chirosukeの鎌倉探索 吉兆庵美術館「絵手紙を愛した歌人 清水比庵展」


鎌倉小町通りを少し脇に入ったところに美術館があるとわかり、立ち寄ることにしたchirosukeであります。

鎌倉・吉兆庵美術館「絵手紙を愛した歌人 清水比庵展」

http://www.kitchoan.co.jp/site/museum/venue/kamakura.html

会  場:鎌倉・吉兆庵美術館
会  期:(前期)平成29年4月29日~6月4日
(後期)平成29年6月6日 ~ 7月2日
休館日:5月1日、15日、6月5日、19日
時  間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料:大人600円

和菓子屋さんの源吉兆庵のところに美術館がありました。
鎌倉・吉兆庵美術館では、年4回の企画展を開催しているそうです。
chirosukeは絵手紙にはあまり興味が無かったのですが一度観てみようと思い入場しました。

1階 展示室
「展示室」の他に、和菓子や北大路魯山人オリジナルグッズの「販売コーナー」、「休憩コーナー」があります。

2階 展示室(常設展示)
「北大路魯山人」作品の常設展示フロアです。
お皿やお椀が展示されていましたが、どれも普通っぽくてchirosukeはよくわからない印象でした。

3階 展示室(企画展示)
多くの短歌と絵手紙を遺した清水比庵(本名秀・1883~1975)の作品がいくつか展示されていました。
大胆な筆致で書かれた短歌とおおらかな絵で多くの人々を魅了してきたと案内されていましたが、chirosukeは魅了されることは無かったです。
絵や書は好き嫌いですから・・・。
何だかchirosukeが苦手とする「相田みつを」みたいでちょっとやりきれない気持ちになりました。

「鎌倉・吉兆庵美術館」は、宗家 源 吉兆庵が「和菓子の器として蒐集した作品を広く公開したい」という趣旨で平成13年に開館したそうです。
鎌倉ゆかりの美食家であり陶芸家でもある「北大路魯山人」の作品を約30点、常設展示しているとのこと。
chirosukeは魯山人の器も良さが解らず残念でありました。

人形展とか工芸菓子展も開催されていたみたいなので、今回の展示内容がchirosukeの好みでは無かったということでありましょう。
チケットには「岡山・吉兆庵美術館」も入館できる半券が付いていましたが、多分岡山には行かないと思います。
こちらもお得感は無く何かと残念な吉兆庵美術館でありました。

「オチビサン展at鎌倉アンノ邸」


chirosukeは鎌倉に行ってまいりました。

漫画家の安野モヨコさんの原画展「オチビサン展at鎌倉『アンノ邸』」が開催されています。
何と会場は安野モヨコさん・映画監督の庵野秀明さんご夫妻が暮らしているお家であります!

庵野監督といえば最近では「シン・ゴジラ」!
昨年公開されたこの映画をchirosukeは映画館で7回観ました。
そのうち 3回は発声可能上映会で、chirosukeはサイリウムを振り回して何度も「アンノ~!」と叫んでおりました。
庵野監督と安野モヨコさんがご夫婦だということは少し前に知っていましたが、chirosukeは安野モヨコさんの作品は通しで読んだことがありませんでした。
ドラマ化や映画化もされた「ハッピー・マニア」「働きマン」「さくらん」等ヒット作をチラ見していた程度です。
絵が個性的ですごくきれいだと思っていました。
後に安野モヨコさんの伯父様が、漫画家の小島功さんだと知っておおっ!と思ってしまったchirosukeであります。(黄桜のカッパですね・・・)

そんなchirosukeですが、安野モヨコさんと庵野監督の家に行ける!
しかも入場料200円!
鎌倉だと東京から約一時間で行けるとなれば、ぜひ行かねば!であります。

「オチビサン展at鎌倉アンノ邸」
開催日時:平成29年5月23日(火)〜5月29日(月)
平日 13:00〜18:00 土日 11:00〜18:00
料金: 大人200円 / 小人100円(※未就学児無料)
開催場所:「アンノ邸」海蔵寺(神奈川県鎌倉市扇ケ谷4丁目18-8)手前
※鎌倉駅より徒歩15分。入り口にオチビサンの看板がお迎えしてます。
※駐輪場・駐車場はありません。
一度にご案内できる人数は20〜25名様となっております。
オープン時間直後は混雑が予想されるため、整理券の配布を致します。
整理券はなくなり次第、その日のご案内は終了となりますのでご了承くださいませ。

chirosukeは関西でいた時に北鎌倉に行って大仏様を見てきたことがあります。
今回は東京から約一時間ですが、思った以上に遠いなぁと感じました。
アンノ邸までは鎌倉駅から徒歩15分くらい。
お天気も良く、暑いくらいの日でしたがどんどん山の方へ向かって行きます。

緩やかな上り坂をてくてく歩いて、ようやくアンノ邸に着きました~!
古民家を改築しているそうです。
chirosukeは10時過ぎに着きましたがスタップの方が居られて、
「普通の住宅街なので並ばないようにお願いします。11時になったらここに来てください」とのことでした。
周りは普通のお家ですものね・・・仕方がないのですぐ近くの「海蔵寺」の境内をウロウロして時間を潰しました。

11時少し前に戻ってきたら十数人が並んでいます・・・!
chirosukeも並んで入場を待ちました。
一度に入れる人数制限があるので整理券をもらいました。
一番早くに来たのに結局16番目。

11時20分に再度来てくださいとのことで、近くの坂道や洞窟みたいなところをしばらくウロウロしてきました。

11時20分、いよいよアンノ邸に入ります~。
大きくて古い感じのお家です。
森のような木立に囲まれた古民家・・・。
「庵野」表札があって、ああ本当にアンノ邸なんだわ・・・とちょっとドキドキ・・・!

玄関で靴を脱いで用意されているスリッパに履き替えます。
入ったところがアンティークな雰囲気いっぱいの広いリビング。
スタッフの方が居られて入場料(大人200円)を払います。

今回は安野モヨコさんの漫画「オチビサン」が2017年で連載10周年を迎えるのを記念した原画展なんですって。

入場チケットは、安野モヨコさんが連載用に描き下ろした「オチビサン題字」をしおりにした特別チケットなんです。
全4種をランダムに手渡しですが、しっかりした紙で、イラストがとてもかわいくてちっちゃなリボンもついています。
このチケット、chirosukeはすごく嬉しかったです。

両面に印刷で、一枚はかわいいスミレのお花です。
リボンもオチビサンリボンです。
これ、しおりにするんだ~!
このしおり、いえチケットだけで200円の価値ありと思うくらいのchirosukeであります。

リビングの左手には2階に続く階段があります。
今回は登れなくなっていましたが、階段にもかわいい展示がされていました。

原画展に贈られたお花や「オチビサン」の編みぐるみがかわいいです~。
「オチビサン」は、鎌倉のどこかにある「豆粒町」に住むオチビサンと仲間たちを描いた1ページ漫画です。
2007年から「朝日新聞」で連載後、2014年から雑誌「AERA」に移籍して連載中なんですって。
安野モヨコさんが描く不思議な世界は、四季の変化にあふれる鎌倉を舞台に穏やかでゆったりとしたオチビサン達の日常でありました。

原画もじっくり観ることができましたが、chirosukeは和洋折衷のお部屋の内装がとても興味深かったです。
天井や柱は時代を感じさせる優雅な造りです。
明り取りの窓枠や硝子、窓の桟等昭和レトロ感いっぱいで、雰囲気を残してリフォームされ、家具や調度品のひとつひとつにこだわりと美意識があるようでした。
とても素敵な古民家でありました。

暖炉もあって冬には実際に使っているそうです。
縁側の奥のサンルームにあるソファは安野モヨコさんのお気に入りの場所だそうです。
庵野監督のコレクションや、古いランプシェードも素敵。

飾り棚に置かれた写真立てにはセピア色の写真が・・・。
和服姿の立派な口ひげの男性が赤ちゃんを抱っこしています。
なんとこの赤ちゃんが安野モヨコさんのお祖父様なんですって~。

リビング奥のダイニングテーブルには、安野モヨコさんが描かれた美人画が展示されていました。

この暖炉のあるお部屋の窓は中庭に面しています。
chirosukeは窓からお庭を見ていたら庭の片隅にちっちゃなドアを発見!
これってまるで「秘密の花園」みたい・・・。
あのドアはどこに続いているんだろうとずっと眺めていたら、スタッフさんがこられて教えてくださいました。
なんとあのドアは石垣の上にある別館の部屋に続いていて、庵野監督のオーディオルームになっているそうです。

すごいなぁ、古民家をこんな風にリフォームするのにどれくらいの費用がかかるのでしょうか・・・。
chirosukeもイマンのほうろうやかわいいくまちゃんをコツコツ集めて、こだわりのお部屋にしているつもりではありますが、アンノ邸のリフォームっぷりとこだわりは、まさに桁違いであります。
(くまちゃんとオーディオルームを比較してはいけないぞ・・・chirosukeよ!)

