」に泣きました。

コレクションしているアンティークでは、フランスアンティーク「メルスリーボックス」やクロモスの額が増えました。
「Art Y’s 」さんのセレクションボックス、富野有紀子先生のうさぎドールもお迎えできました。
コドモchirosukeが「わぁ~! すごい!」と驚くような可愛らしさでありますよ。

自由が丘の「ボンクラージュ」が来年3月で閉店してしまうのは残念ですが、オンラインショップの復活を心待ちにしたいと思います。
閉店前にお店に行けたのも東京にいるからこそです。

chirosukeは来年も引き続き、座右の銘
「ええかげんは芸の神髄、意味づけは時の権力」
「人生は深刻だが、芸術は楽しい」
でやっていきます。

去年と同様、どんな時でも人の想像力は無限だということを信じていきたいです。
舞台やコンサートが制限なく開催されますように。
行きたい時に気軽に美術館に行けますように。
海外との文化交流が復活しますように。
日本中の観光地に活気が戻りますように。
そして、ウクライナやガザの人たちに一日も早く安息の日々が訪れることを願ってやみません。

来年も、心の奥に届く美しいもの、楽しいものに出会えますように!

「高精細複製品で綴る日本の美」 キヤノンギャラリー


chirosukeは品川のキヤノンギャラリーで開催されている「高精細複製品で綴る日本の美」
を観に行ってまいりました。

「高精細複製品で綴る日本の美」
イメージングテクノロジーと伝統工芸の融合
開催日程:2023年10月11日(水)~11月16日(木)
開館時間:10時~17時30分
休館日:日曜日・祝日
会場:キヤノンギャラリー S (住所:東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー1階)
入場料:無料

https://canon.jp/personal/experience/gallery/archive/tsuzuri-50th-sinagawa

キヤノンギャラリーは、JR品川駅港南口より徒歩約8分です。

この展覧会は、キヤノンと特定非営利活動法人 京都文化協会(以下京都文化協会)が共同で行う「綴プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)の技術を用いて制作した、文化財の高精細複製品を展示する作品展です。

「綴プロジェクト」で制作した高精細複製品は、キヤノンの先進のデジタルイメージング技術と京都の伝統工芸の技の融合により、オリジナルの文化財を忠実に再現しているのですって。

※展示会場は写真撮影OKです。

「竹に虎図襖」
江戸時代17世紀に描かれたもの。
原本:狩野山楽・山雪 筆

展示されているのはその一部です。
これは「重要文化財」です。

ここに展示されているのはすべて「複製品」です。
一般の展覧会などで観ることができる「本物」はひとつもありません。
ですが、この再現力ってどうよ!

事物の文化財は、作品保護の観点から大切に保管されていたり、展示そのものができなかったりします。
日本の貴重な作品が、歴史の中で海外に渡ったりして鑑賞の機会が限られていることも多い。
複製品だと、、ガラスケース無しでの展示や、ごく間近で鑑賞することもできますね。

絵そのものは複製ですが、サイズは実物と同じです。
襖絵の引手や、屏風の折り目、紙の毛羽立ちや経年のしみ、汚れなどの劣化まで本当に忠実に再現されていてchirosukeはびっくり!

虎の絵をじっくり近くで観て、こんなに緻密に描かれていたのかと驚きます。

「江戸風俗図屏風」
原本:菱川師宣 筆
スミソニアン国立アジア美術館 所蔵

滅多に観られない作品ですね。

この作品の細部をこんなに近くでじっくり見られるなんて・・・!
しかも写真撮影できます。

chirosukeは実物大の図録を観ている気分です。
図録の印刷より実物に近いのでしょう。

風俗図はchirosukeの好きなカテゴリーです。
じっくりゆっくり鑑賞いたしました。

「見返り美人図」
原本:菱川師宣 筆
東京国立博物館 所蔵

有名な絵です。
掛け軸の再現性にも驚き・・・!

「夏秋草図屏風・なつあきくさずびょうぶ」
原本:酒井抱一 筆
東京国立博物館 所蔵

重要文化財です。
これ、きっと本物を観たことがあるはず・・・。
chirosukeは本物と複製の見分けがつきません。

「樹花鳥獣図屏風」
原本:伊藤若冲 筆

若冲の代表作のひとつ。
屏風になっているのがすごいです。

写真上
「風神雷神図屏風(ふうじんらいじんずびょうぶ)」
原本:俵屋宗達 筆
国宝です。

写真下
風神雷神図屏風(ふうじんらいじんずびょうぶ)
原本:尾形光琳 筆 
重要文化財です。

宗達と光琳をこんなにじっくり、実物大で比較できるなんて素晴らしいです。
国宝と重文の違い・・・。

本物同士では実現は難しいことでありましょう。
素晴らしい体験ができたと思います。
日本の文化財を身近に感じる鑑賞体験や、作品保護という意味でも「複製品」の役割は大きいと思いました。

