迎賓館赤坂離宮 「藤田嗣治画伯天井画特別展示」


chirosukeは迎賓館赤坂離宮に行ってまいりました。
迎賓館が所蔵する藤田嗣治さんの天井画が特別展示されているのを観るためです。

http://www8.cao.go.jp/geihinkan/

「藤田嗣治画伯天井画特別展示」
会期:2017年8月11日〜8月29日
会場:迎賓館赤坂離宮
住所:東京都港区元赤坂2-1-1
電話番号:03-3478-1111
開館時間:10:00〜17:00(8月19日、20日〜20:00)
休館日:水
料金:大人 1500円 / 中高生 500円 / 小学生以下無料参観方法:【事前予約】
※事前予約は既に終了しました。
【当日受付】
※迎賓館西門にて事前予約をしていない方の参観を受け付けます。
ただし混雑の場合は事前予約をされた方が優先となりますので御了承ください。
※和風別館の当日受付はありません。
参観料金:【本館及び主庭】
個人(1名から19名まで):大人 1,500円
【和風別館】
大人 2,000円(本館及び主庭の参観も可能です。)※小学生以下は御参観いただけません。
※国公賓等の接遇その他迎賓館の運営上の都合により中止となる場合があります。その場合は、速やかにHP等で公表します。
※入場時に金属探知器による身体検査及び手荷物検査を実施します。
※館内の写真撮影はできません。外観の写真撮影は可能ですが、業務用大型カメラ及び三脚・脚立・自撮棒等の撮影補助機材の持ち込みはできません。
※その他、詳しくは館内での禁止事項、注意事項等のページで御確認ください。

初めての迎賓館、ちょっとドキドキでありました。
だいたい迎賓館ってどこにあるんだ?
迎賓館には全く縁が無い生粋の一般人chirosukeであります。
オカネを払えば一般公開期間限定でchirosukeでも入れるみたいです。

迎賓館とは・・・HPによると
「外国の元首や首相など国の賓客に対して、宿泊その他の接遇を行うために設けられた迎賓施設です。
賓客の滞在中は、首脳会談、表敬訪問、署名式、レセプションや晩餐会など様々な公式行事が行われます。
迎賓館は、これらの接遇を通じて外交の重要な一翼を担っています。」
chirosukeが招かれることはまずありえない特別な場所なのですね。

8月11日(金)~ 8月29日(火)の期間、迎賓館が所蔵する藤田嗣治画伯による天井画6点が本館の参観エリアに特別に展示されています。
この6点の天井画を一度に展示するのは初めてなんですって!
この特別展示にあわせて、普段は一般公開していない西玄関についても特別公開が実施されます。
そしてこの期間に限り、参観者に藤田嗣治画伯天井画ポストカード1枚が貰えます。
※無くなり次第終了

東京にいるんだもの、これはもう迎賓館に行くしかない!
「賓客」扱いは絶対されないchirosuke、「貧客」として、いざ迎賓館にGO!であります!
大好きな藤田さんの絵を観て、ポストカードを貰いたい!

迎賓館に行く前の心得を事前にHPで確認しました。
こんなHPを見るのも初めてのchirosukeであります。
「館内での禁止事項、注意事項等のページ」というのがあるのだな・・・どれどれ・・・。
基本的なオトナとしてのマナーを始め、事項がいっぱいだぁ~。

http://www8.cao.go.jp/geihinkan/koukai/koukai_attention.html

chirosukeが気になったのが「3 各種行為について」の「16」項目目です。
(16)仮装や奇抜な服装、迎賓館赤坂離宮の品位を貶める風紀を乱す服装などで入場すること
仮装はあり得ないですが、「奇抜な服装、迎賓館赤坂離宮の品位を貶める風紀を乱す服装」っていったい・・・。
例えば、chirosukeが大好きなお洋服、ピンクハウスフルセット着用ってどうなんでしょ?
一歩間違えば「仮装」と取られなくもない・・・?
リスク回避であります。
chirosukeはリネンのキュロットパンツとユニクロTシャツ、ギンガムチェックのチュニックという、礼儀正しい普段着で行ってまいりました。
真夏に精一杯の品位を保つ「貧客服」であります。

JR中央線の「四ッ谷」駅下車、赤坂口より徒歩約7分で迎賓館の門に辿り溶きました。
これ日本ですかぁああ?!
chirosuke、まるでベルサイユ宮殿みたいだと思いました。
門番さんみたいな警備の人がいっぱいいるし・・・。

迎賓館は、かつて紀州徳川家の江戸中屋敷があった広大な敷地の一部に、明治42年(1909)に東宮御所(後に赤坂離宮となる。)として建設されたものだそうです。
当時の日本の一流建築家や美術工芸家が総力を挙げて建設した日本における唯一のネオ・バロック様式の西洋風宮殿建築なんですって。
ベルサイユ宮殿とかバッキンガム宮殿の建築様式を取り入れていると案内の人が言ってました。
すごいです。
まるで西洋のお城です~。

正門からは入れません。
西門に向かいます。
まず手荷物検査を受けます。
バッグの中をチェックされます。
スーツケースや大きい荷物は無料ロッカーや手荷物預所に預けましょう。
自動券売機で1,500円のチケットを身請けし、いよいよ迎賓館の中に入ります。

入ってすぐのところに控室みたいなお部屋があって、20分くらいのDVD映像が流れています。
これは必見ですよ~。
サクッと迎賓館の概要が解る映像です。
chirosuke、これで予習はばっちりだ!

見学ルートは決まっていて、絶対に両脇の壁やカーテンに触れてはいけないオキテです。
入れない部屋やホールは見学場所から覗き見です。
中は写真撮影不可です。

迎賓館・・・すごいぞ!
ドアや廊下や手すりがすごく豪華!
飾っている調度品や天井や柱、窓枠にいたるまでchirosukeはこんなの見たことがありません。
大きい、広い、美しい!
来日されたオバマ元大統領が演説された場所等を間近で見ることができました。

とにかく中には入れないですが「朝日の間」「羽衣の間」「花鳥の間」とか、「間」がいっぱいあって、いちいち豪華!
ドアの蝶番に至るまですごく凝っています。
こんなに広いのにチリひとつ落ちていません。
飾ってある調度品だけでも素晴らしいです。
「花鳥の間」に飾られた8枚の七宝焼きの花鳥図は見事です。(写真をみてね)
まさに贅を極めたという感じで、chirosukeの想像をはるかにこえた豪華さと格調高さに圧倒されました。

大ホールには立ち入れず、上からチラ見でしたが深紅の絨毯の上を今にも「スカーレット・オハラ」が駆け上って来そうです。
柱はコリント様式です。

すごい大きいシャンデリアがいくつもあって、オペラ座の怪人がガッシャーンと落ちてきそうな豪華さです。
ボランティアの説明員さんがあちこちにいらして、いろいろお話をされていました。

chirosukeもこっそり聞き耳を立てておりましたら「・・・シャンデリアは高さ3.8メートル・・・」と聴こえてきましたよ。
すごいなぁ、マンションの天井高でも2.6mあれば高い方だと思っていますが、3.8mの天井かぁ・・・?
いや違うぞchirosukeよ! 「シャンデリアの高さが3.8m」と言ってたぞ!
chirosukeはあらためて天井を眺めました。
オペラ座の怪人シャンデリアの一番下の飾りでさえchirosukeの頭のずっと上であります。
3.8mのシャンデリアを余裕で吊るせる天井高っていったい!

迎賓館、恐るべし。
これは実際に行って体験しないと味わえない感動です。
海外旅行等でヨーロッパの古城めぐりなどではもっとスケールの大きいお城があるのでしょうが、迎賓館の豪華さにchirosukeは圧倒されました。

初公開された藤田嗣治の壁画6枚も観ました。
6点1組としてフランスの各地方を描いたもので、一度に展示されるのは今回が初めてです。
老舗フランス菓子店「コロンバン」銀座店のために、1935年(昭和10)に制作された大作です。

戦火を免れるために店内から運び出されて保管されていましたが、1975年1月に宮殿から衣替えされたばかりの迎賓館に寄贈されたのだそうです。
このうち「犬を抱く女性と楽士」は過去の回顧展にも出されたことがない「幻の作品」で今回が初公開です。
大きくて美しい絵です。
・葡萄畑の女性
・母と娘
・ポプラ並木の女性と楽士
・犬を抱く女性と楽士
・貴婦人と召使い
・女性と天使
chirosukeが一番好きな絵は「母と娘」でした。
この絵を迎賓館で観られたことはとても貴重な体験でした。
「犬を抱く女性と楽士」のポストカードももらえましたよ!

