英国ロイヤル・バレエ団 「不思議の国のアリス」


alice_x東京文化会館大ホールに英国ロイヤル・バレエ団2013年日本公演 「不思議の国のアリス」を観に行ってまいりました。

2013年7月5日(金) 18:30~21:20
上演時間 : 2時間50分
第1幕 60分
<20分休憩>
第2幕 30分
<25分休憩>
第3幕 45分
座席はA席 1F R10列 上手通路寄り
(20.000円)
振付:クリストファー・ウィールドン

 
出演:アリス:サラ・ラム
   ジャック/ハートの騎士:フェデリコ・ボネッリ
   ルイス・キャロル/白うさぎ:エドワード・ワトソン
   アリスの母/ハートの女王:ゼナイダ・ヤノウスキー
   アリスの父/ハートの王:ギャリー・エイヴィス
   マジシャン/いかれ帽子屋/スティーヴン・マックレー
   ラジャ/イモ虫:エリック・アンダーウッド
   侯爵夫人:フィリップ・モズリー
   牧師/三月うさぎ:リカルド・セルヴェラ
   聖堂番/眠りネズミ:ジェームズ・ウィルキー
   料理女:クリステン・マクナリー
   召使い/さかな:ルドヴィック・オンディヴィエラ
   召使/カエル:蔵 健太
   アリスの姉妹たち:ベアトリス・スティックス・プルネル、リャーン・コープ
   執事/死刑執行人:マイケル・ストイコ
   三人の庭師:ジェームズ・ヘイ、ダヴィッド・チェンツェミエック、
           ヴァレンティノ・ズケッティ
   他

不思議の国のアリス、初日であります。
アリス役は予定ではローレン・カスパートソンさんでしたが、足首の手術から治癒しきっていない理由でサラ・ラムさんに変更でした。

chirosukeは英国ロイヤルバレエ団は初めて観ます。
バレエは正直詳しくありません。
2万円もするチケット、3時間近い上演時間にかなり不安有りでした。
もしハズしちゃったらシャレにならないなぁとドキドキでありましたが・・・
この舞台、素晴らしかったです~!!
美しくて、楽しくて、笑っちゃうし(バレエで笑いました!)感動しまくりでした。
アリスの世界がこんなふうにバレエで表現できることに驚きました。

さすがイギリスが世界に誇る名門英国ロイヤルバレエです。
テクニックの素晴らしさは素人chirosukeが観てもすごいのひとことです。
なんて軽やかなのだろうと最初にchirosukeは思いました。
くるくる回る!ジャンプが高い!リフトが高い! 軽い! 着地してもふんわりで、トウシューズのつま先がちょこっと床に触れるくらいでまたすぐにリフト!連続リフト!
プリンシパルだけでなくすべてのダンサーがすごいです。
この人達、ワイヤーで吊られているんじゃないの?と思うくらい軽やかで美しいのです。
群舞のシーンも美しい~!決してびしっと揃っているという感じではないのですが、全員が軽やかで全体がとても美しいんです。
これが英国ロイヤルバレエのクオリティなのかっ!

そんなハイレベルなテクニックはお約束、の方々が「不思議の国のアリス」を演じるわけです。
アリスはアクティブでかわいいし、チェシャ猫は消えるし、侯爵夫人と料理女はイッちゃってて怖いし、イモ虫は深遠だし、ハートのジャックはパイを盗むし、きちがいティーパーティでは眠りネズミがティーポットに押しこめられるし、(ちゃんと頭から!)、三月うさぎも暴れます。
赤の女王はヒステリックだし、いかれ帽子屋は踊るし(タップダンスがすご過ぎ!)お花畑は夢のようにきれいだし・・・。
クリケットはフラミンゴで、ボールはハリネズミです。(このハリネズミは卑怯なくらいかわいいぞ!)
お魚さんとカエルさんの従者もペアで踊りまくりで、庭師(三人がすごいです!)は必死で白い薔薇を赤いペンキで塗りながらのハイジャンプと高速回転!
赤の女王は「そやつの首をちょん切れ!」と叫び(実際は叫びませんが怒鳴り声が聞こえるようです)法廷のシーンではトランプの兵隊が暴れまわります。

アリスが穴に落ちていくシーンも素晴らしい。
バラバラのアルファベットが記号のように落ちていくのは、言葉(単語)が意味をなさない=既成概念が通用しない世界に入っていくという意味なのかなぁ。

アリスは自由自在に大きくなったり小さくなったり、涙の池を泳ぎ、色んな動物たちとコーカスレースをします。
まさにアリスの世界が目の前で広がり、美しく、不気味で、残酷で、楽しくて、そしてはちゃめちゃです。
本当に素晴らしい舞台でした。

後半の法廷のドタバタシーン、こんなに美しく楽しいドタバタは初めてです。(なんだかドリフを彷彿とさせる・・・)
トランプがあんな風に崩れていくのか・・・驚きました。chirosuke、驚きの連続であります。
あまりに美しく、騒がしく、恐ろしく、楽しくて、まさに夢が崩れ落ちていく(覚醒する)ような光景に涙がでそうになりました。

カーテンコールではchirosukeも「プラボー!」と叫びたかったです。
スタンディングオベーションで大喝采でした。
そして、主役のアリスよりも大きな喝采を浴びたのが、ハートの女王といかれ帽子屋さんでした。
この二人は特に素晴らしかったです。
ほんと、おいしいところを持って行かれたという感じです。
ハートの女王のあの高度なテクニックに裏打ちされた爆笑ダンス、いかれ帽子屋さんの嘘でしょ?と思うほどの素晴らしいタップダンス。
最高でありました。
最初「お高いっ・・・」と手がでなかったプログラム(2.,000円)も帰りに身請けしてしまったchirosukeです。

少女だったアリスが「オトナ」になって現れたとき、chirosukeはとても寂しく思いました。
白うさぎとの再会シーンも心の奥が「きゅっ」としました。

人はいつまでも子供のままではいられない。
子供にしか見えない世界があり、子供だけが経験できる出来事があるんだなぁ。
でも、その経験と記憶は大人になっても忘れないでいれば、「夢見る大人」になれるとchirosukeは思います。
夢を見る力は想像力で、大人になればこそ、想像力をかたちにして、また子供たちに引き継いでいくことができるのでしょう。
そのひとつが「物語」であり、ルイス・キャロルがアリスに託して私たちに残してくれた宝物だと、そんなことを感じさせてくれたすばらしい舞台でありました!

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ほうろうって・・・

優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!

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