東京都現代美術館 「館長 庵野秀明 特撮博物館」


9月に入って夏休みをとったchirosukeは、東京都現代美術館で開催されている、「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」に行ってまいりました。
【エヴァの原点は、ウルトラマンと巨神兵】というキャッチフレーズです。

chirosukeはウルトラマンで育った世代ですが、庵野秀明さんは「エヴァンゲリヲン」を創ったひと、巨神兵は「風の谷のナウシカ」にでてくる怖いやつ、くらいの知識しかありませんでした。
楽しめるかなぁ・・・と少し不安はありましたが、「ミニチュア」というキーワードに望みを託し行ってきました。

chirosukeの集めているドールハウスやくまちゃんのミニチュアとはまるでイメージが異なりましたが、とても楽しかったです!!
滞在時間は何と3時間!!
今までの美術館や博物館の滞在時間を大きく更新しました!

休日は大変な混雑と聞いていたので、平日の午後から行きました。
入場制限こそなかったものの、中の混雑ぶりはすごいです。
とにかく展示品が充実で皆さんじっくり観ておいでです・・・。
滞在時間が長いのも納得~!
自分のことは棚に上げ、「みんな、平日なのにいったいどこから来たんですかっ!!仕事は大丈夫なんですかっ!!」と余計なお世話なくらいの人の多さです。

chirosukeでも「うわ~」と思う年代物の実物ミニチュアやゴジラやガメラやキングギドラの着ぐるみ?(実物)があります。
他には昭和30年台~50年代の「空想科学特撮映画」に実際に使用されたロケットや潜水艦、円盤などが展示してて、
もう周囲のお父さん・お兄さん達はくいいるように観ています。
良く残っていたなぁ・・・すごいなぁと思います。(個人蔵だらけ・・・!)

どなたかのブログで「音声ガイド必須!」と書かれていたので、chirosukeは初めて音声ガイド(使用料400円)を借りました。
この「音声ガイド」が素晴らしく、各作品の解説だけでなく裏話やテーマ曲なんかが流れて、展示をより深く理解でき、サービスぶりは圧倒的でした。
chirosukeも断言します。この展示会では【音声ガイド必須!】ですよっ!

小さいときに観た「怪獣映画」「特撮SF映画」がどんなふうに創られていたかを大人になった今、一部分ではありますが知ることができたことが感慨深く、数十年経て感じる当時の創り手さん達の熱い思いと技術の高さに感動しました。
想像力をかたちにする素晴らしさは、くまちゃんであれ怪獣であれSF映画であれ同じです。
CG等無かった時代、期限と費用とクオリティのハードルに挑んで、試行錯誤を繰り返した職人技に頭が下がる思いでした。
手段こそ違え、数々の職人技で怪獣もヒーローも人類危機一髪も「リアリティー」をもって命が吹き込まれるのですね。
なにより、創り手さんたちが「楽しんで」いたんだろうなぁ。
子供だったchirosukeに夢と驚きと恐怖(今でも怪獣に追いかけられる夢をみます・・・)を与えてくれた多くの人たちに「ありがとう」と言いたいです。

今回の展示会では「巨神兵東京に現わる」という特撮短編映画が公開されています。
chirosukeは観た後「これって、容赦なく破壊される・・・だけの映画?」と思ってしまいました。
そのあと展示はメイキングコーナーへ・・・。
これは必見です!
そうなんです、いかに破壊するか、本当っぽく派手に、華麗にぶっ壊れるかを一生懸命アナログで試みた作品だったのです!

chirosukeはメイキングの映像でちょっと「うるっ」と来てしまいました。
ただ、破壊されるために創られるビルや街並み・・・。
毎週のように怪獣に襲われ破壊される都市。ウルトラマンでさえもがビルを突き破って巨大化し、容赦なく怪獣を街並みにぶん投げます。
スペシウム光線とともに怪獣だけでなくビルも砕け散ります・・・。
その割れる窓や飛び散る瓦礫、燃え上がる炎や粉塵は、毎回のお約束のように物語を盛り上げていました。

コドモchirosukeは破壊の凄まじさをTV画面で何度も何度も観ていました。
翌週になると何事もなかったかのように美しく整備された街で事件が起こり、また怪獣と戦うヒーローの活躍でボコボコにされるビル・・・。
「今回の敵は手ごわいぞ! がんばれ、ウルトラマン!と声援を送りつつ、破壊されるビルは当然のお約束でした。
物語に深みを持たせるために、どうやったら「本当らしく」壊れるか・・・を考えていた人たちがいたんだなぁ。
そこにはchirosukeの思う「物語に必要な嘘」がありました。
現実では決してビルはこんな風には壊れない。高速道路はこんな風には倒れない・・・。ロケットはこんな風に爆発はしない・・・。
でも画面の中で怪獣に踏まれて倒れるビル、へし折られるタワー、宇宙空間で燃え尽きるロケットの「リアリティー」は物語の中で本当に「自然に」表現されていました。

chirosukeも戦争や災害の現実の映像は嫌というくらい観ています。
それをリアルに延々と「ノンフィクション」で見せられたら辛くてやりきれないです。
映像や舞台で表現されるフィクションに「必要な嘘」こそ、職人技(プロの仕事)だと思います。
それでこそ破壊や残酷ささえ「物語」になり、破壊の先に「再生」という希望が幼い頃に刷り込まれているのかな、と感じたchirosukeでした。

「ミニチュアという廃れている過去の技法でここまでできる、ということを見せたいのではない。過去よりもっとすごいものができる、ミニチュアだからこそできる、ということをやりたかった」
という館長 庵野さんの心意気に拍手したくなったchirosukeであります。

展示の最後は、ミニチュアで再現された街に入り写真を撮ることができます。
chirosukeもいっぱい写真撮りまくりです!
こんなに楽しい展覧会、1,400円で観られるなんてラッキーです。
行かれる時は時間に余裕をみて、歩きやすい靴で、デジカメもお忘れなく!
何度もいいますが、「音声ガイド」は必須ですよっ!! 

左上に人が見えています。
大きさを比較してください~!

心憎いくらいの「昭和」の匂いです。

ナニモノかに壊されています・・・!
写真には写っていませんが、タワーの上部は折れ曲がっています。
左側はナニモノかにボコボコにされた道路が瓦礫の山です。

トラックの汚れ具合がなんとも言えません。

並んだ自転車が細かいっ!

ミニチュアです~!

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ほうろうって・・・

優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!

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