文庫 「悪の教典 上・下」 貴志祐介


aku映画化もされて、AKB48の大島優子ちゃんが試写会で「私この映画嫌いです」と批判したことが色々取沙汰された、話題の作品の原作です。

chirosukeが読んだ最初の貴志さんの作品は「黒い家」でした。
人を殺すことを何とも思わない犯人が保険金目当てで身内をはじめ周囲の人をどんどん殺していくというお話でした。
内容のどす黒さもすごいのですが、chirosukeが「良い本」の第一条件にしている「続きが読みたくてページをめくってしまう」をクリアしていた作品でした。

次に読んだ「天使の囀り」はオチが霊長類レベルまで広がっててchirosukeはもうひとつ楽しめませんでした。

今回久しぶりの貴志さん作品です。
他人との「共感能力」「感情」が著しく欠如した人間がなぜか「教師」になり、己の限りない自己中な行動の後始末のために担任クラス全員40名以上を皆殺しにするというお話です。

周囲のほとんどが彼の「表の顔」に騙され生徒にも保護者にも教師仲間にも絶大な人気の「ハスミン」です。
そのハスミンが実は鬼畜だったというギャップがすごいのでしょうが・・・。
あまりにも奔放な残虐ぶりがエンタメになっているんですね。

なぜこんな行動をとるのか、どこかで矯正できなかったのか、っていうかここまで都合よく自分の正体に感づいた人たちを始末してきてバレないのは不自然でしょう・・・。というような感想は「エンタメ」だから通じませんね。
生まれながらの「完全な悪」ハスミンです。
「続きを読んでラストを知りたい」気持ちで一気に読んでしまいました。

救いも理由もない結末。
ただ、ハスミンを追い詰めた唯一の証拠が、惨殺された生徒の尊い行いによって残されていた、という部分は貴志さんが書きたかったことなのかなぁ。

chirosukeはこの作品の映画は観に行きません。
きっと「chirosukeはこの映画嫌いです」と言っちゃいそうです。
chirosukeが何を言おうと世間は騒がないですけどね・・・。

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ほうろうって・・・

優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!

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