「オチビサン」の日常に潜む不思議な優しさも、高度な技法で描かれた美人画も、アンティークなお屋敷と暖炉も、秘密の花園に続くオーディオルームも、素晴らしい世界でした。
そしてその世界は、「モノを創りだすクリエイター」さんのこだわりと美意識で具現化された、自身にとってとても心地良い空間なんだとchirosukeは思いました。
素敵な作品の想像力が生まれる場所を垣間見せてもらえたようで、とても貴重な体験でありました。

ギャラリーの片隅にグッズ売り場がありました。
chirosukeはオチビサングッズを身請けしてまいりました。

・オチビサンてぬぐい(金魚と泳ぐ) 1,944円(税込)

・ポストカード(アカメちゃんと苺) 216円(税込)

限定数の「オチビサンおさんぽマップ」も頂いて来ました。

オチビサンのかわいい世界を観られたこと、そのかわいい世界が生まれる場所の一部を観られたこと、鎌倉に来て良かったです。
たった200円で、見知らぬchirosukeを自宅に入れてくださり、本当にありがとうございました。
レトロな窓枠から、草木の生い茂る中庭を眺めていて小さなドアを見つけた時、アンノ邸の中庭はchirosukeの「秘密の花園」になったのでした。

今回もchirosukeの持論・・・。
「人の想像力は素晴らしい。それをかたちにすることはもっと素晴らしい」です。
そしてやっばり「オチビサン展at鎌倉アンノ邸」に行けたこと、東京万歳!でありました。

高橋真琴 個展 「夢の世界旅行」


chirosukeは銀座のギャラリー向日葵で開催されている、高橋真琴さんの個展 「夢の世界旅行」を観にいってまいりました。

http://macoto-garou.com/index.html

高橋真琴個展「夢の世界旅行」
・会 期:2017年5月23日(火)~6月3日(土)
・時 間:午前 11時 ~ 午後 6時 30分 (最終日17:00終了)
・会 場:銀座 ギャラリー向日葵(ひまわり)
・入場料:無料
※会期中無休
・作家来廊日:5/23(火)・5/27(土)・5/28(日)・6/3(土)

高橋真琴さんの個展に来たのは一年ぶりです。
(前回の高橋真琴個展「プリンセス・パーティー」については2016年5月29日のブログをみてね)

今回も愛らしく美しい少女が絵の中で微笑んでおりました。
chirosukeの憧れのお姫様や少女たちです。

高橋真琴さんが会場に入って来られました。
今年もこっそりチラ見していたchirosukeであります。
高橋真琴さんは確か今年83歳になられるはずですが、昨年と変わらずお元気そうでした。
現役で新作を発表されているのですから驚きです。

コドモchirosukeが大好きだった美しい世界が変わらずここにあって、今尚新しい少女たちが生み出されているってすごいことだなぁ。
思い出がいっばいで、非日常の完全無欠の美少女たちに涙目になりそうでした。
時代も移り変わり、コドモchirosukeも時の向こうです。
単なるノスタルジーだけでなく、今現在も迷うことなく微笑み続ける少女たちを美しいと思うchirosukeがいる。
人はずっと少女ではいられないけれど、少女期の記憶は無くならずに残っているのですね。

今回も会場ではMAKOTOグッズが販売されていました。
chirosukeは新作のポストカードだけ身請けしました。

・ポストカード「カチューシャの歌」 150円(税別) 

キラキラした瞳の金髪の巻き毛の少女は、髪やドレスに花を飾って微笑んでいます。
背景には湖があって、水辺には動物たちが集い小鳥が飛んでいます。
森の向こうにはお城が見えています。
これは・・・chirosukeが好きな南桂子さんの世界に通じています。
表現手段は異なっていますが、少女・湖・小鳥・森・お城とくれば南桂子さんのモチーフです。
南桂子さんの静かな世界とは違っていますが、どちらも大切にしたい少女期の記憶や秘密を思い出させてくれるようで、ちょっと切なくなってしまったchirosukeです。

今も変わらず美しい世界を描いてくださる高橋真琴さん、chirosukeとコドモchirosukeからありがとうです!

「クロワッサン」2017年4/25号 創刊40周年記念オリジナル風呂敷 「伊藤若冲 鶏図押絵貼屏風」


創刊40周年をむかえた雑誌「クロワッサン」です。
4月10日発売号は「京都・奈良への旅」が特集テーマです。

chirosukeはめったに雑誌は身請けしません。
今回も関西人chirosukeが「京都・奈良への旅」に興味があったわけでは無く、特別付録の江戸時代の画家・伊藤若冲の作品「鶏図押絵貼屏風」をあしらった特製風呂敷がついていたからであります。

chirosukeは付録の風呂敷が欲しくて身請けしました。

価格:800円(税込)

クロワッサン 創刊40周年記念オリジナル風呂敷「伊藤若冲 鶏図押絵貼屏風」

風呂敷:ポリエステル100%
サイズ:70㎝×70㎝

付録としてはなかなかのクオリティだと思います。
「伊藤若冲展」のグッズでありそう・・・。

若冲の鶏が良い感じです。
この風呂敷、使うかどうかは考え中のchirosukeであります。

ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝-ボスを超えて-


ゴールデンウィークは東京で過ごしているchirosukeです。
上野の東京都美術館に「バベルの塔」展を観に行ってまいりました。

混雑覚悟で行ったchirosukeは30日の午後に美術館に到着しました。
思っていたような混雑ぶりは無くてチケットもすぐに身請けできました。
館内はやや混みといった感じでした。

「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展
16世紀ネーデルラントの至宝-ボスを超えて-」

会期:2017年4月18日(火)~7月2日(日)
休室日:月曜日(ただし5月1日は開室)
開館時間:9:30~17:30
金曜日は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)
入場料:一般 1,600円
東京都美術館 企画展示室

http://babel2017.jp/

「バベルの塔」展、chirosukeの感想は・・・
美術の教科書にも載っていた、誰しも一度は目にした事があるブリューゲルの傑作「バベルの塔」ですが、これほど緻密だったとは驚きです!
実物を目視するだけでは絶対解らない世界が描かれています。
この展覧会では、「バベルの塔」の全体図だけでなく、ブリューゲルの想像力が圧倒的なリアリティで表現されたミクロの視点まで観ることができます。
chirosukeは展示手法に感動しました。

そしてヒエロニムス・ボスの油彩2点も観ることができる貴重な機会でもあります。
ボス好きにはたまりません。

展覧会の構成は
I. 16世紀ネーデルラントの彫刻
II. 信仰に仕えて
III. ホラント地方の美術
IV. 新たな画題へ
V. 奇跡の画家ヒエロニムス・ボス
VI. ボスのように描く
VII. ブリューゲルの版画
VIII.「バベルの塔」へ