展示会場を出て、chirosuke母の言葉を思い出したchirosukeです。
好きな画家のリトグラフや油彩画を、少しですが頑張って手に入れたchirosukeにさらりと言ってのけた言葉・・・。
「カレンダーやったらアカンのか?」

難しい質問です。
とても難しい・・・。
答えは・・・考え中であります。

chirosuke山形県に行く 「鶴岡市立加茂水族館 クラゲドリーム館 編」(2023年9月)


瀧波から鶴岡市立 加茂水族館迄は、途中高速道路を利用して片道約2時間30分かかります。

chirosukeが山形県に来たかった一番の理由は、「加茂水族館」のクラゲを観たかったからです。

加茂水族館は山形県の海側にあります。
水族館近くのお宿も検討したのですが、遠いけど「瀧波」にして良かったです。

お天気は快晴。
青空です。
毘龍軒(びりゅうけん)の木造建築か映えます。

玄関の「杉玉」良い感じです~!

お天気が良いって素晴らしい。

ストレス、糖尿病、痛風などに著効があるといわれる「飲泉処」。
昨日飲めなかったので少し飲んでみました。
置いてある紙コップにちょこっと入れて・・・ほんのり硫黄の匂い。
大涌谷の黒たまごの匂いです。
味はちょっとしょっぱいかな。
おいしいとは思えませんが、薬だと思えばね・・・。

400年の歴史がある薬医門。
茅葺の屋根と青空が良い感じです。

朝食後すぐに出発しました。
瀧波を出たのが9時前です。

約1時間後、山形県寒河江市にある「さがえサービスエリア」で休憩です。

売店で飲むヨーグルトを身請けして車中でいただきました。
何気に乳飲料好きなchirosukeであります。

・鳥海高原のむヨーグルト 150ml 180円 (税込)

・紅花の里から のむ!ヨーグルト 190円 (税込)

「鳥海高原のむヨーグルト」は、山形県酒田市の鳥海やわた観光株式会社の商品です。
「紅花の里から のむ!ヨーグルト」は山形県西村山郡河北町にある奥羽乳業協同組合の商品。
どちらも加糖でほんのり甘くおいしかったです。

紅花についてchirosuke、調べてみました。
紅花は江戸時代中期以降は、現在の山形県最上地方等で盛んに栽培されたそうです。
米沢藩では江戸時代初期に紅花の買い上げを始め、商品化して京都・大坂に送ったとのこと。
ひらたくいえば紅花で大儲けしたということでありますね。

山形県ではベニバナが県花になっています。

瀧波を出発してから約2時間半、「鶴岡市立 加茂水族館」に到着しました。
Sちゃん、運転ありがとう。
予定通り、カーナビって素晴らしい!

瀧波のある南陽市は晴天だったのに、加茂水族館ではどん曇りで、雨がポツポツ降り始めました。
海もグレーでちょっと残念。

ここで山形県の地理を少し・・・。
山形県は4つの地方に分かれています。
・村山地方…県庁所在地の山形市がある中心部
・庄内地方…酒田市、鶴岡市のある海側
・置賜地方…米沢市のある県南部
・最上地方…新庄市のある県北部

chirosukeたちは南部の置賜から海側の庄内にやってきたというわけです。

県内には最上川が流れています。
松尾芭蕉の俳句、「五月雨をあつめて早し最上川」でありますね。

「鶴岡市立加茂水族館」はクラゲの水族館「クラゲドリーム館」として世界中のクラゲを展示しています。

https://kamo-kurage.jp/

chirosukeは特にクラゲ好きというわけではありませんが、クラゲをじっくり観たことがありません。
中華くらげは食感が大好きですが・・・。

開館時間:9:00~17:00 ※最終入館 16:00 年中無休
入館料:一般 1,000円

チケットにもやはりクラゲ・・・。
GWや夏休み、三連休等の繁忙期は入館規制があるようですが、chirosuke達が行った時は並ぶことも無く普通に入れました。
お客さんはそこそこ多いです。
お子ちゃま達も沢山いました。

まず、「淡水魚コーナー」「海水魚コーナー」があります。
これは「鰯(イワシ)」です。
いやん、いっぱいだぁ~!
元気よくキラキラして泳いでいますが、chirosukeは「刺身・・・ショウガ煮付け・・・蒲焼・・・イワシロール・・・」と頭の中で不埒なキーワードがぐるぐるです。

おっとイケナイ!
そうだ、カワウソを連れてきたのでした。
さぁ、イワシだ!
およげかわうそくん!
(あまりに昭和だな・・・chirosukeよ!)

タラです。
カワウソ、水槽にへばり付いて見ています。
大きいお魚に食われそう・・・。

イソギンチャク、とてもきれいです。

chirosuke、心はすでにジュール・ヴェルヌの「海底二万里」であります。
(いきなり海底っていったい・・・chirosukeよ!)