館内は写真撮影不可ですが、入れるところの外観は写真を撮ってきました。
南に面した主庭は全面砂利敷きで中央には噴水池や花壇があり、周囲には枝松が植えられています。
主庭噴水池が「国宝」というのですからchirosukeびっくりであります。
迎賓館そのものが「国宝」なんです。
青銅の像は伝説の生物グリフォンです。
「不思議の国のアリス」にも登場する、あのグリフォンですね。
噴水も素敵ですが、噴水越しに見る迎賓館の外観も素晴らしいものでした。

迎賓館の敷地内には小さいショップがあり本やクリアファイルやポストカード等が売っています。
chirosukeはポストカードを身請けしました。

・ポストカードセット(花鳥の間:七宝(8枚)
・ポストカード(迎賓館)

迎賓館、国内で一度は訪れた方が良い場所のひとつだと思います。
一般公開の時期に都合がつけばぜひ!
ネオ・バロック様式も素晴らしいのですが、和様式も観てみたい・・・。
そんなchirosukeは和風別館の参観も申し込みました。
うまくいけば10月にまた「貧客」として見学できそうです。
その時はまたブログでご紹介します~。

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chirosuke箱根に行く 岡田美術館 「深川の雪と吉原の花」


chirosukeとNさんの夏休み、国宝の曜変天目、歌舞伎と続き二日目は新宿から箱根に向かいました。

箱根に行く目的は岡田美術館で展示されている、喜多川歌麿の「深川の雪と吉原の花」を観るためです。
歌麿の「雪月花」三部作として知られる肉筆画の最高傑作の内、2作品が同時に展示されるというのですから、これは必見であります。

http://www.okada-museum.com/

「歌麿大作「深川の雪」と「吉原の花」―138年ぶりの夢の再会 ―」

会期:2017年7月28日(金)~ 10月29日(日)
休館日:会期中休館日なし
開館時間:午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで)
入館料:一般 2,800円

chirosukeは「深川の雪」は岡田美術館で観たことがあります。
(「深川の雪」については2014年5月31日のブログをみてね)

喜多川歌麿の幻の名作「深川の雪」が60年ぶりに見つかったのは世紀の大発見でした。
「深川の雪」はいろんな謎とオトナのお約束を経て現在は「岡田美術館」が所蔵しています。

特急箱根号に乗車し箱根湯本に向かいました。
先に荷物をホテルに預け、バスに乗って岡田美術館に向かいました。

喜多川歌麿の「雪月花」三部作(「深川の雪」「品川の月」「吉原の花」)は、歌麿の最高傑作と名高い大画面の肉筆画です。
三部作のうち、「深川の雪」以外の二作品はアメリカにあります。
「品川の月」はフリーア美術館蔵、「吉原の花」はワズワース・アセーニアム蔵です。

今回は「吉原の花」をアメリカから迎え、「深川の雪」とともに展示するという、夢のような企画です。
この2作品の日本での再会は実に138年ぶりなんですって!

chirosukeはわくわくして展示場所へ足を運びました。
三年前に観たことのある「深川の雪」がありました。
そしてその隣にもうひとつ・・・あれ?
もう二つの大きい作品が並んでいます。
なんと「吉原の花」と隣に「品川の月」までもが展示され、三部作が一堂に会しているではありませんか!
chirosukeは驚きましたが、よくよく説明文を読んでみると、「品川の月」は原寸大の高精細複製画でありました。

chirosukeは正直言って、高精細複製画と実物の差が良くわかりませんでした。
「品川の月」の実物は無いんですもの。
こんなに綺麗なら良いと思います。
原寸大の高精細複製画を使って三部作を並べて観られて良かったと思いました。

この三部作の経緯について、chirosuke調べてみました。

・明治12年(1879)11月23日、栃木県の定願寺での展観で三部作が展示される。

・三部作は明治期に美術商の手によってパリへと渡る。

・「品川の月」は明治36年(1903)にフリーア美術館(ワシントンD.C.)が購入し現在に至る。

・「深川の雪」だけが昭和14年(1939)、日本の浮世絵収集家により日本に持ち帰られる。

・「深川の雪」が昭和27年(1952)に銀座松坂屋で3日間展示されたのち行方不明となる。

・「吉原の花」は昭和32年(1957)にワズワース・アセーニアム美術館(コネチカット州)が購入し、現在に至る。

・長年行方不明だった「深川の雪」が平成24年(2012)、60年ぶりに再発見され、岡田美術館の収蔵となる。

とってもミステリーで、決して本当のところは解らない「オトナのお約束」でありますね。

「吉原の花」
江戸時代 寛政3~4年(1791~92)頃 
縦187cm 横257cm
ワズワース・アセーニアム美術館蔵

「吉原の花」すごくきれいです!
遊郭の大通りや引手茶屋の室内の様子が、とても華やかに描かれています。
「深川の雪」では26人の女性が登場していました。
「吉原の花」には、総勢52人もの群像が描き込まれています。
本来の掛け軸絵をパネルにしてしまっていますが・・・迫力です!
遊郭の1階には、華やかな花魁や女郎たちが、そして2階には、武家の女性たちが遊んでいる姿が描かれているのだそうです。
これでどうだ!と言わんばかりの華やかさです。
女性たちが生き生きと描かれていますね。

「品川の月」
江戸時代 1788年頃
縦147cm 横319cm
フリーア美術館(ワシントンD.C.)蔵

「品川の月」は全体的におとなしい感じです。
遠近法で描かれていますが、不思議な奥行があります。
chirosukeはこういう構図は観ていてちょっと不安になるというか落ち着かない気持ちになります。
美しい絵であることは間違いありませんね。

「深川の雪」(部分) 
江戸時代 1791~92年頃
縦199cm 横341cm
岡田美術館蔵

各人物がそれぞれ独立性を持ち、且つ呼応しているという、非常に複雑な深みのある描写なんだそうです。
下で猫とじゃれる子供⇒視線を上へ⇒右手の集団へ⇒拳遊び、通い夜具⇒中庭の雀⇒下に戻る
また、当時流行していた笹色紅で濃く塗り玉虫色に輝かせる化粧法で人物が描かれており、下唇が緑色なんですって。

三部作なのでそれぞれ趣があります。
好みでしょうが、chirosukeは「深川の雪」のしっとりした雰囲気が好きかなぁ。
「深川の雪」だけでも日本に戻ってきたのだから良かったです。

お約束のミュージアムショップでは「吉原の花」と「品川の月」のポストカードのみ身請けしました。

・ポストカード 120円(税込)

喜多川歌麿の「雪月花」三部作、大きさにまず圧倒されます。
アメリカに渡った作品と、数十年ぶりに日本で見つかった作品が同時に観られる機会は今後いつ来るかわかりません。
奇跡のような出会いだと思います。
美しい絵を観ることができて感動してしまったchirosukeでありました。
岡田美術館、恐るべし!

