映画「落下の解剖学」


chirosukeは映画「落下の解剖学」を、コレド室町2にある「TOHOシネマズ 日本橋」に観に行ってまいりました。

「落下の解剖学」
2023年製作/152分/G/フランス
原題:Anatomie d’une chute
配給:ギャガ
劇場公開日:2024年2月23日

https://gaga.ne.jp/anatomy/

監督:ジュスティーヌ・トリエ
製作:マリー=アンジュ・ルシアーニ
  ダビド・ティオン
脚本:ジュスティーヌ・トリエ
    アルチュール・アラリ
撮影:シモン・ボーフィス
美術:エマニュエル・デュプレ
衣装:イザベル・パネッティエ
編集:ロラン・セネシャル

「キャスト」
ザンドラ:サンドラ・ヒュラー
ヴィンセント:スワン・アルロー
ダニエル:ミロ・マシャド・グラネール
検事:アントワーヌ・レナルツ

「落下の解剖学」、chirosukeの感想は・・・
重い・・・!
笑うとこ無し。
ずっと緊張。
それでもどうなるんだろうとずっと両手をグーで目が離せない。
楽しくは無いけど、すごい作品です。

ファンタジックな演出も、ド派手な見せ場も、美しい景色も、胸を打つような感動もありません。
閉ざされた雪山で起きる事件ですが、ホラーでも無い。
サスペンス?うんうん、この表現が一番近いかな。
でもハラハラドキドキの迫りくる魔の手・・・とか、突然現れて見事に犯人を言い当てる探偵もいない。

法廷のシーンが多いけど法廷ドラマとも言えない。
アッと驚くどんでん返しも無くて、淡々と物語が進んで行きます。
どちらかと言うと地味。
でも退屈しない。
煙に巻くようなおフランスっぽさは無い。
何というか、ぐっと腹に力が入るようなヒューマンドラマであります。

とにかく、主演の夫殺しの罪を疑われる女優さんの演技がすごくて、この人の芝居でchirosukeは大満足であります。
夫との喧嘩のシーンは圧巻でchirosuke涙目。
え?
アレ嘘やったん?
ほんまに?
じゃあ今までの行動、何なん?
そこまで言いますか?
いやいや良く言った!
chirosukeの思考は何故か関西弁で頭ぐるぐる。

事故か、自殺か、殺人か・・・。
謎は謎のままに・・・。
みんな怪しい。
夫も奥さんも、コドモも。
Sちゃんは犬もアヤシイと言ってたっけ。

真実はいつもひとつ!とコナン君は言うけどさ、chirosukeには解らなかったよ。
「落下の解剖学」、映画館で観て良かった作品でありました。

映画「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」


chirosukeは映画「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」を日比谷の「TOHOシネマズ シャンテ」に観に行ってまいりました。

「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」
2023年製作/116分/G/フランス
原題:Jeanne du Barry
配給:ロングライド
劇場公開日:2024年2月2日

https://longride.jp/jeannedubarry/

監督:マイウェン
脚本:マイウェン/テディ・ルシ=モデステ/ニコラ・リベッチ 
撮影 :ローラン・ダイアン
衣装:ユルゲン・ドーリング
編集: ロール・ガルデット
音楽:スティーブン・ウォーベック

「キャスト」
ジャンヌ・ドゥ・バリー:マイウェン
ルイ15世:ジョニー・デップ
ラ・ボルド:バンジャマン・ラベルネ
リシュリュー公爵:ピエール・リシャール
バリー伯爵:メルビル・プポー
エギュイヨン公爵:パスカル・グレゴリー
アデレード:インディア・ヘア
ヴィクトワール:シュザンヌ・ドゥ・ベーク
王太子:ディエゴ・ルファー
マリー・アントワネット:ポーリン・ポールマン
メルシー:ミーシャ・レスコ
ノアイユ伯爵夫人:ノエミ・ルボフスキー
アン:マリアンヌ・バスレール
ムッシュ・デュムソー:ロバン・ルヌーチ

「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」、chirosukeの感想は・・・
「ベルばら」を知るchirosuke世代にとって、マリー・アントワネットの宿敵デュ・バリー夫人が主人公の映画とあっては、まず観ないと!
でしたが、「ベルばら」のマリー・アントワネットの視点ではなく、デュ・バリー夫人の気持ちや行動が興味深かったです。

「今日はベルサイユは大変な人出ですこと」と意に反してデュ・バリー夫人に声をかけたマリーであります。
「ベルばら」では「負けた・・・王太子妃が娼婦にやぶれた・・・」と涙を流して走り去るマリー。
そして「フランス宮廷は堕落しました。王位継承者の妃が娼婦に敗北したのです!!」とわんわん泣きながら叫ぶのですが、この映画ではそんな風では全然なかったです。
マリーから声をかけられたデュ・バリー夫人は、子供のように大喜びして、「宮廷で認められた」嬉しさを身体全体で表現していました。
したたかというよりは、子供のように素直な女性みたいでした。

chirosukeの中では、マリーを見下す宿敵だったデュ・バリー夫人が「そんなに嫌なやつでもないじゃん」に変わった作品でありました。
ヴェルサイユ宮殿での王の暮らしぶりや、滑稽とも思える宮廷作法も面白いです。
ザリガニ歩き?は良い感じの伏線でありました。
公妾、愛人が「〇〇夫人」となっているのにも理由があることも解り、chirosukeは「へぇ~!」です。

ジョニー・デップの復帰作というのにも興味がありました。
もっとはっちゃけた演技を期待していたのですが、おとなしめのルイ15世でした。

マイウェンさんは時々、「フィフス・エレメント」でオペラを歌う宇宙人に見えて仕方なかったchirosukeです。
(本人だものな・・・chirosukeよ!)

