「箱根ガラスの森美術館」からバスで約30分、「箱根湯本駅」に到着しました。
コインロッカーから荷物を出して、徒歩約10分でホテルマイユクール祥月さんに到着であります。
ここはchirosukeのお気に入りの宿です。
箱根に来る度、利用しています。
http://www.shougetsu.co.jp/
箱根湯本の駅から徒歩圏内でありながら、自然の中でゆったり静かに過ごせます。
温泉もきれいで広いし、ご飯がおいしいです。
スタッフさんも親切で、客室数38室という規模も良い感じです。
途中、「湯本橋」を渡っていきます。
橋から眺める景色もchirosukeは好きです。
少し急な坂道があって紫陽花が咲いています。
ここはまだいくつか咲いているという感じでしたが、きれいですね。
来週あたりが紫陽花の見頃かなぁ。
旅行の日程を立てる際には、お天気はなかなか読めないから今回晴天に恵まれたのはラッキーでありましょう。
去年の7月に来た時は2日間とも雨だったし・・・。
マイユクール祥月さんは、前回同様、新型コロナ対策をしっかりされていました。
エントランスの検温では、いたって元気もののchirosukeとSちゃんはクリアです。
消毒用アルコールもあちこちに設置されていて、共有部分の消毒も頻繁にされているようです。
宿泊する側も、館内でマスク着用等のマナーは守りましょう。
今回の宿泊プランにも「選べるアメニティーセット」の特典が付いていました。
chirosukeとSちゃんはそれぞれシャンプー、コンディショナー、ボディウオッシュ、ボディミルクのセットを選びました。
毎回ですがアメニティーは使わずに持って帰ります。
(アメニティーがたまる一方だが・・・chirosukeよ!)
お部屋はいつもの23㎡のツインルームです。
充分な広さだし、清潔で快適。
ベージュを基調にした落ち着いた雰囲気のお部屋で、ふかふかのシモンズ製ベッドはとても寝心地が良いです。
加湿器もセットされていて、ドリップコーヒー、お茶、紅茶のティーバッグもあります。
保温ポットにはお湯が沸いていて、冷水ポットもあります。
浴衣と館内着も良い感じで、マイユクールさんの設備とアメニティにはいつも満足のchirosukeです。
別に高級感が無くても良いのです。
必要なものがきちんと提供されていて、ちょっと心配りがあるだけで・・・最高でありますね。
館内着は、ホテルの女将さんが素材から選びデザインされた紺色のワッフル生地。
着心地は良いんですが夏場のお風呂上がりには少し暑い・・・。
それでも浴衣が苦手なchirosukeは館内着を着ます。
シャワーブースがついていますが、大浴場に行くのでここはまず使用しません。
ロビーでのウェルカムドリンクの替わりに、テーブルの上におしぼりと冷蔵庫内に「まろやかりんご酢」のボトルが冷やされていました。
この林檎酢はおいしい~。
リンゴ酢をいただいてくつろいでしまいましたが、Sちゃんが「お風呂に行かないの?夕食早いよ」と声をかけてくれました。
おお、そうでした。
夕食はレストランで二部制で、早い時間帯(17時30分~)にしていたのでした。
リンゴ酢飲んでいる場合じゃないです。
早速温泉にGO!です。
いよいよchirosukeの温泉でのお約束、「全力でだらける」タイムに突入であります。
お部屋の中にはひとりずつ置いてあった不織布の巾着袋には、新品の手ぬぐいタオルと足袋ソックスも用意されています。
歯ブラシ、ヘアブラシ、コットン、シャワーキャップにヘアゴムは大浴場にも置いてあります。
クレンジングと化粧水、乳液の基礎化粧品も大浴場にあるので、バスタオルのみお部屋から持参します。
そして、温泉宿のお約束、フェイスタオルは大浴場で使いたい放題であります。
これよ、これ!
この贅沢が温泉のオキテのひとつですね。
どんなにタオルを使っても、自分で洗濯しなくて良いのだわ・・・
幸せをかみしめるchirosukeであります。
マイユクールさんの温泉は男女入れ替えです。
大浴場/露天風呂はそれぞれ「美楽の湯」「喜楽の湯」と言います。
一泊目は「美楽の湯」です。
お風呂は広々とした大浴場、露天風呂、露天ジャグジー、室内サウナがあって、とても気持ちいいです。
温泉の効能は・・・
弱アルカリ性単純泉。無色透明。美肌、婦人病、筋肉痛、神経痛、運動機能障害等。
「美楽の湯」には露天ジャグジーがあります。
ジャグジーの露天風呂(ラベンダー)はずっと浸かっていたいくらいの心地良さです。
大浴場には2人くらいのお客さんがおられましたが、空いています。
マイユクールさんの脱衣場は広くて、鍵のかかるロッカーに衣類が全部入っちゃいます。
宿泊者はそこそこ多くても、温泉が混雑していることは稀です。
夕食を二部制にしている為かうまく分散しているのでしょう。
時間もあまり無いので、ささっと汗を流しシャンプーを済ませました。
それでも温泉でのchirosukeのお約束、平泳ぎとワニ歩きはコッソリ済ませました。
(毎回だが全くコドモだな・・・chirosukeよ!)