静嘉堂文庫美術館 「~かおりを飾る~珠玉の香合・香炉展」 「国宝・曜変天目」


お友達のNさんが2泊3日で東京に来てchirosukeとお盆休みを過ごすことになりました。
美術館・舞台・温泉と欲張って計画を立てました。

まず、Nさんお勧めの世田谷区にある静嘉堂文庫美術館に「国宝・曜変天目」茶碗を観に行くことにしました。
chirosukeは焼き物はあまり詳しくありませんが、美しい形や色には感動します。
静嘉堂文庫美術館も初めてです。

静嘉堂は、岩﨑彌之助(1851~1908 彌太郎の弟、三菱第二代社長)と岩﨑小彌太(1879~1945 三菱第四代社長)の父子二代によって設立されました。
国宝7点、重要文化財84点を含む、およそ20万冊の古典籍(漢籍12万冊・和書8万冊)と6,500点の東洋古美術品を収蔵しているそうです。
最も有名なのが「国宝・曜変天目」ですね。

静嘉堂文庫美術館では~かおりを飾る~ 珠玉の香合・香炉展 が開催されていて、その会期中に「国宝・曜変天目」も展示されていました。

「~かおりを飾る~ 珠玉の香合・香炉展」
会期:2017年6月17日(土)~8月13日(日)
休館日:月曜日(7月17日は開館)、7月18日(火)
開館時間:午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
※7/1(土)~8/13(日)開館時間を延長
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料:一般1,000円、大高生700円、中学生以下無料 ※団体割引は20名以上
※会期中、一部展示替えあり。
◆本会期中、静嘉堂所蔵の国宝・曜変天目も特別公開

静嘉堂文庫美術館の最寄り駅は東急田園都市線・大井町線の二子玉川駅です。
徒歩で20~25分ですが、住宅街を抜けていくので分かりづらいとのこと。
行きは駅からタクシーを使いました。(タクシーで約10分でした)
帰りはバスで二子玉川駅に戻ってきました。

会場はそんなに広くありません。
会期終了間際だったせいか、まあまあ混んでいました。

図録は小さいポケットタイプです。

・香合・香炉展ミニブック  350円(税込)

いろんな大きさ、形の香合(こうごう)・香炉(こうろ)がありました。
chirosukeはサントリー美術館や岡田美術館で観たことがありますが、小さくて愛らしい形のものもあって良い感じてす。
室町時代の「唐物(からもの)」賞玩の文化のなかで格式高く扱われ、香りを“聞く”香道具としても発展し、茶道具にもとり込まれていったそうです。

静嘉堂所蔵の漆芸・陶磁香合から約100件が公開されていました。
重要文化財の野々村仁清(ののむらにんせい)作の色絵香炉、中国陶磁の至宝である南宋官窯(なんそうかんよう)の青磁香炉、豪華な蒔絵(まきえ)の「香道具」など、普段あまり目にしない世界が興味深かったです。

「交趾狸香合(こうちたぬきこうごう)」はかわいらしかったです。
丸く、愛らしい狸の姿をした香合です。
説明によると・・・「タヌキということになっていますが、実はサルかも知れません」ですって!
ちょっと笑ってしまいました。
程よいええ加減さにchirosukeはちょっと安心です。

野々村仁清の作品は、chirosukeが観てもすごいなぁと思いました。
「銹絵白鷺香炉」の優美な形はとても美しいです。

これが「国宝・曜変天目」であります。

・ポストカード 100円(税込)

今回観た「国宝・曜変天目」はとても美しい黒と青でした。
写真などで見ていたものよりずっと黒く、ずっと青いです。
これは美しいです。
これがどうやっても再現できない偶然の美なのですね・・・。

国宝のお茶碗では志野茶碗 銘卯花墻(しのちゃわん うのはながき)を三井記念美術館が所蔵していますね。
あのお茶碗はchirosukeも観たことがありますが、国宝のイメージがわからなくなった形でありました。
(毎回言うが・・・国宝のあの茶碗の話はやめなさい、chirosukeよ!)
焼き物の奥深さに怯んだchirosukeであります。

曜変天目についてchirosuke、調べてみました。
耀変天目茶碗は約800年前に中国でつくられたとのことですが、現存するのが世界に3点のみで、しかもその3点すべてが日本にあり国宝に指定されているんですって。
※先日某TV番組で取り上げられたのは除いています。

・ 静嘉堂文庫・・・曜変天目茶碗の中でも最高の物とされる「稲葉天目」と名付けられたものが所蔵されています。
徳川将軍家の所蔵で徳川家光が病に伏せる春日局に下賜したことから、その子孫である淀藩主稲葉家に伝わりました。
その後、1934年に三菱財閥総帥の岩崎小弥太が購入し入手したのですが、岩崎は「天下の名器を私如きが使うべきでない」として、生涯使うことはなかったそうです。

・ 藤田美術館・・・大阪市都島区にある大阪府の登録博物館です。
常設展示は行っておらず、春と秋に3か月ずつ企画展の形でのみ開館するのが特徴です。
ここで所蔵されているものは水戸徳川家に伝えられたもので、曜変の斑紋が外側にも現れています。
1918年に藤田財閥の藤田平太郎が入手し、現在に至り、「藤田天目」と呼ばれているそうです。

・大徳寺龍光院・・・京都府京都市北区紫野にある臨済宗の寺院です。
国宝・重要文化財の建物や美術品を多数有しているのですが、ほぼ一般公開していないそうです。
なので一番見る事が難しいのですね。
国宝とされる三椀の曜変天目茶碗のうち、最も地味ですが、幽玄な美しさを持つとされて評価が高いそうです。

大阪の藤田美術館は施設の全面的な建替えの為、2017年6月12日から休館し2020年の開館を予定しているそうです。
Nさんは休館前に「藤田天目」を観てきたそうです。
chirosukeは今回初めて「稲葉天目」を観ることができました。
お茶碗の中に宇宙が広がっているみたいでした。

国宝おそるべし!でありました。

「タツノコプロ55周年 GO! GO! 記念展」 東武百貨店 池袋本店


chirosukeは東武百貨店池袋店開店55周年記念「タツノコプロ55 周年 GO!GO!記念展」に行ってまいりました。

池袋店開店55 周年記念 タツノコプロ55 周年 GO!GO!記念展

http://www.tatsunoko.co.jp/news/1848

期間:7月27日(木)~8月8日(火)
時間:10:00~20:00 (入場は閉場30分前迄)
※最終日は18:00 閉場
場所:東武百貨店 池袋本店8 階催事場
入場料:大人1,000 円
主催:東武百貨店/電通/ミウ・ミウ/ドリームスタジオ/日本テレビ放送網
原作・監修 :タツノコプロ

chirosukeは東武カードを持っているので、入場料は東武カード提示で900円(税込)になりました。
会場内は一部を除いて写真撮影OKです。

タツノコプロ展、chirosukeの感想は・・・
まずchirosuke世代がタツノコプロにかなり楽しませてもらったことを感謝!
タツノコプロの誕生から現在までを人気キャラクターを通じて知ることができる企画展です。

コドモchirosukeが大好きだった「宇宙エース」がタツノコプロが初めて手掛けたテレビアニメだったことを初めて知りました。
パールム星やプラチナ光線やシルバー・リングなどを思い出し感慨深いchirosukeであります。
コドモchirosukeは、コインが入る宇宙エースのペンダントを持っていた微かな記憶があります。

「科学忍者隊ガッチャマン」や「新造人間キャシャーン」「タイムボカンシリーズ」などのセル画や原画、設定資料など150点以上が展示されています。

玩具コレクター・齋藤和典氏秘蔵の貴重な70~80年代の玩具も180点以上展示されていて、これは必見!
こんなものまで!というグッズがいっばいです。
コレクター魂って素晴らしい!

