文庫 「図書館戦争」 有川 浩


図書館戦争最近実写映画もされた「図書館戦争」であります。
シリーズ4部作の一作目です。

chirosukeはこのシリーズが書店で平積みになっていることは以前から知っていましたが、さしたる理由は無く手を出していませんでした。
ぱっと見、ライトノベル?と思い込んでいました。
たまたま読んでみたら大変面白い!
ずっと読まなかったら大損するとこでしたよ~!

ライトノベルのような軽々しい表現は無く、設定(世界観)もしっかりしています。
舞台は2019年の架空日本、「メディア良化法」なる「悪法」(chirosukeは悪法と断言!)が制定され幅を利かせている時代、出版物の「検閲・焚書」に立ち向かう図書館のお話です。

焚書をテーマにしたディストピア物語はchirosukeが大好きな「レイ・プラッドベリ」の「華氏451度」が有名ですね~。
華氏451度で描かれたのは、暗く不気味な雰囲気、洗脳される人々に警鐘を鳴らす社会性のあるテーマでした。焚書(まさに本を焼く)により、思考停止した従順な羊のような画一的な人達が殆どの中で、超少数派の本を隠し持つ人(孤独)が逃げるというお話でした。
焚書は体制側が人々を制圧する為の手段でした。

この「図書館戦争」にはそういう重い雰囲気はあまり感じられません。
検閲、焚書という手段を正義と心得る人達と、表現の自由を守る人達、その他大勢の一般人という3つの人々がいます。
命がけで本を守るという行動は、華氏451度も図書館戦争も同じなんですが、図書館戦争はまさに組織と組織の戦争です。

主人公は逃げも隠れもしません。
正々堂々と己の主義主張を宣言し、武器をもって戦います。
そこが読んでいてとても楽しく、何というか「健全」さを感じます。
何よりキャラクターが魅力的です。
chirosukeは主人公の郁ちゃんより、友人の柴崎さんの方が「おいしい」役かと思います~。

「メディア良化法」対「表現の自由を守る図書館」との戦いの中で、郁ちゃんの成長物語と、恋愛ものが絶妙に絡んで、とても良質のエンターティメントになっています。

chirosukeは、郁ちゃんの「王子様ラブ」に共感するなぁ~。
郁ちゃんと堂上教官(怒れるチビ)の恋の行方にドキドキしてしまいます。

この作品の細部までしっかり構築された世界観はSFですね。
全ての本好きには結構ぐっとくる物語だと思います。
chirosukeはメディア良化法には反対ですね~。
人の想像力に蓋はできません!
シリーズの「図書館内乱」「図書館危機」「図書館革命」もぜひ読んでみたくなったchirosukeであります。

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ほうろうって・・・

優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!

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