chirosuke湯河原に行く 「エクシブ湯河原離宮 お部屋・温泉 編」(2024年3月)


湯河原での宿泊は「エクシブ湯河原離宮」であります。

エクシブは、リゾートトラストが開発・販売・運営を担うリゾートホテルです。
全国各地にあるホテルは、オーナーである会員、およびその紹介者のみが利用できる会員制ホテルなのです。
今回、知り合いの方の伝手で利用することができました。
chirosukeは小規模の温泉旅館が落ち着くのですが、大規模リゾートホテルの高級感にワクワクです。

https://www.rtg.jp/hotels/xiv/yugawara/

チェックイン/15:00、チェックアウト/11:00

客室/187室( スーパースイートグレード 59室、スイートグレード 32室、スタンダードグレード 96室)
地上4階・地下3階・塔屋2階、駐車場/155台(内 オーナーズパーキング111台)

エクシブ湯河原離宮2017(H29)年3月開業したそうです。
chirosuke達は会員制ホテルなんて初めてです。

車を駐車場にとめた時、Sちゃんは「すごい車ばっかり・・・!」と驚いていましたが元々車に興味の無いchirosukeは「ふ~ん」であります。
免許も無いchirosukeは、運転できることがすごいと思うのでレンタカーでも高級車でも無頓着です。
しかし、普段来れない場所なので何気に会員のフリでもしておこうかな。
JR熱海駅から送迎バスも出ています。

とはいえ、ロビーの広さ、お客さんの多さ、スタッフさん達の多さとテキパキした丁寧な対応にちょっとビビってしまう一般庶民chirosuke。
会員で無いことはバレバレでありましょう。

お部屋に行く途中の景色はきれいで広い!
通路やエレベーターに乗っていきますがchirosukeの方向音痴の本領発揮で、どこに居るやら・・・。
絶対一人じゃロビーに戻れません。

お部屋は「2201号室」です。
パブリック棟の2階なんだろうけど・・・。

お部屋です。
1ベッド洋ルーム、広い!
49.92~57.25m²
これでスタンダードなのだそう。

白い壁と白木の組み合わせで、洗練された“琳派モダン”の白銀の世界を演出した客室なのですって。

ソファーが小さく見えるくらい広いです。

すごく広いワンルームであります。
温泉旅館の風情とは違う雰囲気。
良い意味で、めっちゃ豪華なビジネスホテルって感じです。

大型テレビです。

カワウソがハイテンションで遊びまわっています。

遊ぶカワウソ。

上が温泉に行くときに着ていけるバスローブ。
下がナイトウェア。
どちらもワッフル地で着心地が良いです。

遊び疲れてベッドに倒れ込んだ゜カワウソ。
ベッドメイクがきっちりでお布団には潜り込めなかった様子です。

冷蔵庫の中はすべて有料です。

ビール 460円 チューハイ 302円 
スポーツドリンク 237円 お茶 237円 ミネラルウォーター 190円
※全て税込

リゾート価格であります。

お茶菓子のクッキー。
おいしかったです。

湯沸かしポットとお茶セット。
ティーバッグのお茶はフリーです。

パスルーム、広っ!
しかもジャクジー付き!
洗い場も広い!

洗面所も広くて機能的。
歯ブラシ、コットン等必要なものは揃っています。

シャンプー等はホテルグループのオリジナルです。
ボトルじゃなくてパウチがエコですね。

カワウソ、食べ物じゃないからね。

トイレは清潔で機能的であれば良し。

クローゼット内には使い切りスリッパがあります。

お部屋のスタンダードのクオリティはすごく高いのには驚きです。
ここは1泊2食付きの温泉旅館と違って、お部屋とお食事は別々に予約します。

夕食前に温泉へGO!
大浴場は「ザ・スパ至泉の湯」です。
お部屋にあったバスローブと使い切りスリッパで行けるので良い感じ~!
バスタオルはスパの受け付けで借りられるので、chirosukeはマイボディタオルと着替えだけ持っていきます。

案内図を見てもひとりじゃ行けないchirosuke・・・。
エレベーターで2階から4階に上がりそこから歩いてまたエレベーターで5階(最上階)が「ザ・スパ至泉の湯」です。

利用時間
06:00~11:00(最終受付 10:30)
15:00~24:00(最終受付 23:30)
※宿泊者のみの利用です。

受付で部屋番号を行ってタオルセットを受けとります。
バスタオルとフェイスタオル各1枚。
まぁ温泉旅館じゃないしね。
使いたい放題ってわけじゃないね・・・。

ロッカールームはすごく広くて、雰囲気がスポーツクラブみたい。
風情は無いけど、スタッフさんが常にお掃除をされていてきれいです。
パウダールームは使い易いデザイン。
入口にウォーターサーバーもありました。

こちらは内湯です。
洗い場もたくさんあって、利用者が多くても不便は感じませんでした。
シャンプー・リンス・ボディソープ・フェイスソープ・クレンジングが置いてあります。

洗い場のドアから外にでると、4つの泉質を生かした 4種の露天風呂があります。
整備された広い屋外に、4つのお風呂が数メートル間隔で点在しています。

こちらは「岩風呂」です。
源泉:至泉の湯 天野
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉(アルカリ性)
適応症:きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症、神経痛、筋肉のこわばり、胃腸機能の低下、疲労回復、健康増進

浅く細長いお風呂です。

「竹林の湯」です。
源泉:至泉の湯 山桃
単純温泉
適応症:不眠症、神経痛、筋肉のこわばり、胃腸機能の低下、疲労回復、健康増進

ここは人が少なくて落ち着いて入れました。

「月見の湯」です。
源泉:至泉の湯 岫雲(しゅううん)
アルカリ性単純温泉
適応症:不眠症、神経痛、筋肉のこわばり、胃腸機能の低下、疲労回復、健康増進

ここに一番長く入っていました。

「壺湯」です。
源泉:至泉の湯 明暗
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉(弱アルカリ性)
適応症:きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症、神経痛、筋肉のこわばり、胃腸機能の低下、疲労回復、健康増進

五右衛門風呂です。
chirosukeも少し浸かりましたが、お子ちゃま達が並んでいたのでゆっくり浸かれず・・・。
ひとりで浸かるお風呂は楽しいね。

泉質も全部違うのですが、chirosukeは「浴槽のかたち、質感、熱め・ぬるめ」くらいしか違いがわかりませんでした。
(結構各地の温泉に浸かっているのに・・・その程度か、chirosukeよ!)
でも、いろんな温泉に浸かれるしアトラクションみたいで楽しかったです。
「ザ・スパ至泉の湯」はエンタメの勝利であります。
良い意味で、めっちゃ豪華なスーパー銭湯って感じです。