懐かしいというより、当時のタツノコプロって本当に凄かったんだなぁと実感します。

「みなしごハッチ」に涙してハッチがお母さんに会えることを期待していたchirosuke。
後にミツバチの生態を知った時「嘘や・・・!そしたらハッチとマーヤとお母さんの関係がわけわかんない・・・みなしごって一体・・・!」とそっちの方に涙目になったchirosuke。

ハクション大魔王」のギャグが大好きで、数字に弱くて計算ができないハクション大魔王に、算数が苦手なchirosukeは親近感を持っておりました。
「マッハGOGOGO」のせいで、地球上の最速スピードはマッハ5だと思いこんでいたし。
コドモchirosukeは「タツノコプロ」と「円谷プロ」で育ったと言っても過言ではありますまい。

「ヤッターワン」の立像はリアル~。
実写映画のヤッターマンはchirosukeは観ていません。(観たくないような・・・)
ドロンジョ役の深田恭子さんが着用した衣装が展示されておりました。
これは・・・すごい!
chirosuke、手袋さえ入るかアヤシイぞ・・・。

chirosukeはドロンジョ様とトンズラー&ボヤッキーの三人組が大好きでした。
「今週のビックリドッキリメカ!」のバカバカしさは最高でした。
「全国の女子高生の皆さん~」とか、時々アドリブじゃないの?と思えるボヤッキー&トンズラーの掛け合い漫才のようなギャグは、延々と繰り返されるお約束パターンの中でオキテ破りのような魅力がありました。

展示されていたドロンボー一味の3人乗り自転車には感動さえ覚えました。
chirosukeは「ほんまもんがあったんや・・・」と納得してしまいましたもの。
ドクロベーの「おしおきだべぇ」の一言で始まる「ママより怖いおしおきタイム」は毎回ハチャメチャでした。
あの時代のスラップスティックの魅力、コドモや大人までもを魅了する際どい「毒」は本当に楽しかったです。
今のTVではできないでしょうね。
教育上ヨロシク無いことって、なんて素敵なんでしょう。
悪ふざけを楽しむココロのゆとりって大切だと思うなぁ。

入場記念のシールももらえました。

出口ではお子ちゃま向けのプレイコーナーがあってchirosukeはスルーだったのですが、チケットにプレイ券が一枚付いているのでぜひどうぞとスタッフさんのお勧めで、chirosukeも輪投げにトライしました。
結果は狙って投げたはずの3つの輪っかが総ハズレであります。
お子ちゃまゲーム、なめてました。ゴメンなさい・・・。
参加賞もシールでした。
「けろっこデメタン」もタツノコプロ作品だったのかぁ。

お約束のグッズ売り場には限定商品を始めいろいろありました。
図録もありましたが、chirosukeはポストカードだけ身請けしてきました。

・ポストカード 185円(税別) *絵柄は一番上の画像です。

「タツノコプロ55周年 GO! GO! 記念展」 とても楽しめる展示会でありました。
では最後はやはり・・・「ポチッとな」ですわね。

chirosukeの鎌倉探索 吉兆庵美術館「絵手紙を愛した歌人 清水比庵展」


鎌倉小町通りを少し脇に入ったところに美術館があるとわかり、立ち寄ることにしたchirosukeであります。

鎌倉・吉兆庵美術館「絵手紙を愛した歌人 清水比庵展」

http://www.kitchoan.co.jp/site/museum/venue/kamakura.html

会  場:鎌倉・吉兆庵美術館
会  期:(前期)平成29年4月29日~6月4日
(後期)平成29年6月6日 ~ 7月2日
休館日:5月1日、15日、6月5日、19日
時  間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料:大人600円

和菓子屋さんの源吉兆庵のところに美術館がありました。
鎌倉・吉兆庵美術館では、年4回の企画展を開催しているそうです。
chirosukeは絵手紙にはあまり興味が無かったのですが一度観てみようと思い入場しました。

1階 展示室
「展示室」の他に、和菓子や北大路魯山人オリジナルグッズの「販売コーナー」、「休憩コーナー」があります。

2階 展示室(常設展示)
「北大路魯山人」作品の常設展示フロアです。
お皿やお椀が展示されていましたが、どれも普通っぽくてchirosukeはよくわからない印象でした。

3階 展示室(企画展示)
多くの短歌と絵手紙を遺した清水比庵(本名秀・1883~1975)の作品がいくつか展示されていました。
大胆な筆致で書かれた短歌とおおらかな絵で多くの人々を魅了してきたと案内されていましたが、chirosukeは魅了されることは無かったです。
絵や書は好き嫌いですから・・・。
何だかchirosukeが苦手とする「相田みつを」みたいでちょっとやりきれない気持ちになりました。

「鎌倉・吉兆庵美術館」は、宗家 源 吉兆庵が「和菓子の器として蒐集した作品を広く公開したい」という趣旨で平成13年に開館したそうです。
鎌倉ゆかりの美食家であり陶芸家でもある「北大路魯山人」の作品を約30点、常設展示しているとのこと。
chirosukeは魯山人の器も良さが解らず残念でありました。

人形展とか工芸菓子展も開催されていたみたいなので、今回の展示内容がchirosukeの好みでは無かったということでありましょう。
チケットには「岡山・吉兆庵美術館」も入館できる半券が付いていましたが、多分岡山には行かないと思います。
こちらもお得感は無く何かと残念な吉兆庵美術館でありました。

「オチビサン展at鎌倉アンノ邸」


chirosukeは鎌倉に行ってまいりました。

漫画家の安野モヨコさんの原画展「オチビサン展at鎌倉『アンノ邸』」が開催されています。
何と会場は安野モヨコさん・映画監督の庵野秀明さんご夫妻が暮らしているお家であります!

庵野監督といえば最近では「シン・ゴジラ」!
昨年公開されたこの映画をchirosukeは映画館で7回観ました。
そのうち 3回は発声可能上映会で、chirosukeはサイリウムを振り回して何度も「アンノ~!」と叫んでおりました。
庵野監督と安野モヨコさんがご夫婦だということは少し前に知っていましたが、chirosukeは安野モヨコさんの作品は通しで読んだことがありませんでした。
ドラマ化や映画化もされた「ハッピー・マニア」「働きマン」「さくらん」等ヒット作をチラ見していた程度です。
絵が個性的ですごくきれいだと思っていました。
後に安野モヨコさんの伯父様が、漫画家の小島功さんだと知っておおっ!と思ってしまったchirosukeであります。(黄桜のカッパですね・・・)

そんなchirosukeですが、安野モヨコさんと庵野監督の家に行ける!
しかも入場料200円!
鎌倉だと東京から約一時間で行けるとなれば、ぜひ行かねば!であります。

「オチビサン展at鎌倉アンノ邸」
開催日時:平成29年5月23日(火)〜5月29日(月)
平日 13:00〜18:00 土日 11:00〜18:00
料金: 大人200円 / 小人100円(※未就学児無料)
開催場所:「アンノ邸」海蔵寺(神奈川県鎌倉市扇ケ谷4丁目18-8)手前
※鎌倉駅より徒歩15分。入り口にオチビサンの看板がお迎えしてます。
※駐輪場・駐車場はありません。
一度にご案内できる人数は20〜25名様となっております。
オープン時間直後は混雑が予想されるため、整理券の配布を致します。
整理券はなくなり次第、その日のご案内は終了となりますのでご了承くださいませ。

chirosukeは関西でいた時に北鎌倉に行って大仏様を見てきたことがあります。
今回は東京から約一時間ですが、思った以上に遠いなぁと感じました。
アンノ邸までは鎌倉駅から徒歩15分くらい。
お天気も良く、暑いくらいの日でしたがどんどん山の方へ向かって行きます。

緩やかな上り坂をてくてく歩いて、ようやくアンノ邸に着きました~!
古民家を改築しているそうです。
chirosukeは10時過ぎに着きましたがスタップの方が居られて、
「普通の住宅街なので並ばないようにお願いします。11時になったらここに来てください」とのことでした。
周りは普通のお家ですものね・・・仕方がないのですぐ近くの「海蔵寺」の境内をウロウロして時間を潰しました。

11時少し前に戻ってきたら十数人が並んでいます・・・!
chirosukeも並んで入場を待ちました。
一度に入れる人数制限があるので整理券をもらいました。
一番早くに来たのに結局16番目。

11時20分に再度来てくださいとのことで、近くの坂道や洞窟みたいなところをしばらくウロウロしてきました。

11時20分、いよいよアンノ邸に入ります~。
大きくて古い感じのお家です。
森のような木立に囲まれた古民家・・・。
「庵野」表札があって、ああ本当にアンノ邸なんだわ・・・とちょっとドキドキ・・・!