バベルの塔と大阪通天閣、東京タワーと高さ比較した展示がありました。
バベルの塔を510mと想定しています。
大阪展があるので通天閣は解りますが、東京タワーですか?
東京スカイツリーは軽く600m超えですから、ここで比較対象にするわけには行かないのでしょう・・・。

「バベルの塔」といえば真っ先にブリューゲル作品が思い起こされます。
ブリューゲル以前の14~15世紀にもバベルの塔は描かれていましたが、「バベルの塔」といえばこの作品がchirosukeにも刷り込まれています。

実はブリューゲルの「バベルの塔」は全部で3作品あるそうなのですが、現存するのはウィーンの美術史美術館が所有する「通称:大バベル」とオランダのボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館が所有する「通称:小バベル」の2作品のみなんだそうです。
今回24年ぶりに公開されたのは後者の小バベルであります。
ウィーン美術史美術館にある「バベルの塔」よりも小ぶりですが、逆に緻密さは小バベルの勝ちです。
細部にわたる超リアルな描写がすごいです。

「バベルの塔」作品の前にはロープが張られていて、一番前で観るには立ち止まらずに通り過ぎなくてはなりませんでした。
後方からは立ちどまって観ることができますが、小さい絵なので緻密な部分は全く観えません。
単眼鏡や双眼鏡等を持ってきている人を結構見かけました。
こんなことならchirosukeも観劇で使ってる双眼鏡を持って来るのだった・・・。

でも大丈夫!
今回の展覧会では新しい試みとして、東京芸大のチームがオランダ芸術科学保存会と連携して制作した、原寸を約300%拡大したブリューゲル「バベルの塔」の高精細複製画も展示されています。
3DCGモデルなどを使って細部までくっきりと描かれたバベルの塔は圧巻です。
映像シアターで流れる約5分間の「バベルの塔」に関する資料映像も必見です!
一説には画面上に描かれた人々の数は1,400人とも言われているそうです。
細密さと圧倒的なボリュームとリアリティは驚異的です。
ブリューゲルのものすごい想像力が最新のCG技術で再現されるみたい。
chirosukeは両手がグーになりましたよ。

会場では「16世紀ネーデルラントの至宝―ボスを超えて」とある通り、ブリューゲルだけでなく、彼が手本とした先駆者ヒエロニムス・ボスの油彩2点、そして彼らが生きた時代、16世紀ネーデルラントの絵画、版画、彫刻等、全体で約90点が出品されています。

chirosukeの大好きな「奇想の画家、ボス」の油彩画2点が初来日ですよ!
世界中で約25点しかないとされるボスの真作2点が日本で初めて鑑賞できる、すごい機会です。
chirosukeはボスの絵ですでに涙目であります。

お約束のミュージアムショップではいろんなグッズがありました。

バベルの塔やモンスターのバンダナが遠目には良い感じです。
ボスやブリューゲルが構想したユニークな怪物(モンスター)たちに加えて、作品の中に出てくる意味深なアイテムが図案になっています。
キモカワイイに持っていこうと頑張っていますが、chirosukeには単にグロテスクと思える図もありです。
近くで観るとちょっとね・・・。

頭足人間(グリロス)は幼児期に誰もが描いたことがある絵ですね。
chirosukeはコドモchirosukeが頭足人を描いていた頃をはっきり記憶しています。
4歳くらいだったでしょうか。
半年年上の従妹が描く人の絵と違っているのは解るのですが(従妹の描く人物には胴体があった)、chirosukeの絵とどこが違うのかわからずに沢山の頭足人の絵を描きまくったことを覚えています。

そんな頭足人ならぬ魚足人がいました。
展覧会のキャラクターで「タラ夫」というそうです。

キモカワキャラのイチオシみたいでフィギュアやストラップなどタラ夫グッズがありました。
元ネタはブリューゲルの「大きな魚は小さな魚を食う」に描かれている足の生えた魚。
マスコット化に当たりかわいくするのとは真逆のアレンジ、何故かスネ毛が追加されてchirosukeは涙目であります。
こんなタラ夫グッズが売れているんだろうか・・・?
展覧会特製フィギュアは何と海洋堂作であります。

chirosukeはタラ夫グッズは涙目でスルー、公式図録とポストカードを身請けいたしました。

・ブリューゲル「バベルの塔」展 公式図録  2,500円(税込)
(236ページ/フルカラー/A4変型判/ハードカバー/ブリューゲル「バベルの塔」原寸大ポスター付

ブリューゲルの「バベルの塔」の超絶技巧を駆使した細部まで堪能できるよう、原画と同じサイズのポスターが封入されています。
これ、とっても嬉しいです。

・ポストカード 150円(税込)

ポストカードはブリューゲルの「バベルの塔」とボスの絵2枚を身請けしました。
奇想の画家や鬼才と言われるヒエロニムス・ボス。
初来日した2作品は・・・
写真右 「放浪者(行商人)」 1500年頃 油彩、板
写真左 「聖クリストフォロス」 1500年頃 油彩、板

chirosukeはボスの絵が好きです。
去年は三菱一号美術館で開催された「プラド美術館展」で、「愚者の石の除去」を観ることができました。
(ボスの「愚者の石の除去」については2016年1月31日のブログをみてね)

ボスの絵は細部のあちこちに、メタファーとも言える不思議なものが描かれています。
テーマを補完する意味を持つものもありますが、何でここにこんなものが?という訳が解らない奇妙なものが描かれていることもあります。
宗教的意味が隠されている場合もあるらしい。
chirosukeの大好きな「謎とポエジー」であります。

chirosukeは「聖クリストフォロス」の細部に描かれた不思議な者たちを観て心が揺れました。
何だろう、この不安になるような奇妙な物たち・・・。
花瓶の中で暮らす小人、廃墟の中から身を乗り出す怪物、全裸で逃げまどう人物。

そして、今回の展覧会で一番chirosukeの心を掴んで離さなかったのは、絵の左端中央部分に小さく描かれたクマであります。
猟師に捕らえられて木に吊された熊・・・!
何なのこれ~!
解説によると宗教的意味があって、災厄が過ぎ去ったことを現しているそうですが・・・。
いや、でも熊ですよ、吊るされているし。
そんな安心できるようなシチュエーションじゃないでしょ・・・。
chirosukeは木にぶら下がった熊が頭から離れず涙目であります。

「バベルの塔 展」は500年前の驚異の想像力が素晴らしい展覧会でした。
ぜひ、タラ夫と「木に吊るされた熊」で、ざわざわした気持ちをご堪能ください。

この展覧会は夏に大阪に巡回予定です。
期間:2017年7月18日(火)~ 10月15日(日)
会場:大阪・中之島 国立国際美術館
関西の皆さま、タラ夫に会えますよ~

「魅惑のドールハウス展 〜12分の1のミニチュア世界〜」 そごう美術館


%e3%83%89%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9%e5%b1%95chirosukeは、横浜のそごう美術館にドールハウス展を観に行ってまいりました。

「魅惑のドールハウス展 〜12分の1のミニチュア世界〜」

2017年1月20日(金)〜31日(火)
そごう美術館 そごう横浜店6F
午前10時〜午後8時
※入館は閉館の30分前まで
※会期中無休
入館料:大人 1,000円
(割引券提示で800円)

会期が短くて時間のやりくりがちょっと大変でした。
ドールハウス大好きなchirosukeの感想は・・・
素晴らしいドールハウスがいっぱいで見応えがありました!

