文庫 「チャイルド44 上・下」 トム・ロブ・スミス


chirosukeは新潮文庫の「チャイルド44 上・下」を読みました。

トム・ロブ・スミスは先日読んだ「偽りの楽園」から2作目です。
(「偽りの楽園」については2017年3月8日のブログをみてね)

「チャイルド44」chirosukeの感想は・・・
めちゃめちゃ面白かったです!
これ、トム・ロブ・スミスのデビュー作なんですって!
これが一作目なら後の作品の期待値ハードルが上がってしまいます。
もしchirosukeが、先に「チャイルド44」を読んでいて、後から「偽りの楽園」を読んでいたとしたら・・・間違いなく「偽りの楽園」は期待がすごくて、結果点が辛くなっていたはずであります。

「チャイルド44」は1950年代のソビエト連邦を舞台にした国家保安庁職員の行動を書いています。
実在したウクライナの猟奇殺人をモデルにしているそうですが、フィクションとしてとても良くできているとchirosukeは思います。
スリリングでとにかく続きが読みたくて、chirosukeは2日で上下巻を読んでしまいました。
あの時代のあの国の内情が書かれていて、それがどこまで真実なのか現実はもっと酷かったのかはchirosukeは想像するしかありません。
密告⇒逮捕⇒投獄⇒拷問⇒収容所⇒粛清、身内でさえ信用できない社会システムが目指していた「すべてが平等で完全な世界」っていったい・・・。
人の行いや真実を容易く隠ぺいし、人の心を歪めてしまう怖さが際立っています。
ただ、舞台をそこに置いたことによって「事件」はchirosukeが思いもよらない展開をします。
単なる猟奇殺人事件を書いたのでは無い、骨太のリアリティがハラハラドキドキです。

〇〇ヴィッチとか〇〇フスキーとか〇〇ヴィエフとか、難しい名前の人がたくさん出てきますが、演劇少女のお約束、チェーホフの戯曲と同じだと思えばへっちゃらです。
ファーストネームは解りやすいので・・・。
昔読んだ井上ひさしさんの小説「ブンとフン」に出てくる人の名前「イワン・イワンコッチャナイゼヴィッチ・イクライッテモダメダネフスキー」を思い出しました。

「チャイルド44」は、すごい作品だと思います。
続編もあるようなので読んでみたいchirosukeでありました。

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ほうろうって・・・

優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!

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