豪華絢爛な衣装や、ベルサイユ宮殿での大規模撮影の華やかさも映画の見どころだと思います。
特筆すべきはマリー・アントワネットを演じたポーリン・ポールマンさん。
肖像画とそっくりでびっくり!
可憐な雰囲気がすごく良かったです。
そんなマリー・アントワネットもジャンヌ・デュ・バリーも、最後はギロチン台に送られる運命・・・涙目のchirosukeであります。

映画にはノアイユ伯爵夫人も出てました。
ポリニャック公爵夫人はいたのかなぁ。
「ベルばら」では「文句があったらいつでもベルサイユへいらっしゃい!」と宣った悪役でしたね~。

chirosukeは「ベルサイユのばら」と史実がごっちゃになっております。
とってもおフランスな雰囲気いっぱいの「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」です。
ただ、登場人物の中でもたくさんの人がギロチン台送りになったのかと思うと、殺伐とした気持ちで涙目のchirosukeでありました。

「今日はベルサイユは大変な人出ですこと」
「文句があったらいつでもベルサイユへいらっしゃい」
この二つのキーワードは大切でありますよ。
(どうしてもベルばらと史実を混ぜたいのだな・・・chirosukeよ!)

映画「「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ」


chirosukeは「「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ」を観てまいりました。

「「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ」

2024年製作/103分/PG12/日本
配給:東宝、アニプレックス
劇場公開日:2024年2月2日

https://kimetsu.com/anime/worldtour2024/

監督:外崎春雄
原作:吾峠呼世晴
脚本制作:ufotable
キャラクターデザイン:松島晃
総作画監督:松島晃
サブキャラクターデザイン:佐藤美幸/梶山庸子/菊池美花
プロップデザイン:小山将治
美術監督:衛藤功二
撮影監督:寺尾優一
3D監督:西脇一樹
色彩設計:大前祐子
編集:神野学
音楽:梶浦由記/椎名豪

「柱稽古編」」オープニング主題歌: MY FIRST STORY HYDE
「刀鍛冶の里編」オープニングテーマ:MAN WITH A MISSION milet
アニメーション制作:ufotable

「キャスト」
竈門炭治郎:花江夏樹
竈門禰豆子:鬼頭明里
我妻善逸:下野紘
嘴平伊之助:松岡禎丞
不死川玄弥:岡本信彦
冨岡義勇:櫻井孝宏
宇髄天元:小西克幸
時透無一郎:河西健吾
胡蝶しのぶ:早見沙織
甘露寺蜜璃:花澤香菜
伊黒小芭内:鈴村健一
不死川実弥:関智一
悲鳴嶼行冥:杉田智和
鬼舞辻󠄀無惨:関俊彦
半天狗:古川登志夫

テレビアニメ「鬼滅の刃」のテレビシリーズ第4期「柱稽古編」が、2024年4月から放送開始されます。
その前に、第3期「刀鍛冶の里編」の第11話と「柱稽古編」の第1話を特別劇場上映した作品です。

chirosukeは、テレビシリーズの「鍛冶屋の里編」もリアルタイムで観ていました。
とても面白かったです。
その第11話(最終回)の禰豆子のシーンには、もう泣けて泣けて・・・。

「鍛冶屋の里編」の最終話、劇場でもchirosukeは泣きました。
全部解かっているのに・・・ボロ泣きでした。
ほんと、禰豆子ちゃん、よかったねぇ!
そしたら禰豆子の第一声が「おはよう、よかったね」だもん。
また泣いちゃいましたよ。

♪お日様さんさんと・・・
あの歌詞はダメ・・・泣かせに来てます。

今回も「無限列車編」で書いたことを、もう一度残しておきましょう。

「鬼滅の刃」は、主人公がとんでもない不運に見舞われ、「鬼」になってしまった妹を人間に戻したいという一途な思いから、鬼狩りの組織に入って闘う物語です。
闘うために必死の鍛錬をし、家族との絆、仲間との友情、尊敬する大人たちとの関りの中で闘いに赴き、成長するお話です。
どんな恐ろしい敵にも怯まず挑み続け、決して諦めない。
どんなに辛くても、負けても何度も立ち上がり前へ進むお話しです。
そして敵方の鬼も心を持っているから手ごわいのです。

圧倒的な映像美、迫力のシーンの連続です。
しっかりしたベース(原作の力)があってぶれない展開。
そして、プロの声優さんたちの渾身の演技と音楽。
すべての要素がハイレベルの素晴らしいエンタメ作品だと思います。

2024年2月2日(金)より、入場者特典「柱稽古指南書」(非売品)が配布されていました。

・タイトル:「柱稽古指南書」
・配布日:2024年2月2日(金)~
・サイズ:A4・全20ページ

竈門炭治郎役・花江夏樹さんが柱について語るスペシャルインタビューや、柱の総作画監督・作画監督修正集。
さらに柱を演じるキャスト達からのコメントが掲載されています。
4月からのTVシリーズも楽しみです。

そしてやっぱり、「全集中 chirosukeの呼吸 壱ノ型 ほうろう斬り!」であります。

2023年に観た舞台と映画のランキングです


chirosukeの年末のお約束、2023年に観た舞台と映画のランキングを、Excel表にしてみました。
(2022年分は2022年12月30日のブログをみてね)