パウダールームはレイアウトが絶妙で、人が多くてもプライベート感があります。
アルコール消毒液・ティッシュペーパー・綿棒・ヘアブラシ・コットン・化粧水・乳液・クレンジング・ヘアエッセンスがあって、ゆっくりドライヤーが使えました。
会員制リゾートホテル、なかなか心地良いです。

お部屋に戻ってお洋服に着替えました。
お腹が空いて来たchirosukeとSちゃんです。
chirosuke達は、お部屋はスタンダードですがお食事には力を入れました。
日本料理のレストランでとびきりのコース料理を予約しています。

chirosuke湯河原に行く 「エクシブ湯河原離宮 夕食(日本料理 湯河原 華暦)編」(2024年3月) に続きます~!

chirosuke湯河原に行く 「熱海編」(2024年3月)


chirosukeは湯河原に一泊で行ってまいりました。

東京から湯河原まではJR特急踊り子で1時間20分で行けますが、お友達のSちゃんがレンタカーを運転してくれることになり「熱海」まで足を延ばして湯河原に向かうことになりました。
湯河原町は神奈川県の西南端にあります。
chirosuke、湯河原温泉は初めてです。
そして「熱海市」は静岡県になります。

chirosukeの旅の相棒、カワウソも連れて行きました。
(時々連れて行くのを忘れてしまうけど・・・)

お天気も良く暖かいです。
前方に雪を被ったひと際高い山が見えてきました~!
カワウソよ、あれは富士山だ!

富士山がどんどん近くなります。
車は小田原市に入りました。

小田原サービスエリア(下り)で休憩を取りました。
駐車場から見える富士山、美し~!
ちなみに、この辺りは二宮尊徳生誕の地なのだそう。

松戸を出発してから約3時間、海が見えました~!

熱海の海!
ちょっと曇っているので海は灰色がかっていますが、きれいな景色です。

熱海の海岸!
工事中の建物もあり、日本有数の観光地でありますね。
chirosukeとSちゃんは駐車場に車をとめて、海岸や公園をウロウロ。

熱海サンビーチ・親水公園に何やらモニュメントが・・・。
chirosukeちょっと心がザワつきました。
不安的中!
「恋人の聖地」でした・・・。

栃木の塩原温泉のもみじ谷大吊橋にもソレはありました。
熱海もなのか・・・。
chirosukeはちょっと涙目であります。

「恋人の聖地」というのはですね、日本全国の観光地域の中から、プロポーズにふさわしいロマンティックなスポットを「恋人の聖地」として認定し、地域の新たな魅力づくりと情報発信を図るNPO 法人地域活性化支援センターによる事業です。
「恋人の聖地」は日本全国のあちらこちらにあります。
例えば、近年chirosukeが行った所では、山梨県笛吹川フルーツ公園、岩手県の龍泉洞、宮守川橋梁 / めがね橋、山形県のクラゲドリーム館 加茂水族館、栃木の塩原温泉のもみじ谷大吊橋が認定されています。
chirosuke、何気に聖地巡りをしていたみたいで嫌だな・・・。

ちなみに「恋人の聖地サテライト」というのも全国に散らばっています。
たまたま行った先が「恋人の聖地」だったってこともあるので気を付けないと・・・。
(何を気を付けるんだ・・・chirosukeよ!)

カワウソは海が楽しそう。

海だよ海~!

「油にまみれち、自動車修理ばしよったっちゃね、刑事さん・・・」
カワウソよ、それはつかこうへいさんの名作「熱海殺人事件」の大山金太郎の台詞じゃないかぁ~!
演劇少女だったchirosuke、今回初めて熱海に降り立って感慨深いです。

寒桜の一種、「あたみ桜」は葉桜になっていましたが、大寒桜(おおかんざくら)が満開でした。
大寒桜は開花期が2月中旬~3月上旬の早咲きの桜です。

メジロが来ました~!

メジロ、かわいい~!
すばしっこいので撮るのが難しいです。
桜の花の蜜を吸っています。

カワウソも花の蜜を!

嬉しがっているだけみたいです。

山の上にお城が見えました。
熱海ってお城あったっけ?

熱海城(あたみじょう)は、静岡県熱海市の錦ヶ浦山頂にある観光施設なのだそう。

歴史的な城ではなく、1959年(昭和34年)に海抜100mの位置に建てられた天守閣風建築物とのこと。
遠くから眺めるだけのchirosukeです。

有名な「貫一お宮の像」です。
尾崎紅葉の小説「金色夜叉」(こんじきやしゃ)の主人公でありますね。
すぐ横に「お宮の松」もありました。

chirosukeは「来年の今月今夜のこの月を僕の涙で曇らせてみせる・・・かわいい子分のお前たちとも、離ればなれになる門出だ・・・」
あれ?
金色夜叉からいつの間にか国定忠治になってしまったchirosuke・・・。
Sちゃんが大笑いしております。

マンホールまで「貫一お宮」です。
「来年の今月今夜のこの月を僕の涙で曇らせてみせる・・・かわいい子分のお前たちとも・・・」
あれ?
(だから違うって・・・chirosukeよ!)

熱海でお昼ご飯をとることにしました。
「熱海銀座」は、JR熱海駅の南、市街地中心部にある商店街です。
レトロでノスタルジックが雰囲気が人気で、沢山の観光客さんがいました。
人気の海鮮丼のお店などは長蛇の列です。

熱海銀座は混雑していたのですが、通りを1本入ると静かな雰囲気になりました。
chirosuke達は海鮮丼は諦めて、裏通りのイタリアン「サンマリノ」という小さなお店に入りました。
お昼時でテーブルはほぼ埋まっていましたが、一番奥のテーブルに通していただけました。

・コンビネーションサラダ 750円 (税込)

ボリューミーなサラダです。
ドレッシングは甘目でおいしい。
カワウソも欲しいのかな。

・ボンゴレロッソ 1,190円 (税込)
・ペペロンチーノ 1,050円 (税込)

ボンゴレロッソはトマトソースがおいしい。
ぺペロンチーノも唐辛子がピリッとして良い感じです。

・オニオングラタンスープ 750円 (税込)

このスープ、めちゃうまです!