脱衣場で、自由に飲める冷えたルイボスティーのサービスもポイント高し!
お部屋に戻って身づくろいをして、レストランにGO!
温泉旅館のお約束、お風呂上がりのすっぴん、館内着、裸足でスリッパ履きという、くつろいだ雰囲気です。
夕食メニューの写真です。
マイユクールさんはいつも名前入りのメニューをつくってテーブルに置いてくれます。
日中は歩き回ったせいか、とてもお腹が空いてきました。
広々したレストランではピアノ演奏もあります。
この「生ピアノ演奏」が何気に優雅でchirosukeは好きです。
普段音楽とあまり関わらない生活のchirosukeですが、お姉さんが弾いてくれる心地よい音色は良い感じです。
リクエストもありみたいですが、お願いしたことはありません。
Sちゃんと「もし、鬼滅の刃をお願いします」って言ったら弾いてくれるのかなぁ・・・。
プロだから弾いてくれるでしょう、とコソコソ話。
あ、でも 「紅蓮華」 かなぁ、「炎」かなぁ、「竈門炭治郎のうた」が流れたら泣いちゃうな・・・。
お喋りばかりしてないで、お料理が来ますよ、chirosukeよ!
お風呂上がりにグラスビールをいただきました。
おいしいです~。
夕食は和洋折衷の祥月オリジナル・フルコースディナーです。
前菜から始まってメインディッシュはお肉でした。
chirosukeの普段の食生活は「ご飯・おかず・おやつ」と大雑把ですが、時々温泉旅館等で手の込んだお料理をいただくと嬉しくなります。
今回もとてもおいしい夕食でした!
マイユクールさんの夕食はいつも稲荷寿司と食前酒(梅酒)から始まります。
あれ?いつもの真っ黒な黒稲荷寿司ではありませんでした。
ホテルの説明によると・・・
稲荷寿司の由来は、ホテル玄関にお祀りしているお稲荷様に因んでいるそうです。
ここのお稲荷様は女性の子狐様で、その昔、黒い狐様に恋をして実ったという言い伝えがあるのですって。
毎月11日にいなり寿司をお供えして祀っていて、以来縁結びのお稲荷様として親しまれているとのことです。
白い女性の子狐様にあやかって、白の稲荷寿司だそうですよ。
ふっくらジューシーでおいしいお稲荷さんでした。
毎回驚く、ミニチュアみたいなかわいい前菜です。
「皐月」の二人分の前菜です。
ひとりあたり10品が盛り付けられています。
桃のヴィシソワーズ 順才、カジキマグロとホワイトアスパラと石川芋のピンチョス、無花果とハモンセラーノのタルト、冬瓜 白だつ、鰻と完熟バナナのバーガー、夏野菜のピクルス、蛸のクロケット、白魚とトマトの一口寿司、タラモサンド、祥月玉子。
お料理は味だけで無く、器などの「あしらい」で引き立ちますね。
お家じゃなかなかできないことです。
毎回、祥月玉子は出てきますが、それ以外は毎月変わるのですね。
季節によって食材が変わっているし、器や盛り付けも含めて一品一品がすごく凝っています。
おいしいだけでなく、おままごとの延長のようでchirosukeはいつも嬉しくなります。
桃のヴィシソワーズはほんのり甘くておいしいです。
無花果や冬瓜など季節を感じることのできる素材がさりげなく使われています。
おいしいものをちょこっとずつ・・・どの前菜も美しく、愛らしくておいしいです。
「夏野菜のピクルス」と「冬瓜 白だつ」の器が可愛らしかったので個別写真をとりました。
お造りです。
お造りも新鮮でおいしく、盛り付けもきれいです。
縞鯵の薄造り。
湯葉。
酢蓮。
カイワレ。
当たり前なんだけど、スーパーの鯵のお刺身パックと全然違う・・・。
お魚大好きchirosukeはとてもおいしくいただきました。
「リピーターの方に・・・」とホテルから白ワインの小さなグラスが来ました。
こんな気配りが嬉しいリピーターchirosukeです。
いつもメニューには載っていなくて「シェフからです・・・」と出されるお豆腐はコクがあっておいしいです。
お豆腐は、塩とオリーブオイルでいただきます。
毎回出てくる美肌のスープは「大長茄子」です。
夏の茄子を使った温かいスープが良い感じです。
スプーンにはちっちゃなクルトン。
chirosukeは美肌のスープが大好きであります。
美肌になるかは別として、毎回とてもおいしい!