今年観た舞台3本、映画12本、美術展15回でありました。
去年は舞台3本、映画19本、美術展20回でしたから、映画、美術展ともに減っています。
舞台も以前に比べたら少ないままです。

コロナが5類に変更となり、娯楽は復活してきたと思います。
しかし、開演直前での公演中止や観客が入った後の中止発表などもたまにあるようです。
劇場の灯が消えることはありませんが、2.5次元物が多く、chirosukeが好きな演目は少なかったです。

コロナ禍で人がひそやかに暮している時も、桜は咲きました。
日本には四季があって、季節ごとに花は咲きます。
chirosukeもできる限り自然の美しさに触れました。

3月・・・松戸市 坂川沿いの河津桜
3月・・・松戸神社のソメイヨシノ
3月・・・夙川公園の桜並木
4月・・・忍野八海の桜
4月・・・えんざん桃源郷ひな飾りと桃の花まつり
7月・・・入谷の朝顔市
9月・・・仙石原のすすき草原
11月・・・那須塩原の紅葉

松戸は自然が多く、近場でも美しい景色を見ることができます。
今年は大阪の実家に数回帰省したり、温泉に度々出かけたりで菜の花や薔薇や紫陽花等を見に行けませんでした。
塩山の桃の花祭りは桃の開花が早く行った時は終わりかけ・・・。
那須塩原の紅葉も色づきが遅く、タイミングが合いませんでした。
自然相手は難しいです。

◆旅行◆
今年も温泉も含め旅行は沢山いきました。
大阪の実家への帰省も5回あり、毎月どこかに行っているような頻度で、chirosukeは遊びまわっておりました。
旅行も表にまとめてみました。

今年も軽井沢のアンシェントホテルには2回行きました。
1月のシーズンオフ1泊目はchirosuke達の貸切状態でした。
GWは3泊して軽井沢を満喫しました。

天龍峡には片道5時間かけて行きましたが、行ったかいがありました。
飯田市の味噌蔵元の甘酒や味噌は大変おいしかったです。

塩原温泉の「湯の花荘」がとても気に入って紅葉の時季にも行きました。
「殺生石」を見に行って、コドモchirosukeが感じていた「理不尽な物語」に向き合えました。

「坐忘」にも2回行きました。
洞窟風呂と茶料理は最高です。
お友達にも紹介できて良かったです。

宮城県では「こけし村」でこけしの奥深さに驚きました。
「蔵王キツネ村」でホッキョクシロギツネの赤ちゃんを抱っこできたことは嬉しかったです。

水上温泉の「尚文」では夏のごちそう「鮎づくし」のお料理で、夕食に鮎をひとり4匹いただきました。
また夏に行きたいと思います。

「山形座瀧波」のエンタメ感いっぱいのおもてなしには感動しました。
是非リピートしたいお宿です。

忍野八海は雨でしたが景色は美しかったです。
またリベンジしたい場所です。

福島の「里の湯」の貸切風呂には感動しかありません。
また会津の「三五八」はお料理に欠かせないものとなりました。

◆舞台◆
chirosukeは楽しみのために、お仕事の合間の時間とお金をやりくりして劇場に行きます。
毎回ですが「きらいなものをきらいというより、好きなものを好きだと言おう」がモットーのブログなので、今回も★マークで振り返ってみました。
公演数は少ないですが、2023年舞台ランキング表です。

chirosukeの「良かった舞台」の定義は「同じチケット代でもう一度同じ舞台を観たいか?」です。
★の数で記載しました。
(チケット料金は割引・リセール等実際に購入した金額で記載しています。手数料や送料等は入っていません。)
★★★・・・無理しても観たい(チケット代を何とか工面してでも時間作って観たい)
★★・・・機会があれば観たい(お金と時間に少し余裕があれば観たい)
★・・・余裕あれば観たい(たまたまお金もあって暇ならば観たい)

ウクライナの戦争は終わりが見えず、心が痛いです。
観たいバレエの来日公演はほとんどありませんでした。
マリインスキー劇場やボリショイのバレエを再び喜んで観ることができる日が来るのでしょうか。
世界のあちこちで起きている分断と紛争に、芸術はなりを潜めざるを得ないのかもです。

チケットを取っていた「マチルダ」が、帰省と重なり観られなかったことは残念です。
そして「ファインディング・ネバーランド」は間違いなく名作です。

◆映画◆
2023年映画ランキング表です。
chirosukeの「良かった映画」の定義は「通常料金で満足できたか」です。
こちらも★の数で記載です。
★★★・・・通常料金でも満足(これは絶対映画館で観ないと損)
★★・・・割引デー(1,000円程度)なら納得(映画館で観る価値はあり)
★・・・TVで充分(わざわざ映画でなくても・・・)

映画は楽しめる作品が多かったです。

「かがみの孤城」では原作の素晴らしさが際立つ演出で良かったと思います。

「鬼滅の刃」は大スクリーンの迫力と声優さんの力量に泣きました。

「バビロン」は退廃的で豪華でやり切れない作品ですが、chirosukeは大好きです。
なぜこの作品より「あっち」の作品がアカデミー賞をとったのか・・・。
アカデミー賞という権威に疑問符がいっぱいです。

「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」でハリソン・フォードが臆せずに演じた「老い」には共感できました。
chirosukeにとって永遠のジョーンズ博士でありました。

「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」には泣きました。
深い・・・本当に深いテーマです。
これをしっかりエンタメで見せてくれるのは素晴らしい!