サンマリノさんは1968年からイタリアンのお店をされているそう。
50年以上続いているお店なのですね。
観光地価格でも無く、リーズナブルでどれもおいしいお料理でした。
ごちそうさまでした。

これから湯河原に向かいます。
(東京からだと戻るって感じ)

今回は「エクシブ湯河原離宮」会員制リゾートホテルに宿泊です。
お知り合いの伝手で利用することができました。
chirosukeは小規模の温泉旅館が落ち着くのですが、大規模リゾートホテルの高級感にワクワクです。

chirosuke湯河原に行く 「エクシブ湯河原離宮 お部屋・温泉 編」(2024年3月) に続きます~!

chirosuke関西に帰省する「博多華味鳥」梅田店の水たき(2024年2月)


帰省3日目は、大阪のお友達Nさんと晩御飯です。

昨夜は自宅マンションの床暖房が途中で切れてしまい、エラー表示に涙目。
販売店さんが今日の午前中に駆け付けてくださり、応急処置で給湯器を使えるようにしてくださいましたが床暖房は使えず。
給湯機の故障でした。
マンション購入時のものなので、とうに部品は無く買い替えることになりました。
給湯器、お高い!
留守宅とは言え給湯器は必須だし、chirosukeはとても涙目であります。

見積をお願いしました。
次回、入替に合わせて帰省します。
家のメンテナンスは必要でありますね。

家にいても寒いし、chirosukeは午後から大阪梅田にお出かけして阪神百貨店をウロウロ。
お昼ご飯は、スナックパークにGO!
chirosukeが大好きな「うまかラーメン」をいただきました。

・うまかラーメン(醤油味) 350円 (税込)

やっぱりおいしい~!
おいしくてお安くて、立ち食いのお手軽さ。
この良い感じのスナックっぽさが最高です。
阪神百貨店スナックパークの「うまかラーメン」350円、chirosukeのおいしいラーメンの基準点であります。

Nさんが予約してくれたのは、梅田のヒルトンプラザイーストB2にある、水たき料亭「博多華味鳥」梅田店です。
お仕事帰りに急いで来てくれたNさんとお店で待ち合わせしました。

https://www.hanamidori.net/store/archives/15

関西でいた時にも時々食していた「華味鳥」の水たき、とても久しぶりです。
ここの水たきは濃厚な鶏ガラスープがめちゃうまです。
北部九州で自ら育てた銘柄鶏「華味鳥」を使用した、こだわりの水たきなんだそう。

ぽん酢も、この水たきに合うように作られたものです。
このぽん酢は百貨店などでも扱っているので、chirosukeは東京でも時々自宅で使っています。
ちょっと甘い柑橘系がベースで、とてもおいしいです。

最初にスタッフさんがスープと鶏肉をそれぞれ取り分けてくれます。
薬味は柚子胡椒です。
鶏肉が歯ごたえがあっておいしい~!

スープには薬味のネギとお好みで塩を少し。
おいしい~!
気を付けないとこのスープ、どんどんいけちゃいます。

スタッフさんが鶏のレバーとつくね団子も入れてくださいます。
つくねをスプーンで丸める手早さはすごいです。
とても鮮やか。
レバーも全く生臭さがなくておいしいです。
野菜と葛切りを入れていただきました。

胡麻豆腐と鶏のお刺身盛り合わせ付きのコースでした。
新鮮な鶏肉、おいしいです。

〆は雑炊かちゃんぽん麺を選べますが、ちゃんぽん麺をチョイス。
おいしい水炊きとスープ、ちゃんぽん麺でお腹いっぱいになりました。
ごちそうさまでした。

Nさん、忙しい中時間をとってくれてありがとうです。
またゆっくり会いましょう。

chirosuke関西に帰省する「美々卯のうどんすき&丸福珈琲」(2024年2月)


帰省2日目。
今日は午前中、用事で実家に行きます。
電車で行くつもりでしたが、chirosuke妹が車で迎えに来てくれました。
何と犬も車に乗っておりました・・・。
お出かけがバレて連れて来ざるを得なかったそうです。
かわいいんだけどね~!

実家に着くとハイテンションで好き勝手にウロウロする犬。
嬉しいのでしょう。
あちらこちらに犬の玩具やお気に入りの物があって、実家全体が大きな犬小屋のようでした・・・。
chirosukeにも懐いていてかわいいです。
犬よ、元気でいるのだよ。

実家での用事を済ませ、電車で梅田に向かいました。
お友達と晩御飯の約束をしています。

夜ご飯は、大阪のお友達Iちゃんと、梅田のルクアイーレ10階にある「美々卯」でうどんすきをいただきました。
Iちゃんと会うのも、半年ぶりです。

うどん大好きなchirosukeのために、いつも美々卯を予約してくれます。
美々卯のうどんすき、めっちゃおいしい~!
年中おいしいうどんすきですが、寒い時季は格別であります。
心も身体も温まるうどんすき、ごちそうさまでした。

どんすきの後は、毎回お約束の同じフロアーにある「丸福珈琲店」でホットコーヒーをいただきました。
chirosukeは普段は紅茶派なのですが、丸福珈琲店ではコーヒーをいただきます。

・ホットコーヒー 630円 (税込)

丸福珈琲はレトロなコーヒーカップ&ソーサーに角砂糖とちっちゃなミルクピッチャーが良い感じ。

いつも時間をやりくりして会ってくれるIちゃん、おいしいうどんすきをごちそうさまでした。
楽しいお喋り、嬉しい時間でした。

いただいた「栗のパイ」おいしかったです。
ありがとうです。

夏には山形県の温泉ですね!
露天風呂でゆっくりできるのを楽しみに、お互いにお仕事かんばりましょう~。
また会いましょう~!

chirosuke関西に帰省する (2024年2月)


chirosukeは3泊4日で関西に帰省しました。

前回の帰省は去年の8月でしたから6カ月ぶりであります。
(8月の帰省については2023年8月18日のブログをみてね)
今回も平日に対応しなくてはならない用事があり、金曜日から予定をたて連休を利用しました。

chirosuke、東京駅の「祭り」で駅弁を身請けして、「品川」を過ぎると遅めの朝ごはんであります。

・幕之内弁当 1,180円 (税込)

おいしい~。
お弁当の定番、幕の内弁当でありますね。
新幹線でいただくお弁当、最高です。
食後はお腹いっぱいでウトウト・・・。
京都まで記憶がありませんでした。

大阪梅田の阪神百貨店の入口にこんな標語が!