「冷やし鉢」はとても繊細。
とうもろこし豆腐。
オクラ、ミニトマト、金時芋レモン煮、海ぶどう、茗荷。
chirosukeはプチプチした海ぶどうの食感が大好きです。
ほんのり甘いとうもろこし豆腐に茗荷の香りが何ともいえない初夏の味です。
日本酒もお願いしました。
お料理に合う冷酒を1合ずつ。
・隆(りゅう)若水 純米吟醸
・箱根山 吟醸辛口
おいしいお料理に合うお酒を少しいただくのは、旅行の贅沢のひとつであります。
メインの洋皿は豚肉のお料理、「ラグー ドゥ ポール」 ソース トマトです。
柔らかくておいしいお肉でした。
ひらたく言えば、豚肉の煮込みトマトソースであります。
ラグーとは煮込み料理の事ですね。
お肉もおいしかったですが、パンとソースが絵画みたいにきれいです。
お洒落なお料理を、お風呂上がりのくつろいだ格好でいただけるのは、温泉旅館ならではであります。
ご飯はchirosukeも大好きな鯛飯です。
お米は会津こしひかりです。
お漬物と赤出汁付きで、おいしいです。
chirosukeとSちゃんは鯛飯をお代わりしちゃいました。
いつも「お好みでどうぞ」と出してくださる胡麻をパラパラかけていただきました。
マイユクールさんのお料理は、おいしいだけでなく器や盛り付けが品よく美しいです。
とても工夫されているなと思います。
気取らない雰囲気でいただける本格コース料理はとてもおいしく、楽しい時間であります。
お腹一杯のはずなのに、別腹のデザートがやってきました。
パティシエ特製デザートです。
2段のケーキスタンドにきれいに並んでやってきました。
アフタヌーンティータイルに替わったとのことです。
追加がほしい時はいつものデザートワゴンがやってきます。
・マスカルポーネのクレームブリュレブリオットチェリーのキャラメリゼ
・マンディアン
・ライチとキャラメルのシュークリーム
・コーヒーゼリーとラムレーズンのブランマンジェ
・レモンティーのミルフィーユ
・柚子と抹茶のムースケーキ
・ライムとココナッツのマカロン
・西瓜
見た目も美しいデザートはどれもおいしいです。
お腹一杯なのに、chirosukeはデザートワゴンを待っていました。
Sちゃんは「まだ食べるんだ・・・」といつもの事ながら呆れ顔です。
マイユクールさんのお約束、デザートワゴンがやってきました!
「マスカルポーネのクレームブリュレ ブリオットチェリーのキャラメリゼ」と「コーヒーゼリーとラムレーズンのブランマンジェ」と「ライムとココナッツのマカロン」と「柚子と抹茶のムースケーキ」と「レモンティーのミルフィーユ」と「ライチとキャラメルのシュークリーム」を一つずついただきました。
デザートワゴン、夢のようであります。
(いつもだが、全部じゃないか!・・・chirosukeよ!)
クレームブリュレには、スタッフさんがひとつずつ、バーナーでカラメルに焦げ目をつけてくださいます。
コーヒーか紅茶は別に持って来てもらえます。
レストランを出る時にはアイスクリームコーナーの前を通って行きます。
お部屋に持って帰れるアイスクリームは、数種類から選べます。
カップに3段までOK。
スタッフさんが、「chirosuke様、前回お越しいただいた時と違っているフレーバーはこちらとこちらでございますよ」だって!
いやん、覚えられている・・・しかも新フレーバーを教えてくれる・・・何てホスピタリティが高いんだ!
chirosukeとSちゃん、新フレーバーも混じってしっかり3段であります。
お部屋のテーブルにはいつものようにカップケーキと、冷蔵庫には水菓子とマカロンが用意されていました。
マイユクールさんのおやつはパティシエさんの手造りです。
今日の水菓子はみかんゼリーでした。
おいしいお食事とおやつ、ごちそうさまでした!
アイスクリームだけいただいて、また温泉です。
露天風呂にも入って、ゆっくりとジャグジーにも浸かりました。
夜とは言えまだ19時半です。
ああ温泉・・いいなぁ・・・・箱根だよ・・・。
マイユクールさんでは枕のコーナーもあります。
レストラン前のホールに数種類の素材と高さの枕が置いてあって、ひとり1個貸し出してもらえます。
数が限られていて早い者勝ちです。
お風呂帰りに今回もchirosukeは低い枕をゲットしました。
部屋に戻ってみかんゼリーをいただいてSちゃんとお喋りしていたchirosukeですが、二人とも21時過ぎには眠くなりました。
温泉に浸かっておいしいご飯をいただいて、おやつを食べて、お喋りしてぐっすり眠るだけなんてめっちゃ贅沢です。
心地よいベッドでぐっすり眠った良い子たちでありました。
明日も晴れです。
箱根ロープウェイで大涌谷まで行って、芦ノ湖を渡る予定です。
いよいよスワンボートに乗れるかしら・・・。
chirosuke箱根に行く「温泉・宿泊 朝食編」 に続きます~。