「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」は凄い作品だと思います。
娯楽だもの、こんな世界観が良いじゃないか!

◆美術展◆
美術展は展示内容がバラエティに富んでいるので今回もランク付けは無しです。
例年通り、一覧表だけ作成しました。
(チケット料金は割引適用後、特典付きチケットの場合はその料金で記載しています)

コロナをきっかけに美術館は行きたい時に気軽に行ける場所では無くなりました。
日時指定のチケットが通常化してきました。

軽井沢に新しくできた安東美術館には2回行きました。
藤田嗣治だけの美術館。
作品ももちろん素晴らしいですが、この美術館をつくられた安東夫妻の心意気に感動します。

「ヒグチユウコ展」はとても素晴らしく、chirosukeの「大好き」が広がりました。
ぬいぐるみの「ニャンコ」に泣きました。

コレクションしているアンティークでは、フランスアンティーク「メルスリーボックス」やクロモスの額が増えました。
「Art Y’s 」さんのセレクションボックス、富野有紀子先生のうさぎドールもお迎えできました。
コドモchirosukeが「わぁ~! すごい!」と驚くような可愛らしさでありますよ。

自由が丘の「ボンクラージュ」が来年3月で閉店してしまうのは残念ですが、オンラインショップの復活を心待ちにしたいと思います。
閉店前にお店に行けたのも東京にいるからこそです。

chirosukeは来年も引き続き、座右の銘
「ええかげんは芸の神髄、意味づけは時の権力」
「人生は深刻だが、芸術は楽しい」
でやっていきます。

去年と同様、どんな時でも人の想像力は無限だということを信じていきたいです。
舞台やコンサートが制限なく開催されますように。
行きたい時に気軽に美術館に行けますように。
海外との文化交流が復活しますように。
日本中の観光地に活気が戻りますように。
そして、ウクライナやガザの人たちに一日も早く安息の日々が訪れることを願ってやみません。

来年も、心の奥に届く美しいもの、楽しいものに出会えますように!

映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」


chirosukeは、映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」を観てまいりました。

「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」
2023年製作/116分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2023年11月23日

https://www.tondesaitama.com/

監督:武内英樹
原作:魔夜峰央
脚本:徳永友一
製作:大多亮/吉村文雄/川原泰博
プロデューサー:若松央樹/古郡真也
撮影:谷川創平
照明:李家俊理
録音:金杉貴史
美術:あべ木陽次
美術プロデューサー:三竹寛典
アートコーディネーター:森田誠之
装飾:竹原丈二
人物デザイン監修:柘植伊佐夫
衣装デザイン:柘植伊佐夫
衣装:大友洸介
ヘアメイク:塚原ひろの/タナベコウタ/千葉友子
VFXスーパーバイザー:長崎悠
VFXプロデューサー:赤羽智史
ミュージックエディター:小西善行
スーパーバイジングサウンドエディター:伊東晃
編集:河村信二
音楽:Face 2 fAKE
主題歌:はなわ
監督補:楢木野礼
記録:赤星元子/松村陽子
スケジュール:尾崎隼樹
制作担当:武田旭弘/辻智
アソシエイトプロデューサー:加藤達也
ラインプロデューサー:齋藤健志

「キャスト」
麻実麗:GACKT
壇ノ浦百美:二階堂ふみ
桔梗魁:杏
下川信男:加藤諒
おかよ:益若つばさ
近江晴樹:堀田真由
近江晴樹:くっきー!
滋賀のジャンヌダルク:高橋メアリージュン
内田智治:アキラ100%
若月依希:朝日奈央
和歌山解放戦線員:天童よしみ
京都の女将:山村紅葉
元大阪府知事:ハイヒールモモコ
京都市長:川崎麻世
神戸市長:藤原紀香
嘉祥寺晃:片岡愛之助
浜野サザエ:小沢真珠
浜野アワビ:中原翔子
滋賀解放戦線員:津田篤宏
和歌山の姫君:トミコ・クレア
内田直子:和久井映見
大宮支部長:矢柴俊博
浦和支部長:西郷豊
与野支部長:水野智則
深谷支部長:廻飛呂男
川口支部長:沖田裕樹
上尾支部長:佐野泰臣
川越支部長:川口直人
熊谷支部長:西岡ゆん
JR埼京線代表:山中崇史
JR京浜東北線代表:ゴルゴ松本
西武新宿線代表:杉山裕之
西武池袋線代表:谷田部俊
東武東上線代表:デビット伊東
東武伊勢崎線代表:はなわ
白鵬堂学院の野球部の男:戸塚純貴
若月健太:瀬戸康史
粉物工場で働く労働者A:ゆりやんレトリィバァ
粉物工場で働く労働者B:akane
施設長:竹原芳子

「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」、chirosukeの感想は・・・
めっちゃ面白かった!
笑います。
それが一番大事です。
そして、不覚にもchirosukeは泣いてしまった場面がありました。

バカバカしさを極めると清々しい、はchirosukeの持論のひとつでありますが、まさにこの作品はとても清々しかったです。

和歌山の方、滋賀の方、京都の方、大阪の方、兵庫県の方、是非観てください。
今回の作品は関西人にしか解らない世界観かも知れません。

「滋賀のオスカル」こと桔梗魁を演じた杏さん。
とてもきれいで真剣に(あたりまえですが)演技をされていてchirosukeは両手をグーでした。
杏さん登場シーンで「私はパリで革命を学んできた」と仰ったとき、chirosukeはドキッ!
え?コレって良いの?
さらりと良かったみたい・・・。
chirosukeが余計な心配をすることは無かったです。

