舞台「ガラスの仮面」


%e3%82%ac%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%81%ae%e4%bb%ae%e9%9d%a2_3_xchirosukeは、新橋演舞場に、舞台「ガラスの仮面」を観に行ってまいりました。

2016年9月24日(土) 11:30~14:30
上演時間:3時間
第一部 80分
休憩  35分
第二部 65分
新橋演舞場
座席は一等席 1F 12列 中央ブロック
6,000円(JCB割引価格)

原作:美内すずえ
脚本・演出:G2
「キャスト」
北島マヤ:貫地谷しほり
姫川亜弓:マイコ
桜小路優:浜中文一
速水真澄:小西遼生
水城冴子:東風万智子
月影千草:一路真輝

少女マンガ史上に燦然と輝く演劇大河ドラマ「ガラスの仮面」の舞台であります。
演劇少女のお約束、当然chirosuke、原作は読んでいます。
「花とゆめ」連載開始時、北島マヤちゃんとお母さんがラーメン屋さんで住み込みで働いていた時から、リアルタイムで雑誌を読んでおりました。

「ガラスの仮面」は現在も連載中。
なかなか最終回に辿り着けない展開で、昔から「月影先生と美内先生、どっちが先に倒れるか心配」等と良く言われておりました。
(どちらの先生も度々倒れて何度も復活!)

%e3%82%ac%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%81%ae%e4%bb%ae%e9%9d%a2_1原作はアニメ化、ドラマ化もされ舞台化も数回されています。
chirosukeはこの舞台は正直どうかなぁ・・・と思っていました。
原作がとても面白いし、舞台女優のお話を舞台で観ることになります。
いわゆるバックステージものとは言えないスケール、まさに大河ロマンです。

演劇をやっていて解るエピソードも多いし、逆に「それはありえない・・・」とツッコミたくなる部分もあります。
それらすべてをひっくるめて、とても面白く感動してしまう「ガラスの仮面」です。
舞台ってどうなのかしらとちょっと不安だったchirosukeですが、観ようと思った理由は三つ。
・劇中劇「ふたりの王女」が観られる
・北島マヤ役の貫地谷しほりさんの演技を観たかった
・JCB特別料金で、一等席 10,800円⇒6,000円でお安く鑑賞

chirosukeの感想は・・・
昭和テイストと原作愛に溢れた舞台に感動しました。

最初は「えっ?」という感じだったんです。
幕が開くと登場人物たちが客席を向いて立っています。
そして順番にライトが当たり、「これまでの物語のあらすじ」を語るんです。
北島マヤの出演した舞台や、そこで見せた天才ぶり、「紅天女」とは何か、等が各キャラから順に語られます。
例えば・・・姫川亜弓が「マヤ、たったひとりの私のライバル・・・。」とか若草物語や奇跡の人、真夏の夜の夢、等の舞台のエピソードが「説明」されます。
今北島マヤがどんな状況に置かれているのかが解るんですが、原作を読んでいる人にとっては「確認」ですね。
chirosukeはこの演出にびっくり。
これ、いいの?

chirosukeは昔、幼稚園の発表会で園児さんたちの「桃太郎」を観たことがあったんですが、桃太郎や犬・猿・キジ役が各複数いて全員が一列に舞台に横並びに立っていました。
舞台前方中央にスタンドマイクがあって、台詞をいう順番になるとトコトコ前に出てマイク前で「僕は桃太郎だ」と言って引っ込む。
次の桃太郎2が出てきて「鬼退治に行くぞ」と言って引っ込む。
犬1やサル2が出てきて「私も連れてってください」「きび団子をくれたら私も行きましょう」等と言って引っ込む・・・。
まさに「ガラスの仮面」冒頭でchirosukeは「幼稚園版桃太郎」を思い出したのであります。
この調子で進んでいくのかなぁ、キツイなぁ・・・と涙目のchirosukeでした。

そこに駆け込むように登場した、貫地谷しほりさん演じる北島マヤの衣装にchirosukeはまたまたびっくり!
なんだこの昭和服!
タータンチェックのジャンパースカート、トップは白のセーターで胸元にはリボン結び。
白いソックスにペタンコ靴。
連載時のマヤちゃんそのものの姿でした。

他のシーンでも衣装は必見!
「紫のバラのひと」に招待された高級レストランに現れたヤマちゃんのピンクのフリフリドレスには笑ってしまいます。
よくこんなドレス見つけてきたな・・・。
亜弓さんの、何気にお金持ちお嬢様普段着もすごい・・・。
とにかく衣装の昭和度高し!