大阪らしくて、帰省したんだなぁという気分になります。
誰が考えた標語なのかなぁ。
知らんけど。
(ほんま関西人やな・・・chirosukeよ!)

午後にマンションに到着しました。
お世話になっている管理人さんにご挨拶。
いつもありがとうございます。

あとはひたすらお部屋の掃除・・・。
半年ぶりに帰宅したお部屋のお掃除は結構大変です。
プロの家事代行サービスに依頼したかったのですが、今回もスタッフさんとの日程が合わず残念。

約半年ごとに帰省していても13年近く留守宅です。
障子やドアの開閉、サッシがひっかかるみたい。
エアコン1台は壊れて稼働しません・・・。
もう1台に頑張ってほしいところです。
リビングの床暖房をいれて温かくなりました。

このお部屋にはchirosukeの大好きがたくさんあります。
長年コレクションしていたイマンの琺瑯や、ビスクドールやくまちゃんたちがいるので落ち着きます。

帰省初日、お掃除疲れで早目に眠りについたchirosukeでありました。

chirosuke山形県に行く 「赤湯温泉 山形座 瀧波 3日目朝食 編」(2024年2月)


「山形座 瀧波」3日目です。
今日はチェックアウト。
chirosuke達は6時頃起きて、お部屋の露天風呂に入りました。
大きい湯舟は、ゆったりと脚を伸ばして浸かれます。

朝風呂って素晴らしい~。
湯守さんが管理している源泉かけ流しの温泉です。
瀧波のお湯はとても良いなぁ。
それと、お天気が良いっていうだけで勝ちでありますね。
(物事を勝ち負けで判断するのはやめなさい・・・chirosukeよ!)

朝食は7:30から。
昨夜と同じ、ダイニング「1/365」のカウンターでいただきます。

冷たいお水がおいしいです。
ピッチャーとグラスもシンプルさが良いです。
chirosukeはガラスのお醤油さし、好きだなぁ~。

「うきたむ」の朝食「大庄屋箱膳」のメニュー。
南陽市は山形県の南部、置賜盆地(おきたまぼんち)にあります。
現在の読み方は「おきたま」ですが、昔は「おいたま」さらにずっと昔の日本書紀の頃には「うきたむ」と呼ばれていたそうです。
「うきたむ(優嗜曇)」とは、「すぐれたもの、美味しいものをたしなむ」という意味もあるとのこと。
置賜の豊かな自然、気候、風土が育んだ食文化でありますね。

瀧波本館の母屋は、300年前に上杉藩の山守を努めた大庄屋の曲がり家だった建物を移築されたものです。
当時の食事スタイルに因んだ漆塗りの「箱膳」の朝ご飯です。

旅館の和食の朝ご飯という感じですが、瀧波さんのお料理は一品一品が手が込んでいます。

「目覚めのフレッシュジュース」
ラ・フランスのジュースがおいしいです。

おいしそうなおかずたちがいっぱいです。

丁寧に作られたおかずいろいろ。
米沢牛時雨煮、茎たち菜浸し、近江漬納豆、秘伝豆豆腐。
東北のお魚はアブラボウズ。
どれもおいしくてご飯が進みます。

「瀧波の芋煮」
内陸部の「牛肉+醤油味」です。
牛肉も入ってておいしい~!

そして前回もchirosuke達が驚いたこと・・・。
「お待たせしました、お味噌汁です」
普通に「お味噌汁」が出てきたのでした!

お汁もののお椀がふたつも。
やっぽり、山形では「芋煮」はお汁物として認識されていないのかなぁ。
「芋煮+お味噌汁」

南陽産のお米「つや姫」、ご飯がすごくおいしいです。
手づくり味噌のお味噌汁と白ご飯と芋煮・・・最高!

卵料理は「米コッコ卵」を使っています。
南陽市の新関さんが育てた鶏卵。
化学飼料を一切与えず、お米を主食に平飼いで育った鶏さんが産んだ卵なのです。

「瀧波玉子」はめちゃうまです。
オリジナルの調理法で白身を柔らかく蒸し焼きにして、黄身は後乗せしているそうです。

デザートはヨーグルトと季節の果物いちご。
そして甘酒。

やっぱりお腹いっぱいです。
おいしい朝ご飯、ごちそうさまでした。

今回、雪が少なく、chirosukeが思い描いていたおこもりにはなりませんでしたが、レンタカーで会津に行ったり、上山市の「かせどり」を見たりできました。

瀧波のおもてなし、スタッフさんたちのホスピタリティは、とても温かく穏やかで心地良いものでした。
唯一無二のエンタメ感あふれるお料理とソムリエさんのプロフェッショナルなペアリング、非日常を満喫でき最高に楽しくておいしかったです。
そして洗練された温かみのあるお部屋と、湯守さんによる10割源泉かけ流しの温泉は素晴らしく癒されました。

山形愛いっぱいの「山形座 瀧波」きっとまた来ます!
お世話になり、ありがとうございました!
chirosuke山形県に行く「お土産編」ただいまと言って家に帰りつくまでが遠足(2024年2月) に続きます~!

chirosuke山形県に行く「赤湯温泉 山形座 瀧波 2泊目カウンターライブキッチン夕食 編」(2024年2月)



16時過ぎに瀧波に戻ってきたchirosuke達はレンタカーを返却。
瀧波に置いておけば、業者さんが引き取りに来てくださるのでとても便利です。

夕食は18時45分から、ダイニング「1/365」でいただきます。
まずは大浴場に行きました。

露天風呂にも入って温まりました。
温泉ってすばらしい~!

いよいよ夕食。
カウンターでのライブキッチンが始まります。
席は事前に決まっています。
今回chirosuke達はオープンキッチンに向かって正面席で、キビキビとお料理を作ってくださるスタッフさんたちが良く見えました。

「飲み物のマリアージュ」を注文しました。
ソムリエさんがワインをお料理に合わせて出してくださいます。

・マリアージュ ひとり 8,800円 コース

お料理とお酒、楽しみです。
chirosukeもSちゃんも日本酒やワインの味はあんまり良くわかりません。
でもシニアソムリエさんが目の前でボトルから注いでくださるワインがとても良い感じなのです。
銘柄の紹介から始まって、自信を持って勧めてくれます。
とっても非日常な経験ができますよ~!