いよいよ「クラネタリウム」です。
加茂水族館では、常時約80種類ものクラゲを展示 しているそうです。
「クラゲ栽培センター」では、様々な成長段階のクラゲを観察できます。

え?クラゲって栽培するの?
細かいことはさておき、クラゲの世界にGO!

ひゃあ~!
くらげがいっぱい!
美しい! 不思議!
そして、ナニコレカワイイ!

クラゲ、大小様々。
形も色も透明度も様々!
なんてきれいなのでしょう。

これって、何匹か「地球外生命体」が混じっていませんか?

どれが「地球外生命体」でしょうか?

「地球外生命体」の疑いが濃厚です。

あ!
とうとう見つけてしまいました!
このなかに「地球外生命体」がいます!

シイタケとかエノキダケのようなフリをして、「カロリーないよ~」って人畜無害を装っていても、chirosukeは騙されないぞ!
どこから来た?
「アルクトゥールス系のトラルファマドール星」だな!
どうだ、図星であろう!
目的はなんだ?
(いい加減、やめなさい・・・chirosukeよ!)

「鶴岡市クラゲ研究所」です。
飼育員さんたちの「クラゲ愛」が半端ないです。

やっぱり「栽培」してるぅ~!
ミズクラゲの赤ちゃん!

ミズクラゲの寿命は約1年だそう。
この寿命は、クラゲの世代の寿命です。
「ポリプ」の世代の寿命はクラゲの世代よりも長く、何年も生きるそうです。

クラゲは、オスメスの有性生殖によって生まれます。
受精卵から「プラヌラ」と呼ばれる幼生になると、メスの体から離れて海の中を泳ぎ、岩や貝殻などに付着し「ポリプ」になります。
ポリプは流れてきたプランクトンを、触手を使って捕食しながら成長します。
ポリプからは時々花のような形をした「エフィラ」が発生し、このエフィラが成長すると、クラゲの形になるのですって。
chirosuke、全く知らない世界でした。
クラゲに雌雄があることも初めて知りました。

カワウソ、クラゲを観るの図です。

「ほぼ地球外生命体」だ、カワウソよ!

とても不思議な姿です。

ふわふわと漂うクラゲたち。
この子たちには上下左右の概念がないのですね・・・。

あ!
まさに彗星がカワウソに激突寸前!
逃げるんだ!
カワウソ!

彗星が直前で方向転換したため、危険は回避されました!

椎茸じゃないよ、クラゲだよ。
chirosukeの疑問・・・、クラゲの脚はからまないのでしょうか?

まるで、未知との遭遇!

カワウソ、クラゲと意思疎通できている?

水槽で見ると美しいです。
でも、これらが水中を漂っているのかと思うと・・・海に入れないchirosukeであります。

すごい姿です。
脚?
何本あるのでしょう。

近くで観ているカワウソもびっくりでありましょう。

クラゲの種類ってすごい・・・。
chirosukeは昔読んだSF小説の一節を思い出しました。

「必要なら自然はどんな形でも作り得る」

クラゲは「地球外生命体」ではありませんでした。
クラゲの中に宇宙がありました。

加茂水族館が世界に誇る、直径5 メートルの水槽「クラゲドリームシアター」です。
浮遊する約1万匹のミズクラゲがすごい!

ミズクラゲ圧巻です。
じっとみているとゆっくりゆっくり回転しています。

冬季には期間限定でライトアップされるそうです。
幻想的であります。
定期的にコンサートも行われているのですって。

水族館内には「ひれあし広場」「ひれあしプール」があります。
アシカやアザラシ=「ひれあし類」ですね。

「ひれあしプール」は庄内の海や岩礁地をイメージして創り上げた「ひれあし類」の展示プールなのだそう。
下の写真はカリフォルニアアシカです。
chirosukeが観ている間は、岩場にあがることはありませんでした。
目が大きくてかわいいです。

グッズショップで売っていた「カワウソ」は、とてもリアルでちょっと攻撃的な雰囲気。
うちの「カワウソ」とはベツモノであります。

水族館を出て駐車場に戻ると雨がしっかり降っていました。
カワウソよ、クラゲを観て楽しかったかい?