大阪との闘いの中で、滋賀解放戦線のリーダー桔梗魁が滋賀県民を鼓舞する場面。
chirosukeは涙がでました。
まるで「レ・ミゼラブル」の民衆の歌が聞こえて来るようでした。
学習船「うみのこ」の子供達が健気で・・・。
そして波打ち際に漂う夥しい「飛び出し坊や0系」の姿に泣けてしまったchirosukeでありました。

千葉解放戦線のリーダー阿久津さん・・・。
オトナの事情でこの作品には出られなかったのですが、扱いが絶妙でした。
「阿久津はどうした?!」の質問に匂わせぶりな表情だけで黙って帽子とステッキを見せる千葉の海女さん二人。
なんて演出なんだぁ~!
スルーできたのに敢えてこの演出、見事です。
chirosukeは両手をグーでした。

粉物工場の、ええんかい~!のパクリ映像とか、片岡愛之助さん&藤原紀香さんの夫婦共演とか見どころは沢山ありますが、特筆すべきは京都の女将を演じた山村紅葉さんでありましょう。
一瞬のあのアップで、京都人を見事に表現した山村紅葉さん、凄いです。

パンフレットも身請けしました。

・パンフレット(翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~) 880円 (税込)

1作目の映画「翔んで埼玉」はテレビで観て大笑いしましたが、「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」を映画館で観られて良かったと思います。
ほんとバカバカしくて最高です。

「翔んで埼玉」はディスられてなんぼ、の世界ですが、chirosukeの故郷の街も一瞬ですがしっかりディスっていただき嬉しかったです。
これはもう次の続編を期待したいところ。
エキストラ募集とかあったら是非出たい・・・と思うchirosukeであります。

映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」


chirosukeは、映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」を観てまいりました。

「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」
2023年製作/104分/PG12/日本
配給:東映
劇場公開日:2023年11月17日

https://www.kitaro-tanjo.com/

監督:古賀豪
原作:水木しげる
脚本:吉野弘幸
キャラクターデザイン:谷田部透湖
美術監督:市岡茉衣
色彩設計:横山さよ子
撮影監督:石山智之
製作担当:澤守洸/堀越圭文
制作:東映アニメーション

鬼太郎の父(かつての目玉おやじ):関俊彦
水木:木内秀信
龍賀沙代:種崎敦美
長田時弥:小林由美子
龍賀時貞:白鳥哲
龍賀時磨:飛田展男
龍賀孝三:中井和哉
龍賀乙:米沢海陽子
龍賀克典:山路和弘
龍賀丙江:皆口裕子
長田(龍賀)庚子:釘宮理恵
長田幻治:石田彰
ある謎の少年:古川登志夫
鬼太郎:沢城みゆき
ねこ娘:庄司宇芽香
山田:松風雅也
目玉おやじ:野沢雅子

「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」、chirosukeの感想は・・・
めちゃくちゃ面白い!
深い・・・そして泣かずにはいられなかったです。

漫画家・水木しげるの生誕100周年記念長編アニメーション。
2018〜20年に放送されたテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期をベースに、シリーズの原点である「目玉おやじ」の過去と鬼太郎誕生にまつわる物語です。
「ゲゲゲの鬼太郎」は、コドモchirosukeの頃から観ていたし大好きでした。
「第6期」というのも驚きです。

この作品には鬼太郎はちょこっとしか出てきません。
鬼太郎の父親である「目玉おやじ」とchirosukeは殆ど知らなかった、鬼太郎の母親の物語です。

時代は昭和31年。
chirosukeもまだ生まれていません。
この時代に色濃く残る「戦後色」が感じられます。
全体の雰囲気が戦後⇒横溝正史⇒犬神家の一族です。

日本の経済界を裏で支配する人間の一族のお話しでもあります。
これが「犬神家」っぽくて良い感じ。
犬神家をもっと禍々しくした一族です。
当主の跡目争いが繰り広げられる中、一族の者が次から次へと惨殺される事件が起きて、とっても犬神家!

そこに戦争帰りの男「水木」がやって来て、行方不明の妻を探しにきた、かつての目玉おやじと出会うお話しです。
戦後復興の中で野心を持ち、立身出世を成し遂げようとする「水木」は戦地で人の心を捨てざるを得なかったのかな。
多くの日本人が「絶望」に蓋をして必死で生きてきたのでしょう。
復興、発展の陰に真心や義や情は顧みられることも無く、どこかに追いやられてしまったみたい。

行方不明の妻を見つけたいだけの、かつての目玉おやじは幽霊族です。
幽霊族が「精神的な充足」を大切にして滅びつつあり、人の心を封じるように出世を夢見る人間「水木」との対比はとても皮肉です。

お互いの違いが壁だった二人が、次第に歩み寄り助けあって「悪」と闘う場面は感動的でchirosukeは両手をグー!
アクションシーンでは銃も爆弾も刃物も出てきません。
なのにナニコレすごい!
凄まじい迫力にchirosukeは涙目です。
大画面いっぱいに動き回る「勢いのある絵」が素晴らしい!
目玉おやじがカッコ良すぎる!

