映画 「ザ・ファブル」


chirosukeは映画「ザ・ファブル」を観に行ってまいりました。

「ザ・ファブル」
監督:江口カン
原作:南勝久
脚本:渡辺雄介
製作:大角正/今村司/藤島ジュリーK./谷和男/有馬一昭/角田真敏/田中祐介/坪内弘樹/和田俊哉/赤座弘一/大鹿紳/小櫻顕/毛利元夫
エグゼクティブプロデューサー:高橋敏弘/伊藤響
企画:吉田繁暁/藤村直人
プロデュース:吉田繁暁/藤村直人
プロデューサー:宇高武志/佐藤満
ラインプロデューサー:毛利達也
撮影:田中一成
照明:三重野聖一郎
録音:反町憲人
美術:小泉博康
装飾:高畠一朗
スタイリスト:伊賀大介
ヘアメイク:中山有紀
編集:和田剛
音楽:グランドファンク
主題歌:レディー・ガガ
ガンエフェクト:納富貴久男
サウンドエフェクト:北田雅也
ファイトコレオグラファー:アラン・フィグラルツ/岡田准一
スタントコーディネーター:富田稔
VFXスーパーバイザー:小坂一順
音楽プロデューサー:茂木英興
スクリプター:吉田純子
キャスティング:北田由利子
監督補:西山太郎
助監督:是安祐
制作担:当栗林直人

2019年 日本
配給:松竹
上映時間:123分
映倫区分:G

http://the-fable-movie.jp/

「キャスト」
ファブル/佐藤アキラ:岡田准一
佐藤ヨウコ:木村文乃
清水ミサキ:山本美月
フード:福士蒼汰
小島:柳楽優弥
砂川:向井理
コード:木村了
黒塩(クロ):井之脇海
河合ユウキ:藤森慎吾
ジャッカル富岡:宮川大輔
田高田:佐藤二朗
浜田:光石研
海老原:安田顕
ボス:佐藤浩市
幼少期のファブル:南出凌嘉
バー「バッファロー」マスター:六角精児
松沢:粟島瑞丸
鉄板焼き屋「ちっち」店長:モロ師岡
貝沼:好井まさお
古着屋店主:倉本美津留
工場長:藤原光博

chirosukeの感想は・・・
原作が漫画とのことですが、全く知らずどんな話かわからないまま観ましたが、とても楽しめました。
特筆すべきは柳楽優弥さんのチンピラっぷりと安田顕さんの演技に感動して涙目でありました。

いわゆる「反社会勢力」の世界のお話しです。
伝説のプロの殺し屋:ファブルを演じるのが岡田准一さんです。
スタント無しのアクションが素晴らしいです。

前半はもう容赦なく人が撃たれて行き、残酷さに目を背けてしまう場面もありました。
chirosukeは理不尽な暴力で人が亡くなっていく作品は好きではないのですが、この映画はエンタメに徹していたので良かったと思います。
中盤から後半にかけてはどんどん面白くなります。

柳楽優弥さんのチンピラっぷりがハイテンションです。
こんなヤツとっても嫌やわぁ・・・と思うんだけど、ファブルが後半「一人も殺さず人質を救出する」という、めちゃ難易度の高いミッションの場面では、このチンピラがとても良いんだな。

どこから湧いてきたんだ?と思うくらいの反社会勢力の方々を、たったひとりのファブルが「殺すこと無く」やっつけて行きます。
とてもハラハラドキドキで緊迫感のあるシーンなんですが、chirosukeは「美しい」と思いました。
昔、「マトリックス」でキアヌ・リーヴスが側転しながら銃撃をくぐり抜けるシーンがあって、chirosukeは銃撃で飛び散るコンクリートの破片が「とても美しい」と感動したものです。

「ザ・ファブル」の人質救出作戦でも、迫って来る黒服の男たちが次々と倒されて(死にません)行くシーンがとてもきれいな映像美だったことにchirosukeはちょっとびっくりです。
「マトリックス」のコンクリートシーンと、エージェント・スミスが増殖してわらわらと襲ってくるシーンを思い出したchirosukeでありました。
そんな「映像」の中の柳楽優弥はとってもチンピラで、ちょっと気が休まるくらいの俗物っぷりが見事!
プロの殺し屋であるはずのファブル、岡田准一さんがめちゃ「良いもん」に見えてきますもの。

ハイテンションのチンピラ柳楽優弥さんと正反対の、ぐっと渋くて過去を背負った悪党っぷりの安田顕さんがすごく良いです!
chirosukeは安田顕さんの影が有って屈折した雰囲気がとても好きです。
だけどどうしても「中田ボタン師匠」に似ていると思うのはchirosukeだけでありましょうか・・・。

義理と人情の世界で、安田顕さんが下した「落とし前」の演技にchirosukeは泣きました。
安田顕さんすごく良い!
そして、いかにも「悪いやっちゃ!」な砂川を演じていたのが向井理さんとわかった時のchirosukeの衝撃!
chirosukeにとって向井理さんは「ママさんバレーでつかまえて」の光太郎コーチで、「ゲゲゲの女房」の水木しげるさんだったのに・・・。
向井さん、今回とっても悪い顔でした。

何より怖かったのがボスの佐藤浩市さんでした。
もうあれ以上佐藤さんが登場すると存在感あり過ぎで「佐藤浩市映画」になっちゃいそうでした。
ギリギリの露出という感じですわね。

chirosukeがいちぱん両手をグーにしたのは・・・やっぱり最高のチンピラっぷりの柳楽優弥さんでした。
映画館を出た後、「何で俺もやね~ん!」とジャッカル富岡のノリツッコミを真似してしまった関西人chirosukeでありました。
「ザ・ファブル」は、役者さんの演技がとっても際立つ極上エンタメ作品でありました。

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ほうろうって・・・

優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!