山形までクラゲを観に来て本当に良かったです。
クラゲが宇宙を内包していることが解り、大満足のchirosukeでありました。
何より、加茂水族館の飼育員さんたちの「クラゲ愛」の奥深さに感銘を受けました。

水族館の中にもレストランはありましたが、旅館への帰り道でお昼ご飯をいただくことにしました。
山形と言えば「芋煮」でありましょう。
Sちゃんが芋煮を食せるお店を探してくれて「和定食 滝太郎」さんに向かいました。

https://takitaro.co.jp/

インターネットって素晴らしい!

chirosukeとSちゃんは二人とも「9月の月替定食」を注文しました。

・9月の月替定食 1,700円 (税込)

庄内風芋煮、お造り2種、鮭の梅しそフライ、なめこおろし、ごはん、漬物

ボリュームたっぷり、おいしい定食でした。
chirosukeたちは、お漬物が初めて食べる野菜だったので、スタッフさんに「これは何のお漬物ですか?」と訊いたら・・・
スタッフさんは当たり前のように「めろんこ」だって・・・。
は?めろんこ?
「すみません、千葉から来たので解らないのですが、めろんこって何ですか?」
ここでスタッフさん、納得されたようで教えてくださいました。

めろんこというのは、メロン子。
山形県庄内地方は全国でも有数のメロンの産地です。
大きく立派なメロンを育てるために、小さいうちに摘みとられた「摘果メロン」を「メロン子」というのですって。
未成熟のため甘さは全く無く、実も固いのですが、地元では漬物の材料として人気があります。
地元では季節になると、スーパーで普通に売っているそうです。

メロン子、初めていただきました。
瓜みたいでおいしいお漬物でした。

そして、chirosukeたちが驚いたのが「芋煮」です。
これ、chirosukeが東京の東北物産展などで食したことのある「芋煮」と違う・・・。

こういうのを関西では「トン汁」と言います。
Sちゃんと小声で、「これ、小芋が入った豚汁やんね・・・」とヒソヒソ。
後で解ったのですが、山形の「芋煮」は、庄内と内陸で違っているとのこと。
庄内風は豚肉を使った味噌味、内陸部は牛肉を使った醤油味なのだそう。
地域で食文化は違いますね。

おいしい定食、お腹いっぱいになりました。
ごちそうさまでした。

途中立ち寄った鶴岡市にある、「庄内観光物産館 ふるさと本舗」です。
庄内地方をはじめとするお土産・特産品が沢山ありました。

「庄内観光物産館 ふるさと本舗」HP

Sちゃんはスナック菓子や乾麺を買ってました。

chirosukeは「田村牛乳」さんのグッズのひとつ「田村牛乳スープジャー」を身請けしました。

・田村牛乳スープジャー 2,530円 (税込)

株式会社田村牛乳さんは、 山形県酒田で創業89年になる乳製品のメーカーさんです。
レトロなグッズがchirosukeの心をくすぐります。
かわいいスープジャー、涼しくなったら使うんだ~!

そして興味深いPOPが!
庄内の芋煮は「トン汁」で正しい~!
実際に来ないと解らないことも多いです。
思い込みや知識だけでは計れない「経験値」でありましょう。

恐るべし、「芋煮」!
奥が深いです。

庄内から置賜に戻る途中の景色です。
雨は止んでいました。
稲が育っておりますね。
山形のおいしいお米であります。

「月山湖(がっさんこ)」も見えました。
山形県中央を流れる寒河江川に造られたダム湖です。

16時過ぎに瀧波に戻ってきました。
スタッフさんに訊くと、こちらでは雨は全く降らなかったとのことでした。
遠くまでお出かけしたchirosukeたちでありました。
お部屋に戻って夕食前にお風呂に入りましょう。

chirosuke山形県に行く 「赤湯温泉 山形座 瀧波 2泊目カウンターライブキッチン夕食 編」(2023年9月) に続きます~!

chirosuke群馬県に行く 「月夜野びーどろパーク 編」(2023年7月)


「道の駅みなかみ水紀行館」を出発したchirosukeたちは、「月夜野びーどろパーク」に向かいました。

車で約25分の距離です。

「月夜野」のいう地名はとてもきれいです。

月夜野町は、群馬県の北部、利根郡にあった町だそうです。
2005年10月1日、水上町、新治村と合併し、みなかみ町となり、町としては無くなってしまったのですね・・・。

「月夜野びーどろパーク」は群馬県みなかみ町にある、世界に誇るガラス製造の技術と歴史を持つ「月夜野工房」が展開する“ガラスのテーマパークです。

https://www.vidro-park.jp/

ガラス工場見学もできたようですが、とても暑い日だったのでchirosuke達はガラスショップだけ行きました。

ガラス美術館やレストランもあります。
レストランは月夜野クラフトビールの醸造所に直結しているとのこと。
きっとおいしいだろうけど、今日は車だしね・・・諦めました。

ガラスショップの入口です。
スタッフの方に確認して、写真撮影はOKとことでした。

みなかみ風鈴、涼し気です~。

きれいなガラスの器がたくさん!