そして、傷つきボロボロになった生身の人間「水木」の行動が涙なしでは見られませんでした。
「お前、つまんねぇ奴だな・・・」は名台詞です!

はっきり言って、この作品はコドモ向けではありません。
でも昭和にコドモ時代を過ごし、ゲゲゲの鬼太郎を見てきた世代には心に響くものがあると思います。
美しいものではない、けれど目をそらし続けてはいけない。
戦争の絶望を忘れてはならないのかな。
もちろん絶望を抱えたままでは生きていけないでしょう。
戦争の絶望を「無かったこと」にしてはいけないとchirosukeは思いました。
無かったことにすると、怨念が襲ってくるのだなぁ。
誰かの幸福(繁栄)は、誰かの犠牲(搾取)の上だけに在ってはいけないのですね。

chirosukeは、そんな心がちょっと苦しくなるようなことも考えながら後半は泣いていました。
京極堂さんの「この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口くん」の言葉が思い出されたし・・・。

エンドロールの映像は凄いけど悲しすぎます。
この作品を最後までエンタメとして楽しめたのは、鬼太郎の存在でしょう。
「水木」が、生まれて来た鬼太郎を始末できず抱きしめた時、人間も幽霊族のように「心の充足」を大切にできるのかも・・・と希望が見えました。
鬼太郎が妖怪でありながら人間を助けるのならば、人間もまた妖怪に寄り添うこともできると思います。

パンフレットは完売でした。
この作品、想定外のヒット?

物語も絵も良かったけど、何より声優さんたちの演技が素晴らしかったです。
chirosukeは「目玉おやじ」の人、すごく良かった!
「鬼滅の刃」にも出ていた人らしい。
鬼の人かな?鬼殺隊の方かな?
関俊彦さん、鬼舞辻無惨役でした~!
無惨さま!

「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」、素晴らしい作品だと思います。
chirosukeのおすすめであります!

※2024/2/4追記

ようやくパンフレットが身請けできました。

・「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」パンフレット 950円 (税込)

映画「ゴジラ−1.0」


chirosukeは、映画「「ゴジラ−1.0」」を観てまいりました

「ゴジラ−1.0」
2023年製作/125分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2023年11月3日

https://godzilla-movie2023.toho.co.jp/

監督:山崎貴
脚本:山崎貴
製作:市川南
エグゼクティブプロデューサー:臼井央/阿部秀司
企画:山田兼司/岸田一晃
プロデュース:/山田兼司岸田一晃
プロデューサー:阿部豪/守屋圭一郎
協力プロデューサー:上田太地/山内章弘
チーフゴジラオフィサー:大田圭二
ラインプロデューサー:櫻井紘史
撮影:柴崎幸三
照明:上田なりゆき
録音:竹内久史
特機:奥田悟
美術:上條安里
装飾:龍田哲児
衣装:水島愛子
ヘアメイク:宮内三千代
音響効果:井上奈津子
VFX:山崎貴
VFXディレクター:渋谷紀世子
カラリスト:石山将弘
編集:宮島竜治
選曲:藤村義孝
音楽:佐藤直紀/伊福部昭
助監督:安達耕平
キャスティング:杉野剛
スクリプター:阿保知香子
制作担当:横井義人
プロダクション統括:會田望

「キャスト」
敷島浩一:神木隆之介
大石典子:浜辺美波
水島四郎:山田裕貴
橘宗作:青木崇高
野田健治:吉岡秀隆
太田澄子:安藤サクラ
秋津清治:佐々木蔵之介
堀田辰雄:田中美央
齋藤忠征:遠藤雄弥
板垣昭夫:飯田基祐
明子:永谷咲笑

「ゴジラ−1.0」、chirosukeの感想は・・・
とても怖くて面白いゴジラ映画でした。

「ゴジラ」の生誕70周年記念作品で、日本で製作された実写のゴジラ映画としては通算30作目だそうです。
タイトルの「−1.0」の読みは「マイナスワン」。

戦後の日が舞台です。
戦争によって焦土と化し、全てを失って「ゼロ」になった日本に突如ゴジラが出現します。
ゴジラはその圧倒的な破壊力で日本を「マイナス」へ叩き落とします。
戦争を生き延びた人々は、ゴジラに対して闘う術を模索し「生きる」ことを余儀なくされます。

chirosukeは途中、この監督さんが「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの人だと気づきました。
あ、ヤバイ・・・。
あの世界をやられたらゴジラ映画じゃなくなっちゃう!
と両手をグーにしましたが杞憂でした。
「ALWAYS 三丁目の夕日」テイストはあったものの、ちゃんとゴジラ映画でした!

逃げまどう人々が、真下からゴジラ(特に顔)を見上げるシーンは凄かったです。
あのアングルはなかなか無いわ・・・chirosukeは怖くて涙目でした。
怖いゴジラ最高!