マヤちゃんの普段の演技はもう漫画のコマのイメージです。
真澄様にくってかかるシーンでは、ふくれっ面で「あなたなんか大っ嫌いよ!」とビシッと指さす、くるりと180°回転して大きく腕を回して腕組み、腕を大きく振って前かがみで大股で走り去る。
こんな演技が続くと、これは漫画でみた北島マヤじゃないか!とchirosukeは思いました。

マヤちゃんが「紫のバラのひと・・・」と心の声を台詞として語りだすと、背面からライトの当たった速水真澄様がババーッとセリ上がってきます。
そうなんです。
漫画のコマ割りが飛び出す絵本みたいになってるんですね。
登場人物は全員が「心の声」だけでなく「ト書き」までもを台詞として喋っているようです。
chirosukeは最初かなり戸惑いましたが、慣れてきました。
だって「ガラスの仮面」だもの。

大都芸能によって隔離されていたマヤのお母さんが亡くなるシーンがあってchirosuke、不覚にも涙です。

「ふたりの王女」のオーディションを受けるマヤちゃん。
抜群の才能発揮で、他の受験者はタジタジです。
「毒」のパントマイムはすごかったなぁ。

そして始まる「ふたりの王女」の稽古!
マヤちゃんと亜弓さんが月影先生の特訓で冷凍庫に閉じ込められるシーンはすごかったです。
(chirosukeは昔演劇少女でしたが、こんな演技指導はありえない・・・でもガラスの仮面ですから!)
「おそろしい子!」という名台詞こそありませんでしたが、chirosukeは月影先生、あなたが一番恐ろしいです・・・。

寒さで身体中が冷え切り、ガタガタ震える二人。
ドアの外から月影先生が叫ぶ!
「さぁ、亜弓さん!オリゲルドの台詞を言ってごらんなさい!」
マイコさん演じる姫川亜弓演じるオリゲルドの台詞。
「・・・ラストニア・・・私の国。一年の半分は冬将軍が支配するこの国・・・」
ここでchirosukeは涙目です。
ごめんなさい、マイコさん。
マイコさんの姫川亜弓って正直イメージわかなかったんですが、ここでchirosukeわかりました!
マイコさん、素晴らしい亜弓さんです!
その後「ふたりの王女」のオリゲルド役はとても美しく、素晴らしかったです!

%e3%82%ac%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%81%ae%e4%bb%ae%e9%9d%a2_5・プログラム 1,500円

休憩時間に身請けしちゃいました。
第一部でこの舞台にすっかり慣れて、感動してきたchirosukeであります。
写真がいっぱいで見応えありです。

この舞台、説明台詞がだんだん気にならなくなったのはchirosukeが原作を読んでいたからでしょうね。
説明台詞によって漫画のコマを思い出し、記憶を補完してくれるようでした。
観客はほぼ「原作ファン」という想定の演出でしょう。
ただ、この演出は「ガラスの仮面」ではOKで効果的でしょうが、当然他の舞台では反則だと思います。

%e3%82%ac%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%81%ae%e4%bb%ae%e9%9d%a2_4chirosukeは他に観たことがありませんが、最近は「2.5次元」という舞台表現があります。
「2.5次元」とは、2次元と3次元の間にある世界で「イラスト・アニメ風2次元の世界と実際の人間・実写による3次元の世界の中間を指すコトバ」だそうです。
漫画等が原作で、キャラクターの再現性を重視した舞台がこれです。
まさに「ガラスの仮面」は2.5次元の世界でした。
chirosukeが驚いたのが、一路真輝さん演じる月影先生です!
月影先生を演じられるのは野際陽子さんしかいないと思ってましたが、間違ってました。
今日の舞台には本物の月影先生がいらっしゃいました!

特筆すべきは東風万智子さん演じる水城さん!
いやぁすごいです。
水城さん意外の何者でもなかったです。
「真澄さま、いつまでも信号は赤ではありませんわよ」ですね!

ご都合主義的なお約束で舞台が進んでいきますが、コレはコレでありだし、だからこそ人気の舞台なのですね~。

%e3%82%ac%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%81%ae%e4%bb%ae%e9%9d%a2_2後半の劇中劇「ふたりの王女」は素晴らしかったです。
アルディスの慈愛に満ちた表情にも驚きましたが、オリゲルドにchirosukeは泣かされてしまいました。

演劇少女だったchirosukeは劇団の研究所仲間と「ふたりの王女」について語り合ったことがあります。
これって絶対オリゲルドが主役だし、おいしい役、というのが仲間内での結論でした。
chirosukeもそう思っています。

マイコさんのオリゲルドの衣装、すごかったし美しい!
現実では無理ですが、chirosukeは演じてみたいと思いました。
「ふたりの王女」を劇中劇ではなく、ひとつの舞台として上演してほしいなぁ。
絶対観に行きます!
美内先生、お願い!

冒頭の「幼稚園版桃太郎」から始まった「ガラスの仮面」でしたが、chirosukeは途中何度か涙が止まらない場面がありました。
長きに渡って連載され、読者に愛され続けている「ガラスの仮面」は演劇の世界を描いていますが、根底にあるのは少女漫画の王道です。
物語の力、「愛とロマン」です。

ラストの月影先生の台詞に感動しました。
「人生に何一つ無駄はなく、すべてが自分を磨くためにある」
「恋をしなさい。傷つきなさい。苦しみなさい、そして紅天女を演じなさい」

そして、マヤちゃんほどではありませんが、一度観た舞台の台詞がちょこっと入ってしまうchirosukeが、舞台が終わったあとお友達と喫茶店でこっそり演じていたのは、パントマイムの「毒」とオリゲルドの台詞でありました。

「私は誰も信じない!誰も愛さない!
氷の矢をはらうには氷の盾を持ってするほかないわ!
誰に信じられなくてもいい・・誰に愛されなくてもいい・・地獄の中で生きてみせる・・
血にまみれても、生き抜いて見せる・・!」

ご一緒してくれたMさん、ありがとう。
舞台「ガラスの仮面」すばらしい2.5次元の世界でありました。

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ほうろうって・・・

優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!

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