今回開催の「魅惑のドールハウス展」は、2016年7月にオープンした「箱根ドールハウス美術館」の所蔵品から、世界的に貴重なコレクションや現代作家による作品など約50点が展示されていました。

箱根のドールハウス美術館
http://www.hakonedollhouse.com/

%e3%83%89%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9%e5%b1%95_2会場の説明によると、記録にある最も古いドールハウスは、1558年にドイツ・バイエルン王国の侯爵アルブレヒト5世が愛娘のために作ったものとのことです。
消失して現存していませんが、侯爵のお屋敷をそっくり縮小したもので各部屋の家具調度品や召使のお人形まで置かれていたんですって。
侯爵・・・すごいぞ。

ドールハウスの呼称は、アメリカでは「ドールハウス」、イギリスでは「ドールズハウス」、ドイツでは「プッペンハウゼン」です。
またドールハウスの「ドール」は、人形というより「小さな」という意味合いが強いそうです。
日本で一般的な「ドールハウス」という呼び方はアメリカ式なんですね~。

そしてドールハウスのサイズは、12分の1が基準のサイズです。
ドールハウスがヨーロッパで生まれた美術工芸といえるため、職人さんたちの間では縮小サイズは、12分の1という暗黙のルールがあったそうです。
イギリスやアメリカで使用されている尺度、1フィート(約30cm)を1インチ(約2.5cm)に換算して作られているわけですね。
なので、実際のドールハウスは何気に大きい!
chirosukeが持っているいくつかのドールハウスはミニチュアなので小さいです。
リカちゃんハウスも小さめですよね・・・。
(リカちゃんハウスをドールハウスと言っていいのか・・・chirosukeよ!)

会場内は写真撮影OKでしたが、作品保護のため暗くて結構混雑していたので、chirosuke巧く写真が撮れませんでした。
いっぱい撮ってきた中から見やすいのをご紹介いたします~。
もう見るところがいっぱいで大変だぁ・・・くらい楽しかったです。

%e3%83%89%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9%e5%b1%95_1【チューダー様式の現代の家『クリスマスイヴ』】(1996年イギリス)」

比較的最近作られたイギリスの作品です。
これ、大きいです。
chirosukeの胸の高さくらいあって、ちょっと屈んで中を覗いて観る感じです。
イギリスでは15世紀から17世紀の初めの建築様式を「チューダー様式」と呼びます。
梁や柱などの骨組みを外に出したデザインが特徴です。
古い建築様式の建物と、現代風の部屋の中の対比が面白いです。
イギリスでは、歴史的な建物は昔のままの外見にしておくことが義務づけられていて、ドールハウスもそれに倣って造られているそうです。
(京都みたいですね・・・)

最上階のお部屋は子供部屋かな。
これはchirosukeのツボです。
おもちゃのドールハウスがあって、くまちゃんのぬいぐるみや積み木がたくさん。
ベビーベッドもあって完璧なコドモ部屋であります。
下の階は寝室ですね。
ベッドのシーツやカバーが赤と緑のクリスクスカラーです。
ドールハウスにはベッドが良くつくられていますが、再現性も見事ですがカバー等のファブリックが個性的ですね。
更に下の階ではクリスマスのごちそうが並んでいます。

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ハウスの上部中央に、イギリスを1760年から1820年まで統治した国王ジョージ3世の紋章がついています。
紋章を付けることが許されるのは、ロイヤル・ファミリー、もしくはそのゆかりの親族に限られるそうです。
なので、このドールハウスの持ち主もそれに適った人物だったと考えられるそうです。

ハウス自体は当時のものですが、中の調度品はその後200年にわたって揃えられたというからchirosukeは驚き!

%e3%82%b8%e3%83%a7%e3%83%bc%e3%82%b8%e4%b8%89%e4%b8%96%e3%81%ae%e7%b4%8b%e7%ab%a0%e4%bb%98%e3%81%8d%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9_2半球状の鏡は1700年代のもの。
ツイスト柱のベッドは1800年代に作られたそうです。
本棚に並んだ本は、1740年~1904年のあらゆるジャンルのものなんですって~。

このドールハウスの中には18世紀から20世紀初頭までの小物が、バラバラになって入っていたそうです。
その多くは由来が不明で現在も調査中だそうです。
由緒あるドールハウスは、どんな人たちに所有されてきたのでしょうか。
200年の時を経て、今目の前にあることが不思議でなりません。

%e3%83%8f%e3%82%b9%e3%82%b1%e3%83%ab%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9_1【ハスケル・ハウス】(建物:18世紀後半/内装:1920年代 イギリス)

ドールハウスの「世界の二大プライベートコレクション」というのがあるそうです。
ひとつはイギリスのヴィヴィアン・グリーン・コレクション、もうひとつはアメリカのモッツ・ミニチュアコレクションです。

ヴィヴィアン・グリーン(1904~2003)は、1700年代から1900年代にかけてのドールハウスを収集し、イギリスのドールハウスコレクションの草分けとなった人物なんですって。

この「ハスケル・ハウス」は、貴族のアーノルド・ハスケル卿が、ヴィヴィアン・グリーン・コレクションのために供与したドールハウスです。
アーノルド・ハスケル卿の母によって手作りされたという、豪華な内部装飾から当時のイギリス貴族の生活を伺い知ることができる貴重な作品とのことです。

%e3%83%8f%e3%82%b9%e3%82%b1%e3%83%ab%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9_2イギリス貴族っていうとchirosukeは「ダウントン・アビー」のグランサム伯爵を思い出しますが・・・。
(シーズン5になっても、執事・従者・下僕の役割が解っていないぞ・・・chirosukeよ!)

3階建ての素晴らしいドールハウスです。
1998年と1999年のオークションで、その一部が日本にやってきたとのことです。
三段の階段が入口の扉へと続いています。
本物のガラスがはまった13ヶ所の窓があり、建物の角にはくさび石が組まれています。
全面の壁はフロアごとに観音開きになり、中は七つの部屋に仕切られています。
chirosukeは見入ってしまいました。
あらゆる家具、カーテン等の内装が手造りなんですよ~、すごいです!

今にも執事のカーソンさんが登場して下僕のモールズリーさんを叱りつけ、家政婦長のヒューズさんがフォロー、侍女のオブライエンさんと第一下僕のトーマスが悪巧みをしているところを、メイド長のアンナが気付き、従者のベイツさんに報告に行きそうな雰囲気がいっぱいであります。
(だから・・・なんで使用人ばかりなんだ・・・chirosukeよ!)

%e3%83%a2%e3%83%83%e3%83%84%e9%9b%91%e8%b2%a8%e5%ba%97「世界の二大プライベートコレクション」のもうひとつ、アメリカの「モッツ・ミニチュアコレクション」は、ミニチュア好きのモッツ夫妻が1948年にアメリカで公開したコレクションです。

【モッツ雑貨店】(1930年代 アメリカ)
(幅158×奥行69×高さ79センチ)

1914年頃にアイオワ州に実在したお店を再現しているそうです。
これはすごい!
圧巻の雑貨にchirosukeはびっくり!
アメリカの商業の歴史シリーズのひとつとして作られました。
中の雑貨、小物たちはハンドメイドや、お菓子のおまけも利用されているのだそうです。
モッツ夫妻が長年かけて集めたミニチュアコレクションを、バランス良く配置したものですがひとつの世界のようです。

%e3%83%a2%e3%83%83%e3%83%84%e9%9b%91%e8%b2%a8%e5%ba%97_1缶詰のラベルやパッケージは、雑誌の写真を切り抜いて貼ったりしています。
細かいっ!
カウンターには赤ちゃん用の体重計があって、猫が床にこぼれたミルクを舐めてます~。
chirosukeはたくさんの雑貨たち、こだわったディスプレイに圧倒されました。

食品や食器、作業道具等、このお店に揃っていないものは無いんじゃないかと思うくらい。
豊富すぎる品揃えは、ずっと観ていたくなります。
カゴに入った仔犬・・・これも売り物ですか?
chirosukeは「犬、くださいっ!」であります。

%e3%83%a2%e3%83%83%e3%83%84%e9%9b%91%e8%b2%a8%e5%ba%97_2chirosukeはびっしりディスプレイされた雑貨の中に、大好きな「赤ずきんちゃん」の絵を発見して嬉しくなりました。

ポスターでしょうか。
何で赤ずきん?
もう何でもアリの「モッツ雑貨店」です。
庶民の生活感いっぱいの雑貨店は、貴族の館の豪華さとは違った魅力に溢れていました。
素晴らしいです。

%e3%83%87%e3%82%a4%e3%83%a2%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%83%90%e3%83%b3%e3%82%ac%e3%83%ad%e3%83%bc【デイモン・バンガロー】(1930年代 アメリカ)部分

この写真は「デイモン・バンガロー」という作品の一部屋です。
モッツ夫妻が最初に住んだアイオワ州の家をモデルに、1932年当時のアメリカの庶民の生活様式が再現されています。
幅193×奥行102×高さ60cmの大きなドールハウスで、四方面から鑑賞することができます。
ダイニングルームのシャンデリアには実際に灯りがともっているし、すごいなぁ。
キッチンやサンルームなどお部屋がいっぱいで、もうどこを観ていいのやら・・・と思うくらい!