「令和6年2月11日」のお品書き。
「立春」
黄鴬睍睆(うぐいすなく)の頃

二十四節気七十二候の名前であります。
黄鴬睍睆(うぐいすなく):春の訪れを告げるウグイスが山里で鳴き始める頃。

お品書きには、食材を提供されている生産者さんの名前が並んでいます。
瀧波では、日々の香り、旬の食材を主役にしているとのこと。
なので、「季節のメニュー」や「今月の味」はありません。
置賜の豊かな自然と食文化を楽しむレストランなのです。

料理長さん、スタッフさんの挨拶からライブキッチンがスタートです。

スタッフさんが今日のお肉をお披露目してくださいました。
米沢牛、とてもきれいなお肉です。
「シンタマ」と呼ばれる部位です。

シンタマは赤身肉、霜降り肉どちらの肉質も含まれていて、味わい方に幅のある部位なのだそう。
焼肉に適しているそうです。

瀧波のお食事に欠かせないシニアソムリエ久松さんです。

とてもエレガントな仕草でソムリエナイフを扱い、流れるような、そしてとても嬉しそうにワインを注がれるとき、chirosukeもとても嬉しくなってしまいます。
そのワインはお料理を引き立てて、とてもおいしく感じます。

おいしそう~!
実際、おいしいです!

グラスもワインによってすべて違う形でした。

「幕開き」
上山産 干し柿
 飯豊町の柿酢

工房ストローの紅平豆
 神町苺

庄内産 棒鱈
 高畠町 吉田さんの男爵

とてもきれいで繊細な味のおいしいお料理です。
上山産の干し柿?
chirosukeは頭の中で「カセドリ」の歌カッカッカーのカッカッカー! がぐるぐる廻っておりました・・・。

良くスーパーでも野菜に「生産者さんの顔が見える」っていうのがありますが、お料理に生産者さんの名前があるのもすごいなぁ。

ソムリエさんがワインを注いでいます。
エレガントな身のこなしですが、とってもフレンドリーなおじ様です。

ワインは「ケンゾーエステイトのasatsuyu」です。
日本人オーナー辻本憲三さんが、プレミアムワインのメッカ、カリフォルニア州、ナパ・ヴァレーに誕生させたワイナリーなのだそう。
多くのワイン愛好家から高い評価を得ていて、そのなかでも「asatsuyu(あさつゆ)」は大人気のワインとのこと。

オープンキッチンではテキパキとお料理が出来上がっていきます。
三方向からお客さんに見られる中でのお料理づくり・・・緊張するでしょうね。
観ている側のchirosukeは、エンタメ感があってすごく楽しいです。

「恵み」
高畠町 高野尾さんの猪
 小林豆腐店の青菜漬
 鈴木酒造店の酒粕

お椀の中は粕汁です。
猪のお肉!
昨夜は熊肉をいただき、今日は猪です。
とってもジビエなchirosukeです。
おいしい粕汁でした。

日本酒が来ました。
次々にお酒がくるので、chirosuke全ての写真が撮れません。
お酒もワインも、とにかくおいしい~!

お料理もどんどんできていきます。
お料理をする姿って、キビキビしてて無駄が無くて美しいと思います。

昔、chirosukeは初めてクラシックのオーケストラを聴きにいった時、バイオリンを演奏する人の流れるような姿を観て、時々食べに行っていたラーメン屋さんのお兄さんの無駄がない動きと似ているじゃないかと思いました。
真剣にお仕事をする姿って本当に美しいと思います。

「山海」
古志田 吉田さんの雪菜
 北海道産 鱒

きれいな鱒です。
雪菜は、米沢の冬の伝統野菜で雪の中で育てるのだそう。
米沢藩9代藩主上杉鷹山が、冬の野菜を確保するために栽培を奨励したと伝わっています。

8月下旬から9月上旬に種をまき、11月頃、60cmぐらいに生長した株をいったん土から抜き取るそうです。
その後、収穫した雪菜を10株ほどずつ束ね地面に立てて並べ、その周囲をワラと土で囲い込んで雪室をつくります。
これが「床寄せ作業」という雪菜独特の栽培方法なのですって。
あとは、雪が降るのをじっと待ちます。
雪が降り積もり周囲が雪で覆われると、雪室の中の気温と湿度が一定になり、その中で雪菜は成長を続けるのだそうです。
床寄せ作業から約40日後、雪下で出た花茎が30cm程度になったら収穫なのです。

雪菜、奥深い野菜です。

ここで社長さん登場です。
ユニークなトークですが、とっても山形愛、瀧波愛の深さを感じます。
お料理のお運びもされる社長さんであります。

かわいいトリさんラベルのワインです。
酒井ワイナリーの「尉鶲(じょうびたき)」
天童市で収穫された甲州を皮ごと仕込んだオレンジワイン。
色合いは畑でも見かける野鳥、尉鶲(ジョウビタキ)の鮮やかな橙色です。
きめ細やかな泡立ちの辛口のスパークリングワインです。
おいしいです。

酒井ワイナリーは、赤湯温泉に店舗を構える、創業明治25年(1892)の東北最古のワイナリーなのだそう。

「お凌ぎ」
打ち立て蕎麦

これは夕方開催される「そば打ちパフォーマンス」でできた蕎麦です。
そば粉アレルギーのchirosukeには「麦切り」を出していただきました。
麦切りは、山形の庄内地方で昔から食べられている、小麦粉を塩水で捏ねて細く切った麺類だそうです。
chirosukeは「うどん」との違いがわからないのですが、麦切りはおいしいです。

「冬凪」
高畠町産 打ち豆
 81の茎立
三陸産 鰆

緑が美しいお料理です。
「打ち豆」は、東北地方などで作られる大豆の保存食なのだそう。
大豆をつぶして平たくし、乾燥させたものを「打ち豆」と呼びます。
雪深い日本海側や東北などで、古くから冬になると各家庭で作られ、いろんな料理に利用されるとのことです。

茎立って何でしょう。
chirosuke調べてみました。
茎立は「くきたち」と読み、主に米沢市に伝わるアブラナ科の野菜のことです。
くきたちと呼ばれる野菜には葉の形状が違うものもあるそうですが、どれもアブラナ科の野菜を指し、同じ名前で呼んでいるそうです。

緑色のソースでいただく鰆はおいしかったです。

ご飯の土鍋に火が入りました。
お米は黒澤ファームの夢ごこち。

一組毎にカセットコンロに土鍋がセットされて、目の前でご飯が炊かれて行きます。
通気孔から湯気が噴き出したら、クロモジの枝を差し込むようにスタッフさんから指示が来ました。
これで鍋の中の対流が活発化して、おいしいご飯が炊きあがるのですって。

「郷土」
舟形マッシュルーム

小さくてかわいいコロッケにはソースをかけていただきます。

山形県最上郡舟形町で栽培されている超大きいマッシュルームは美しいバラの花になっていました。
とてもきれい!
そしておいしいです。

お料理も進んでおります。

お口直しの、「山葡萄のグラニテ」です。

「置賜」
米沢牛
 大富農産 山葵
 高畠町 吉田さんの黒にんにく
 81の白菜

お肉です。
最初見せてもらった米沢牛の「シンタマ」がステーキで出てきました。
山葵でいただくとめちゃうまです。

白菜のお浸しも甘いです。

ご飯もおいしく炊きあがりました!

