映画 「劇場版 ムーミン 南の海で楽しいバカンス」


ムーミン1chirosukeはお仕事帰り、池袋HUMAXシネマで、映画「劇場版 ムーミン 南の海で楽しいバカンス」を観てまいりました。
レディスデーで1,100円でお安く鑑賞です。

「劇場版 ムーミン 南の海で楽しいバカンス」
製作国 フィンランド
監督:グザヴィエ・ピカール
原作:トーベ・ヤンソン
上映時間:77分

http://www.moomins-movie.com/
原作者、トーベ・ヤンソンさんの生誕100周年記念として、母国フィンランドにて初製作の長編アニメーション映画です。

ムーミン大好きchirosukeの感想は・・・
原作の雰囲気を大切にしたという、手描きの色調は素朴で良かったと思います。
最初ムーミン谷の景色のなかにスナスキンが登場して、ボートで川を下っていくシーンにchirosukeはとてもわくわくしました。
トーベ・ヤンソンさんの原画のタッチがとても良い感じに活かされていました。
(スナフキンの顔色が悪いのは・・・まぁおいといて・・・)

ムーミン谷に暮らすいろんな生き物が出てきます。
トフスランとビフスラン、ヘムレンさん、スパンキー等が画面にちらっと映る導入部分はとても良かったです。
chirosukeは、ああムーミン谷だよ~ととても嬉しくなって心の中でムーミントロールの好きな歌「♪みんなちっちゃな動物は、しっぽにリボンを付けなくちゃ・・・」と歌っておりました。

この作品はとてもシンプル。
ある日ムーミン一家は、ムーミン谷を抜け出し南の海へとバカンスにやってきました。
場所はリヴィエラ。
お金持ちがたくさん集う何でもお金で解決できるリゾート地です。
そこでいろいろあって、結局おうち(ムーミン谷)が一番だと気付いた一家は、またムーミン谷に戻ってくるお話しです。

リヴィエラではムーミンパパが貴族とお友達になって、貴族の豪華で贅沢な暮らしにすっかり虜になってしまいます。
自分たちを「貴族」と名乗り(でまかせなんですが・・・)貴族のようにふるまいます。
フローレンはたった一枚のコインを元手にカジノで大当たりを連発し、にわか長者になります。
そのお金でお買い物三昧、お金持ちのプレーボーイを遊び相手にパーティ三昧です。
ムーミンママとムーミンは、そんなふたりに愛想をつかして別行動・・・。

このリヴィエラの場面が作品の大部分を占めるのですが、chirosukeはどうも楽しめませんでした。
リゾート地にいる「お金持ち」たちがとても嫌らしく、金銭的な豊かさをあたりまえのように享受し、権威欲、物欲まみれのように描かれていました。
ここまで極端に描かなくても・・・とchirosukeは思いました。

ただ立っているだけのムーミンたちに、いかにもお金持ちのペット風な子犬が噛みついてきます。
その時飼い主の、いかにも金持ちのマダム風な生き物が「あらあら、ごめんあさぁせ、この子たち貧乏人をみたらやたら噛みつこうとするんですのよ、おほほ」
何て嫌な人物でしょう。
そして何て嫌な場面でしょう。
わざわざこんなシーンを見せられること自体が嫌な気持ち・・・。

ムーミンパパと友達になった貴族は「あなたみたいにボヘミアンな生活に憧れます。もう豪勢で贅沢な暮らしには飽き飽きした。私もここで暮らしましょう!」とムーミンママが寝泊まりしている、海岸のボートの下の粗末な小屋のような場所にやってきます。
意気投合したムーミンパパが注いだワインを貴族が一口飲んだら・・・とても飲めたもんじゃない。
貴族は「このワインはとても飲めない。せめてもう少し上等のワインを・・・」と言い出す始末です。
「どうです、お金持ちってこんなに嫌らしいんですよ」って啓発?しているみたい。
リヴィエラの人たちほとんどがこんな画一的な「うすっぺらい金持ち」として描かれているようです。
これが製作者の意図なのか?
ムーミンたちを使って何かの教育か啓発をしてるように感じてしまったchirosukeです。

リヴィエラでのムーミンたちがちっとも活き活きしてなくて、かわいくないんです。
浮いてる・・・。
必要以上にリヴィエラの人たちを醜悪に描いているようで何だかなぁ。
chirosukeは中盤ちょっと退屈で何度か意識が飛びました・・・。
ムーミン大好きchirosukeなのに。

しかも最後は、市長の銅像を川に沈めたかどで、警察に追われることになって逃げだしたムーミンパパ・・・。
ボートに乗って一家で逃げ出すんですが、その時リヴィエラに「悪口虫」を大量に投げつけて逃げるんです。
そしたらリヴィエラには「悪口」が蔓延して大騒ぎ・・・。
そんなリヴィエラを後にほうほうのていでムーミン谷に戻ってきた一家です。

これ、chirosukeが思ってた「冒険」じゃないなぁ。
ムーミン谷に暮らす生き物たちは、ただ自らの掟にしたがって日々を楽しんで生きています。
存在しているだけで美しい。
リヴィエラのような「権力」「金銭」「身分」などと比較すること自体無意味だとchirosukeは思いました。
どうも「お金持ちの世界はうわべだけで醜いよ」と伝えたがっているようで、その極端な安直な設定に「説教臭さ」を感じてしまったchirosukeであります。

ムーミンたちはムーミン谷で暮らしてこそ魅力溢れる存在ですね。
谷に戻ってきたムーミントロールがスナフキンと抱き合って、釣りに行く約束を交わしたとき、chirosukeはやっと安心できました。

ムーミン映画chirosukeは日本語吹き替え版で観ました。
声優さんたちはとても良かったです。

ムーミン役の高山みなみさん他、1990年代に日本で製作・放送された「楽しいムーミン一家」のときの声優さんたちでありました!

ムーミン: 高山みなみ
ムーミンパパ:大塚明夫
ムーミンママ:谷育子
フローレン:かないみか
スナフキン:子安武人

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優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!

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