文庫 「烏は主を選ばない」 阿部智里


烏は主を選ばない「烏は主を選ばない」は 阿部智里さんの「八咫烏(やたがらす)」シリーズ第2弾です。

一作目は「烏に単は似合わない」でした。
(「烏に単は似合わない」については2016年7月25日のブログをみてね)

chirosukeの感想は・・・
「烏は主を選ばない」は1作目の続きかと思って いましたら、違っていました!
違っていたけど面白い!
この物語は前作の「烏に単は似合わない」で殆ど登場しなかった「若宮」がお后選びをほったらかして何をしていたのか、を描いた物語です。
時間軸が一作目と同じなのです。
chirosukeは「おおお・・・アレはこういうわけだったのだな」と腑に落ちることしきりであります。

一作目の王朝ロマン的な雰囲気は全くありません。
世継ぎを巡って、お后候補のお姫様たちも巻き込んだ、うつけと称される若宮と聡明な兄宮との争いがシビアに描かれます。
ハラハラドキドキでハードボイルドちっくな雰囲気です。

うつけの若宮に不本意ながらも付き従うのは、ぼんくら少年「雪哉」くんです。
この「うつけ&ぼんくら」コンビの活躍がなかなか的を得ており、とても面白いです。
chirosukeは「暴れん坊将軍」を思い出しました。
「拙者は貧乏旗本の三男坊・徳田新之助でござるよ」と調子の良い「新さん」が番組の終盤には余裕をかまして「余の顔、見忘れたか…?」と正体を明かし、拙者⇒余となり、最後は「成敗!」となるアレですね。

熾烈で血みどろの陰謀に巻き込まれる少年:雪哉の活躍にchirosukeは両手をグーであります。
忠義とはなにか、命とひきかえにしてまで守らねばならないものとは何なのか・・・。
そんなことを考えながらページをめくっていたchirosukeの目が一瞬留まりました。
とある人物が放った言葉「ただの美しい言い訳だ」・・・。
阿部智里、恐るべし!

「烏は主を選ばない」も前作同様、想像力に溢れたすばらしい「物語」です。
「烏に単は似合わない」と両方読んだ方が絶対楽しめます。
「八咫烏シリーズ」の世界から、しばらく目が離せないchirosukeであります。

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ほうろうって・・・

優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!

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