「馳走」
黒澤ファームの夢ごこち

!炊きたてご飯もおいしい。
香の物もあります。
そして瀧波さんのお約束、お肉の追加が2切れずつありました。

夕食のお米は「夢ごこち」、朝食は「つや姫」とのこと。
チェックアウト時にお土産のお米をそれぞれ300gいただけるそうです。
社長さんが「お土産大作戦」とのことで、瀧波とラインでお友達になったら更にもう一袋づつお渡ししますと仰ってました。
「お土産大作戦」・・・何てベタなネーミング・・・。
chirosukeとSちゃんは、前回ラインでお友達になっているので2袋ずついただけます~!

お味噌汁の準備がされています。
朱塗りの器がとてもきれいです。
chirosukeは朱塗りのお椀が大好き。
遠野物語の「マヨイガ」を思い出します。
物語の終盤、川上から流れてきた「赤き椀」でありますね。

「留」
自家製味噌
三陸産 わかめ

瓢箪のような赤いお椀、とても良い感じです。
このかたちのお椀、東京でも探したのですが見つかりませんでした。

ソムリエさんが出してくださったのは、「ラフランスのリキュール」です。
いやん、おいしい~!

「お楽しみ」
ハンドレッドベリーズの雪国レモン

冷たくておいしいジェラートです。

デザートを食べ終わる頃、料理長さんがご挨拶をされました。
置賜の素晴らしい食材をもっと提供したいとの、山形愛に溢れた言葉にchirosukeは今回も感動しました。
おいしいお料理とお酒をありがとうございました!
ごちそうさまでした。

そして社長さんのご挨拶。
瀧波が大変な時を乗り越えてチャレンジしてきたことが感じられます。
瀧波愛、そして山形愛がいっぱいでした。
そしてこれからも進化していくのだろうな・・・と思ったchirosukeです。

食材や生産者さんの紹介、料理長さんとスタッフさん&ソムリエさんによる調理、盛付、提供、会話。
お食事をするという一連の流れが目の前で披露されるライブキッチンは、とても楽しいものでした。
これは「いただきます」から「ごちそうさまでした」まで、chirosuke達も参加しているのだなと感じます。

社長さんまで登場するライブキッチン。
これはスタッフさんとお客さんでつくるパフォーマンスであります。
巻き込まれ型とでも言いましょうか、ひらたくいえば「楽しんだ者勝ち」でありましょう。

今夜もchirosukeが大好きな「お夜食」がありました!
おにぎりを部屋にお持ち帰りです。
お夜食もごちそうさまでした。

おいしいご飯とお酒とお夜食でお腹いっぱい。
ふかふかのお布団でぐっすり眠った良い子たちでありました。

chirosuke山形県に行く 「赤湯温泉 山形座 瀧波 3日目朝食 編」(2024年2月) に続きます~!

chirosuke山形県に行く「上山市民俗行事 加勢鳥(かせどり)編」(2024年2月)


chirosuke達は、山形県上山(かみのやま)市に向かいました。
「道の駅あいづ」を出発して約2時間30分かかりました。

上山市は山形県の南東部にあり、上山温泉もあります。

途中は雪道で、周囲の雪に覆われた山の景色がきれいでした。

樹が何とも言えない雰囲気です。
雪国ならではでありますね。

道路の片側に除雪された雪。
雪が止んでいて道路も凍っていなかったので走れました。

青空と雪景色、良い感じです。

上山市に江戸時代から伝わる、民俗行事「加勢鳥(かせどり)」があると聞いていたchirosukeとSちゃん。
たまたま2月11日(日)が開催日でした!
これは行くしかない!

加勢鳥は、「ケンダイ」という藁蓑(ワラミノ)をかぶった若者が街中を練り歩き、見物人は手桶から祝いの水をかけ、五穀豊穣や商売繁盛などを祈る、江戸時代初期から伝わる上山伝統の民俗行事だそうです。
五穀豊穣・家運隆盛をもたらす歳神様の来訪行事で「小正月に遠い土地からやってくる神の声によって一年の豊かさを祝う」という信仰から生まれたと考えられています。

かつては「御前加勢」と「町方加勢」が行われていたそうです。

江戸時代(寛永年間)に始まった御前加勢は毎年旧正月の十三日、上山城に昇段を許された高野村の若衆三人が、御前で加勢鳥を披露。
御殿では新しい手桶と杓で加勢鳥に水をかけ、酒と銭一貫文でねぎらったそうです。
また、町方加勢は、十五日、周辺部の各村から集まった若衆が、商家の連なる町中の門々を歩き回り、出迎える町の若衆は裸になって手桶の水を争うようにかけ、町人たちは火伏せや商売繁盛を祈願してご祝儀を出し、酒や切り餅をふるまったとのこと。

ところが明治時代、加勢鳥は旧藩時代に重要視された行事として廃止され途絶えてしまいました。
昭和三十四年に有志が集い、復活させます。
昭和61年には、上山市民俗行事「加勢鳥」保存会が結成され、上山に伝わる貴重な民俗行事が継承されています。

明治維新や第二次大戦後に外からの圧力で途絶えてしまった文化は日本中にあったのでしょう。
また、人口減少や資金不足、過疎、若手のなり手不足、少子高齢化などで、続けたくても廃れてしまった祭りや行事もあるでしょう。
上山市の保存会が頑張って復活させ、毎年続いている「かせどり」は素晴らしいと思います。

「加勢鳥」
開催日 2024年2月11日(日) 10:00~15:30頃予定
※上山城正門前広場で祈願式(神事)を行い、その後、上山市内を加勢鳥が巡ります。

加勢鳥は移動しながら演舞を行うので、確実な時間が解りません。
HPで演舞披露のポイントは掲載されていますが、土地勘の無いchirosuke達は最終地点である「ヨークベニマル上山店」で待つことにしました。
晴天とは言え真冬の山形県。
商業施設ならば駐車場もあるし、暖も取れてトイレもあって安心です。