玄関で靴を脱いで用意されているスリッパに履き替えます。
入ったところがアンティークな雰囲気いっぱいの広いリビング。
スタッフの方が居られて入場料(大人200円)を払います。

今回は安野モヨコさんの漫画「オチビサン」が2017年で連載10周年を迎えるのを記念した原画展なんですって。

入場チケットは、安野モヨコさんが連載用に描き下ろした「オチビサン題字」をしおりにした特別チケットなんです。
全4種をランダムに手渡しですが、しっかりした紙で、イラストがとてもかわいくてちっちゃなリボンもついています。
このチケット、chirosukeはすごく嬉しかったです。

両面に印刷で、一枚はかわいいスミレのお花です。
リボンもオチビサンリボンです。
これ、しおりにするんだ~!
このしおり、いえチケットだけで200円の価値ありと思うくらいのchirosukeであります。

リビングの左手には2階に続く階段があります。
今回は登れなくなっていましたが、階段にもかわいい展示がされていました。

原画展に贈られたお花や「オチビサン」の編みぐるみがかわいいです~。
「オチビサン」は、鎌倉のどこかにある「豆粒町」に住むオチビサンと仲間たちを描いた1ページ漫画です。
2007年から「朝日新聞」で連載後、2014年から雑誌「AERA」に移籍して連載中なんですって。
安野モヨコさんが描く不思議な世界は、四季の変化にあふれる鎌倉を舞台に穏やかでゆったりとしたオチビサン達の日常でありました。

原画もじっくり観ることができましたが、chirosukeは和洋折衷のお部屋の内装がとても興味深かったです。
天井や柱は時代を感じさせる優雅な造りです。
明り取りの窓枠や硝子、窓の桟等昭和レトロ感いっぱいで、雰囲気を残してリフォームされ、家具や調度品のひとつひとつにこだわりと美意識があるようでした。
とても素敵な古民家でありました。

暖炉もあって冬には実際に使っているそうです。
縁側の奥のサンルームにあるソファは安野モヨコさんのお気に入りの場所だそうです。
庵野監督のコレクションや、古いランプシェードも素敵。

飾り棚に置かれた写真立てにはセピア色の写真が・・・。
和服姿の立派な口ひげの男性が赤ちゃんを抱っこしています。
なんとこの赤ちゃんが安野モヨコさんのお祖父様なんですって~。

リビング奥のダイニングテーブルには、安野モヨコさんが描かれた美人画が展示されていました。

この暖炉のあるお部屋の窓は中庭に面しています。
chirosukeは窓からお庭を見ていたら庭の片隅にちっちゃなドアを発見!
これってまるで「秘密の花園」みたい・・・。
あのドアはどこに続いているんだろうとずっと眺めていたら、スタッフさんがこられて教えてくださいました。
なんとあのドアは石垣の上にある別館の部屋に続いていて、庵野監督のオーディオルームになっているそうです。

すごいなぁ、古民家をこんな風にリフォームするのにどれくらいの費用がかかるのでしょうか・・・。
chirosukeもイマンのほうろうやかわいいくまちゃんをコツコツ集めて、こだわりのお部屋にしているつもりではありますが、アンノ邸のリフォームっぷりとこだわりは、まさに桁違いであります。
(くまちゃんとオーディオルームを比較してはいけないぞ・・・chirosukeよ!)

「オチビサン」の日常に潜む不思議な優しさも、高度な技法で描かれた美人画も、アンティークなお屋敷と暖炉も、秘密の花園に続くオーディオルームも、素晴らしい世界でした。
そしてその世界は、「モノを創りだすクリエイター」さんのこだわりと美意識で具現化された、自身にとってとても心地良い空間なんだとchirosukeは思いました。
素敵な作品の想像力が生まれる場所を垣間見せてもらえたようで、とても貴重な体験でありました。

ギャラリーの片隅にグッズ売り場がありました。
chirosukeはオチビサングッズを身請けしてまいりました。

・オチビサンてぬぐい(金魚と泳ぐ) 1,944円(税込)

・ポストカード(アカメちゃんと苺) 216円(税込)

限定数の「オチビサンおさんぽマップ」も頂いて来ました。

オチビサンのかわいい世界を観られたこと、そのかわいい世界が生まれる場所の一部を観られたこと、鎌倉に来て良かったです。
たった200円で、見知らぬchirosukeを自宅に入れてくださり、本当にありがとうございました。
レトロな窓枠から、草木の生い茂る中庭を眺めていて小さなドアを見つけた時、アンノ邸の中庭はchirosukeの「秘密の花園」になったのでした。

今回もchirosukeの持論・・・。
「人の想像力は素晴らしい。それをかたちにすることはもっと素晴らしい」です。
そしてやっばり「オチビサン展at鎌倉アンノ邸」に行けたこと、東京万歳!でありました。

高橋真琴 個展 「夢の世界旅行」


chirosukeは銀座のギャラリー向日葵で開催されている、高橋真琴さんの個展 「夢の世界旅行」を観にいってまいりました。

http://macoto-garou.com/index.html

高橋真琴個展「夢の世界旅行」
・会 期:2017年5月23日(火)~6月3日(土)
・時 間:午前 11時 ~ 午後 6時 30分 (最終日17:00終了)
・会 場:銀座 ギャラリー向日葵(ひまわり)
・入場料:無料
※会期中無休
・作家来廊日:5/23(火)・5/27(土)・5/28(日)・6/3(土)

高橋真琴さんの個展に来たのは一年ぶりです。
(前回の高橋真琴個展「プリンセス・パーティー」については2016年5月29日のブログをみてね)

今回も愛らしく美しい少女が絵の中で微笑んでおりました。
chirosukeの憧れのお姫様や少女たちです。

高橋真琴さんが会場に入って来られました。
今年もこっそりチラ見していたchirosukeであります。
高橋真琴さんは確か今年83歳になられるはずですが、昨年と変わらずお元気そうでした。
現役で新作を発表されているのですから驚きです。

コドモchirosukeが大好きだった美しい世界が変わらずここにあって、今尚新しい少女たちが生み出されているってすごいことだなぁ。
思い出がいっばいで、非日常の完全無欠の美少女たちに涙目になりそうでした。
時代も移り変わり、コドモchirosukeも時の向こうです。
単なるノスタルジーだけでなく、今現在も迷うことなく微笑み続ける少女たちを美しいと思うchirosukeがいる。
人はずっと少女ではいられないけれど、少女期の記憶は無くならずに残っているのですね。

今回も会場ではMAKOTOグッズが販売されていました。
chirosukeは新作のポストカードだけ身請けしました。

・ポストカード「カチューシャの歌」 150円(税別) 

キラキラした瞳の金髪の巻き毛の少女は、髪やドレスに花を飾って微笑んでいます。
背景には湖があって、水辺には動物たちが集い小鳥が飛んでいます。
森の向こうにはお城が見えています。
これは・・・chirosukeが好きな南桂子さんの世界に通じています。
表現手段は異なっていますが、少女・湖・小鳥・森・お城とくれば南桂子さんのモチーフです。
南桂子さんの静かな世界とは違っていますが、どちらも大切にしたい少女期の記憶や秘密を思い出させてくれるようで、ちょっと切なくなってしまったchirosukeです。

今も変わらず美しい世界を描いてくださる高橋真琴さん、chirosukeとコドモchirosukeからありがとうです!