ゼロ戦の整備士を演じた青木崇高さん、すごく良かったです!
この人、上手いんだなぁ。

山田裕貴さんは若いけど印象に残る演技です。
これからどんどんすごい役者さんになるだろうなと思います。

佐々木蔵之介さんが良い味出してて、chirosukeは吉岡秀隆さんより佐々木さんが最後はやってくれると期待したんだけど。
吉岡さんはがんばっていたけど、chirosukeには金田一耕助に見えてしまって、気分はとっても 「八つ墓村」.でした・・・。

主演の神木隆之介さん。
chirosukeは何故か最後まで名前が出てこず・・・。
屈折した感がすごく良くて、chirosukeはこの役者さん良く知ってる!
え?誰だっけ・・・。
ず~っと気になって仕方なかったのですが、エンドロールで「ああっ!そうだよ、神木隆之介だよ!なんで名前がでてこなかったんだぁ!」と最後の最後で両手をグーでした。

後半の典子さんとの再会は、あまりにもご都合過ぎで笑っちゃうくらいでした。
ここまでやりますか・・・と思ったけどゴジラが容赦なく破壊するものとして描けていたので、ま、良いかと。

監督さんが描きたかったのは、多分「家族」とか「戦後」とかもあったのかも知れないけど、怪獣映画だもの。
怖かった!を一番評価したいと思ったchirosukeです。

着ぐるみでも、特撮でも、VFXでも何でも良い。
巨大で、強くて、容赦なくて、ギャオーと吠え、キーンと熱線を出して、ズンズンと街を踏み潰すのが怪獣なのです。
これからも引き続き、怖いゴジラを見せてくれることを期待します。

「ゴジラ−1.0」は、怪獣映画として大変見応えがある作品でありました!

映画 「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」


chirosukeは、映画「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」を観てまいりました

「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」
Mission: Impossible – Dead Reckoning Part One
2D/字幕

監督:クリストファー・マッカリー
製作:トム・クルーズ/クリストファー・マッカリー
製作総指揮:デビッド・エリソン/ダナ・ゴールドバーグ/ドン・グレンジャー/トミー・ゴームリー
原作:ブルース・ゲラー
脚本:クリストファー・マッカリー/エリック・ジェンドレセン
撮影:フレイザー・タガート
美術:ゲイリー・フリーマン
衣装:ジル・テイラー
編集:エディ・ハミルトン
音楽:ローン・バルフェ
テーマ曲:ラロ・シフリン

2023年製作/164分/G/アメリカ
原題:Mission: Impossible – Dead Reckoning Part One
配給:東和ピクチャーズ

https://missionimpossible.jp/

「キャスト」
イーサン・ハント:トム・クルーズ
グレース:ヘイリー・アトウェル
ルーサー・スティッケル:ビング・レイムス
ベンジー・ダン:サイモン・ペッグ
イルサ・ファウスト:レベッカ・ファーガソン
ホワイト・ウィドウ:バネッサ・カービー
ガブリエル:イーサイ・モラレス
パリス:ポム・クレメンティエフ
ユージーン・キットリッジ:ヘンリー・ツェーニー

chirosukeの感想は・・・
トム・クルーズ、すごいなぁ。
前回の作品で、「もうここまでやっちゃったら次が無いよ、やり過ぎじゃないの?」と心配したchirosukeですが、そんな心配ご無用!
と思うくらい面白かったです。

「ミッション:インポッシブル」シリーズの第7作で、シリーズ初の2部作です。
(今回はPART ONE)
イーサン・ハントの過去から現在までが描かれます。
物語はハラハラドキドキの連続!
いたるところでchirosukeは両手をグーです。

崖からの大ジャンプもカーチェイスも空港での全力疾走も、豪華列車でのアクションもどれも凄すぎる!
誰が仲間で誰が敵か・・・。

えっ!
ここで皆やっちゃうわけ?
あれ?
やられて無かったの?
おおっ!
あの人たちだ!
ああっ!
なんてこと・・・まさかあの人が・・・!

もうchirosukeは頭がぐるぐるで、ほんとこれが映画だよ。
大スクリーンと音響でこんなに楽しめるんだもの。

早くPart2が観たいです!
トム・クルーズ、すごいよ。
毎回本気でやってくれるんだもの。
だからchirosukeも全力で楽しませてもらいます!
ただ、無理はしないでほしい・・・。
でも無茶な映像を期待しています~!

映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」


chirosukeは映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」を観に行ってまいりました。

「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」
(Indiana Jones and the Dial of Destiny)
日本語字幕
監督:ジェームズ・マンゴールド
製作:キャスリーン・ケネディ
フランク・マーシャル
サイモン・エマニュエル
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ
ジョージ・ルーカス
脚本:ジェズ・バターワース
ジョン=ヘンリー・バターワース
デビッド・コープ
ジェームズ・マンゴールド
撮影:フェドン・パパマイケル
美術:アダム・ストックハウゼン
衣装:ジョアンナ・ジョンストン
編集:マイケル・マカスカー
アンドリュー・バックランド
ダーク・ウェスターベルト
音楽:ジョン・ウィリアムズ

「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」
Indiana Jones and the Dial of Destiny
2023年製作
アメリカ
配給:ディズニー
上映時間:154分/G

https://www.disney.co.jp/movie/indianajones-dial

「キャスト」
インディ・ジョーンズ:ハリソン・フォード
ヘレナ:フィービー・ウォーラー=ブリッジ
レオナルド:アントニオ・バンデラス
サラー:ジョン・リス=デイビス
バジル:トビー・ジョーンズ
クレーバー:ボイド・ホルブルック
テディ:イーサン・イシドール
フォラー:マッツ・ミケルセン
メイソン:シャウネット・レネー・ウィルソン
ハウケ:オリビエ・リヒタース