こぼれたミルクを猫が舐めているシーンは他の作品にもありました。
ドールハウスのお約束?
何だかリアリティがあってかわいいです。

%e3%83%89%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9%e5%b1%95_7比較的きれいに写真が撮れたドールハウスを紹介します。

【ピルグリム(清教徒)の住居】(1930年代 アメリカ)
モッツ・ミニチュアコレクションです。
ドールたちがリアルですね。
17世紀にイギリスからアメリカに移住した、ピルグリム・ファーザーズと呼ばれた清教徒の一般的な住まいの様子です。

ネイティブアメリカン(先住民)が彼らに大陸で暮らす知恵を教えている場面。
ヨーロッパ人にとって新しい食材であったポップコーンが入ったバスケットや、折り畳み式のベッドがあります。

【エルムウッド・スクールハウス】(1930年初期 アメリカ)
モッツ・ミニチュアコレクションのひとつです。
アイオワ州デモインにあった1917年当時の学校の様子とのことです。

【ニュルンベルク・キッチン】(1800年頃 ドイツ)
ハウスから独立してキッチンがつくられるようになったのは、ドイツのニュルンベルクが最初で、それらのキッチンを「ニュルンベルク・キッチン」と呼ぶそうです。

【鹿の飾りのある薬局】(1900年頃 ドイツ)
本物の薬瓶も多く使われています。
当時、鹿の角は薬になると言われていた為、看板や装飾に鹿の角を使った薬局は多かったそうです。
広告用ドールハウスのひとつらしいです。

%e3%83%89%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9%e5%b1%95_9【コーンウォールの農家】 グラハム・ジョン・ウッズ
(2012年イギリス)
現代作家さんによるドールハウスです。
農家の全体像が良い感じです。
かやぶき屋根、薪割りの道具や井戸、素朴な生活感がchirosukeは好きでした。
2階の寝室のベッドのそばにある赤いスリッパが良いなぁ。
ドールハウスにはベッドが無くちゃ!
1階のダイニングテーブルにはティータイムの準備ができています。
お菓子もあるし、ティーポットの花柄が素敵・・・。

【タイムの部屋】(19世紀末 フランス)
雑誌「TIME」に掲載されたことから、その名がついたそうです。
日本の作家さんたちが修復をされています。

【四方形の赤い家】(1880年 イギリス)部分
ドールハウスとしてはとても珍しい形で、どの方向からも覗けます。
お部屋がたくさんありました。
chirosukeが気に入ったのは浴室です~。
バスタブは泡だらけなんですね・・・。

%e3%83%89%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9%e5%b1%95_8【日時計とエレベータ付きハウス】(1865年 イギリス)
当初は、ハウス中央にゼンマイ仕掛けのエレベーターがあって、実際に昇降させることができたらしいですよ~。
これはついつい遊んじゃうでしょうね。

【英国の鉄工場】(制作年不明 イギリス)
緻密です~!
リアルな資料という雰囲気でした。

【スペインの家】(1880年頃 スペイン)
白いバルコニーと外階段が素敵です。
窓から覗くと、ベビーベッドやテディベアも見えました。
中にしっかり世界がありますね。

%e3%82%b7%e3%83%ab%e3%83%90%e3%83%8b%e3%82%a2_1終盤は・・・【シルバニアファミリー】であります!
シルバニアファミリーオールスターズ、すごい~!
chirosukeはリカちゃんハウス世代なので、シルバニアファミリーは知っている程度です。

赤い屋根のおうちとか、森の中の小さなおうちとか、いろいろありましたね。
日本のドールハウスとも言えるのかも知れない「シルバニアファミリー」シリーズです。
chirosukeのお家にも、ピンクのロンパースを着た茶色のくまちゃんが一匹だけおります。
この中に同じ子は見つけられませんでした。

%e3%82%b7%e3%83%ab%e3%83%90%e3%83%8b%e3%82%a2_2このドールハウスを作成したのは工藤和代さんという有名作家です。
chirosuke、この方の本を一冊持っています。
「ドールハウスドールズ」というお人形の作り方を解説した本で、10年くらい前に身請けしました。
もちろんchirosukeに作られるはずもなく、愛らしいドールたちの写真だけ眺めて楽しんでおりました。
工藤先生の作品を観ることができて嬉しかったです。

お約束のミュージアムショップでは、今回身請けは無しでした。
図録は無く、箱根ドールハウス美術館・館長の新美康明さんの本「ドールズハウス―ミニチュア世界の扉を開く」が公式テキストとして販売されていました。
この本は書店でも扱っています。
また箱根ドールハウス美術館のグッズがいろいろありました。
ポストカードやクリアファイルとか・・・。
chirosukeはぜひ箱根のドールハウス美術館に行きたいと思います。
その時にグッズは身請けしようと思いました。

ドールハウス展、いろいろお勉強もできたし、精巧な技術とこだわりの素晴らしい世界を観ることができました。
コレクターさんの底力もすごいです。
ドールハウスは、ただ小さいだけの世界ではなく、それがつくられた時代の生活様式を再現した歴史的価値もあるのですね。
時代と国を超えて、色々な人の手を経て大切に受け継がれてきたものだと思います。
注文した人、創った人、手元に置いてきた人、手放した人、身請けした人、集めた人、修復した人、長い時間と様々な人の思いがあったからこそ、今chirosukeが目の前で観て、驚き楽しむことができます。
アンティークドールや日本の雛人形にも通じる世界だと思いました。

chirosukeにとってドールハウスは、リカちゃんハウスに始まる夢であります。
コドモchirosukeが思い描いた、お人形遊びが具現化した「ものすごい版」を観たようです。
ひとの想像力は素晴らしい、それを形にすることはもっと素晴らしいです。
ドールハウスは涙目になるくらい、素敵な夢でありました。

「ヴェルサイユ宮殿≪監修≫ マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」


%e3%83%9e%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%83%88%e3%83%af%e3%83%8d%e3%83%83%e3%83%88%e5%b1%95_xchirosukeは今年初めての展覧会、六本木の森アーツセンターギャラリーで開催されている、「マリー・アントワネット展」に行ってまいりました。

「ヴェルサイユ宮殿≪監修≫ マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」

森アーツセンターギャラリー (東京・六本木ヒルズ 森タワー52階)
会期:2016年10月25日(火)~2017年2月26日(日)
10時00分~20時00分
※入館は閉館の30分前まで
(但し、火曜日は午後5時まで)
会期中無休

入場料:当日1,800円(一般)

http://www.ntv.co.jp/marie/

%e3%83%9e%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%83%88%e3%83%af%e3%83%8d%e3%83%83%e3%83%88%e5%b1%9550%e5%88%86%e5%be%85%e3%81%a1日曜日の午後に六本木ヒルズの森アーツに到着しました。
「マリー・アントワネット展」、何と入場に50分待ち!

