特別展「鳥獣戯画─京都 高山寺の至宝─」 東京国立博物館/平成館


鳥獣戯画25月最後の日曜日、chirosukeは東京国立博物館で開催されている「鳥獣戯画─京都 高山寺の至宝─」を観に行ってまいりました。

特別展「鳥獣戯画─京都 高山寺の至宝─」
東京国立博物館 平成館 特別展示室
2015年4月28日(火)~2015年6月7日(日)
・前期=4月28日(火)~5月17日(日)
・後期=5月19日(火)~6月7日(日)
入館料:一般1600円(税込)
http://www.chojugiga2015.jp/

誰もが目にしたことのある、おそらく日本で最も有名な絵巻「鳥獣戯画」は国宝であります。
chirosukeはおサルを追いかけるうさぎさんや、カエルと相撲をとるうさぎさんを観たいと思いました。
(うさぎだけを観たいわけではありませんが・・・)

2015年5月15日で入場者が10万人に達したというこの展覧会。
毎日が長蛇の列という人気ぶりであります。

chirosukeは混雑具合をネットで確認していたのですが、土曜日11時現在で入館に120分待ち、さらに一番人気の「甲巻」を観るのにプラス190分待ちという信じられない状況でした。
お天気も良く、気温が高い屋外で2時間待ちはこたえます。
chirosukeは夕方お出かけすることにしました。
とはいえ閉館が17時ですから16時30分には入館しないといけません。

鳥獣戯画チケットchirosukeが上野に着いたのが午後3時過ぎでした。
チケット売り場では並ばずにチケットを身請けできました。

ところがスタッフのお兄さんが声を嗄らして案内しています。
「平成館には並ばずに入館できますが、「甲巻」をご覧いただくのに中で現在190分待ちです!」

ここで諦めてチケットを身請けせずUターンする人たち数人・・・。
chirosukeは「中で190分待ち」の意味が解らずスタッフさんに確認しました。

鳥獣戯画190分待ち190分というと3時間ちょいであります。
算数苦手のchirosukeでも、これはかなりの覚悟がいると解ります。

お兄さんの説明によると・・・
・平成館には並ばずに入ることができる。
・展示は「鳥獣戯画」だけで無く他の展示もある。
・「鳥獣戯画」の「甲巻」のみ最後に展示されているので「甲巻」を観るためには190分並ぶことになる。
・先に「甲巻」に並んでしまうと閉館時間になる為他の展示が観られなくなる。
・「甲巻」以外の展示を観た後で最後に「甲巻」に並ぶことをお勧めしている。
・本日は時間延長して18時閉館になった。17時30分までに入館するように。
・17時30分までに中で並ぶと「必ず甲巻を観られる」ことを保証する。
・グッズ売り場は、最後のお客様が帰るまで開いている。
こういう段取りのようでした。

とにかく入って並べば「必ず甲巻を観られる」のですからchirosuke、うさぎさんを観にGO!であります。
バッグの中にはペットボトルの水も有る、時間つぶしの文庫本もある。
体調もばっちりのchirosukeです。

まず「甲巻」以外の展示を観ました。
chirosukeの感想は・・・
鎌倉時代・13世紀につくられたという木製の鹿の像「 神鹿 (しんろく)」がすごく良くできていて驚きです!
重要文化財です。
座っている鹿の折り曲げた前足の蹄がなんともリアルでかわいい~。

重要文化財子犬同じく重要文化財 「子犬 (こいぬ)」
鎌倉時代・13世紀
これはかわいい!
立体の「ころころ犬ビーム」は強力でありました!

そして、国宝「鳥獣戯画」が甲・乙・丙・丁の4巻からなる絵巻だったことを初めて知りました。
chirosukeが知っている動物たちの姿は「甲巻」に描かれています。
だから「甲巻」が大人気なのですね~。
みんな、あの動物たちの本物を観たいのですね、もちろんchirosukeもですっ!

今回の展示では、前後期の展示替はあるものの、修復された鳥獣戯画甲・乙・丙・丁の全4巻だけでなく、この4巻から分かれ、国内外に所蔵されることになった断簡5幅も集められました。
現存する鳥獣戯画のすべてを観ることができます。

「甲巻」以外の展示をゆっくり観ることは難しかったです。
早く並びたいからではありません。
大混雑で前列に入ることができず、隙間からのチラ見状態だったからです。
それでもchirosuke、鹿と犬はしっかり観てきましたよ~。

いよいよ「甲巻」です。
グッズは後で良いので、重い図録を持って長時間並ばなくて済みます。

【16時10分】 chirosuke、190分待ちの列の最後列に並びました。
【16時19分】 続々と並ぶ人が増えます。200分待ちになりました!
【17時40分】 18時までに並んだ人は全員観られるとアナウンスあり。chirosuke、文庫本読んでいますが列が蛇行していて暗い場所では読書がつらいです。少し足が疲れてきました。
【17時56分】 かなりしんどくなってきました。「甲巻」だけのファストパスがあったらいいのに・・・。1,000円までなら身請けしたい・・・。 
【18時14分】 並び始めて2時間ちょっと。いよいよ「甲巻」の前に到着!