夏野菜みたいな器、欲しくなっちゃいます・・・。
おうちの食器棚はいっぱい・・・諦めました。

ガラスのお醤油さしも良い感じです。

普段使いにちょうどいいグラスを見つけました。

せっかく月夜野に来たのだもの、ひとつくらい欲しいよね。
ピンクとブルーのビアグラスをペアで身請けしました。

・ビアグラス 1個 1,400円 (税別)

泡立ち加工が施されているので、ビールを注いだときにきめ細かな泡ができるのですって。
ビアグラスですがアイスティーやお水にも使えそうです。

「月夜野びーどろパーク」は、上越新幹線の上毛高原駅からタクシーで約5分。
上毛高原駅から無料送迎バスもあるみたいなので、涼しい季節に再訪したいと思います。
その時は工場見学と地ビールも!

「月夜野びーどろパーク」を出て帰路につきました。

chirosuke群馬県に行く「お土産編」ただいまと言って家に帰りつくまでが遠足(2023年7月) に続きます~!

chirosuke宮城県に行く「弥治郎こけし村 編」(2023年6月)


chirosukeは2泊3日で宮城県に行ってまいりました。

chirosukeの宮城県旅行、今回の目的は・・・
宿泊旅館「四季の宿 みちのく庵」でゆっくり過ごすこと。
いつものお約束、温泉で全力でだらけることであります。

上野から東北新幹線で白石蔵王まで行き、白石蔵王でレンタカーを借りて宮城県をウロウロすることにしました。
レンタカーの運転と行先はSちゃんにお任せすることにして、早起きして上野から東北新幹線で白石蔵王に向かいました。

上野駅で朝ごはんの駅弁を身請けして、予定通り7:50発の新幹線「やまびこ」に乗車。

赤い車輛がカッコ良い「やまぴこ」号。
緑色の車両と連結しています。

普段朝ごはんを食さないchirosukeですが、駅弁はおいしいです。
今回のchirosukeの駅弁は季節弁当です。

・季節弁当「涼」 900円  (税込)

ヤクルトも1本身請けして飲みました。
朝から元気出して行こう!
Sちゃんは軽めにコンビニのサンドイッチでした。
おいしいお弁当、ごちそうさまでした。

生憎の雨ですが、明日からは晴れる予報です。
カワウソは雨粒が流れる窓にはりついて外の景色を眺めております。
雨でも嬉しそう~!

早起きしたうえ、お腹一杯のchirosukeは車中でウトウトでありました。
上野から白石蔵王までは東北新幹線で約2時間です。

9時50分に「白石蔵王」に到着しました。
駅名は「しろいしざおう」です。
「しらいし」ではありません。

改札を出たところに「白石情報館」がありました。
観光案内所みたいなところです。

白石蔵王はスキー場が有名ですが、スキーをしたことが無いchirosukeは全くスルーの場所でした。

情報館には「こけし」がたくさん紹介されていました。
そして駅のあちこちに貼ってあるポスターでも見られた「宮城蔵王きつね村」。
きつね村って一体・・・。

こけしって昭和のお土産のイメージです。
chirosukeの実家にもいくつか飾ってありました。
コドモchirosukeが修学旅行でお土産にしたこともありましたっけ。

こけしは東北地方発祥の工芸品で、江戸時代の後期、東北の木地職人が端材でおもちゃを作ったのが起源とされているそうです。

こけしは地方によっていろいろな種類があるみたいでした。
白石市で有名なのが「弥治郎こけし」です。
何だかちょっとかわいいかも・・・。

chirosukeは知らなかったのですが、こけしは数年前からちょっとしたブームになっていたそうです。
こけしが好きな女性たちを「こけ女(じょ)」(「こけし女子」の略)と呼ぶのですって。

白石市は、片倉小十郎の城、白石城の城下町でもあります。
白石城は、真田信繁(真田幸村)の遺児である阿梅や真田大八にもゆかりがあり、伊達家の重臣である片倉家の居城として明治維新まで続いたそうです。
戦国時代のいろいろな戦の中で、ここでも「真田」の名が出てきて、真田好きのSちゃんは嬉しそうです。

白石を代表する郷土の味覚「白石温麺(しろいしうーめん)」も初めて知りました。
短い素麺みたいな乾麺ですが、いろんなメーカーさんがあります。

白石市の温泉地の1つ「鎌先温泉」は、600年以上の歴史があるのですって。
chirosuke達が宿泊する「四季の宿みちのく庵」さんは鎌先温泉郷にあります。

chirosuke達は、「弥治郎こけし村」⇒「白石温麺」⇒「宮城蔵王きつね村」をメインにウロウロすることにしました。

新幹線「白石蔵王駅」の中にはコンビニがあるくらいで、駅周辺も含めお土産屋さんや飲食店等は見当たりませんでした。
駅近くで予約していたレンタカーを借りて、まずは「弥治郎こけし村」に向かいました。
Sちゃん、いつも運転ありがとう~!