「クロワッサン」2017年4/25号 創刊40周年記念オリジナル風呂敷 「伊藤若冲 鶏図押絵貼屏風」


創刊40周年をむかえた雑誌「クロワッサン」です。
4月10日発売号は「京都・奈良への旅」が特集テーマです。

chirosukeはめったに雑誌は身請けしません。
今回も関西人chirosukeが「京都・奈良への旅」に興味があったわけでは無く、特別付録の江戸時代の画家・伊藤若冲の作品「鶏図押絵貼屏風」をあしらった特製風呂敷がついていたからであります。

chirosukeは付録の風呂敷が欲しくて身請けしました。

価格:800円(税込)

クロワッサン 創刊40周年記念オリジナル風呂敷「伊藤若冲 鶏図押絵貼屏風」

風呂敷:ポリエステル100%
サイズ:70㎝×70㎝

付録としてはなかなかのクオリティだと思います。
「伊藤若冲展」のグッズでありそう・・・。

若冲の鶏が良い感じです。
この風呂敷、使うかどうかは考え中のchirosukeであります。

ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝-ボスを超えて-


ゴールデンウィークは東京で過ごしているchirosukeです。
上野の東京都美術館に「バベルの塔」展を観に行ってまいりました。

混雑覚悟で行ったchirosukeは30日の午後に美術館に到着しました。
思っていたような混雑ぶりは無くてチケットもすぐに身請けできました。
館内はやや混みといった感じでした。

「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展
16世紀ネーデルラントの至宝-ボスを超えて-」

会期:2017年4月18日(火)~7月2日(日)
休室日:月曜日(ただし5月1日は開室)
開館時間:9:30~17:30
金曜日は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)
入場料:一般 1,600円
東京都美術館 企画展示室

http://babel2017.jp/

「バベルの塔」展、chirosukeの感想は・・・
美術の教科書にも載っていた、誰しも一度は目にした事があるブリューゲルの傑作「バベルの塔」ですが、これほど緻密だったとは驚きです!
実物を目視するだけでは絶対解らない世界が描かれています。
この展覧会では、「バベルの塔」の全体図だけでなく、ブリューゲルの想像力が圧倒的なリアリティで表現されたミクロの視点まで観ることができます。
chirosukeは展示手法に感動しました。

そしてヒエロニムス・ボスの油彩2点も観ることができる貴重な機会でもあります。
ボス好きにはたまりません。

展覧会の構成は
I. 16世紀ネーデルラントの彫刻
II. 信仰に仕えて
III. ホラント地方の美術
IV. 新たな画題へ
V. 奇跡の画家ヒエロニムス・ボス
VI. ボスのように描く
VII. ブリューゲルの版画
VIII.「バベルの塔」へ

バベルの塔と大阪通天閣、東京タワーと高さ比較した展示がありました。
バベルの塔を510mと想定しています。
大阪展があるので通天閣は解りますが、東京タワーですか?
東京スカイツリーは軽く600m超えですから、ここで比較対象にするわけには行かないのでしょう・・・。

「バベルの塔」といえば真っ先にブリューゲル作品が思い起こされます。
ブリューゲル以前の14~15世紀にもバベルの塔は描かれていましたが、「バベルの塔」といえばこの作品がchirosukeにも刷り込まれています。

実はブリューゲルの「バベルの塔」は全部で3作品あるそうなのですが、現存するのはウィーンの美術史美術館が所有する「通称:大バベル」とオランダのボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館が所有する「通称:小バベル」の2作品のみなんだそうです。
今回24年ぶりに公開されたのは後者の小バベルであります。
ウィーン美術史美術館にある「バベルの塔」よりも小ぶりですが、逆に緻密さは小バベルの勝ちです。
細部にわたる超リアルな描写がすごいです。

「バベルの塔」作品の前にはロープが張られていて、一番前で観るには立ち止まらずに通り過ぎなくてはなりませんでした。
後方からは立ちどまって観ることができますが、小さい絵なので緻密な部分は全く観えません。
単眼鏡や双眼鏡等を持ってきている人を結構見かけました。
こんなことならchirosukeも観劇で使ってる双眼鏡を持って来るのだった・・・。

でも大丈夫!
今回の展覧会では新しい試みとして、東京芸大のチームがオランダ芸術科学保存会と連携して制作した、原寸を約300%拡大したブリューゲル「バベルの塔」の高精細複製画も展示されています。
3DCGモデルなどを使って細部までくっきりと描かれたバベルの塔は圧巻です。
映像シアターで流れる約5分間の「バベルの塔」に関する資料映像も必見です!
一説には画面上に描かれた人々の数は1,400人とも言われているそうです。
細密さと圧倒的なボリュームとリアリティは驚異的です。
ブリューゲルのものすごい想像力が最新のCG技術で再現されるみたい。
chirosukeは両手がグーになりましたよ。

会場では「16世紀ネーデルラントの至宝―ボスを超えて」とある通り、ブリューゲルだけでなく、彼が手本とした先駆者ヒエロニムス・ボスの油彩2点、そして彼らが生きた時代、16世紀ネーデルラントの絵画、版画、彫刻等、全体で約90点が出品されています。

chirosukeの大好きな「奇想の画家、ボス」の油彩画2点が初来日ですよ!
世界中で約25点しかないとされるボスの真作2点が日本で初めて鑑賞できる、すごい機会です。
chirosukeはボスの絵ですでに涙目であります。

お約束のミュージアムショップではいろんなグッズがありました。

バベルの塔やモンスターのバンダナが遠目には良い感じです。
ボスやブリューゲルが構想したユニークな怪物(モンスター)たちに加えて、作品の中に出てくる意味深なアイテムが図案になっています。
キモカワイイに持っていこうと頑張っていますが、chirosukeには単にグロテスクと思える図もありです。
近くで観るとちょっとね・・・。

頭足人間(グリロス)は幼児期に誰もが描いたことがある絵ですね。
chirosukeはコドモchirosukeが頭足人を描いていた頃をはっきり記憶しています。
4歳くらいだったでしょうか。
半年年上の従妹が描く人の絵と違っているのは解るのですが(従妹の描く人物には胴体があった)、chirosukeの絵とどこが違うのかわからずに沢山の頭足人の絵を描きまくったことを覚えています。

そんな頭足人ならぬ魚足人がいました。
展覧会のキャラクターで「タラ夫」というそうです。

キモカワキャラのイチオシみたいでフィギュアやストラップなどタラ夫グッズがありました。
元ネタはブリューゲルの「大きな魚は小さな魚を食う」に描かれている足の生えた魚。
マスコット化に当たりかわいくするのとは真逆のアレンジ、何故かスネ毛が追加されてchirosukeは涙目であります。
こんなタラ夫グッズが売れているんだろうか・・・?
展覧会特製フィギュアは何と海洋堂作であります。

chirosukeはタラ夫グッズは涙目でスルー、公式図録とポストカードを身請けいたしました。

・ブリューゲル「バベルの塔」展 公式図録  2,500円(税込)
(236ページ/フルカラー/A4変型判/ハードカバー/ブリューゲル「バベルの塔」原寸大ポスター付

ブリューゲルの「バベルの塔」の超絶技巧を駆使した細部まで堪能できるよう、原画と同じサイズのポスターが封入されています。
これ、とっても嬉しいです。

・ポストカード 150円(税込)

ポストカードはブリューゲルの「バベルの塔」とボスの絵2枚を身請けしました。
奇想の画家や鬼才と言われるヒエロニムス・ボス。
初来日した2作品は・・・
写真右 「放浪者(行商人)」 1500年頃 油彩、板
写真左 「聖クリストフォロス」 1500年頃 油彩、板

chirosukeはボスの絵が好きです。
去年は三菱一号美術館で開催された「プラド美術館展」で、「愚者の石の除去」を観ることができました。
(ボスの「愚者の石の除去」については2016年1月31日のブログをみてね)

ボスの絵は細部のあちこちに、メタファーとも言える不思議なものが描かれています。
テーマを補完する意味を持つものもありますが、何でここにこんなものが?という訳が解らない奇妙なものが描かれていることもあります。
宗教的意味が隠されている場合もあるらしい。
chirosukeの大好きな「謎とポエジー」であります。

chirosukeは「聖クリストフォロス」の細部に描かれた不思議な者たちを観て心が揺れました。
何だろう、この不安になるような奇妙な物たち・・・。
花瓶の中で暮らす小人、廃墟の中から身を乗り出す怪物、全裸で逃げまどう人物。

そして、今回の展覧会で一番chirosukeの心を掴んで離さなかったのは、絵の左端中央部分に小さく描かれたクマであります。
猟師に捕らえられて木に吊された熊・・・!
何なのこれ~!
解説によると宗教的意味があって、災厄が過ぎ去ったことを現しているそうですが・・・。
いや、でも熊ですよ、吊るされているし。
そんな安心できるようなシチュエーションじゃないでしょ・・・。
chirosukeは木にぶら下がった熊が頭から離れず涙目であります。

「バベルの塔 展」は500年前の驚異の想像力が素晴らしい展覧会でした。
ぜひ、タラ夫と「木に吊るされた熊」で、ざわざわした気持ちをご堪能ください。

この展覧会は夏に大阪に巡回予定です。
期間:2017年7月18日(火)~ 10月15日(日)
会場:大阪・中之島 国立国際美術館
関西の皆さま、タラ夫に会えますよ~

「魅惑のドールハウス展 〜12分の1のミニチュア世界〜」 そごう美術館


%e3%83%89%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9%e5%b1%95chirosukeは、横浜のそごう美術館にドールハウス展を観に行ってまいりました。

「魅惑のドールハウス展 〜12分の1のミニチュア世界〜」

2017年1月20日(金)〜31日(火)
そごう美術館 そごう横浜店6F
午前10時〜午後8時
※入館は閉館の30分前まで
※会期中無休
入館料:大人 1,000円
(割引券提示で800円)

会期が短くて時間のやりくりがちょっと大変でした。
ドールハウス大好きなchirosukeの感想は・・・
素晴らしいドールハウスがいっぱいで見応えがありました!