まだ1か月以上会期が残っているのに、こんなに人気だったとは・・・chirosuke想定外でありました。
とりあえず階段を上がってチケットブースに向かいました。
前売り券を用意しなかったので、今回は当日券であります。

%e3%83%9e%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%83%88%e3%83%af%e3%83%8d%e3%83%83%e3%83%88%e5%b1%95%e3%83%81%e3%82%b1%e3%83%83%e3%83%88チケットを身請けするのに20分くらい並びました。
蛇行した列ですごい人です。
テーマパークのアトラクションみたいです。

室内なので寒くはありませんでしたが、逆にちょっと暑いくらいです。
chirosuke、ストールを外し途中でコートも脱ぎました。

ようやくチケットカウンターに辿りついたchirosukeですが、お給料日前です・・・。
chirosukeは普段「いざというとき貯金箱」に銀貨貯金をしております。
銀貨って、500円玉と100円玉なんですが・・・。
そこから取り出してきた100円玉で、コインケースはずっしり重いです。
chirosuke、チケット代1,800円をすべて100円玉で支払いました。
「マリー・アントワネット」観るのに、思いきり民衆ちっくchirosukeであります。

チケットを身請けした後は、スタッフさんの案内でエレベーターに乗り会場へ。
実際にはチケットに並び始めてから40分くらいで入場できました。

%e3%83%9e%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%83%88%e3%83%af%e3%83%8d%e3%83%83%e3%83%88%e5%b1%95pc_「マリー・アントワネット展」、chirosukeの感想は・・・。
すごく見応えのある展覧会でした。
とにかく上品で華やかで、フランス革命で、断頭台です・・・。

chirosuke世代は池田理代子先生の漫画「ベルサイユのばら」の影響をめちゃ受けています。
chirosukeは漫画の「ベルばら」は読みましたが、宝塚は観ていません。
しかし、「ベルばら」のおかげで、世界史のなかでもフランス革命はやたら詳しい!!

試しにchirosuke世代女子にフランス革命キーワードを訊いてみるとよいでしょう。
「ハプスブルク家」「マリア・テレジア」「ブルボン朝」「テュイルリー宮殿」「ルイ16世」
「デュ・バリー夫人」「ノアイユ伯爵夫人」「ポリニャック夫人」[首飾り事件」
「バスティーユ牢獄」「ヴァレンヌ逃亡」「フェルセン伯爵」「タンプル塔幽閉」「ジャコバン党」
「ロベスピエール」「サン・キュロット」等・・・ほとんどスラスラと解説できる自信ありです。

そんなchirosukeですが、展示されていた美しい絵画やマリー・アントワネットがヴェルサイユ宮殿で愛用した食器や家具、絨毯やカーテン、寝室のタペストリーなどの豪華さ、華麗さにはうっとりします。
まさに時の権力者であった王族の一員として描かれた肖像画は、大きく美化されていることを理解したうえで観ても美しい!
マリー・アントワネットの輝くような美しさと気品に満ちたオーラ、豪華なドレスには「ベルばら」世代chirosukeは涙目になるくらいです。

会場内は激混みでした。
chirosukeはじっくり最前列で時間をかけて展示を観ておりました。

14歳の天真爛漫な少女が、オーストリアから政略結婚でフランスへ嫁いできたときから、華やかな宮廷生活、お約束の陰謀や策略をくぐり抜け、運命の恋をして、大人へと成長し、王妃の自覚を持ったときには革命の嵐です。
37歳で断頭台で最期を迎え、その後の王政復古で殉死とされ崇拝されるまでの、波乱の一生を垣間見ることができます。

%e3%83%9e%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%83%88%e3%83%af%e3%83%8d%e3%83%83%e3%83%88%e5%b1%95%e9%83%a8%e5%b1%8b%e5%86%8d%e7%8f%be豪華な居室や寝室とはちがった王妃のプライベート空間、「プチ・アパルトマン」が原寸大で再現されていて、ここだけ写真撮影OKでした。

派手な暮らしとは別に、静かで落ち着いた場所で、シンプルな白いドレスを着ていたマリー・アントワネットはどんなことを思っていたんでしょうか。

chirosukeが息をのんで涙目になってしまった展示品が、幽閉中にアントワネットが身に着けた質素な白い肌着とヘアバンド、断頭台に登る際に脱げたとされる片方だけの靴と、フェルセン伯爵と交わした暗号文の手紙でした。
もうこれを観たら、「ベルばら」の物語の中のヒロインではなく、激動の時代を生きたマリー・アントワネットその人のことを思いました。

誤解され、革命の標的として利用され、悪人として革命の大義のために断頭台に散ったマリー・アントワネット。
いつの時代でも、どこの国でも「勝者」の視点で描かれた絵、書かれた文章は真実を覆い隠します。
けれど、どんな時もマリー・アントワネットは美しかったとchirosukeは思いました。

%e3%83%9e%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%83%88%e3%83%af%e3%83%8d%e3%83%83%e3%83%88%e5%b1%95%e5%9b%b3%e9%8c%b2お約束のミュージアムショップには色々な「アントワネット・グッズ」が溢れていました。

まずは図録は外せませんね。

・公式図録 2,600円(税込)

表紙は赤いデザインですが裏表紙はマリー・アントワネットの麗しい姿であります。
この絵はエリザベト=ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブランが描いた「フランス王妃 マリー・アントワネット」です。
1785年 油彩、カンヴァス 276×193cm
ヴェルサイユ宮殿美術館

ポストカードは数枚身請けしました。
どれも美しいマリー・アントワネットの肖像画です。

・ポストカード 1枚 162円(税込)

%e3%83%9e%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%93%e3%82%b9%e3%82%b1%e3%83%83%e3%83%88お菓子もいろいろありました。

ラデュレの会場限定マカロンボックス(マカロン8個入り)
「コフレ・ヴェルサイユ・マリー・アントワネット」はすごくきれいな箱に入ったピンクのマカロンでしたが、3,500円以上してました・・・。
マカロンひとつが400円以上!
chirosuke、とても無理であります。
ぐっと庶民的な森永製菓のお菓子を身請けしました。

・森永ビスケットマリー 378円(税込)

あの森永のロングセラーおやつ「マリービスケット」の会場限定パッケージです。
中身は普通のと同じ。
個包装の3枚パック×7袋のビスケットが21枚入りです。
そして同じものが東武ストアで1箱150円で売っているのをchirosukeは知っています・・・。
庶民的とはいえ、パッケージだけで倍以上!
もう金銭感覚がヴェルサイユ宮殿であります。

%e3%83%9e%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%83%88%e3%83%af%e3%83%8d%e3%83%83%e3%83%88%e5%b1%95a4%e3%82%af%e3%83%aa%e3%82%a2%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%a4%e3%83%abクリアファイルも何種類もありましたが、やっぱりお高めです。
クオリティは高いのですが、1枚900円とかのもあってびっくりです。

・ラメクリアファイル A4サイズ 540円(税込)

ラメがきらきらしているクリアファイルを1枚だけ身請けしました。
とてもきれいです~。
他にはノートとかメモ帳とか、しおりセット等もありました。
マスキングテープも数種類ありましたが、お給料日前の民衆chirosukeはぐっとガマンでありました。

「パンが無ければケーキを食べればいいじゃない」と言ったのはマリー・アントワネットではありません。
これもひとつの誤解ですね。
でもchirosukeは「マカロンが買えないなら、ビスケットを食べればいいじゃない」でありました。
そのビスケットでさえ、スーパーの価格の倍以上でありますよ。
「文句があるなら、ヴェルサイユへいらっしゃい!」とポリニャック夫人に言われそうなchirosukeであります。

若冲の「花」


%e8%8b%a5%e5%86%b2%e3%81%ae%e8%8a%b12016年9月20日に発売された「若冲の花」を身請けしました。

辻 惟雄 監修
2,160円(税込)
B5判並製 96ページ

生誕300年の記念出版、完全保存版となっています。

昨年、2016年11月11日(金)~13日(日)の3日間、200年間非公開だった若冲最後の大作、京都・信行寺の「花卉図天井画」が期間限定で特別公開されました。
たった3日間!!
(2015年にも期間限定で公開されていたみたいです。)
chirosuke全く知りませんでした。
知っていても観に行けたかどうかは難しい・・・。