「弥治郎こけし村」はこけしのふる里弥治郎集落にあります。
江戸時代の初期から続くといわれる小さな木地師の集落なのだそう。

弥治郎こけしの特徴は、ベレー帽のように彩られたろくろ模様の大きな頭とろくろ模様が多用された胴体なのですって。

白石蔵王駅前から車で約20分、「弥治郎こけし村」に到着しました。

雨が降っていますが、山の中の景色が美しいです。
ぐいぐいと迫ってくるような緑色です。

入村料は無料です。

https://yajirou.thebase.in/

平成6年に完成した弥治郎こけし村は、平成30年にリノベーションを終えたそうです。

入口から見える景色。
棚田があります。
chirosukeが好きな風景です。

本館入口の木製のポスト。
なんだかとても良い感じです。

本館の1階にある展示室では、こけしの展示がされています。
作品が痛まないよう温度の調整や紫外線の対策がされているそうです。

2階に上がる階段です。
エレベーターもありますが、とても良い雰囲気なので、chirosukeは頑張って階段を使いました。

2階では軽食もとれるカフェや、こけしの絵付けができる研修体験室などがあります。
日によっては学校の生徒さん達がバスで来られることもあるのだそう。
平日で、団体客もいなかった為、来館者はchirosukeたちだけでした。
じっくり見学ができます~!

床にライトがあたって、金魚が泳ぎます。
こういうのchirosuke大好きです。

弥治郎こけし村の敷地内にはいくつかの工房があり、実際に工人さんがこけしの制作を行なっています。
今回は雨が結構降っていたので外に出ることはできませんでした。

では、ここで「こけし」についてお勉強です。

宮城県はこけし作りが盛んな地域で、宮城県のこけしは「宮城伝統こけし」として、1981年に国の伝統的工芸品に指定されました。
江戸時代後期から作られている伝統こけしは、全国に10の系統がありますが、宮城県内にはそのほぼ半数である5つの系統が存在しているそうです。

宮城伝統こけしは宮城県内の産地によって
・鳴子系(なるこ)
・作並系(さくなみ)
・肘折系(ひじおり)
・遠刈田系(とおがった)
・弥治郎系(やじろう)
と系統が別れており、それぞれに特徴や魅力があるのだそう。

こけしに「系統」があるなんて知りませんでした。
chirosukeは「鳴子系」が好きかな。

宮城県南部の白石市で作られるこけしは、弥治郎系のこけしです。

弥治郎こけしの発祥は、湯治で有名な鎌先温泉の近くにある弥治郎地区で農民が副業としてこけしを作り、鎌先温泉に売りに行ったことなのですって。
春から秋まで田畑を耕し、秋から冬にかけ山の木を伐り出してこけしを作り、湯治客のみやげ物として売られた「弥治郎こけし」。

弥治郎こけしの最大の特徴は、頭が大きく、登頂に豊かな色彩で二重三重のろくろ模様を描くところなのだそう。
これがベレー帽を被っているみたいに見えるのですね。

胴部にも幅広いろくろ模様を入れたり、花とろくろ模様の組み合わせもあります。
頭が胴より大きいことは共通していますが、胴の形はくびれがあるもの、まっすぐ寸胴なものなど様々です。
構造はさし込み式とはめ込み式の二種類ありますが、ペッケと呼ばれる小寸物は作りつけであり、胴の中ほどがくびれているものが多くあります。
これは、弥治郎の工人たちが湯治客からのリクエストに応じていった結果、このような華やかな色合いや形のバリエーションができたといわれているとのこと。

作家さんによって大小様々なこけしが並んでいます。
かわいいです。
これだけたくさんあると圧巻!
どのこけしも手書きのお顔が微妙に違っていて個性的ですね。

こけしだけでなく、木の五月人形やお雛様などもありました。

chirosukeが気に入ったお雛様です。
かわいい~!

「常設展 弥治郎こけしの森から」も興味深い展示でした。
 
白石市は市域の約7割を山林が占め、長い歴史を誇る温泉地もあることから、子どもの遊び道具、土産物として江戸時代末期よりこけしが生産されてきたそうです。

こけしの制作手陣は・・・
原木伐採⇒木取り⇒荒挽き⇒仕上挽き⇒絵付け⇒蝋上げ

chirosukeが興味のある「民俗学」的な展示もあり、見応えがありました。

ジオラマがとても良くできていてchirosukeは感激です。

「山守(やまもり)」 
仙台藩の南を守る白石の片倉家は、住民の7割近い家々に武士や足軽の位を与えいざという時に備えていました。
弥治郎の新山、佐藤の両家は足軽として農作業や木地の仕事とともに、「山守」という国境の山林を見まわって番をする仕事もしていました。
樹木の利用、鉄砲の所有、狩猟が許されていました。

「川原子道(かわらごみち)」 
弥治郎集落の西の川沿い自然そのままの細い山道がありました。
木地などの山の産物と魚や塩などの海の産物の流通路として重要でした。
今は大半が川原子ダムの湖底に沈んでいるそうです。

「氏子狩り(うじこがり)」 
弥治郎の木地の技術は七ケ宿を経由して伝えられました。
江戸時代半ば、七ケ宿の横川集落に近江の神社からお使いがやってきました。
この神社の氏子となることは木地師として全国に認められることで、氏子狩りと呼ばれる大事な儀式だったそうです。
弥治郎からも、新山、佐藤、小倉の各マケの代表が横川に出かけていったそうです。
「マケ」というのは、本家とその親族、分家等を含む血縁の集団のことだそう。
こけし、奥深い!