今回開催の「魅惑のドールハウス展」は、2016年7月にオープンした「箱根ドールハウス美術館」の所蔵品から、世界的に貴重なコレクションや現代作家による作品など約50点が展示されていました。

箱根のドールハウス美術館
http://www.hakonedollhouse.com/

%e3%83%89%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9%e5%b1%95_2会場の説明によると、記録にある最も古いドールハウスは、1558年にドイツ・バイエルン王国の侯爵アルブレヒト5世が愛娘のために作ったものとのことです。
消失して現存していませんが、侯爵のお屋敷をそっくり縮小したもので各部屋の家具調度品や召使のお人形まで置かれていたんですって。
侯爵・・・すごいぞ。

ドールハウスの呼称は、アメリカでは「ドールハウス」、イギリスでは「ドールズハウス」、ドイツでは「プッペンハウゼン」です。
またドールハウスの「ドール」は、人形というより「小さな」という意味合いが強いそうです。
日本で一般的な「ドールハウス」という呼び方はアメリカ式なんですね~。

そしてドールハウスのサイズは、12分の1が基準のサイズです。
ドールハウスがヨーロッパで生まれた美術工芸といえるため、職人さんたちの間では縮小サイズは、12分の1という暗黙のルールがあったそうです。
イギリスやアメリカで使用されている尺度、1フィート(約30cm)を1インチ(約2.5cm)に換算して作られているわけですね。
なので、実際のドールハウスは何気に大きい!
chirosukeが持っているいくつかのドールハウスはミニチュアなので小さいです。
リカちゃんハウスも小さめですよね・・・。
(リカちゃんハウスをドールハウスと言っていいのか・・・chirosukeよ!)

会場内は写真撮影OKでしたが、作品保護のため暗くて結構混雑していたので、chirosuke巧く写真が撮れませんでした。
いっぱい撮ってきた中から見やすいのをご紹介いたします~。
もう見るところがいっぱいで大変だぁ・・・くらい楽しかったです。

%e3%83%89%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9%e5%b1%95_1【チューダー様式の現代の家『クリスマスイヴ』】(1996年イギリス)」

比較的最近作られたイギリスの作品です。
これ、大きいです。
chirosukeの胸の高さくらいあって、ちょっと屈んで中を覗いて観る感じです。
イギリスでは15世紀から17世紀の初めの建築様式を「チューダー様式」と呼びます。
梁や柱などの骨組みを外に出したデザインが特徴です。
古い建築様式の建物と、現代風の部屋の中の対比が面白いです。
イギリスでは、歴史的な建物は昔のままの外見にしておくことが義務づけられていて、ドールハウスもそれに倣って造られているそうです。
(京都みたいですね・・・)

最上階のお部屋は子供部屋かな。
これはchirosukeのツボです。
おもちゃのドールハウスがあって、くまちゃんのぬいぐるみや積み木がたくさん。
ベビーベッドもあって完璧なコドモ部屋であります。
下の階は寝室ですね。
ベッドのシーツやカバーが赤と緑のクリスクスカラーです。
ドールハウスにはベッドが良くつくられていますが、再現性も見事ですがカバー等のファブリックが個性的ですね。
更に下の階ではクリスマスのごちそうが並んでいます。

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ハウスの上部中央に、イギリスを1760年から1820年まで統治した国王ジョージ3世の紋章がついています。
紋章を付けることが許されるのは、ロイヤル・ファミリー、もしくはそのゆかりの親族に限られるそうです。
なので、このドールハウスの持ち主もそれに適った人物だったと考えられるそうです。

ハウス自体は当時のものですが、中の調度品はその後200年にわたって揃えられたというからchirosukeは驚き!

%e3%82%b8%e3%83%a7%e3%83%bc%e3%82%b8%e4%b8%89%e4%b8%96%e3%81%ae%e7%b4%8b%e7%ab%a0%e4%bb%98%e3%81%8d%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9_2半球状の鏡は1700年代のもの。
ツイスト柱のベッドは1800年代に作られたそうです。
本棚に並んだ本は、1740年~1904年のあらゆるジャンルのものなんですって~。

このドールハウスの中には18世紀から20世紀初頭までの小物が、バラバラになって入っていたそうです。
その多くは由来が不明で現在も調査中だそうです。
由緒あるドールハウスは、どんな人たちに所有されてきたのでしょうか。
200年の時を経て、今目の前にあることが不思議でなりません。

%e3%83%8f%e3%82%b9%e3%82%b1%e3%83%ab%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9_1【ハスケル・ハウス】(建物:18世紀後半/内装:1920年代 イギリス)

ドールハウスの「世界の二大プライベートコレクション」というのがあるそうです。
ひとつはイギリスのヴィヴィアン・グリーン・コレクション、もうひとつはアメリカのモッツ・ミニチュアコレクションです。

ヴィヴィアン・グリーン(1904~2003)は、1700年代から1900年代にかけてのドールハウスを収集し、イギリスのドールハウスコレクションの草分けとなった人物なんですって。

この「ハスケル・ハウス」は、貴族のアーノルド・ハスケル卿が、ヴィヴィアン・グリーン・コレクションのために供与したドールハウスです。
アーノルド・ハスケル卿の母によって手作りされたという、豪華な内部装飾から当時のイギリス貴族の生活を伺い知ることができる貴重な作品とのことです。

%e3%83%8f%e3%82%b9%e3%82%b1%e3%83%ab%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9_2イギリス貴族っていうとchirosukeは「ダウントン・アビー」のグランサム伯爵を思い出しますが・・・。
(シーズン5になっても、執事・従者・下僕の役割が解っていないぞ・・・chirosukeよ!)

3階建ての素晴らしいドールハウスです。
1998年と1999年のオークションで、その一部が日本にやってきたとのことです。
三段の階段が入口の扉へと続いています。
本物のガラスがはまった13ヶ所の窓があり、建物の角にはくさび石が組まれています。
全面の壁はフロアごとに観音開きになり、中は七つの部屋に仕切られています。
chirosukeは見入ってしまいました。
あらゆる家具、カーテン等の内装が手造りなんですよ~、すごいです!

今にも執事のカーソンさんが登場して下僕のモールズリーさんを叱りつけ、家政婦長のヒューズさんがフォロー、侍女のオブライエンさんと第一下僕のトーマスが悪巧みをしているところを、メイド長のアンナが気付き、従者のベイツさんに報告に行きそうな雰囲気がいっぱいであります。
(だから・・・なんで使用人ばかりなんだ・・・chirosukeよ!)