鳥獣戯画1スタッフさんのアナウンスが非情・・・
「長時間並んだ後でゆっくり観たいお気持ちはわかりますが、ここで停まってしまうと30分待ちが4時間待ちになってしまいます! どうぞ停まらずにお進みください! 本日は朝から一日中このような状況です!ご協力願います!」
スタッフさん、疲れ切っている・・・。

数メートルの絵巻、わずか2分程度の鑑賞でありました。
確かに並びさえすれば「必ず甲巻を観られる」ことは保証されていましたね~。
皆さん文句も言わずお行儀が良いです。

うさぎさん、いました!!
前半は前期展示だったので写真でしたが、後半は実物を観られました。
弓に矢を番える真剣なうさぎ。
カエルチームとの競争なんですね~。
何かの荷物を一生懸命運ぶうさぎやきつね。
どう見ても子ぎつねが、頭の上にたくさんの荷物を乗っけて運んでいる姿は健気~!
ススキのようなのを持っておサルを追いかけるうさぎ。
いったいおサルは何をしでかしたんでしょうか。
お腹を出してひっくり返っているカエルの周りに、何やら集まっているうさぎやカエルたち。
カエルと相撲をとって投げとばされたうさぎ、得意げなカエル・・・。

chirosukeが知っていた鳥獣戯画よりも、本物の鳥獣戯画はもっと活き活きしてて楽しかったです。
墨だけでのびやかに描かれた愛らしい動物たちは、真剣みたいなんだけど適当なユルさがあります。
これは漫画だな。

「鳥獣戯画」は絵を描いた人物も諸説あり、具体的には明らかになっていません。
また、詞書が無いので、何を目的として描かれたのか、いつの時代にどうやって高山寺へと伝えられたのかも分かっていないそうです。
でも、800年以上の時を経てchirosukeが観ても楽しい絵です。
観ていると顔が綻んできます。

こんな絵、まさに何のメッセージ性も歴史背景や時の権力者の影響もないユルい絵です。
こんな絵だからこそ国の宝だとchirosukeは思いました。
chirosukeの座右の銘「ええ加減は芸の神髄、意味づけは時の権力」を実感しました。
ユルいんだけどそこに描かれた動物たちはとても愛らしい。
上手に描いてますねぇ~という感じです。
ちょっと悪い顔をした侮れないうさぎ、相撲に負けても「ありゃりゃ~、負けちゃったよぅ~」と実は八百長なんじゃないの?とも思わせる表情。
chirosukeは動物が人のように振る舞っている、というよりも、人が動物の着ぐるみで普通に過ごしているように思えました~。
「鳥獣戯画:甲巻」全体に流れているのは「無邪気」であります。

たった2分程度でしたが、この絵巻を観るために数時間と体力を費やせて良かったです。
800年前の「無邪気」の勝利であります!

鳥獣戯画バッグ付き図録chirosukeが1Fにある、お約束特設ミュージアムショップに着いたのが18時20分頃でした。
展示会場では、まだたくさんの人が並んでいました。
観終わるの20時くらいになるんじゃないのかな・・・。

こちらは図録です。
なんともかわいいうさぎさんをすっかり気に入ってしまったchirosuke、布製のトートーバッグ付き図録を身請けしました。
このバッグは紐が長くて、ショルダートートーになります。
会場でも男女問わずこのバッグを掛けている人を結構見かけました。

図録+バッグセット:3,000円(税込)
(図録のみは2,700円です)

鳥獣戯画グッズグッズ売り場も混雑していました。
chirosukeは手ぬぐいをはじめ、全部で8.000円くらいを身請けしてしまいました。

・A4ダブルクリアファイル:600円(税込)
・ふんわり手ぬぐい(ピンク):648円(税込)
・手ぬぐい(紺):1,200円(税込)
・一筆箋(猿追い/縦):432円(税込)
・一筆箋(相撲/横):432円(税込)
・ポストカードセット(16枚入り):1,200円(税込)
・ポストカード(1枚):100円

鳥獣戯画ポストカード(16枚セット)はお得でした。
手ぬぐいは早速使いたいと思います。
他にはポストイットやマスキングテープも欲しかったんですが、きりがないのでガマンであります。

遊園地のアトラクション並の待ち時間で体力勝負の「鳥獣戯画─京都 高山寺の至宝─」でありました。
数時間並んで観た国宝には、数百年を超えて感動できる無邪気な世界が広がっておりました!

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優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!

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