文庫 「鍵」 乃南アサ


chirosukeは乃南アサさんの「鍵」を読みました。

chirosukeの感想は・・・
これは帯に騙されました。
「傑作ミステリーにして胸を打つ家族の物語」だって・・・。
本は当たり外れだし、芝居と同じで好き嫌いです。

chirosukeは全く胸が打たれなかったです。
しかもミステリーとも思えませんでした。
お行儀の良いホームドラマです。
ある事件をきっかけに、家族がすれ違っていた関係を修復するという退屈なお話でした。

まず読み始めてから時間がかかりました。
続きが読みたいとも思えず、少しずつページを追って行ったという感じです。
chirosukeは数冊を併読するのですが、ついつい後回しになってしまう本でした。

「機微」という言葉があります。
表面からは知りにくい微妙な心の動きや物事の趣という意味です。
乃南アサさんはこの物語で「機微」は巧く表現できていると思うのですが、全編「機微」だらけ・・・。
家族の些細なすれ違いや遠慮や誤解といった、どこにでもある、誰にでもあることを書いているみたい。
退屈です。
主人公が「良い子」で、周囲も普通の良い人ばかり。
そこに無理やり「事件」をもってきて強引に主人公を引きずり込むような展開でした。

事件の発生そのものに無理があって、人が数人殺されたりもするんですが、「えっ?この事件で人が死にますか?」とchirosukeはびっくり。
「鍵」を巡って事件が進むのですが、ほんと何とか事件にしましたというユルイ勢いです。
終盤はちょっとハラハラするような持っていき方ですが、とても都合よくchirosukeが思った通りの、まさかの安易な幕引きでありました。
毒の無いホームドラマで残念でした。

「機微」が好きな人は楽しめるのかなぁ。
chirosukeは乃南アサさんが合わないのかな・・・。
以前の「ウツボカズラの夢」もイマイチだったし。
(「ウツボカズラの夢」については2011年8月15日のブログをみてね)
そうとは決めつけず別の作品も読んでみましょう・・・。

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ほうろうって・・・

優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!

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