「鎌先商い(かまさきあきない)」
弥治郎の女衆は、鎌先温泉まで木地製品を背負って行き販売しました。
これを「鎌先商い」と言います。
柳行李いっぱいに、こけしやおもちゃ、おわん等を詰めて旅館の部屋を順に巡ったそうです。
長く続いた鎌先商いは、湯治場から観光ホテルにさま変わりした昭和34年を最後に絶えました。

chirosukeは、柳行李に詰まったこけしや玩具を思うと宝箱みたいだったろうと思います。
家族と温泉に来ていることが非日常で、そこに玩具がいっぱい詰まった行李を抱えて女の人が売りに来るのです。
どれかひとつを買ってもらうのにワクワクして選ぶ楽しさったら・・・!
温泉宿で手に入れた玩具は、子供にとって涙目になるくらい嬉しかったことでありましょう。
これが昭和34年まで続いていたことに驚きです。

山を守る仕事は国が行い、氏子の儀式は途絶え、産物を馬で運んだ流通路もダムの底に沈み、玩具はネットでポチできる時代になりました。
全て古いものが良かったとは思いませんが、その時代に大切にされていた何かを「こけし」が今に繋いでいるのかも知れないですね。

木地玩具は「ロクロ技術を主体とした玩具」と定義されています。
独楽や雛こけしなど子どもの遊び道具から可動部の多い複雑な機構をもつ大人の鑑賞に堪えるものまで、多くの種類があるそうです。
木の玩具は、手に取ると温かみを感じますね。
chirosukeは、箱や入れ物に入った小さなものが大好き。
この「八百屋かごのコマ」ってすごく良いです。

応用木製品は「ロクロ技術を主体とした日常生活用品や木製品」と定義されています。
盆、椀、鉢、茶托、茶筒など日用生活用品のほか、最近ではキーホルダー、一輪挿しやメモスタンドなど、新しい製品も生み出されているとのこと。

伝統こけしは「系統的な伝統性があり、師弟関係が明確であるもの。
且つ、その工人が制作した本人型も含む。」と定義されています。
系統は諸説ありますが、弥治郎こけしもそのうちの1系統です。

chirosukeが一番ココロがときめいたのが「茶道具」です。
いやん、かわいい!
ミニチュアより大き目で、子供がおままごとに使うような感じです。
茶杓もあって本格的です。
これ、販売してたら絶対身請けしたい~!

コドモchirosukeのおままごとセットはプラスチックでした。
保育園とかに木製の急須とかお茶碗のセットで遊んだ記憶があります。

弥治郎こけし村、とても興味深かったです。

普段、こけしのことは考えることは無かったchirosukeですが、こけしに系統があることに始まって、今も作家さん達が伝統を守りながら新しい作品を生みだしていることに感動しました。
こけしは身請けしませんでしたが、どのこけしも愛らしいと思いました。

お昼は白石市内で「温麺(うーめん)」をいただくことに。
こけし村のスタッフの方にお勧めのお店を訊くと、「やまぶき亭」さんを教えていただきました。
駅の近くにあり、おいしくて、駐車場が広いそうです。
スタッフさん、ありがとうございました!

弥治郎こけし村から「やまぶき亭」さんに向かいました。
「白石蔵王」から「弥治郎こけし村」に来た時もそうでしたが、Sちゃんが「カーナビ・・・すごくない?」と言うので写真を撮りました。
画面には1本道だけが表示され、周囲にはなんの建物、ランドマークがありません。
都会ではこんな画面は見られないと笑っていました。

chirosuke宮城県に行く「白石温麺(うーめん)やまぶき亭 編」(2023年6月) に続きます~!

「インターメディアテク」常設展他


chirosukeはKITTE丸の内でランチを食した後、2F-3Fにある「インターメディアテク」に立ち寄りました。

インターメディアテクは正式名称を「JPタワー学術文化総合ミュージアムインターメディアテク」と言います。
美術館というか博物館でありますね。

開館時間:11:00-18:00(金・土は20時まで開館)
*上記時間は変更する場合あり
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)、年末年始、その他館が定める日
入館料:無料

http://www.intermediatheque.jp/

KITTEに不思議な美術館があることはchirosukeは知っていました。
今回初めて行きましたが、やっぱり不思議だわ・・・。

インターメディアテクは、日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館の協働による入館料無料のミュージアムなのですって。

見所の1つは、学術標本です。
東京大学が明治10年の開学以来蓄積してきたものだそう。

映写機がありました。
chirosukeは映像技術にはいまひとつ疎いのですが、古いものだとは解りました。
(本当に疎いな・・・chirosukeよ!)

