「ジェントルマン」 山田詠美


ジェントルマン久々のハードカバーです。通勤の地下鉄丸ノ内線の車内吊り広告で、毎日「煽られ」ていたchirosukeです。ここまで煽るか~という感じでした。

ここまで露骨な煽り方は嫌いやない、ほなちょっと煽られて乗りましょか・・・というわけでchirosuke初の山田詠美「ジェントルマン」です。

切ない物語です。山田詠美さんの文章はとても深く繊細でした。
表向きはジェントルマンに徹している男の裏の顔(本当の顔?)の鬼畜っぷりがものすごく不愉快です。心が重くなるくらいです。

それでも文章が格調高いというか、下品にならないのは山田さんの筆力なのかなぁ。
登場人物は何かにものすごく依存(特定の人)しています。
そのストイックなほどの依存はおぞましかったり、痛々しかったりするのにピュアなんですね・・・。
破壊的なほどの依存。
それでもどこか共感してしまうのは、依存が「生きていくために止むにやまれぬ」こととして描かれているからかも知れません。

物語の導入部分とラストが毒のあるループになっていますが、切ない・・・。
長年秘めてきた思いを「友情だよ」と嘘を付く圭子の思いやりと「友情なら・・・裏切れる」という夢生の言葉にchirosukeは涙がでました。

「罪を犯した人は罰を受けなくてはならない」
・・・そうですねchirosukeもそう思います。
罰はこのような形でなされなくてはならなかったのでしょうか・・・。
罰をくだすために使われた道具に「ああっ!」と声がでてしまったchirosukeです。
山田詠美、おそるべしです。

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ほうろうって・・・

優しく扱ってあげないと、欠ける、はがれる。
お鍋の取っ手は熱くなる・・・。
お高い・・・。
でも綺麗なんだものっ!!

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