15:00からの演舞予定に、先回りしたchirosuke達は30分くらいヨークベニマル店内をウロウロして時間を待ちました。
店内のどこにもポスターや告知は無く、ちょっと不安になった頃、入口に人が集まり始めました。
chirosukeとSちゃんも広場へ移動。

保存会らしき法被を着た人たちが水が入ったバケツや柄杓をセットしていきます。
あれが「祝い水」というものでしょう。

藁蓑を積んだ軽トラックが到着しました。
「ケンダイ」でありますね。
chirosukeはカセドリの扮装をした人たちがやって来ると思っていたのですが、ここで被るんだ・・・。
寒いし、今までに水をかけられているだろうし蓑も濡れているだろうしね。

ケンダイが降ろされました。

意外と大きい・・・!
chirosuke、ちょっと被ってみたいかも・・・。

カセドリに扮する人たちが集まってきました。
ここでお着換えするんだ!
舞台のバックヤードを覗いたみたいでちょっとドキドキ・・・!

白い肌着に頬被り、軍足みたいなのにわらじ履き。
生脚、生腕・・・!
これにケンダイをばさっと被ります。
え~!
これって生肌に藁蓑!
痒くならないの?
寒くないの?

chirosukeびっくりで、一瞬「被って見たいかも・・・」と思ったのを撤回!
(まったく軟弱モノだな・・・chirosukeよ!)

あっという間に、白い肌着の方々は「中のひと」に!
加勢鳥さん、変身完了!
生脚、生腕でてます・・・。
何か・・・ちょっと異様で面白いです。
妖怪でいなかったっけ?こんな風なの・・・。

加勢鳥さん達が円陣の体制になると、ちゃかぽことお囃子が始まりました。

録音じゃありません。
笛、太鼓、鐘の生演奏です。
これから「奇祭・奇習」が始まります!

お囃子に合わせて、拡声器を持った保存会の方が「カセドリの歌」を歌います。
それに合わせて10数人のカセドリさん達がケンケンして演舞を披露。

♪カッカッカーのカッカッカー
カッカッカーのカッカッカー
望(もち)の年の祝いは
カセ鳥、カセ鳥、お祝いだ

カッカッカーのカッカッカー
カッカッカーのカッカッカー
五穀豊穣、火の用心
商売繁盛、万作だ

カッカッカーのカッカッカー
カッカッカーのカッカッカー
カセ鳥さまのお出ましだ
五穀豊穣、火の用心
商売繁盛、万作だ

ケンケンの後はくるくる回転してから、全員が中央に向かって集まりお辞儀をします。
藁蓑をブルブル震わせて(濡れた犬がするみたい・・・)また円陣に戻り、カッカッカーでケンケンします。
この繰り返しが続きます。

祝い水、子供たちが思いっきりかけています。
その場で藁蓑をブルブルさせてお返しもあります。

江戸時代の大火の際、火喰い鳥が空を舞い類焼させたように見えたことから、鳥に水をかける加勢鳥には火伏せの意味も込められているそうです。

「奇習」って幟をカセドリさんが自分で持ってる・・・というのにもクスッとしますが、一見異様ないで立ちの加勢鳥ですがやっている方も、観ている方も楽しそう!
最後の方はバケツでザッパーンと水がかけられ、見物人から「わあっ~!」という悲鳴とも笑い声ともつかない完成と拍手が起きました。
chirosukeも大変楽しかったです。
終了後は、気軽に撮影に応じるカセドリさんたちでありました。

例年は雪が積もったり舞っている中でも演舞をされているとのこと。
今日はまだ晴天で気温もそう低く無かったちは言え、真冬の山形で水をかけられて・・・過酷でありましょう。
どうぞ終了後は暖かくして風邪などひかれませんように!

保存会の方が「カセドリグッズ」を販売されていました。
chirosukeはタオルを一枚身請け。

・タオル 500円 (税込)

加勢鳥は神さまの化身。
そのケンダイから抜け落ちた藁は縁起物なのだそう。
ここで注意!
ケンダイ(加勢鳥)から藁を直接引き抜いちゃダメですよ!
縁起物の藁は、加勢鳥から“抜け落ちた”藁です。

普段は全く信心深く無いchirosukeですが、抜け落ちた藁を1本拾いました!
縁起物ですもの。

タオルの柄は「カセ坊」、加勢鳥のキャラクターです。
温かい甘酒は主催者さんから頂きました。

今年は38羽(過去最多)の加勢鳥たちが演舞をされたそうです。

「加勢鳥」を見終わった後、車で約30分、雪景色を眺めて瀧波に戻りました。
初めて訪れた「上山市」、加勢鳥はとても興味深くて楽しい「奇習」でありました。
♪カッカッカーのカッカッカー!

chirosuke山形県に行く「赤湯温泉 山形座 瀧波 2泊目カウンターライブキッチン夕食 編」(2024年2月) に続きます~!

chirosuke山形県に行く 「福島県会津の蔵元八二醸造 編」(2024年2月)


chirosuke達は瀧波さんが手配してくださったレンタカーで会津方面に向かいました。
大雪だったらどこにも行けないし、chirosukeは冬の山形で旅館におこもりするつもりでしたが、雪は降っていないし道路も大丈夫みたいです。

会津は福島県です。
chirosukeたちは会津地方に古くから伝わる一夜漬けの素、「三五八(さごはち)」を求めて、蔵元八二醸造さんに行くことに。
去年福島県に来た時、老舗の石橋糀屋さんで身請けした「三五八」が大変おいしく、お料理に欠かせないものになりました。
石橋糀屋さんはTVで紹介されたこともあり、現在も品切れ状態が続いているそう。
(石橋糀屋については2023年11月24日のブログをみてね)

今回はもうひとつの老舗、八二醸造さんに行きます。
瀧波がある山形県南陽市から福島県河沼郡会津坂下町市までは一部高速道路を使って車で約2時間30分かかります。

運転手はSちゃんです。
chirosukeは免許が無いので、いつも運転ありがとう!

福島県に入ると、雪こそ降っていませんがとても美しい雪景色でした。

お天気は良いし、青空と雪に覆われた樹々がとても良い感じです。

道路の両脇には除雪した雪が高く積まれていました。
山形県より福島県の方が雪が残っています。

車の窓から見える景色、きれいです~!