動物の骨格です。
博物館っぽいです。
こんなのがいっぱいあります。
上の骨格はアカシカ、下はミンククジラです。

chirosukeは剥製はちょっと苦手ですが、骨格標本は大丈夫。
剥製は「生きていない感」が半端無くて、見ていて辛いのですが骨格標本なら辛くないのです。
(生きていない感なら、骨格標本だって半端ないと思うが・・・chirosukeよ!)

マサイキリンとウマです。
哺乳類の骨格標本は他にも山ほど展示されていました。
マングース、ウサギ、カワウソ、イタチ、カエルやダチョウなどありとあらゆる動物がいるんじゃないのと思うくらい。
chirosukeはここにさりげなく「イエティ」や「ツチノコ」の標本が有っても驚かないなぁ。

剥製のエリアは避けましたが、遠目に見ただけでも種類が多くてすごかったです。

「バーク型帆船模型」です。

この美しい標本は、サンゴの一種で「ウミカラマツ類」です。

蒸気機関模型です。
他にも、鉱物やchirosukeが理解できる範疇を超えるものが殆どの展示物でした。

一言でいうと「アカデミック」!
そんな雰囲気が目いっぱい漂っている「インターメディアテク」でありました。
興味のあるカテゴリーがあれば、無料でお勉強できる場所でありましょう。

重要文化財「明治生命館」一般公開・「博多もつ鍋 幸 とりもつえん KITTE丸の内店」でランチ


静嘉堂文庫美術館のギャラリーを出たchirosukeは、一般公開されている「明治生命館」を見学しました。

明治生命館は、1934年(昭和9年)に3年7ヵ月の歳月をかけて竣工されたそうです。
古典主義様式の最高傑作として高く評価され、日本の近代洋風建築の発展に寄与した代表的な建造物とのこと。

1945年(昭和20年)9月12日から1956年(昭和31年)7月18日までの間、アメリカ極東空軍司令部として接収されました。
1952年(昭和27年)まで2階の会議室が連合国軍最高司令官の諮問機関である対日理事会の会場として使用され、マッカーサー総司令官も会議に何回も出席したのですって。
歴史でありますね・・・。

1997年(平成9年)5月29日、昭和の建造物として初めて国の重要文化財に指定されたそうです。
一般公開は無料です。
写真撮影もできたので、chirosukeはウロウロして沢山写真を撮ってまいりました。
館内は、数人の見学者さんと会うくらいで空いていました。

入館料:無料
入館受付場所:西玄関より2F受付
開館時間:9:30~19:00 (最終入場18:30)
※ただし12月31日~1月3日、ビル電気設備定期点検日は休館
※入館については人数制限を実施
館内の混雑状況によって入館までに待ち時間有

2階の通路は吹き抜けになっています。
1階は実際に営業されています。
chirosukeは最初、カフェ?かと思いましたが、皆さんお仕事をされていました・・・。

1階営業店頭の天井にある模様(アカンサス)が美しいです。
アカンサスは美しい葉型をもつ植物で、ギリシャ建築等の装飾モチーフに古くから用いられているのですって。

会議室です。
天井のシャンデリアが豪華です。

会議室に繋がる食堂です。

お食事を運ぶエレベーターが設置されていました。
chirosukeは筒井康隆さんの「ロートレック荘事件」を思い出しましたよ。

広くて豪華な
雰囲気です。

2階南側には執務室が5部屋並んでいます。
応接室もあり、寄木フロア、木製パネルによる内装が施されています。
椅子やソファーもやっぱり豪華。

建物自体も各部屋も内装も、歴史を感じさせるものでした。
無料の一般公開ですが、とても見応えがあって興味深いものでした。

お昼はKITTEの象印食堂に行きたかったのですが、ちょうどお昼時。
満席で大勢の人が待っていた為諦めました。

同じ5Fにある「博多もつ鍋 幸 とりもつえん」でランチをいただきました。

・おすすめ定食「海老フライ2尾+中津唐揚げ3個  1,380円

ボリュームたっぷりでおいしい定食でした。
ごちそうさまでした。

KITTEの窓から見下ろした東京駅の様子。

映画「シン・ゴジラ」のヤシオリ作戦ではここら辺のビルも含め、東京駅周辺は徹底的に破壊されたのよね・・・。
この景色は感慨深いものがあります。
そして、やっばり東京駅の外観はサリーちゃんのお城だと思うchirosukeでありました。

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ほうろうって・・・

優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!