その「幻の天井画」がついに出版されたというわけです。
167枚の美しい花たちです。
この本では花の写真だけでなく、分類と解説、若冲の絵と実際の花の写真との比較がされ、とても興味深いです。

「目次」
京都・信行寺「花卉図天井画」
――嬉嬉として遊び戯れる167枚の若冲の分身たち――
●無限の個性をあらわにして 紡ぎ出された胸中の花々/辻 惟雄
●格天井の花々を「同定」する/光田重幸
・若冲が描いた江戸中期の「花」
・描かれた花に見る江戸中期の栽培植物
●信行寺「花卉図天井画」同定表
●本堂と一体化した格天井の花々/信行寺 住職 本多孝昭
●義仲寺翁堂「天井画」
●人物で綴る「若冲の時代」
●応挙と若冲
========================
香川県琴平町 金刀比羅宮「百花図」
●金刀比羅宮 琴陵泰裕権宮司 インタビュー
●整然と配置された濃密な花の世界/岡田秀之
●絢爛たる花々とともに庶民の野菜まで描かれている/光田重幸
========================
●伊藤若冲の生涯

%e7%99%be%e8%8a%b1%e8%8b%a5%e5%86%b2%e7%b9%9a%e4%b9%b1chirosukeは2010年4月に、金刀比羅宮の奥書院上段の間障壁画、「百花図」を観ています。

その時は関西でいて、こんぴら歌舞伎を観に香川県琴平町に行きました。
天保6年(1835)に建てられた、現存する日本最古の芝居小屋、金丸座で初めて歌舞伎を観に行ったんです。
偶然開催されていた伊藤若冲 特別展「百花若冲繚乱」を観に行き感激しました。
こんぴら歌舞伎もとても楽しめたし、大好きな若冲の「百花図」まで観られて、ラッキーなchirosukeでありました。
この本には「百花図」も掲載されていてchirosukeはとても嬉しくなりました。

監修者の美術史家:辻惟雄さんは、「若冲にとって花は、現世に咲きながらも、現世と来世をつなぐもの」と言われています。

この本、若冲ファンならば必須です。
素晴らしい若冲の「花」の世界を垣間見ることができる、素晴らしい本であります。

2016年に観た舞台と映画のランキングです


chirosukeの年末のお約束、2016年に観た舞台と映画のランキングを、Excel表にしてみました。
(2015年分は2015年12月31日のブログをみてね)

今年観た舞台24本、映画15本、美術展32回でありました。
(舞台のうちバレエが5本、映像作品が3本)
去年は舞台24本、映画24本、美術展25回でしたから、映画が減って美術展が増加しています。

chirosukeは楽しみのために、お仕事の合間の時間とお金をやりくりして劇場に行きます。
毎回ですが「きらいなものをきらいというより、好きなものを好きだと言おう」がモットーのブログなので、今回も★マークで振り返ってみました。

2016年舞台ランキング表です。
chirosukeの「良かった舞台」の定義は「同じチケット代でもう一度同じ舞台を観たいか?」です。
★の数で記載しました。
(チケット料金は割引・オークション等実際に購入した金額で記載しています。手数料や送料等は入っていません。)
★★★・・・無理しても観たい(チケット代を何とか工面してでも時間作って観たい)
★★・・・機会があれば観たい(お金と時間に少し余裕があれば観たい)
★・・・余裕あれば観たい(たまたまお金もあって暇ならば観たい)

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スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド) 「ワンピース」 は、2014年の新橋演舞場での初演に引き続き、大阪公演を2回観ることができました。
脚本や演出に手が加えられ、新キャストも有りの素晴らしい再演でした。
シネマ歌舞伎スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド) 「ワンピース」 でも観ました。

「野田版 研辰の討たれ(のだばん とぎたつのうたれ)」もシネマ歌舞伎で観ることができました。
野田秀樹さんの演出も面白く、中村勘三郎さんの演技にchirosukeは泣きました。
舞台の映像作品は「舞台」にカテゴライズしています。
大スクリーンで体験する映像での舞台鑑賞は増えていくかも知れないですね。

中島みゆきさんの「夜会」の劇場版をスクリーンで観て、圧倒的な歌唱力と舞台構成の魅力に感動しました。
「夜会」はいつか劇場でも観てみたいと思います。

演出家の蜷川幸雄さんが亡くなられたことは残念でした。
追悼公演「ビニールの城」を観られたことは良かったです。
チケットがとれず当日の立見席での観劇となりましたが、役者を始め舞台づくりに関わる人たちの「熱」が感じられました。

ヤン・リーピンの「シャングリラ」は素晴らしい舞台でした。
民族舞踊の迫力と美しさに、心が揺さぶられました。
人が生きることそのもの、日々の喜びが歌や踊りで表現され次の世代に継承されていくことの素晴らしさに感動しました。
国や民族を超えた、芸能の原点のようなものを感じました。

野田秀樹さんの新作「逆鱗」は、心に刺さるような衝撃と美しさを併せ持った舞台でした。
毎年NODA・MAPのお芝居を観られることが嬉しいです。

舞台「ガラスの仮面」は驚くような演出でした。
ビジュアルの完成度の高さに驚きました。
舞台としての魅力もあって、作り手と観客を含めた「ガラかめ」愛に溢れていました。
2.5次元の舞台はなかなか面白くて、「パタリロ」もぜひ観たかったのですがチケットが取れず、今回は見送りです。

バレエは5公演を観ました。
「くるみ割り人形」は3公演を観ることができました。
ロシア国立ワガノワ・バレエ・アカデミーの舞台はエレガントで、chirosukeのくるみ割り人形の基本であります。
初めて観た日本(東京バレエ団・Kバレエカンパニー)のくるみ割り人形も素敵でした。
Kバレエカンパニーの独創的な解釈と演出、海外のバレエ団に引けを取らないコール・ド・バレエの美しさにchirosukeは感動しました。
最近ではチャイコフスキーの音楽がどこかで流れると「あっ、あの場面だ!」とわかるようになったchirosukeであります。

英国ロイヤル・バレエ団の「ジゼル」も素晴らしかったです。
クラシックバレエの「演技」がこんなにドラマチックだとは思いもしませんでした。
「マシュー・ボーンの眠れる森の美女」はとても楽しめました。
古典バレエを独自に解釈し、創りだされた新しい魅力は驚きと感動です。
chirosukeはようやく、バレエ団の個性や演目の好き嫌いが判断できるようになってきたかな・・・。
これからも「夢のように美しい」バレエの世界に触れたいと思います。

2016年映画ランキング表です。
chirosukeの「良かった映画」の定義は「通常価格1,800円で満足できたか」です。
こちらも★の数で記載です。
★★★・・・1,800円でも満足(これは絶対映画館で観ないと損)
★★・・・レディースデー1,000円なら納得(映画館で観る価値はあり)
★・・・TVで充分(わざわざ映画でなくても・・・)

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15作品のうち7本が「シン・ゴジラ」なので、作品数は少ないです。
2016年の映画で最大の収穫は「シン・ゴジラ」であります!
chirosukeは7回観ました。
そのうち3回が「発声可能上映」です。
この楽しさったら無いです!
新しい映画の鑑賞方法が広がるターニングポイントになった作品だったと思います。
去年chirosukeは「もはや邦画に期待はできないのか・・・」と書きましたが、「シン・ゴジラ」はそんな不安を吹き飛ばしてくれました。
映画館の大スクリーンで観てこその作品、大勢で鑑賞することで体験できる新たな魅力、虚構を徹底してリアルに描き切ることで生まれる感動がありました。
「シン・ゴジラ」は日本映画のエンタメの勝利であります。