%e3%83%a2%e3%83%83%e3%83%84%e9%9b%91%e8%b2%a8%e5%ba%97「世界の二大プライベートコレクション」のもうひとつ、アメリカの「モッツ・ミニチュアコレクション」は、ミニチュア好きのモッツ夫妻が1948年にアメリカで公開したコレクションです。

【モッツ雑貨店】(1930年代 アメリカ)
(幅158×奥行69×高さ79センチ)

1914年頃にアイオワ州に実在したお店を再現しているそうです。
これはすごい!
圧巻の雑貨にchirosukeはびっくり!
アメリカの商業の歴史シリーズのひとつとして作られました。
中の雑貨、小物たちはハンドメイドや、お菓子のおまけも利用されているのだそうです。
モッツ夫妻が長年かけて集めたミニチュアコレクションを、バランス良く配置したものですがひとつの世界のようです。

%e3%83%a2%e3%83%83%e3%83%84%e9%9b%91%e8%b2%a8%e5%ba%97_1缶詰のラベルやパッケージは、雑誌の写真を切り抜いて貼ったりしています。
細かいっ!
カウンターには赤ちゃん用の体重計があって、猫が床にこぼれたミルクを舐めてます~。
chirosukeはたくさんの雑貨たち、こだわったディスプレイに圧倒されました。

食品や食器、作業道具等、このお店に揃っていないものは無いんじゃないかと思うくらい。
豊富すぎる品揃えは、ずっと観ていたくなります。
カゴに入った仔犬・・・これも売り物ですか?
chirosukeは「犬、くださいっ!」であります。

%e3%83%a2%e3%83%83%e3%83%84%e9%9b%91%e8%b2%a8%e5%ba%97_2chirosukeはびっしりディスプレイされた雑貨の中に、大好きな「赤ずきんちゃん」の絵を発見して嬉しくなりました。

ポスターでしょうか。
何で赤ずきん?
もう何でもアリの「モッツ雑貨店」です。
庶民の生活感いっぱいの雑貨店は、貴族の館の豪華さとは違った魅力に溢れていました。
素晴らしいです。

%e3%83%87%e3%82%a4%e3%83%a2%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%83%90%e3%83%b3%e3%82%ac%e3%83%ad%e3%83%bc【デイモン・バンガロー】(1930年代 アメリカ)部分

この写真は「デイモン・バンガロー」という作品の一部屋です。
モッツ夫妻が最初に住んだアイオワ州の家をモデルに、1932年当時のアメリカの庶民の生活様式が再現されています。
幅193×奥行102×高さ60cmの大きなドールハウスで、四方面から鑑賞することができます。
ダイニングルームのシャンデリアには実際に灯りがともっているし、すごいなぁ。
キッチンやサンルームなどお部屋がいっぱいで、もうどこを観ていいのやら・・・と思うくらい!

こぼれたミルクを猫が舐めているシーンは他の作品にもありました。
ドールハウスのお約束?
何だかリアリティがあってかわいいです。

%e3%83%89%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9%e5%b1%95_7比較的きれいに写真が撮れたドールハウスを紹介します。

【ピルグリム(清教徒)の住居】(1930年代 アメリカ)
モッツ・ミニチュアコレクションです。
ドールたちがリアルですね。
17世紀にイギリスからアメリカに移住した、ピルグリム・ファーザーズと呼ばれた清教徒の一般的な住まいの様子です。

ネイティブアメリカン(先住民)が彼らに大陸で暮らす知恵を教えている場面。
ヨーロッパ人にとって新しい食材であったポップコーンが入ったバスケットや、折り畳み式のベッドがあります。

【エルムウッド・スクールハウス】(1930年初期 アメリカ)
モッツ・ミニチュアコレクションのひとつです。
アイオワ州デモインにあった1917年当時の学校の様子とのことです。

【ニュルンベルク・キッチン】(1800年頃 ドイツ)
ハウスから独立してキッチンがつくられるようになったのは、ドイツのニュルンベルクが最初で、それらのキッチンを「ニュルンベルク・キッチン」と呼ぶそうです。

【鹿の飾りのある薬局】(1900年頃 ドイツ)
本物の薬瓶も多く使われています。
当時、鹿の角は薬になると言われていた為、看板や装飾に鹿の角を使った薬局は多かったそうです。
広告用ドールハウスのひとつらしいです。

%e3%83%89%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9%e5%b1%95_9【コーンウォールの農家】 グラハム・ジョン・ウッズ
(2012年イギリス)
現代作家さんによるドールハウスです。
農家の全体像が良い感じです。
かやぶき屋根、薪割りの道具や井戸、素朴な生活感がchirosukeは好きでした。
2階の寝室のベッドのそばにある赤いスリッパが良いなぁ。
ドールハウスにはベッドが無くちゃ!
1階のダイニングテーブルにはティータイムの準備ができています。
お菓子もあるし、ティーポットの花柄が素敵・・・。

【タイムの部屋】(19世紀末 フランス)
雑誌「TIME」に掲載されたことから、その名がついたそうです。
日本の作家さんたちが修復をされています。

【四方形の赤い家】(1880年 イギリス)部分
ドールハウスとしてはとても珍しい形で、どの方向からも覗けます。
お部屋がたくさんありました。
chirosukeが気に入ったのは浴室です~。
バスタブは泡だらけなんですね・・・。

%e3%83%89%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9%e5%b1%95_8【日時計とエレベータ付きハウス】(1865年 イギリス)
当初は、ハウス中央にゼンマイ仕掛けのエレベーターがあって、実際に昇降させることができたらしいですよ~。
これはついつい遊んじゃうでしょうね。

【英国の鉄工場】(制作年不明 イギリス)
緻密です~!
リアルな資料という雰囲気でした。

【スペインの家】(1880年頃 スペイン)
白いバルコニーと外階段が素敵です。
窓から覗くと、ベビーベッドやテディベアも見えました。
中にしっかり世界がありますね。

%e3%82%b7%e3%83%ab%e3%83%90%e3%83%8b%e3%82%a2_1終盤は・・・【シルバニアファミリー】であります!
シルバニアファミリーオールスターズ、すごい~!
chirosukeはリカちゃんハウス世代なので、シルバニアファミリーは知っている程度です。

赤い屋根のおうちとか、森の中の小さなおうちとか、いろいろありましたね。
日本のドールハウスとも言えるのかも知れない「シルバニアファミリー」シリーズです。
chirosukeのお家にも、ピンクのロンパースを着た茶色のくまちゃんが一匹だけおります。
この中に同じ子は見つけられませんでした。

%e3%82%b7%e3%83%ab%e3%83%90%e3%83%8b%e3%82%a2_2このドールハウスを作成したのは工藤和代さんという有名作家です。
chirosuke、この方の本を一冊持っています。
「ドールハウスドールズ」というお人形の作り方を解説した本で、10年くらい前に身請けしました。
もちろんchirosukeに作られるはずもなく、愛らしいドールたちの写真だけ眺めて楽しんでおりました。
工藤先生の作品を観ることができて嬉しかったです。

お約束のミュージアムショップでは、今回身請けは無しでした。
図録は無く、箱根ドールハウス美術館・館長の新美康明さんの本「ドールズハウス―ミニチュア世界の扉を開く」が公式テキストとして販売されていました。
この本は書店でも扱っています。
また箱根ドールハウス美術館のグッズがいろいろありました。
ポストカードやクリアファイルとか・・・。
chirosukeはぜひ箱根のドールハウス美術館に行きたいと思います。
その時にグッズは身請けしようと思いました。

ドールハウス展、いろいろお勉強もできたし、精巧な技術とこだわりの素晴らしい世界を観ることができました。
コレクターさんの底力もすごいです。
ドールハウスは、ただ小さいだけの世界ではなく、それがつくられた時代の生活様式を再現した歴史的価値もあるのですね。
時代と国を超えて、色々な人の手を経て大切に受け継がれてきたものだと思います。
注文した人、創った人、手元に置いてきた人、手放した人、身請けした人、集めた人、修復した人、長い時間と様々な人の思いがあったからこそ、今chirosukeが目の前で観て、驚き楽しむことができます。
アンティークドールや日本の雛人形にも通じる世界だと思いました。

chirosukeにとってドールハウスは、リカちゃんハウスに始まる夢であります。
コドモchirosukeが思い描いた、お人形遊びが具現化した「ものすごい版」を観たようです。
ひとの想像力は素晴らしい、それを形にすることはもっと素晴らしいです。
ドールハウスは涙目になるくらい、素敵な夢でありました。

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ほうろうって・・・

優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!

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