フランスのアンティーク 「プロヴァンスの少女のメルスリー箱(赤糸刺繍)」


自由が丘のさつきちゃんのお店では主にフランスのアンティークものを扱っています。
もちろんフランスにしっかりした仕入ルートがあるので、お品は信頼できます。

時々chirosukeの心をくすぐる素晴らしいお品が紹介されるのですが、アンティークのなかでもほぼ年代が特定できて、コンディションの良いものしか扱われないので、身請け価格がかわいくないものが多いです。
それでも入荷してお店ですぐに売れてしまったり、UPされた途端に売れてしまうものが多くて、chirosukeは何度か残念な思いをしてします。
迷っているあいだにどこかのプチブルさんが身請けしてしまうのです・・・。
とはいえ、衝動買いするにはかなり勇気のいる身請け金に、「ああ・・・買わずにすんでよかった・・・」と納得しているchirosukeです。

今回、chirosukeはかなり思い切って、素晴らしいメルスリーボックスを身請けしました!

2月頃さつきちゃんのHPで紹介されたとき、とても心が揺らいだお品です。
いつものようにすぐに売れてしまうだろうと思っていたchirosukeでしたが、5月になっても残っていました。
先日お店に伺ったときに実物を見せてもらって、chirosukeは身請けを決めました。
とってもかわいいのです~!
絵などもそうですが、こういう一点物はご縁ですから・・・。

【プロヴァンスの少女のメルスリー箱(赤糸刺繍)】
1920年頃
幅33㎝ 奥行23㎝ 高さ10㎝

とても素敵な赤のボックスです。
上部には大きなシルクベルベットのリボン飾り。右側の引き出しがchirosukeのツボです!
箱外側の生地は1920年頃のプロヴァンスプリントです。

ふたを開いたところです。
赤染花束が乙女チックです。
刺繍糸やリボン、クロスなど赤系の材料がぎっしり~!
箱自体のダメージも少なくて、中のメルスリー(手芸材料)も充分使えそうな保存状態です。

ふたの裏側にアレンジされたアンティークカードです。
カードは1915~20年頃のものですので、箱もその頃作られたものと推測されるとのことです。
セピア色のカードは雰囲気たっぷりです~。
ここに写っている少女たちの愛らしさ!
お洋服も素敵です。

小引き出しを半分引き出したところ。
ボタンとテープで取っ手が作られています。

引き出しの奥にまで糸やリボンがかわいく詰めあわされています。
まさに「赤の詰め合わせ」といったところです。
赤いベルベットの小さなお箱が素晴らしい!
中身は・・・ビーズがぎっしりです!
19世紀のもの。

赤糸刺繍

刺繍糸やリボン、レースやコードがたっぷり。丁寧に刺繍されたサンプルやクロス、刺繍練習用のハギレもたくさん入っています。
小鳥の手刺繍はめちゃくちゃ丁寧で愛らしい・・・。
どんなひとがひと針づつ想いをこめて作ったのかと想像すると、楽しいです。

材料を使う、というよりchirosukeは嬉しくて中身を出したり入れたりして、遊んでしまいます。
これもコレクションしているアンティークレースやリボン同様、お箱にそっとしまっておきたい宝物・・・です。
まさに「箱」!! ユーロ安の時だからこそ手に入る価格、とのことですが・・・お高いおもちゃです~。

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ほうろうって・・・

優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!