途中、福島県大沼郡会津美里町にある「新鶴(にいつる)パーキングエリア」に寄りました。

ベンチがひとつ、自動販売機とトイレだけの小さなPAですが、トイレのきれいさはピカイチでした。
オストメイト対応トイレで、清掃が行き届いて素晴らしい!
どれくらいの頻度でお掃除されているのかと思うくらいキレイでした。

八二醸造さんに到着。
創業寛政二年から八代、230年以上の歴史ある味噌・醤油の蔵元です。

https://hatini-jyouzou.com/

奥様が応対してくださり、店内の写真撮影の許可もいただきました。

すごく歴史を感じさせる店内です。
本格的な商家造りなのだそう。
味噌造りに使用していた醸造器具や、江戸時代からある帳場など、アンティーク家具も展示されていて、いろいろお話を聞かせてくださりchirosukeはとても楽しかったです。

蔵座敷には大きな黒漆喰の扉があります。
これは昔からある防火扉なのですって。
東日本大震災では蔵が半壊しましたが、翌年に修復し現在に至っているとのこと。
すごいなぁ。

ガラスケースの中にはおサルの掛け軸がありました。
あれ?
森狙仙じゃ・・・?!

chirosukeが、「森狙仙ではないですかっ?」と訊くと、奥さんは笑顔で「森狙仙って言われて飾っているのですけどね。どうなんでしょう。」
ふわふわの毛並のお利巧そうな瞳のお猿です。
chirosukeが「このお猿は美術館で何度も観た森狙仙のお猿にそっくりです!私は森狙仙だと思います!なんでも鑑定団じゃないですが・・・」と言うと笑っておられました。

chirosuke達はサゴハチ、玄米サゴハチに加えて、十二割糀味噌、梅醤油、本醸造醤油を身請け。
Sちゃんは「なんばん味噌」も買っていました。

八二醸造さん、いろいろお話を聞かせてくださってありがとうです。
chirosukeはあの掛け軸は「森狙仙」だと思っています!
本物で無くても、かわいいお猿の絵でありましょう。

八二醸造を出たchirosuke達は「道の駅あいづ」に立ち寄りました。
レストランもある広くてきれいな施設です。

http://heso-aizu.jp/

八二醸造さんの商品コーナーが充実していて、何だか嬉しくなったchirosukeであります。

軽くお昼ご飯にラーメンをいただきました。

Sちゃんは会津山塩ラーメン、chirosukeは喜多方ネギラーメンを注文。
どちらも800円 (税込)

おいしいラーメン、ごちそうさまでした。

これからchirosuke達は山形県に戻り、上山市民俗行事の加勢鳥(かせどり)を観に行きます。

chirosuke山形県に行く「上山市民俗行事 加勢鳥(かせどり)編」(2024年2月) に続きます~!

chirosuke山形県に行く 「赤湯温泉 山形座 瀧波 2日目朝食 編」(2024年2月)


「山形座 瀧波」、二日目です。
お部屋から眺めた中庭には雪が残っていました。
夜に少し降った様子ですが、今は快晴です。

朝食は7:30から。
今日はおでかけするので、早目の朝ご飯です。

chirosuke達は6時頃起きて、お部屋の露天風呂に入りました。
シャワーブースを使ってから隣の浴槽のあるエリアに。
夜間、窓を閉めていたのですが何と凍っていました!
少しずつ動かして半分くらい開けて檜風呂に浸かると身体が目覚めて行く感じ~。
大きい湯舟は、ゆったりと脚を伸ばして浸かれます。

朝風呂って素晴らしい~。
湯守さんが管理している源泉かけ流しの温泉です。
瀧波のお湯はとても良いなぁ。

朝食はダイニング「1/365」の、昨夜の夕食時と同じ個室でいただきます。

テーブルには冷めてもおいしくいただけるお料理が用意されていました。

冷たいお水がおいしいです。
ピッチャーとグラスもシンプルさが良いです。
chirosukeはガラスのお醤油さし、好きだなぁ~。

「目覚めのフレッシュジュース」
ラ・フランスのジュースがおいしいです。

丁寧に作られたおかずいろいろ。
瀧波の芋煮、米沢牛時雨煮、茎たち菜浸し、近江漬納豆。
どれもおいしくてご飯が進みます。

瀧波の朝食は、「うきたむ」の「大庄屋箱膳」です。
南陽市は山形県の南部、置賜盆地(おきたまぼんち)にあります。
現在の読み方は「おきたま」ですが、昔は「おいたま」さらにずっと昔の日本書紀の頃には「うきたむ」と呼ばれていたそうです。
「うきたむ(優嗜曇)」とは、「すぐれたもの、美味しいものをたしなむ」という意味もあるとのこと。
置賜の豊かな自然、気候、風土が育んだ食文化でありますね。

瀧波本館の母屋は、300年前に上杉藩の山守を努めた大庄屋の曲がり家だった建物を移築されたものです。
当時の食事スタイルに因んだ漆塗りの「箱膳」なのですって。
器もレトロちっくでchirosukeは好きです。

旅館のお約束、おひつご飯です。
南陽産のお米「つや姫」、ご飯がすごくおいしいです。

たっぷり緑茶も嬉しい。

卵料理は出汁巻たまご。
南陽市の新関さんが育てた鶏卵、「米コッコ卵」を使っています。
化学飼料を一切与えず、お米を主食に平飼いで育った鶏さんが産んだ卵なのだそう。
おいしい出汁巻たまごでした。

焼き魚と揚げ出し豆腐。
お豆腐は「秘伝豆豆腐」です。
焼き魚は東北のお魚「油ぼうず」。
温かいおかずもおいしいです。

手づくり味噌のお味噌汁と白ご飯、最高!

デザートはヨーグルトとバター餅。
甘酒もおいしかったです。

朝食はしっかり和食。
chirosukeのお約束、おひつの中にはひと粒たりともご飯は残していません!
やっぱりお腹いっぱいです。

おいしい朝ご飯、ごちそうさまでした。
食後のコーヒーやジュースはラウンジで・・・。

今日は会津方面に行きます。
昨日のうちに、フロントにレンタカーの手配をお願いしていました。
瀧波まで業者さんがレンタカーでやってきて手続き、利用後は車を瀧波に置いておけば業者さんが取りに来てくれます。
何て便利なのでしょう。
スタッフさん、ありがとうです。
chirosuke山形県に行く 「福島県会津の蔵元八二醸造 編」(2024年2月) に続きます~!

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ほうろうって・・・

優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!