「ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」 国立新美術館


2015ルーヴル国立新美術館では「ルーヴル美術館展」も開催されていました。
chirosukeはせっかくなので、こちらも観ることにいたしました。
美術展のハシゴは結構足が疲れるのですが、フロアーが違うだけなので・・・。

「ルーヴル美術館展 日常を描く ―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」
2015年2月21日(土)~6月1日(月)
国立新美術館 企画展示室1E
入場料:一般 1,600円
(*マグリット展と同時購入で100円引き)
午前10時 ~ 18時 ※金曜日は20時まで
(*入場は閉館の30分前まで)
休館日:毎週火曜日
※ただし5月5日(火)、5月26日(火)は開館
http://www.ntv.co.jp/louvre2015/

chirosukeは過去に何度か開催された「ルーヴル美術館展」を観ています。
今回のテーマは「日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」です。

「風俗画」は、人々の日常生活の情景を描いた絵画です。
chirosukeは絵の中に「人物」が描かれているのが好きなので風俗画は良いなぁ。
召使い、物乞いの少年、農民の家族、庭園に集う貴族の男女など、様々な人々の日常が描かれています。
身分や職業に関係なく皆生き生きしています。

多くの絵画と同様に「風俗画」も必ずしも現実が描かれているわけではありません。
一見した日常のなかに、その時代の価値観、道徳観や教訓的な意味が込められたりします。

美しい貴婦人や、お金持ちの貴族の中にちらっと見える粗野な部分や、品の無い振る舞いなど、それらはとても人間らしいとchirosukeは思います。
皮肉っぽく描かれていてもやはり人間礼賛だと思います。
描かれた絵の中に見えているもの、隠されているもの、キーワード等を読み解いていくのも楽しいです。
シュールレアリスムのマグリット作品とはまた違った、風俗画ならではの楽しみがありますね。
風俗画の「寓意」、謎とポエジーもとても面白いと思うchirosukeであります。

ルーヴル美術館の方がマグリット展よりずっと混んでいました。
ひとりの画家さんの展覧会は、好き嫌いがハッキリしますものね。

展覧会は2つのプロローグと6つの章で構成されています。
・プロローグⅠ 「すでに、古代において・・・」風俗画の起源
・プロローグⅡ 絵画のジャンル
・1章 「労働と日々」—商人、働く人々、農民
・2章 日常生活の寓意―風俗描写を超えて
・3章 雅なる情景―日常生活における恋愛遊戯
・4章 日常生活における自然—田園的・牧歌的風景と風俗的情景
・5章 室内の女性―日常生活における女性
・6章 アトリエの芸術家

今回、ルーヴル美術館のコレクションから83点がやってきました。
最大のウリは、17世紀オランダを代表する画家、フェルメールの傑作「天文学者」の初来日であります。
チラシのデザインにも使われています。
さすがに一番の人だかりでした。
chirosukeもしっかり観ました~。
フェルメール、美しく神秘的な絵でした。

アモルを売る女chirosukeがこの展覧会で一番ココロを持っていかれたのがこの作品です。

フランスの画家、ジョゼフ=マリー・ヴィアンの「アモルを売る女」であります!
これ、「プロローグⅠ」で最初に観た絵だったのですが、衝撃です。
「アモルを売る~??」
アモルって、アムールでしょ?
愛の神様「キューピッド」の別名でしょ?
天使でしょ?
「リボンの騎士」のチンクでしょ?

ああっ、ほんとに売ってるよぉ~!
アモルって売り物?
天使を売って良いの?
どこで売ってますか?
身請け額はいくらですか?
chirosukeにも売ってくださいっ!

この絵に描かれた意匠、寓意等全く無視で、売られているアモルの姿、観たまんまに激しく動揺してしまったchirosukeであります。
ころころ犬ビームにも匹敵する凄まじい破壊力であります。

古代の風俗描写が、のちのヨーロッパ絵画に、直接着想を与えた例として評価されている「アモルを売る女」です。
絵に添えられた説明書きによると・・・
サロンに出品された時には、当時の考古学に則った古代ローマ時代の女性の衣装や靴などの姿が評判になったとのこと。
いや、そっちじゃないだろう、アモルだよっ、売られているでしょ!
左半分でしょ、すごいのは!
かわいいのがいるでしょ、3人も!

この絵を前にすると、寓意も暗喩ももはやchirosukeには意味をなしません。

アモルアモル拡大です。
羽の色が青・黄・赤です。
これって、昔縁日で見た「カラーひよこ」みたいでchirosuke涙目・・・。

「これなんかいかが?かわいくって元気いっぱいですよ。青は最近人気です~」みたいなノリでまさに天使を「つまみ上げて」いる女・・・。
天使にこんな扱い、いいのか?

カゴの中にもアモルが2人。(人という助数詞が適正なのかも不明・・・)
カゴから這い出ようとしている赤羽の子、すやすや眠っている黄羽の子、chirosuke目が釘づけであります。
アモルはどこから連れて来たんでしょうか。
森の中を飛び回っているのを網で捕まえるんでしょうか。
林檎やはちみつでおびき寄せて罠をかけるんでしょうか。
密売ルートで船で運ばれるんでしょうか。
そっちの「謎」かよ・・・chirosuke、不埒な妄想が止まりません。

この絵を最初に観たばかりに、後から観たどの絵もインパクト薄だったchirosukeであります。
「ルーヴル展」は「アモルを売る女」に尽きるといったchirosukeでありました。
恐るべしっ、「アモルを売る女」!!

ルーヴル展2015図録お約束のミュージアムショップでは、図録とポストカードを身請けしました。

「アモルを売る女」のポストカードもありました!
アモルのおかげで他の絵はぼーっとして良く観られなかった感のchirosuke、図録をじっくり観なくては・・・。

・図録:2,500円(税込)
・ポストカード150円(税込)

「ルーヴル美術館展」chirosukeの感想は・・・アモルにやられっぱなしの素晴らしい展覧会でありました。

「ルーヴル美術館展」も京都に巡回します。
2015年6月16日(火)~9月27日(日)/京都市美術館(岡崎公園内)

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優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!

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