「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」は前作をしのぐ面白さでした。
「ジャングル・ブック」は素晴らしい映像でした。
主人公のモーグリ以外の動物や背景など全てがCGなので、「実写版」の定義を考えさせられる作品でした。
「インデペンデンス・デイ リサージェンス」は楽しめましたが良くも悪くも「ハリウッド映画」お約束の作品でした。
chirosukeの中では「シン・ゴジラ」との比較対象作品となりました。

「君の名は。」すごいヒットとなりましたが、chirosukeが感動した部分と世間一般の評価が全く違うところにあるなぁと思いました。
chirosukeの心が動いた部分の言及はあまり目や耳にすることは少なくて、逆に説明不足と感じて納得できなかった部分や感情移入できなかったところが「泣きどころ」とされています。
映画でも舞台でも絵でも小説でも、作品を通して観えるもの、想像するもの、それは観客が自分自身の感性で勝手に感じるものだと思うので・・・。
作り手の想定を超えてヒットしているそうですが、常に作品は作り手から離れて独り歩きするものです。
新海監督にはプレッシャーなど関係なく、次回作品を創ってほしいと思います。
今までのように、つくりたいのものを好きにつくってほしいなぁ。
それこそが「君の名は。」の勝利だったとchirosukeは思います。

「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」はとても面白かったです。
「応援上映」まで参加して、今年はサイリウムをしょっちゅう振っていたchirosukeであります。
続編は2018年公開予定で全部で五部作となる作品とのこと・・・。
情報によると第5作は2024年で調整中なんですって。
なんかすごい先のように感じますが楽しみです~!

美術展は展示内容がバラエティに富んでいるので今回もランク付けは無しです。
今年から一覧表だけ作成してみました。
(チケット料金は割引適用後、特典付きチケットの場合はその料金で記載しています)

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東京都美術館で1か月間のみ開催された「生誕300年記念 若冲展」 は素晴らしかったです!
「動植綵絵」全30幅を同時に観られることはめったに無いです。
貴重な機会を逃さずラッキーでした。

リバプール国立美術館所蔵「英国の夢 ラファエル前派展」では思いがけなく、ケイト・グリーナウェイの原画に出会えました。
「プラド美術館展」では、ヒエロニムス・ボスの「愚者の石の除去」を観ることができました。

百貨店の画廊で開催される無料の展覧会では「ジョルジュ・バルビエ」や「レイモン・ペイネ」の作品を観られました。
通勤のターミナル駅に直結した東武百貨店のギャラリーに立ち寄れることは嬉しいです。

箱根の岡田美術館では琳派の世界が広がっていました。
箱根には来年も行きたいなぁ。

金子國義さんの展覧会には2回行き、それぞれの展覧会で画集とリトグラフと豪華特装本を身請けすることができました。
リトグラフも豪華本もchirosukeが大好きな「不思議の国のアリス」です。
身請け額が半端無いものでしたが、がんばってお仕事します!

「没後100年 宮川香山」展では、素晴らしい明治の超絶技巧に触れることができました。
南桂子さんの展覧会も2回行き、静かで深い世界に浸れました。
蔦谷喜一さんのぬり絵を観に「ぬりえ美術館」に行けたことはとても嬉しいことでした。
コドモchirosukeが親しんだ世界を思い出し、昭和のノスタルジーに涙目になりました。

深堀隆介さんの大規模な展覧会も素晴らしかったです。
愛らしくてあやしい美しさの金魚たちに再会でき、深堀さんをチラ見できたのもラッキー!

高橋真琴さんの個展 「プリンセス・パーティー」でも、完璧な美少女たちにコドモchirosukeの思い出が溢れました。
偶然82歳で現役の高橋先生を近くで見ることができ、美しい世界を描き出すパワーに感動しました。

「大妖怪展」では日本文化に根差す妖怪たちの魅力に触れ、牛鬼の恐ろしさに涙目・・・。
「ピーターラビット展」ではイギリス湖水地方への憧れが再燃しました。
「鈴木其一展」では「向日葵図」に出会えたことが嬉しかったです。
「ダリ展」では「アンダルシアの犬」にマジで涙目!
「クラーナハ展」では、不安になるようなエロティシズムの「ルクレティア」に再会してきました。
宝永たかこ先生とお話しできてカレンダーにサインをいただけたことは本当に嬉しいことでした。

こうやって一覧にしてみると傾向や時代もバラバラですが、chirosukeの好きな絵画をたくさん観ることができて良かったと思います。

chirosukeは来年も引き続き、座右の銘
「ええかげんは芸の神髄、意味づけは時の権力」
「人生は深刻だが、芸術は楽しい」
でやっていきます。

来年の舞台のチケットは楳図かずおさん原作のミュージカル「わたしは真悟」、野田秀樹さんの新作「足跡姫」、アダム・クーパーさんが主演のミュージカル「SINGIN’IN THE RAIN ~雨に唄えば~」、バレエではKバレエカンパニーの「ピーターラビットと仲間たち」を身請け済であります。
チケット貧乏に負けずがんばってお仕事したいと思います。
そして「シン・ゴジラ」のようにchirosukeの心を熱くする映画作品がでてくることを期待します。
来年も、心の奥に届く美しいもの、楽しいものに出会えますように!

第23回 宝永たかこ絵画展 ~ポケットの中の月~ 


%e7%ab%9c%e3%82%92%e8%82%b2%e3%81%a6%e3%82%8b%e4%ba%bachirosukeは東武百貨店池袋で開催されている宝永たかこさんの個展を観に行ってまいりました。

第23回 宝永たかこ 絵画展
~ポケットの中の月~
東武百貨店池袋店
6F 3番地 特設会場
期間:2016年12月15日(木)~21日(水)
10:00〜20:00
※最終日は午後16時閉場

写真の絵は、いただいた招待状になっている「竜を育てる人」という作品です。
宝永さんは毎年このアートギャラリーで個展を開かれています。
美術画廊がリニューアル工事中のため特設会場での開催です。
(美術画廊は2017年1月10日(火)からリニューアルオープン予定です)

作品は幻想的な夢の世界が表現されていて、寓意に満ちた中世ヨーロッパの雰囲気があります。
chirosukeは宝永先生の絵は「謎めいた明るさ」だと思います。
闇の中に浮かびあがる不思議な生き物や天使たちは、月光のライトで照らされた舞台の上で何かを演じているようです。
特徴的な華麗な額装や、絵にあしらわれた、アンティークレースやガラスボタン、緻密に並べられたスパンコールなどの装飾が素敵です。

chirosukeがじっくり絵を観ていると、なんと在廊されていた宝永先生が声をかけてくださり、chirosukeは絵のことや東京での美術館巡りのことなどをお喋りしてしまいました。
とても気さくでおおらかな宝永先生でした。
先生もchirosukeも大阪の出身ですが、先生は北の方、chirosukeは南の方だということなどお話ししました。
chirosukeは先生の作品の額も素敵だと思うことや、片翼だけの女性はどんなイメージなのでしょうか?など思い切ってお聞きすると、丁寧に答えてくださいました。
(まるでなんちゃって日曜美術館だな・・・chirosukeよ!)
大好きな作家さんにお会いできて、お話しできるなんてchirosukeには夢のようなサプライズでした。
好きな絵もありましたが身請けはできませんでした・・・。
こんなただのファンのchirosukeにいろいろお話してくださって、本当にありがとうございました!

houei%e3%82%ab%e3%83%ac%e3%83%b3%e3%83%80%e3%83%bc2017来年の卓上カレンダーが素敵だったので身請けすると、なんとサインまでしてくださった宝永先生です。

・卓上カレンダー 1,000円(税込)

左側にはchirosukeの名前(ブログ掲載にあたり画像修正で一部消しています)、右側が先生のサインです。
そして、chirosukeだけでなくお友達の分も快くサインしてくださいました!
宝永先生、ありがとうございました!
chirosukeはとても嬉しいです。

素敵な絵を観て、作家の方とお話しできるなんてすばらしい時間でした。
東京では驚くような素敵に出会えることがあります。
東京万歳!

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ほうろうって・・・

優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!

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