トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団 2013年日本公演


トロカデロ三連休の一日目、新宿文化センターに「トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団」の日本公演を観に行ってまいりました。

2013年9月21日(土) 16:00~18:20
上演時間 : 2時間20分
第1部 ショパニアーナ
<15分休憩>
第2部 
タランテラのパ・ド・ドゥ
黒鳥のパ・ド・ドゥ
ゴー・フォー・バロッコ
瀕死の白鳥
<15分休憩>
第3部 パキータ

座席はS席 1F 13列 中央やや下手寄り
(8,000円)

chirosukeはこのバレエ団のことは知っていましたが今回初めてです。
というのは、このバレエ団は全員が男性、派手なメイクをしてチュチュを着て踊りまくる「コメディバレエ」なんですね。
但し、ただのコメディではなくそのバレエテクニックはピカイチということでした。

chirosukeは「まっとうな」バレエを観るまでこのバレエ団を観ても面白さが伝わらないのではと思いました。
まずテクニックがどうなのかも解らないし、元ネタがわからないとパロディの面白味は感じられないということです。
そんなこんなで数年経ち、chirosukeも数本ではありますがロシアのマリインスキー劇場(くるみ割り人形、眠れる森の美女、白鳥の湖の3公演)、キエフバレエ(白鳥の湖)、レラングラードバレエ団(くるみ割り人形)、Kカンパニー(日本/シンデレラ)、ロイヤルバレエ団(イギリス/不思議の国のアリス)と観てきました。
そろそろコメディバレエを観ても楽しめるかなと、2年ぶりの来日公演のチケットを取ったchirosukeであります。

このバレエ団のポリシーは、「バレエというものが一般庶民にとって敷居が高いイメージがあるのは世界共通。「こんなに楽しくて素晴らしいものを、多くの人が観ないなんてモッタイナイ!」と、バレエを愛し過ぎた数人のダンサーたちによって旗揚げされた“誰もが気軽に楽しめるバレエ”」だそうです。

Cプログラム_x着席してから1ベルが鳴り場内アナウンスが流れると・・・「皆さん、団員はただいまストレッチ中です。皆さんも軽く体操などしながらもう少しお待ちください」
客席からはあちこちでケラケラと笑い声が。なんなんだ、このユルさは・・・?
アナウンスさらに続きます。
「二年ぶりの日本公演ですが、ダンサー達は日本ツウ、日本語もたくさん覚えてまいりました。ご紹介しましょう!第三位、じぇじぇじぇ! 第二位、倍返し! 使い方が少し難しいようですが本日チケットを買ってくださった皆さんに、楽しいパフォーマンスを倍返しいたします!そして第一位、今でしょ!」もう客席は大爆笑!
chirosukeも大笑いしてすっかりくつろいでしまって、バレエを観に来た感が薄れます。

大拍手の中幕が開くと、数名のダンサーがチュチュを着てポーズしています。
トウシューズ履いて、頭に飾りつけて、どうみても「バレリーナ」です。(ちょっといかつい?)
曲が流れて(オーケストラはありません)全員がバッ!とトウシューズで立って踊りだします。
どう見てもバレエですよっ!

ところどころで??です。踊ってはいるんですが絶対クラシックバレエではありえない角度で膝が曲がったり、客席に向かって手を振ったり、他のダンサーを突き飛ばしたり、振りを間違ったり。
間違い方は半端なくて、王子と踊るプリマを突き飛ばし、我も我もと群がったり、ひとりだけ反対向いてて気が付かないダンサーを蹴飛ばすためにだけ、袖から別のダンサーが出てきて蹴ってすぐにダッシュ!!
トゥシューズ立ちで優雅につつつつつ・・・とバックしてて周囲から遅れていることに気づくとチュチュをまくり上げてドタドタ走ります。数人が歩くシーンでは全員が「競歩」!!
あ、ありえない・・・! chirosuke大爆笑です。

決してドタバタではなく、ちゃんとバレエなんですよ。ところどころでとんでもないユルイギャグが入ったり、プリマがソロで踊っている間、両脇でポーズとって静止している(バレエではよくあるシーン)ダンサーの中で寝たり、くっ喋ってたり、客席に手をふったり、何でもアリ!
しかし、決めるところはしっかり決めてくれます。

chirosukeは最初気が付かなかったのですが、とあるシーンでプリマが回転するのですが客席から「おおっ!」というどよめきと大拍手が!
えっ?と思って観ているとそのダンサーさん回転しながら移動しているのですが一度も片足が降りていない!
これがウワサの「バレエのテクニックはぴかいち」なんですね~。
大真面目で踊っていてすごい!と拍手してたらいきなりバクテンとかしちゃうのですごいです~!

バレエを観たことがない人でも楽しめると思います。
でも、やはり元ネタを知っているほうがより楽しいかな。実際chirosukeより周囲の人たちのほうが早く笑いだすし、踊る前のポーズだけで客席はどっと沸きます。
きっとchirosukeの知らないバレエのお約束シーンのパロディなんだろうなぁ。

唯一、chirosukeが2回見たことのある「白鳥の湖」の黒鳥のバ・ド・ドゥはパロディがしっかり理解できて目いっぱい笑えました!
悪魔ロットバルトがうざいくらいマントを翻してちょろちょろと動き回ります。
本物のオデット姫(白鳥)が出てきて哀しく踊ると、オディールとロットバルトが二人してオデットを体当たりして追い払う・・・それでもめげずに上手舞台の袖からちょこっと顔出しして王子にアピールするオデット。
オディールに邪魔され視界を遮られる王子・・・。
爆笑ですが、このオディールすごく巧い!32回グラン・フェッテもやります!
大喝采です。
これ、マリインスキー劇場のウリヤーナ・ロパートキナで観たときもすごかったけど、今回すごさが違います。
オトコが踊っていますし・・・。

ずっと口を開けて笑いっぱなしのchirosukeでした。
そして舞台は・・・やはりバレエでした。美しかったです。
おキレイな人(女性に見えるという意味)もそうでない方も本当に楽しんで踊っていると感じました。

これは男性のダンサー達の夢ではないかとchirosukeは思いました。
男性だけの白鳥の湖があったりもしますが、バレエってどうしてもおいしいとこを、女性ダンサーにもっていかれちゃうことが多いと思うんですね。
王子役とかも少ない。
そこで「バレエを愛しすぎた」男性ダンサーが「自分だってオデット役演じたい!」演じてしまったと・・・。
リフトも軽やかとは言えませんが、ぐっと持ち上がります。
重たい人は3人がかりで抱え上げます!
本当に楽しんで、観客を楽しませようとしていると思いました。
何よりダンサーとしてはすごいテクニックと華がある方たちです。
それだからこそ単なるお笑いショーではなく下品な見世物では無い。これはコメディバレエというれっきとしたバレエだと思いました。
笑いながらも少し涙目になって感動してしまったchirosukeであります。
そして一般のクラシックバレエを観てから、トロカデロを観たchirosukeの判断は正しかったかなぁ。

カーテンコールでは何とあの曲!! (まだ公演期間中ですのでここはナイショで・・・)
ええええっ、あの曲でバレエですかっ! 驚きつつもchirosuke、観客の皆さんと一緒に手拍子しちゃいました!
ピカイチのコメディバレエ、とても楽しかったです。
トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団、恐るべしパフォーマンスでした~!

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優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!

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