ハリソン・フォードが演じる考古学者インディ・ジョーンズの冒険を描く「インディ・ジョーンズ」シリーズの第5作です。
前作から15年ぶりの新作です。
過去4作でメガホンをとったスティーブン・スピルバーグはジョージ・ルーカスとともに製作総指揮を務め、ジェームズ・マンゴールド監督が引き継ぎました。

chirosukeはインディ・ジョーンズシリーズは過去4作は全てTVで観ました。
映画館で観るのはこの作品が初めてです。

「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」、chirosukeの感想は・・・
とても面白かったです。
このシリーズ作品は映画館で観るべきと思いました。

インディ・ジョーンズのハリソン・フォードさん。
年を取りましたが、chirosukeも年を取りました・・・。
とてもカッコ良いです!
ジョーンズ博士がいるというだけで嬉しくてchirosukeは涙目であります。

お約束の因縁の宿敵である元ナチスも、毎回同じなんだけどね。
ワクワク、ハラハラ、ドキドキするわけですよ。
chirosukeは何度も両手をグーです。

元ナチスの科学者フォラーを演じた、マッツ・ミケルセンさん。
「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」でジョニー・デップに替わってグリンデルバルドを演じた方ですね。
とても魅力のある悪役っぷりが素敵です。

ジョン・ウィリアムズのあのテーマ曲が流れるとほんと感激です。
chirosuke達にとって永遠のインディ・ジョーンズは、きっとまたいつか冒険の旅に出ていくのだろうな・・・。
「何を信じるかではない、どこまで信じるかだ」
chirosukeの心に刺さったインディの言葉です。

プログラムも身請けしました。

・プログラム 880円 (税込)
プログラムは2種類あって、今までのインディ・ジョーンズ作品も含めて1冊になったのは3,900円でした。
無理・・・お財布が駆逐されちゃいます。
この後、丸亀うどんで遅いランチをいただく予定なのに・・・。

映画の終盤で登場した人物にchirosukeは涙目でした。
うんうん、やっぱりこの人だよ!
齢をとったけど美しい方でした。

そしてラストのカット!
chirosukeは好きです!
インディ・ジョーンズの締めくくりにふさわしいと思います。

「冒険」という言葉には無敵のパワーがあります。
chirosukeの心の中のインディ・ジョーンズの冒険は、決して終わらないのでありました。

映画「リバー、流れないでよ」


chirosukeは、TOHOシネマズ 日比谷に「リバー、流れないでよ」を観に行ってまいりました。

「リバー、流れないでよ」
監督:山口淳太
原案:上田誠
脚本:上田誠
プロデューサー:大槻貴宏
撮影:川越一成
撮影:川越一成
照明:徳永恭弘/藤川達也
録音:平川鼓湖/倉貫雅矢
美術:相馬直樹
装飾:角田綾
衣装:清川敦子
ヘアメイク:松村妙子
編集:山口淳太
音楽:滝本晃司
主題歌:くるり
助監督:渡邉新之輔
宣伝美術:三堀大介
スチール:濱田英明

2023年製作 日本
配給:トリウッド
上映時間:86分
映倫区分:G

https://www.europe-kikaku.com/river/

「キャスト」
ミコト:藤谷理子
タク:鳥越裕貴
番頭:永野宗典
料理長:角田貴志
エイジ:酒井善史
ノミヤ:諏訪雅
クスミ:石田剛太
スギヤマ:中川晴樹
猟師:土佐和成
チノ:早織
ヒサメ:久保史緒里
キミ:本上まなみ
オバタ:近藤芳正

上田誠率いる人気劇団「ヨーロッパ企画」がつくったオリジナル長編映画の第2作目です。
chirosukeは「ヨーロッパ企画」の舞台は観たことがありませんが、2020年に映画「ドロステのはてで僕ら」を観ています。
(「ドロステのはてで僕ら」については、2020年7月23日のブログをみてね)

「リバー、流れないでよ」、chirosukeの感想は・・・
アイデア、役者の演技は良いのですが、根本的なところがいい加減に感じてしまい残念でした。
この作品は、冬の京都・貴船を舞台に、何度も繰り返す2分間のタイムループから抜け出せなくなった人々の混乱を描いたコメディです。
設定を「2分間のタイムループ」とするならば、ちゃんとループさせてよ、と思いました。

厳しいコトバになってしまうけど、一番ちゃんとしなくてはいけないところがブレてしまい、無理やり進めた為に作品として体を成してしないのでは?
登場人物達が2分後に同じ場所、同じ時間に戻ってしまう不条理を映像にしています。
ところが次第に同じ時間では無くなっています。
日差しが違う、空の色が違う、最後の方は雪まで降って来る。
どんどん降って来る・・・吹雪いている・・・大雪です。
とうとう雪が積もっています。
次のループでは雪など全く無く晴れている・・・。

同じ時間を繰り返しているのに・・・これを「2分間のタイムループです」と言われても・・・。
パンフレットには、監督のインタビューで、雪は予想外のことだったが「天気を映画に組み込む」とか「天気を映画に活かした」とか言われてました。
明らかに違っている天気、戻っていない時間軸の設定を強引に撮影してもねぇ。

chirosukeは驚きました。
一日限りのイベントや生の舞台では無いのです。
映画は何度でも撮り直しができるし編集もできます。
日数や役者のスケジュール、予算の制限があるのは当たり前です。
でも観る側にしたら、そんな作り手側の都合やアクシデントは知ったこっちゃない。
作品として出来上がったものが全てです。

天気を映画に活かした結果、美しい貴船の雪景色が撮れました!って言われても。
なので、chirosukeはこの映画を「プロの作品」とは思えなかったです。
映画は好き嫌いです。
とても残念です。

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ほうろうって・・・

優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!